「ホーム」の検索結果

全体で1,000件見つかりました。
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ライト文芸 連載中 長編
標高1,000メートル。 スイッチバック駅のホームに,小さなパン屋がある。 店の名前は『こもれび』。 古い待合室を改装した,天窓から光が差し込むだけの,ささやかな場所。 停車時間は,わずか5分間。 急勾配を登る列車が,進行方向を逆転させるために,ここで一度だけ息を止める。 その5分間だけが,乗客と店主が触れ合える,唯一の時間だ。 店主の麦は,元・都内有名店のパン職人だった。 完璧な層を折り込み,完璧な発酵を管理し,完璧なパンだけを世に出そうとした。 そうやって追い求めた果てに,自分自身が「過発酵」を起こして,崩れた。 逃げるように辿り着いたこの駅で,麦は毎朝パンを焼く。 高原バターのクロワッサン。 ミルクたっぷりの白パン。 ドライフルーツのカンパーニュ。 やって来るのは,どこかに欠けたものを抱えた人たちだ。 挫折を押し込めたまま出張へ向かうサラリーマン。 育児の孤独の中で,自分の輪郭を見失いかけている若い母親。 「正解」を探して,地図にない場所へ来てしまった少年。 麦は多くを語らない。 ただ,その人が手を伸ばしたパンを,丁寧に袋に包む。 人の「心の欠落」は,その人が選ぶパンの種類に,静かに滲み出る——麦はそう知っている。 5分間が終われば,列車は山を下りていく。 麦にできることは,焼きたての熱が手のひらに残るほんの一瞬に,何かを手渡すことだけ。 それでいい,と今の麦は思っている。 かつての自分が,過発酵で崩れた生地のように,修復できないものもあると知ったから。 ここは終点ではなく,折り返しの場所。 後退することが,次のルートへの転換になる——スイッチバックが,そう教えてくれている。 痛みを知る大人のための,山の上の,5分間の物語。
大賞ポイント 1,524pt
文字数 58,624 最終更新日 2026.05.13 登録日 2026.03.27
ライト文芸 完結 短編
古家新菜は24歳にして、念願のマイホームを持つ。 中古住宅とはいえ格安なのには理由があった。 それは、「アンドロイド付き住宅」だったのだ。 新菜とイケメンのアンドロイドの奇妙な共同生活が始まる。 ――――――――――――――――――― 小説の表紙:やまなし様(https://www.pixiv.net/users/1898135)
大賞ポイント 1,073pt
文字数 18,830 最終更新日 2026.05.06 登録日 2026.04.29
青春 連載中 短編
トワイライトエクスプレス廃止から9年。懐かしの世界に戻ってみませんか。 1月24日、僕は札幌駅の4番線ホームにいる。肩からかけたカバンには、6号車のシングルツインの切符が入っている。さあ、これから24時間41分の旅が始まる。 2022年鉄道開業150年交通新聞社鉄道文芸プロジェクト「鉄文(てつぶん)」文学賞応募作 (受賞作のみ出版権は交通新聞社に帰属しています。)
大賞ポイント 1,011pt
文字数 9,745 最終更新日 2024.04.23 登録日 2024.04.17
ライト文芸 連載中 長編 R15
仕事終わりの夕暮れ、駅のホーム。 何の約束もなく、ただの偶然で再会した 柳ジュンイチと朝倉大輔  ふたりの物語。
大賞ポイント 548pt
文字数 34,931 最終更新日 2026.05.13 登録日 2026.04.27
大衆娯楽 完結 長編
気がつくと、私は宙に浮いている。 目の前に、電車に轢かれ、バラバラになった私の体が線路に転がる。 それを、まるで自分のことではないように上から見つめる私がいた。 憎まれることはなかったはず。 でも、ホームで落ちる前に背中を押された感触が残る。 誰なの、私のことを殺したのは?
大賞ポイント 516pt
文字数 717 最終更新日 2026.04.25 登録日 2026.04.25
ライト文芸 連載中 長編
高校2年生の美咲は釣りが好きで、磯釣りでは、大会ユニホームのレーシングブルマをはいていく。ブルーブルマとホワイトブルマーと出会い、釣りを楽しんでいたある日、海の魔を狩る戦士になったのだ。海魔を人知れず退治していくが、弱点は自分の履いているブルマだった。レッドブルマを履いている時だけ、力を発揮出きるのだ!
大賞ポイント 31pt
文字数 108,407 最終更新日 2024.08.31 登録日 2022.07.31
ライト文芸 完結 長編
「わたし、魔法少女になりたい」 お嬢が何気なくいったこの一言が、すべての始まりだった。 鬼沢組(きざわぐみ)に仕える極道の小林は、ある日、組長からとんでもない計画の責任者に任命されてしまう。 その名も、お嬢魔法少女化計画。 組長は、魔法少女の存在を本気で信じる孫娘・光月(みつき)の夢を叶えてあげるつもりらしい。 しかし、魔法少女なんて本当になれるわけがない。 小林が困り果てていると、光月が幼稚園であるものを拾ってきた。それは光月の好きな魔法少女アニメ『魔法少女プリンセス・アグリ』の変身アイテム――もちろん、おもちゃである――だった。 自分がプリンセス・アグリに選ばれたと浮かれきっている光月を見て、小林はあることを思いつく。 この偶然を利用して、お嬢を魔法少女になった気にさせればいいのだ――。 こうして、絶対にバレてはいけない秘密の魔法少女ごっこが始まった……! 魔法なんて存在しない世界で、小林はお嬢の夢を叶えることができるのか? 極道という少し歪な形の家族が織りなす、ハートフルなホームコメディです。
大賞ポイント 19pt
文字数 115,204 最終更新日 2026.04.29 登録日 2026.04.29
ライト文芸 完結 短編
【第一章】「業界きっての持久力No.1」と称されたAV男優・玉袋金五郎、38歳。俳優の夢を諦めきれず、趣味と実益を兼ねてAV男優の道を選んだ男の人生は、ある雨の朝、突然終わりを迎えた。 ​……はずだった。 ​目を覚ますと、彼は駅のホームのベンチに座っていた。 そして、同じホームにかつて共演したことのある女の子を見つける。 そして金五郎が彼女から少し目を離したとき誰かがホームから飛び降りた……。
大賞ポイント 15pt
文字数 14,295 最終更新日 2025.10.05 登録日 2025.10.02
現代文学 完結 短編
シングルマザーの至瑠子は、幸せな再婚ができるでしょうか……。
大賞ポイント 9pt
文字数 10,849 最終更新日 2024.06.28 登録日 2024.06.28
ライト文芸 完結 長編
幼い頃に両親を亡くし、さらには叔母をも病で失った美由紀は、 唯一の家族だった姉・紗季と必死に生きてきた。 流浪、ホームレス生活、孤独―― それでも二人だけの絆だけは途切れなかった。 しかし、大人になってようやく掴んだ「普通の生活」は、 姉の突然の病で再び崩れ落ちる。 抗がん剤で髪が抜け落ちていく姉を見て、 美由紀は人生で初めて“誰かのために坊主になる”決意をする。 バリカンの音、ケープに落ちる髪、 丸く露わになっていく頭皮。 その瞬間から、坊主頭は「姉とつながる形見」になった。 やがて姉は亡くなり、 美由紀は深い喪失と虚無に沈む。 食事も取れず、世界は音を失った。 そんなある日―― 姉が生前に残した“未来郵便”が届く。 「いい人、案外いるかもよ?」 その言葉をきっかけに出会ったのが、 ITエンジニアの響だった。 響は、美由紀の坊主頭を 「綺麗だ」とまっすぐ言い、 触れることも、撫でることも、 決して遠慮しなかった。 ジョリ……ジョリ…… その指先の音は、 失われた日々を満たし直し、 心の奥底の傷を静かに癒していく。 過去も痛みも、坊主頭も、全部含めて 「美由紀がほしい」と言ってくれた男と、 姉の願いに背中を押された女。 孤独を越えて、 愛が撫でていく音を聞きながら、 ふたりは未来へ歩き出す。 これは―― 喪失と再生、愛と触覚、そして坊主頭がつないだ“第二の人生”の物語。
大賞ポイント 6pt
文字数 58,816 最終更新日 2026.01.16 登録日 2025.12.21
ライト文芸 完結 長編
「生きてる間に、何かしら爪痕を残そうと思てん―――」 自称40代のオッサンは、そう言った。 そのオッサンは、知事の定例記者会見に毎週通い、動画配信されているライブ中継に映り続けていた。 ファンにとっては懐かしい阪急ブレーブスのユニフォームを着て……。 彼は、ANIMAL50とバックプリントされたユニホームを着て会見に通い続けるが、ライブ配信は彼を意識することなく中継され続ける。 しかし、誰にも注目されないだろうと思われたその行為に気付く人間がいた。 王手前大学に通う大学生の星野信之は、毎週の定例会見で発言することもなく画面に映り続けるユニフォーム姿の男の存在を見続けることを密かに楽しみにしていた。 過去のアーカイブ映像も確認した星野は、オッサンが会見が行われるたびに映像に映り込んでいることを突き止め、それ以降、この中年男性の目撃報告をSNSに投稿する。 だが、ある日、オッサンが会見場に来ていないことに気付いた星野は、自分だけの楽しみを奪われたような複雑な気持ちを抱えたまま、少し早めにバイト先である大学近くのショッピングモールに向かうと、モール内の川辺にANIMAL50のユニフォームを着ている男性が座り込んでいて―――。
大賞ポイント 1pt
文字数 176,497 最終更新日 2026.03.31 登録日 2026.01.31
現代文学 完結 短編
ホームレスの写真を取っていた僕は老人から不思議な話を聞いた……。
大賞ポイント 0pt
文字数 4,281 最終更新日 2020.07.20 登録日 2020.07.20
青春 完結 短編
メグは大阪の大学に進学してから2年が経とうとしていたにも関わらず、相変わらずホームシックだった。 レディースマンションに住むメグが、ひょんな事から隣人のルミコと仲良くなり、日々の楽しみを見つけていく。 ルミコという人間を通してメグの日常がどのように変わっていくのかを、友情をモチーフに描いたストーリー。
大賞ポイント 0pt
文字数 17,389 最終更新日 2023.02.27 登録日 2023.02.27
現代文学 連載中 短編
何にでも「順位」をつけずにはいられない男、湯浅ヨシノリ(35)。 食べ物、駅のホームの音、コンビニ店員のレジ打ち音、SNSの既読スピード——何でも「マイランキング」に記録してしまう奇妙な癖があった。 ある日彼は、ネット掲示板に投稿した「いろいろな順位ランキング」がバズり始める。それをきっかけに彼の人生は予想外の方向へ。 やがて出会うのは、同じく「順位」にとらわれてきた女性・朝日ミユキ(34)。 二人が「順位」の中で見つけていく、本当に大事なものとは?
大賞ポイント 0pt
文字数 6,792 最終更新日 2025.09.17 登録日 2025.08.12
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