「atsu」の検索結果
全体で256件見つかりました。
俺は酒が飲めない。
なのに、十年間バーテンダーをやっていた。
飲めないから、全力で考えた。飲めないから、酔わずに客の話を聞き続けた。飲めないから、誰よりも「人間」が見えた。
それだけで、銀座で一番予約が取れない店になった。
表の顔はバーテンダー。
裏の顔は、政財界の裏側を握る「情報屋」。
酔った人間だけが零す本音を、俺は一滴も逃さず十年間集め続けた。そしてある夜、知りすぎた代償を払って――死んだ。
目が覚めたら、異世界だった。
剣士になろうとは思わなかった。魔法師にもなれない。
俺にできることは、ひとつだけだ。
異世界の裏路地に、看板すら出していないバーを開いた。
店の名は「BAR ZERO」。
チートは三つある。この世界のあらゆる情報が脳内に自動で流れ込む「絶対情報収集」。膨大なデータを瞬時に整理・分析する神格AI「SOMA」。そして客の表情、声の揺れ、視線の逃げ方から真の悩みを一瞬で見抜く「鑑定スキル」。
剣は使わない。魔法も使わない。
カウンターから一歩も出ない。
それでも、今夜この扉を叩いた客の人生は――明日から変わる。
冤罪で追放された元宮廷魔法師の少女が来た。
俺は深紅のドラゴンフルーツと発光する薬草で「星屑のモクテル」を作り、真犯人の名前を添えて差し出した。
お代はモクテル一杯分。
スランプで引退を考えていた最強剣士が来た。
剣技が衰えた本当の原因は「毒の慢性中毒」だと看破し、解毒効果のあるカクテルと毒を盛った人物の名を教えた。
縁談相手が殺人犯だと知らない侯爵令嬢が来た。
「この情報はサービスです」と一言添えて、証拠を渡した。
俺は誰とも戦わない。
ただ、来た客全員の「本当の問題」を見抜いて、最適な一杯と情報で解決する。それだけだ。
やがて噂は広まる。
「裏路地に、何でも解決する店がある」と。
国王が来る。大魔法使いが来る。暗殺者ギルドのボスが来る。全員、カウンターの椅子に座って、一杯飲んで、帰っていく。
店には完全個室のVVIPルームが生まれ、「シルバー・ゴールド・ブラック」の会員制が生まれ、最強の用心棒が守護に就き、スラムから拾った少女がフロアを駆け回るようになった。
気づけば「BAR ZERO」は、どの国も手出しできない異世界最大の情報ギルドになっていた。
登録日 2026.04.27
大学の冬休み前、普段明るいトモが憔悴しきっていることが心配になった。俺は思わずレポートを口実にトモの家に泊まりたいと頼むと、大晦日に来るよう言われる。当日、トモの部屋でレポートに取り組んでいると、突如彼が自分は死んでいると言いだした(違い、埋まらなくとも。)。
高校で人気者の摺木先輩をすごいと思った。しかし、先輩に関する噂や文化祭直後のイベントなど、僕が見聞きするものすべてが眩しかった。一年後、僕は先輩を目撃する(僕がトモと名乗った日)。
なろう、ノベルデイズ、カクヨムにも掲載しています。
© 2023 Asatsuki Sato
文字数 19,810
最終更新日 2024.05.28
登録日 2023.01.18
「立てない……だと……」
友人の誘いでVRMMORPG、オムニスをプレイし始めることになったナツ。様々な期待を胸にログインするが、予想外の出来事の連続で―――!?
「知ってるか?俺の尊敬するローリー・レイエスはこう言った。『俺の人生で苦労することなどなかった。それが俺の一番の苦労だ』ってな」
愉快な仲間と協力して、数々の苦難を乗り越えろ!
チートなし。それでも、一生懸命なクラ○系主人公のお話です。
*
4.で初めて女性()登場。12.でヒロイン。可愛い女子に作者は飢えているぞ。
登録日 2016.05.29
クリスマスイブ、平凡な高校生・高峯ハルは、幼なじみで恋人の麻倉ミナと、一年で最も完璧な一日を過ごしていると信じていた。しかし、真夜中を告げると、ミナは学校の先輩と浮気をしたことを明かし、これが二人の最後の夜になるだろうと告げる。
打ちのめされ、屈辱を受け、進む力も失ったハルは、雪道を一人彷徨い、飲酒運転のトラックに轢かれてしまう。
しかし、彼は死なない。
というか、死んではいるが、どこにも行かない。
別の世界で目覚めるどころか、ハルは時間も形もない白い虚空の中で、名もなき存在の前に目を覚ます。その存在は、神々しいほどの静けさで彼を見つめていた。
その存在は、ハルの「もう存在したくない」という願いが叶ったこと、そしてこれは無視できないほど深刻なことだと告げる。罰として(あるいは贈り物として?)、ハルは同じ日をもう一度生きる機会を25回与えられます。それは、変わり、理解し、そしておそらくより良い人間になる25回のチャンスです。
文字数 51,346
最終更新日 2025.11.10
登録日 2025.10.18
シルフォード公爵家長男カイン シルフォードとして転生した主人公が神々の加護を受け、最強の両親のもとに生まれたカイン。
もう一人の転生者と共にカインが異世界を駆け上がる!
そんな
王道ファンタジー
文字数 12,874
最終更新日 2020.07.06
登録日 2020.07.01
新作VRMMOで最弱職「魔物使い」を引いた桐島陸。
戦闘能力ゼロ。スキルはテイムひとつ。ギルドメンバーに「それ使えなくないか」と言われたその夜、ゲームのデータベースに存在しないはずの伝説級モンスターが、陸の膝に頭を乗せてきた。
テイムスキルは使っていない。ただ、隣にいただけだ。
このゲームのスキルには上限がない。テイムした相手の能力が全て自分に積み重なっていく。つまり、強い相手が懐けば懐くほど、陸は強くなる。
問題は、懐いてくるのが全員「本来テイム不可」の存在ばかりなことだ。伝説級の神獣。孤独を抱えた元騎士団長。幻しか知らない神様まで。
命令しない。強制しない。ただ、向き合う。
それだけで、なぜか最強が集まってくる。
そしてゲームの管理AIは、このプレイヤーだけを「観測対象」に指定し、静かにこう記録した。
「面白い」
登録日 2026.04.27
Heitor はただ大学の退屈な日常から抜け出したいだけだった。
しかし、5 年ぶりに刑務所から解放された兄 Hermes と再会したその日、ありえない出来事が彼の運命を変える。――閃光、異世界からの襲撃、そして白髪の謎めいた少女。
癒すことのできない「Veucro Branco」の魔法に貫かれた Heitor は、ポータルを通じて 二つの月が輝く世界 へと引きずり込まれてしまう。
兄と引き離され、命を繋ぎとめるため、彼は Elle――自分を救った少女に頼らざるを得ない。だが、その出会いこそが彼の人生を二度と元に戻さないものだった。
Hermes を再び見つけ出すという約束と、もう二度と故郷に帰れないかもしれないという残酷な真実の狭間で、Heitor の旅は始まる。
この世界では、魔法と悲劇が常に隣り合わせなのだから――。
文字数 34,432
最終更新日 2025.09.22
登録日 2025.08.31
母親に捨てられ、父親に虐待されながらも必死に生きてきた小野寺侑吾は、職場だけでなく家までも失い、絶望を感じながら、夜の街を歩いていた。
ケバケバしいネオンの中を歩いている時、不意に雑居ビルに惹かれるように入り、そのまま屋上まで行った侑吾は、夜空を彩るネオンに誘われるように、知らず身を乗り出していた。
危うく落ちかける侑吾を助けたのは、ボサボサの黒髪に目つきの悪い強面イケメンだった。
「死ぬなら人の迷惑にならない所で死ね」
「……えっと、自殺をしようとしたんですかね? 僕」
「…………大丈夫か? お前」
不憫で少し天然が入っている受けと、ある過去の所為で人と関わろうとしなかった攻めとの、シリアス、時々ほのぼのなお話です。
R18は最後の方に入る予定です。
最後はハッピーエンドになる予定です。
妄想の赴くままに書いております。更新はのんびりになると思いますが、よろしくお願いします!
2022/8/17:現在、更新がままならない状況で、今後暫く亀更新になると思います。それでも大丈夫な方はどうぞお付き合い下さいませ。
2022/1/20よりムーンライトノベルズ様でも更新させていただく事にしました。こちらで先行公開しているお話に追いつき次第、同時更新となります。
おまけに、創作用のTwitterアカウント作りました!→@natsuko01291 です!
文字数 60,796
最終更新日 2022.08.17
登録日 2021.09.16
国家ぐるみの陰謀に触れ、ダンジョン奥地で嵌められた俺は、「死んだこと」にされた。だが奥地で拾われ、裏社会で生き延びた俺は決めた。俺を消した連中から、根こそぎ奪い返すと。
国が資源を独占するこの世界で、公認探索者はチヤホヤされながら税とノルマに搾取される飼い犬だ。
——なら俺は、その外側でやらせてもらう。
かつて最強と呼ばれた読みの力で、国の警備の穴を突き、連中が血眼で狙う獲物を鼻先からかすめ取る。狩った違法素材は、闇市場のVVIPへ。
集まるのは、社会からはみ出した一流の問題児ども。底の知れない女、腕利きの弟子、そして——正体不明の卵から生まれた、白いモフモフ。
ルールを守る奴は、いつだって遅い。
ルールを読む俺たちが、裏社会の頂点へ成り上がる。
文字数 81,127
最終更新日 2026.06.27
登録日 2026.06.02
『救い』――それは心魂の根源。
『贖罪』――それは理性の懇願。
人々はその不完全さ故に罪を犯し、贖いを求め、救済に狂う――これは、そんな儚くも尊く、誰よりも脆き『花々』が織りなす、『罪』と『罰』、『救い』と『贖罪』を巡る、青春の物語――。
初投稿で自己満足な書き殴りです。どうか優しい目で見てくださるとうれしいです...
(注意:字の大きさは「中」設定が一番違和感なく見れると思います)
文字数 1,140
最終更新日 2023.02.12
登録日 2023.02.12