「河」の検索結果

全体で1,710件見つかりました。
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「なあレオポルド、君の心臓を僕にくれないか?」  火の輪をくぐるライオンのように、強く勇敢であれたらーー。  アヴリルは、どこにでもいる普通の女の子だった。少し違うところがあるとしたら、ボーイフレンドが絶えないこと。好きでもない相手と付き合ってばかりで、心から愛する人には出会えない。  シドニーで暮らしていた彼女は両親の離婚により、南米アルゼンチンのブエノスアイレスに引っ越す。だがそこで待っていたのは、一人の女からの嫉妬による陰湿ないじめだった。  そんなある日、彼女はある理由からネロという青年に化けて、引きこもりの伯父ケニーとともにアルゼンチン最大のスラムであるバラックエリアに足を踏み入れ、銃撃戦に巻き込まれる。  命からがら逃げた二人が乗り込んだのは、イギリスから来たサーカス団『ミルキーウェイ・トレインサーカス』が移動に使うためのサーカス列車だった。  サーカスの最終公演地が大切な友人であるオーロラが引っ越したロンドンと聞き、アヴリルはネロの姿のままで旅に同行することに決める。  動物の世話や雑用をするという条件でロンドンまで乗せてもらうことになるものの、クラウンを演じることになり、冷酷で非道な団長の下練習が始まる。  喜びや痛みを分かち合える仲間たちと出会い友情を育む中で、アヴリルの中にこれまでとは違う感情が生まれ始める。 ※作中に出てくるパフォーマンスは宮沢賢治作『銀河鉄道の夜』プリシオン海岸のクルミ発掘の場面をモチーフにしていますが、実際の内容とはかけ離れた寸劇になっていることをご了承ください。 ※参考文献は最終ページに記載しています。 ※この物語はフィクションです。実在の人物、団体などとは一切関係ありません。
文字数 350,786 最終更新日 2024.05.28 登録日 2024.04.08
――そう、その出逢いは私にとって、正に未知との遭遇でした。 或る会社の総務課で働く鈴木雪花(せつか)は、残業続きの毎日に嫌気が差していた。 そんな彼女に課長の浦河から告げられた提案は、何と火星人のマークを実習生として受け入れること! 勿論彼が火星人であるということは超機密事項。雪花はマークの指導員として仕事をこなそうとするが、日々色々なことが起こるもので……。 真面目で不器用な指導員雪花(地球人)と、優秀ながらも何かを抱えた実習生マーク(火星人)、そして二人を取り巻く人々が織りなすSF・お仕事・ラブストーリーです。 表紙イラスト制作:あき伽耶さん。
文字数 124,021 最終更新日 2024.05.11 登録日 2024.04.21
戦争の臭いが近づく帝都。敵性音楽ジャズを指摘され、銀座から散り散りとなるバンドマンたち。宛てのない上寺智。手には一度も演奏したことのない「ムーンライトセレナーデ」の楽譜。上寺は考えもなしに、小河内へと流れていく。もうすぐ湖底に沈むと囁かれる鄙びた温泉地、そこはダムの作業員で活気に溢れていた。 「サックス奏者だった上寺智さん。ジョーさんですよね?」 ダム工事の若い男は、彼の演奏を覚えていた。ひょんなことから、二人はこの小河内で、一緒に演奏することとなる。
文字数 17,618 最終更新日 2024.05.06 登録日 2024.04.17
 高校二年生の河倉仁海(かわくら・ひとみ)は、夏休みの思い出作りとして参加したアニソン・フェスの終演後、父からの電話によって祖母が危篤になった事を知り、急ぎ父の実家に向かうが、祖母の死に目には間に合わなかった。  祖母は、茨城県の大洗で釣具店を営んでいたのだが、その祖母の死後、創業七十五年の店の跡を継ぐ者は、近親者の中には誰もいない。だが、祖父亡き後に祖母が独りで守り続けていた店を続けたい、という思いを抱いた仁海は、平日は東京の女子高に通い、週末には茨城に赴き、通いで、女子高生兼釣具屋店長(仮)になる決意をする。
文字数 106,764 最終更新日 2024.05.28 登録日 2024.04.28
大学入学。それは不安と期待が混じり合った不思議な時間。 河野春は大学構内の教室であるものを見つける。それがすべての始まりで…… ボードゲーム小説「ボドゲデイズ」の前日譚です。 ボドゲデイズは4月中には公開予定。気になった方はもう少々お待ちください。
文字数 5,113 最終更新日 2024.04.16 登録日 2024.04.16
主人公・律は五年前に亡くなった恋人を忘れられずに日々を過ごしていた。そんなとき、夏の河川敷で、つばめという家出少女に出会う。 行く宛てのないつばめを見捨てられず、律とつばめ、そして野良猫と奇妙な同居生活が始まるが……。 八月の河川敷。俺は、神様が産み落としたツバメと出会った。
文字数 19,973 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.04.22
 中学一年生の市原清は、一人暮らしになった祖母と住むために家族全員で阿河町へ引っ越してきた。都会に慣れていた清にとってはつまらないものだったが、実際に田舎の風景を前にして、物珍しさから一人で探検に出る。  特に気になったのは「サンジン様」と呼ばれる山だ。山にはサンジン様という神様がいて、人々を見守っているという。静かな山を散策中に小さな祠を見つけた清が祠に挨拶をしていると、ふいに誰かに呼ばれた。なんと、すぐ傍の洞穴から少女が助けを求めていた。  少女はサチと名乗った。初めての場所、初めての友人、清はすぐサチと仲良くなった。サチは隣の仲尾町出身だと言っていた。  ある日サチと別れるのが名残惜しく、山を出たところのコンビニへ行こうと提案したところ、サチは山から出られないと発言し、風とともに消えてしまった。翌日、再会出来た彼女に問いただすと、彼女はただの人間ではなく、ずっと昔にサンジン様へ捧げられた生贄だったと告げられる。清以外の人間ではサチを視ることすら出来ないらしい。山から出ようにも結界が張られているように弾かれてしまうとサチは言った。  清は山から出たいサチの手助けをしようと決意する。
文字数 87,776 最終更新日 2024.05.29 登録日 2024.04.29
 相羽紗良は、ふとしたきっかけで、アイドルというものを知りたいという目標を見つけ、それに対する気持ちだけで、アイドルグループのオーディションを受け、そのメンバーとなり、ついにセンターとなった。 ずっとアイドルとは何かを知ろうと、アイドル活動を続けながら頑張っていたが、一人の女の子を助けるために事故に遭い、紗良は自分の目標が何かを見失う。  自分だけでなく紗良が失った何かを取り戻そうと親友や仲間が助けようとしてくれる。 そしてみんなが新たな目標に向かって歩んでいく。  アイドルのことが知りたいとアイドルになってしまった、人づきあいが苦手な紗良のその後の日常を描いた物語。 【主な登場人物】 相羽紗良 …主人公 相羽陸、紗弓…紗良の両親 山岸春代 …紗良と幼馴染で親友。おしゃべり好きで情報収集も得意。 村雨隆之 …グループ総責任者 坂上和彦 …村雨の部下 田川芳江 …主に一期生担当のマネージャー 日高真帆 …主に二期生担当のマネージャー 久居祐樹 …紗良の高校の担任  ヴァルコスマイルメンバー 主な一期生 高坂絵里奈…紗良と同じ年齢。中心メンバーの一人。歌がうまく、紗良の推しメン。超真面目。 神室美咲 …グループリーダー。頑張り屋で人一倍気を遣う世話好き。前向きで明るい性格。 石田恵美 …グループで一番の美人。背が高くスタイルも良い。雑誌モデル。姉御肌で優しく裏のリーダーだと言われている。 原 彩  …一期生最年少で可愛がられている。 高橋梨乃 …ダンスが得意でどこでも入れると言われている。世話焼き。 三浦 華 …高橋梨乃と並んでダンスが得意。面倒見がよく、美咲に頼られている。 城田 遥 …絵里奈に隠れてあまり目立たないが歌が上手い。 木村桂子 …演技が得意。将来は女優になるのが目標。 井原真理恵…三浦華と仲が良い。 二期生 飯塚朋子 …感受性が高く涙もろい。 井手愛美 …アイドル活動をしながら大学を目指す勉強家。朱里によく相談している。 浦部美香 …最年少。みんなに可愛がられている。初めて見た時から紗良が大好き。 河合陽子 …二期生最年長。大阪出身。二期生では周りが若いので少し年寄りじみている。 木之下朱里…大学生。物事を俯瞰的に見ていることが多い。 菅井真由美…フロントメンバーの常連で楽観的。さなえと仲がいい。 服部未来 …歌がうまく、唄うことが好き。いいとこのお嬢様。賢く性格が非常によい。 山岸さなえ…アイドルとして完成されている。春代とも仲がいい。紗良が好き過ぎてこじらせ気味。 (人物関係など物語の人間関係を知る上でも「目標のある幸せ」を先に読まれることをお勧めいたします。) ※この物語はフィクションです。実在する人物・団体・事件等とは一切関係がありません。
文字数 141,271 最終更新日 2024.05.11 登録日 2024.04.23
宇都見 玲(うつみ れい)はすいか町(すいかまち)に引っ越してきた高校一年生。中学二年生のある出来事がきっかけで、人前で歌を歌うことが出来なくなり、人との関わりを避けるようになってしまっていた。それでもどうしても歌が歌いたくて、人気の少ない河川敷で一人歌を歌っていたところ、隣のクラスの男子生徒、野掘大龍(のぼりたいりゅう)に見られてしまった。そして大龍に「バンドのボーカルをやって欲しい」と頼まれる。一度は断るものの、そこから玲の予想外の方向に物事が進んでしまい……? 傷ついた経験から、人との関わりを怖がっていた男子高校生が、田舎の商店街で緩やかな時間を過ごし、年齢も世代も違うバンドメンバーや商店街の人々と触れあっていきながら成長していく話です。
文字数 22,187 最終更新日 2024.05.23 登録日 2024.04.29
青春 連載中 長編
主人公中田大智は、重度のコミュ障なのだが、ある出来事がきっかけで偶然にも学年一の美少女山河内碧と出会ってしまう。そんなことに運命を感じながらも彼女と接していくうちに、‘自分の彼女には似合わない’そう思うようになってしまっていた。そんなある時、同じクラスの如月歌恋からその恋愛を手伝うと言われ、半信半疑ではあるものの如月歌恋と同盟を結んでしまう。その如月歌恋にあの手この手で振り回されながらも中田大智は進展できずにいた。 そんな奥手でコミュ障な中田大智の恋愛模様を描いた作品です。
文字数 211,027 最終更新日 2024.05.25 登録日 2023.05.01
幼なじみの美羽と誠は学年が一つ違うが、生まれた時からほとんど一緒に過ごしてきた。 美羽が高校3年生の夏、ある落とし物を拾う。 その落とし物をめぐって、二人の関係は静かに動き出していく。
文字数 35,454 最終更新日 2024.04.05 登録日 2024.04.05
優しくて、物知りで、頼れるカレシ求む! 「私は河野五月。高3で、好きな男性がいて、もう一押しでいい感じになれそう。 なのに、いいところでちょいちょい担任の桐本先生が絡んでくる。 桐本先生は常識人なので、生徒である私にちょっかいを出すとかじゃなくて、 こっちが勝手に意識しているだけではあるんだけれど… 桐本先生は私のこと、一体どう思っているんだろう?」 などと妄想する、少しいい気になっている女子高生のお話です。 タイトルは映画『6才のボクが、大人になるまで。』のもじり。
文字数 26,793 最終更新日 2024.04.20 登録日 2024.04.20
青春 連載中 短編
制作 平沼敬 偏差値六〇超えのそこそこいい高校に通っている河野想には、何もなかった。それでも、学校には通わなければならない。席につき授業を受けるも、身が入らない。なんとか終わらせて昼休み、一人で食べる冷えた弁当は味がしない。その後帰宅すると、一枚の写真が目に入って、そこには僕と一人の女性が写っていて―― 僕は走り出す。彼女のため、そして罪を償うため。
文字数 8,547 最終更新日 2024.05.05 登録日 2023.09.17
すぐに迷子になってしまうお嬢さん育ちの綾乃さん。 僕は彼女を迎えにいくと、必ず商店街のとある喫茶店に寄る羽目になる。そこでコーヒーを飲みながら、おしゃべりをするのが綾乃さんの至福の時間なのだ。コーヒーを飲み終わる頃になると、必ず「彼」が彼女を迎えに現れて……。 扉絵は、遥彼方さんのイラストをお借りしています。 この作品は、小説家になろう、エブリスタにも投稿しています。
文字数 3,797 最終更新日 2020.11.01 登録日 2020.11.01
 共学化が進む現代日本。地方都市菱ノ垣市ではいまだ男子校・女子校が存在敷いていた。その一つ県立菱ノ垣女子高等学校に通う生徒たち。『そこそこ』の進学校として地元では有名な菱女であったが、その生徒たちは個性豊かな特徴の持ち主が集う。あるものは勉学に勤しみ、あるものは部活に打ち込む。それだけならば問題ないのだろうが、中には別なものに貴重な高校生活を捧げる女子高生の姿も。  主人公、小河原都トを取り巻く高校生たちの日常にして、非日常な高校生活を綴る。 ※挿絵はDALL-Eによって生成されたAIイラストです
文字数 9,703 最終更新日 2024.05.03 登録日 2024.02.08
桜が世界を滅ぼす。 唐突に判明した不可思議な事象により、世界中の桜は伐採されることになった。 主人公である「僕」が住む町の桜もまた切り倒されることになる。 伐採作業が行われた日、「僕」はつぼみのまま切られてしまった桜の枝を持ち帰った。 翌朝「僕」は、桜の花の上で眠る小さな少女を見つける。 たとえ世界が滅ぶことになったとしても、彼女の側にいたい。そう決めた僕は、彼女を自宅に匿うことにして……。 寂しがりやな「僕」と無垢な「さくら」が織り成す恋物語。 扉絵は、あっきコタロウさまのフリーイラストをお借りしております。 この作品は、エブリスタ及び小説家になろうにも投稿しております。
文字数 4,298 最終更新日 2021.03.14 登録日 2021.03.14
高校の卒業式を終えて時間を持て余していたオレたちは卒業ドライブに出掛けることにした。
文字数 14,688 最終更新日 2024.04.25 登録日 2024.04.25
青春 連載中 長編 R15
 もうひとつあったかもしれない世界の日本で、日夜活躍しているのに非難されるヒロインたちがいた。秘密組織”ゼット”によって無作為に選ばれた少女が、一年限定という約束で謎の存在からの侵略に立ち向かっていたのだ。人々は彼女らをゼットガールと呼んで感謝の言葉と嘲笑の眼差しを送るのであった。  そんなゼットガールに補欠で選ばれた河島博美は選ばれてこう思った、”変態じゃん”と。そうゼットガールは目鼻口がない全身スーツに変身するのだ! 今日も、少女の羞恥心を隠して戦うのだ! 相手はドールだ! *18禁作品ではありません! エロティックな展開もありません。ゼンタイが嫌だと思われる方は閲覧しないでください!
文字数 6,078 最終更新日 2019.07.18 登録日 2019.06.15
駆け出しの小説家黒河は、恩師の教授に自身の物語を渡しに行く。するとその教授はその物語に対して、「美味しい」という評価をする。 教授は誰よりも物語を愛している──のかもしれない。
文字数 4,037 最終更新日 2024.04.30 登録日 2024.04.30
河野創生(かわのそうせい)は25歳のある日、交通事故に遭ってしまう。その事故により脳を損傷した創生は、自身の死期を悟りながら、入院生活を送っている。彼の希望は、双子の兄である河野幸生(かわのこうせい)とふたりの幼馴染である西崎譲羽(にしざきゆずりは)の結婚式であり、ふたりの結婚式までは元気でいようという思いを大事に抱えていた。 しかしその矢先、幸生が事故に遭う。創生の入院している病院に運び込まれたものの、治療の甲斐なく、幸生は命を落とす。 創生はその報告を担当医師から聞くと、悲しみのあまり意識を失ってしまう。その後、彼が目を覚ますと、脳は綺麗に治っていた──。 医師は言う。 「君のお兄さんの脳を移植したんだ」 無事に退院を果たした創生は、事故前と変わらぬ生活を送る。家族も友人もみんながそれを喜んでくれたが、彼はひとり純粋には喜べずにいた。 彼は自分が譲羽に対して好意を持っていることに気づいていたからだった。ただの幼馴染だとしか思っていなかったのに。 なんで──? 愛とは何なのか──? ──────────── サイレント誤字脱字訂正を行うことがあります。ご了承ください。
文字数 1,350 最終更新日 2024.04.30 登録日 2024.04.30
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