「雲」の検索結果
全体で2,213件見つかりました。
私は誰もいない船の甲板をふらついた足取りで歩いていた。
真っ暗な夜の海は、船が大きく揺れる度に冷たい水しぶきが私の体にあたって体温が奪われていくのがわかる。
でも、その凍えるような冷たさも感じないほどに、私は深い悲しみに囚われていた。
「ラナ、すまない。言い忘れていたが、俺には婚約者がいるんだ」
そう私に謝ったのは、人魚としての自分を捨ててまで愛した人間の王子様だった。
その彼の前に現れた隣国のお姫様が現れた日から、私はまるで船に最初からいなかったような存在として扱われている。
「でも、心配することはない。お前は俺の側室として迎えてやるよ」
その言葉を聞いたのは朝の出来事で、雲一つない青空を飛ぶたくさんのカモメを茫然と眺めていた。彼の言葉が信じられなくて、信じたくなくて現実逃避していたのかもしれない。
そして、私は知ってしまった。
今宵、彼が隣国の姫様と初夜を迎えているということを……
絶望の中、人魚姫ラナは最悪のタイミングで前世を思い出し、自分が知らない『人魚姫』の泡になって消えてしまう人魚姫に転生したことに気づいてしまう。あまりにも治安が悪い人魚姫の世界に、このまま泡になってしまおうとしていた。
そこへ、海を守る麗しい海神様が現れてーーー
「可哀想に……悪い人間に、誑かされてしまったのですね……」
眩しさすら感じる海神様の顔が近づいてきて、強引に口づけされてしまい………
麗しい海神様とキスしないと泡になって消えちゃう転生人魚の恋の行方は――⁉
文字数 57,463
最終更新日 2023.08.29
登録日 2023.08.18
木高影斗(きだかかげと)はいじめられっ子である。
学校に居場所はなく、友人などいるわけがなく、親しい人すらいなかった。
いや、正確には一人だけ、幼なじみの入間日向(いるまひなた)だけは、影斗唯一の信頼できる人間だった。
しかしそんな日向に対しても、迷惑をかけないため、高校に入ってからは校内では他人のフリをしてもらっていた。
つまり、学校で影斗と親しくしている人物はゼロだった。
そのため、大神ヒロタカといういじめっ子とその取り巻きにいいようにされる日々が続いていた。
だが、彼は家に帰ってから本領を発揮する。
ひとたび雲母坂キララ(きららざかきらら)というバーチャル美少女の皮を被るなり、影斗はVTuberへと姿を変える。
思いつきで始めた配信者生活だったが、気づけば大人気VTuberと言われるまでになっていた。
「ここでなら僕は本当の自分でいられる」
そんな確信と心の支えがあることで、影斗は学校でもなんとか平静を保って生きていられた。
今までは。
「ねえ、キララちゃんの配信見た?」
「昨日もかわいかったよねー!」
なんと、学級委員、庄司怜(しょうじれい)の所属するグループが雲母坂キララの配信について話をしていたのだ。
思わず美少女グループの話に耳を傾けていたところ、影斗は怜に目をつけられてしまう。
不意打ちのように質問をぶつけられ、周囲の注意を集めることに。
その場ではなんとか答え、胸をなで下ろし油断していた矢先。
「あなたが雲母坂キララってこと?」
怜から確信的な質問をされる。
慌てふためく影斗だったが、その目は失望よりも期待に満ちていて?
影斗の日常はこの日を境に狂い出す。
一方、影斗をいじめていた大神はその地位を失っていく。
いじめられっ子バーチャル美少女の僕が配信している内容をクラスの美少女たちが話してるんだが!?
この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
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文字数 129,375
最終更新日 2024.05.23
登録日 2024.05.16
「でも、わたくしが心に決めた殿方はひとりだけ……」
華族女学校に勤務する舎監さん。実は幕末、六十余州にその武名を轟かせた名門武家の、お嬢様だった。
とある男の許嫁となるも、男はすぐに風雲の只中で壮絶な死を遂げる。しかしひたすら彼を愛し、慕い続け、そして自らの生の意義を問い続けつつ明治の世を生きた。
悦子はそんな舎監さんの生き様や苦悩に感銘を受け、涙する。
「あの女性」の哀しき後半生を描く、ガチ歴史小説。極力、縦書きでお読み下さい。
カクヨムとなろうにも同文を連載中です。
文字数 26,799
最終更新日 2023.06.20
登録日 2023.06.12
夏目八雲は国際ピアノコンクールに出場していた。
目的は優勝して幼少の頃からの夢に近づく事。
しかし演奏中にイレギュラーが発生して気が付くと、今までいた場所と明らかに違う。
そこは剣と魔法が存在する異世界。
ヤクモは今までピアノ一筋に生きてきたインドアマン。筋力もなければ、体力も魔力もない。
そんな何もできないヤクモの奏でる音楽【演奏効果】は、聞いた相手を強化する事を仲間に教えてもらう。その音楽【演奏効果】は常識の斜め上をいく凄まじいものだった。
異世界での始まりの地、シュタイン王国。
ここでヤクモにはいくつもの出会いがあり、そして仲間ができる。
その仲間達と一緒に戦い、依頼をこなし、ピンチを乗り越えていく。
そして見えてくる世界の変化。
個人の能力は低いが、音楽家としてのスキル【演奏効果】で仲間を強化して冒険していく。
いつか、ヤクモの周りに人が集まり、世界を救う旅になるとも知らずに。
登録日 2018.12.03
5歳頃から眼鏡をかけ続けてきた。今は17歳になった。5歳の時から今までずっと周りからブサイクと言われて続けてきた。
ずっとずっとずっと...
だがその顔は本当の顔ではない。本当の顔は横に並ぶ者などいないような美人だった。
だがブサイクを演じ続けなければならない。
なぜなら彼女はバレたら即アウトなミッションを遂行しているからである!
この話は視点が主人公だけでなくサブキャラ視点になったりします。
文字数 8,569
最終更新日 2021.12.12
登録日 2020.06.21
主人公ー東雲なな。国で5本の指には入る東雲家に生まれた彼女だが‥持病を抱え20歳まで生きられない。
加えて、両親も亡くしている。
彼女の生きる糧は死んだ母親と交わした約束。
「大きくなればやってくるお客様がいる。丁寧に愛のあるおもてなしする事」
16歳になった彼女の前に現れたのは超不良執事だった‥
※生きることに希望を持てない少女が恋をして変わっていくお話。ハッピーエンド。
文字数 48,130
最終更新日 2025.01.17
登録日 2023.05.11
ーー神様だけが乗る夜行列車に、十歳の少女が迷い込んだ。
神在月。
日本中の神様が出雲に集まる夜。
東京駅から出発する一台の夜行列車に、
十歳の少女・七海つむぎは迷い込んでしまう。
そこは、八百万の神様たちが出雲へ向かうための列車だった。
大黒様、月読命、木花咲耶姫。
そして、ぶっきらぼうな狐の従者コン。
神様たちに囲まれた列車の中で、
つむぎは消えてしまった「縁結びの書」を探すことになる。
両親の離婚を止めたい。
その願いを胸に出雲へ向かうつむぎだったが、
神様たちの言葉を聞くうちに、
「縁」の意味を少しずつ知っていく。
出会いも、別れも、すべて縁。
夜明けの列車で出会った神様たちと、
ひとりの少女の小さな旅の物語。
文字数 27,819
最終更新日 2026.04.20
登録日 2026.04.10
主人公の安曇真夜はひょんなことから「出張万屋やくも」の社長、八雲鬼一と出会った。
訳あって「やくも」で働くことになったが、そこは知る人ぞ知る万屋で心霊依頼ばかりが舞い込む……。
「不運」に見舞われながらも依頼をこなす安曇と、のんびり捉えどころのないソシャゲ大好き八雲。
さて、そんな二人の元へやってくる今回の依頼は……?
【完結まで毎日投稿】
※縦読みのほうが読みやすいかと思います。
文字数 109,490
最終更新日 2026.03.31
登録日 2026.02.23
転生する前は魔王だった闇雲伊織
転生後は楽しい生活が待っていると思っていたのに
どうして
「伊織〜!!!!」
溺愛されるのがお決まりのようです
魔王の力を持つ伊織は溺愛される
そんな話
文字数 6,495
最終更新日 2019.11.26
登録日 2019.11.12
主人公が陶芸家で仏教派閥の門主という設定ですがロスチャイル〇やロックフェラ〇を叩きのめし世界一の長者まで上り詰めました。またアフガンやシリアを転宗させて解決をするなどノーベル賞や英国最高のガーター勲章や仏国のレジオンドヌール勲章を受勲しました。茶道の千利休や小堀遠州も出てきて楽しませてくれます。まあ、利休は秀吉に尿瓶をルソン壺の茶壷として売ったのが発覚して殺されたことになっていますけれどね。見どころはK国に盗まれた仏像の奪還に露死阿の大統領公邸に桐野利秋や村田新八の薩摩軍に新選組それに新門辰五郎や清水次郎長に国定忠治の任侠連合軍が突入するところですかね。四菱重工や四菱商事にユニシロの企業買収もやっていますが、勝ち組の物語ですのでどうぞお楽しみください。でも、なんといっても最高のウリは作者の発想力ですかね。はっはっはっ。
登録日 2021.11.07
女刑事の竜崎アキラは逃亡中の殺人犯を追っている中、銃撃戦になり撃たれた仲間を助けようとして撃たれてしまう。その時、にわかに雲が沸き起こり落雷がアキラに落ちる。気がつくとそこは豪華なベッドの中だった。病院かと思いきやそこは見知らぬ世界だった。ここでは国が疲弊してくると異世界から女神が降臨すると言う。
国の救世主と降臨したのかアキラが悪に立ち向かう(?)
文字数 28,187
最終更新日 2023.03.01
登録日 2022.12.14
「わたしよりもおおきな、くまのぬいぐるみがほしいの」
初孫の希望に応え、祖父は誕生日に毎年、身長よりも大きなぬいぐるみを贈ってくれたのだが、ある年を境にプレゼントは最後となった……。ほのぼのショートショートです。※「カクヨム」で掲載した内容です。
文字数 777
最終更新日 2023.05.24
登録日 2023.05.24