「謂われ」の検索結果
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父から呼び出された。
ああ、いや。父、と呼ぶと憎しみの籠る眼差しで、「彼女の命を奪ったお前に父などと呼ばれる謂われは無い。穢らわしい」と言われるので、わたしは彼のことを『侯爵様』と呼ぶべき相手か。
「……貴様の婚約が決まった。彼女の命を奪ったお前が幸せになることなど絶対に赦されることではないが、家の為だ。憎いお前が幸せになることは赦せんが、結婚して後継ぎを作れ」
単刀直入な言葉と共に、釣り書きが放り投げられた。
「婚約はお断り致します。というか、婚約はできません。わたしは、母の命を奪って生を受けた罪深い存在ですので。教会へ入り、祈りを捧げようと思います。わたしはこの家を継ぐつもりはありませんので、養子を迎え、その子へこの家を継がせてください」
「貴様、自分がなにを言っているのか判っているのかっ!? このわたしが、罪深い貴様にこの家を継がせてやると言っているんだぞっ!? 有難く思えっ!!」
「いえ、わたしは自分の罪深さを自覚しておりますので。このようなわたしが、家を継ぐなど赦されないことです。常々侯爵様が仰っているではありませんか。『生かしておいているだけで有難いと思え。この罪人め』と。なので、罪人であるわたしは自分の罪を償い、母の冥福を祈る為、教会に参ります」
という感じの重めでダークな話。
設定はふわっと。
人によっては胸くそ。
文字数 4,353
最終更新日 2024.03.20
登録日 2024.03.20
卒業パーティーで謂われなき罪の元、婚約破棄を告げられた公爵令嬢は「虐め? そんな面倒なことしませんよ?」と冤罪を主張する。なぜなら「私がその女を目障りだと感じたら、我が公爵家の力を以てして髪の毛一本残さずさっさと始末してますよ? その女が五体満足でこの場に居ることこそ、私が虐めなどしていない証拠です」と、そう言い切ったのだった。
文字数 6,837
最終更新日 2021.07.04
登録日 2021.06.28
私、リリアベール・グリフィールは悪役令嬢らしい。異世界から来た青年に婚約破棄を予言されたけど、大好きなフェルナンド殿下との結婚を諦めきれなくて、隣に立つのに相応しい淑女になろうと、努力してきた。
しかし、婚約者であるフェルナンド殿下の態度は魔法学園入学後、冷たくなっていく。
そして、卒業のダンスパーティーで謂われもない罪を着せられ、婚約破棄を告げられた。
隣には光の乙女の姿が……。
泣くだけ泣いた、これからはちょっと年上の不器用な商人と共に平民として生きていきます。
未練たっぷりの元婚約者が追いかけてきます。
R18は保険です
設定はゆるゆる、ご都合主義
ありがちな婚約破棄物です。ほのぼのを目指します。
文字数 54,336
最終更新日 2020.05.11
登録日 2020.04.25
「第一王子殺害未遂でリディア・クローバーを死刑に処する!」
ゴーシュラン王国の聖女であったリディア・クローバーは、謂われなき罪で死刑判決を下された。
(嫌よ、死にたくないわ……こんな無実の罪で処刑されるなんて!)
死んでしまうのだと絶望していた時、とある二人の人物の尽力で死刑から追放処分となる。
「いいかい?君は表向きは死刑となる。だが、実際は国外追放処分だ」
何とか王国を抜け出した彼女の前に半妖精だという一家が現れ、彼女の人生は一変する。
「ここで暮らすと良い。聖女だった頃のことは忘れて、ゆっくりしなさい」
慈愛に満ちた人々の優しさに触れ、リディアは明るさを取り戻していく。
しかし、リディアを謂われなき罪に陥れた者たちの陰謀に再び巻き込まれ、翻弄されていく。
(もう誰かに利用されるなんて御免よ。私は王国のおもちゃじゃないわ!)
半妖精や妖精の力を借りて、彼女は王国の陰謀に立ち向かう。
「さあリディア、行こうか。君を苦しめた奴を地獄に落としてやろう」
※他サイトにも掲載中です。
文字数 56,056
最終更新日 2022.06.11
登録日 2022.06.06
文字数 4,214
最終更新日 2022.03.28
登録日 2022.03.24
アレイアス王国第一王女、エイラ・フォン・アレイアスは勇者である。
勇者とは、この世界における救世主である。
勇者の救世とは、世界を滅ぼすと謂われる魔王を打ち倒すことである。
だからこれは、彼女が魔王を滅ぼすまでの物語だ。
文字数 45,812
最終更新日 2023.06.18
登録日 2023.06.08
帝国の伯爵家の一人娘として生まれ、
スクスクと育った翠色の髪と瞳を持つ小柄な伯爵令嬢・ルシェルディア。
貴族学園の卒園パーティーで、謂われなき冤罪を着せられ、
婚約者であった侯爵家長男・デルギスに婚約破棄を宣言され、何故かそれに乗っかってきた第二皇子の余計な手回しによってあれよあれよという間に擦ったもんだの追放処分。
自身を溺愛してやまない両親や祖父母に会うこともままならないまま、国境付近に広がる“魔窟”と呼ばれて万人から忌避され避けられる広大な森に馬車で荷物の如く積まれた末に捨てられる。
普通の貴族令嬢であれば、強力な魔物が数多生息するといわれるその森に捨てられたという事実だけで絶望し、死を願うだろう。
ところがこの娘。
育った環境の故か、元よりの性質か。
少々思考回路が“普通”ではなかった。
そんな、少しばかり(?)普通ではない令嬢の普通ではない行動によって、出会いを果たした一匹の黒猫(?)がもちろん“普通の黒猫”であるはずがなく。
一匹と一人が魔窟で出会った結果、果たしてどのような結末が待ち受けているのか?
※短編です。
文字数 126,058
最終更新日 2021.12.23
登録日 2020.05.04
現代を象徴する都市伝説の一つ、『殺人代行サイト』
ある“一定の者”のみ、そこにアクセス出来ると謂われている。
アクセスした者は闇に苛まれ、捉えられた者は無慈悲に抹消されるのみ。
その対価となるものは?
何が正しくて何が悪なのか?
“因果応報”
“裁かれる者と裁く者”
“消去人 ~エリミネーター”
――あなたには“どうしても許せない人”は……いますか?
もし……“それ”を解決する方法が在るなら、あなたはどうしますか?
人の持つ裏の顔――“闇”を覗く勇気が有りますか?
―――――――――――
※本作品は極めて過激な表現と反社会性をテーマに掲げている為、18歳未満の方には表示されない事を御了承ください。
文字数 105,337
最終更新日 2023.10.19
登録日 2023.05.08
これは醜い山神と山神へ嫁いだ男の話。
昔々あるところに山の神様がいました。
その山の神は力が強く、その土地は豊穣の土地と謂われていました。
しかしある年から、歳を重ねるごとに収穫量が減り、神へ嫁を捧げることにしました。
捧げた嫁は一度消えたものの戻ってきました。
山神を醜い罵りながらも捧げることにより収穫量は元に戻り、再び嫁を捧げるようになりました。
豊穣の大地を捨てることなど人にはできません。
今や悪しき風習となったその土地で、醜い山神へ捧げられた嫁が居ました。
ある農村に伝わる山神の話の一つ。
文字数 177,705
最終更新日 2021.09.27
登録日 2021.02.16
謂われないチート疑惑によってチームを除名になった元FPSプロゲーマーの『アレン』は、まだチートの不可能な新作VRデバイスのローンチタイトル、『ゼタスケール・オンライン』で実力を証明しようとする。しかしゲームを起動して始まったのはログアウトのないデスゲームで、ついでにアレンは金髪碧眼の幼女になってしまっていた。それでもチート疑惑を晴らすべく、転移者(プレイヤー)に仇なすプレイヤーキラーたちを狩る『プレイヤーキラーキラー』として幼女ながらも奮闘するアレン。そんな中、ある夜アレンはプレイヤーキラーから助けたおどおどとした少女に、「仲間にしてほしい」と頼み込まれ——
与えられた『ボーナスウェポン』と『ユニークスキル』、そしてプロゲーマーとしての経験を頼りとした、アレンの長い名誉回復の戦いが始まる!
本作は小説家になろうにも掲載しています。
文字数 155,428
最終更新日 2023.03.29
登録日 2023.02.14
酒井直次は遊び人の為、ろくでなしと謂われていた。
これは母からの言い付けでわざとしている。
弟の家次に殺されない為だ。
結果、後継者は家次で絞られていく。
直次は今日もロクデナシを演じる。
時は戦国。
そんな彼も歴史の渦に翻弄されていく。
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この物語は三河~遠江を中心とした戦国激戦の歴史が記されています。
酒井家に突然と現れて消えていく白狐の紋章を持った独立軍、徳川最強と言われる本多忠勝、武田信玄が率いる戦国最強の二十四将の山県昌景、秋山虎繁の戦いがなどが綴られています。
文字数 37,310
最終更新日 2022.12.10
登録日 2020.05.26
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