「音量」の検索結果
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件
伊座敷貿易の社長令嬢、朱音は何不自由ない生活を送ってきた。
彼女は初代社長の血を色濃く引き継ぎ、アルファ性の中のアルファとも言える。
そんな彼女が、運命の出会いを果たした。
「アンタが俺の運命の番だ!!!」
「はぁ!?」
食堂で友人達とのランチタイムを楽しんでいる所に、変な男がやって来て、食堂中に聞こえる馬鹿でかい音量で喚き散らした。
オメガバース
アルファ女性×オメガ男性
文字数 13,049
最終更新日 2024.04.30
登録日 2019.11.03
「ヘルトス、うるさいわよ。アニソンを大音量で流すのは辞めなさい」
「うるさいっ!黙れっ!これぐらいでうるさいなんてお前が神経質なんじゃないかっ!」
「頭と容姿だけでなく耳まで悪いのね。うるさくて近所迷惑よ」
「ふんっ!俺様の部屋は防音なうえ家の近くには誰も住んでいないっ!近所迷惑なわけがないっ!」
「そう、そこまで言うのなら近所の人達に聞いてみましょうか。
もし、うるさいだの騒音だの言われれば、責任は取ってもらうけれどそれでもいいかしら。
非を認めて謝るなら今のうちよ」
「いいだろうっ!もし騒音だのうるさいだの言われなければお前、どうなるか分かっているんだろうなっ!」
やれやれ、騒音婚約者はざまぁされないと分からないようです。
仕方ありませんね。
文字数 953
最終更新日 2021.04.25
登録日 2021.04.25
立ち退きでアパートに引っ越して来た立花恭介。
彼は夜勤で昼間は寝るという昼夜逆転生活を送っている。
引っ越して来た日の翌日から、奇妙な体験が彼を襲う。
それは毎日同じ時間に大音量のコール音が鳴ること。
黒電話──その昔に主流だった電話機なのだが、その呼出音が1時間以上続く。
毎日繰り返される騒音に怒りを覚え、大家さんにクレームを入れるも……。
文字数 1,942
最終更新日 2023.06.17
登録日 2023.06.17
半年前に仕事を辞めた河野海斗は行く末を案じていた。世界に置いていかれるような、漠然とした不安感に襲われる瞬間があったのだ。そんな10月31日の夕方、海斗は美しい鐘の音を聞く。どこからか聞こえるその音は何故か音量が変わらない。それは化け猫であるムギワラのキナコが海斗に聞かせていたものだった。この鐘の音を聴き、目が合う者。それは彼らと働く上での適合を意味した。押し問答の末に連れていかれた古ぼけた事務所で出会ったのは猫魈であるサビのリョウスケ。この時食べたパイが契機となり、海斗は株式会社夏梅で働く事となる。そこは思った以上にしっかりとした人間の会社で、本来は猫であっても皆それぞれ人に化けて通常業務をこなしていたのだ。元々あまり物事に抵抗しない海斗はあっという間に馴染み、仕事を覚えていった。12月に差し掛かる頃、研修を兼ねて訪れたのはイベントデリバリー部。繁忙期にヘルプに入るのが常らしく、今回は海斗に白羽の矢が立ったのだ。お手伝いするのはクリスマス。アイルランドのケットシー商会がサンタ協会から請け負った仕事を夏梅が孫請けしていた。海斗はイベントデリバリー部の三田、九郎、巣と共に当日まで全力で走り切る。大変な仕事の切れ目ではリョウスケがいつも美味しいパイを焼いてくれ、それを仲間達みんなで食べる。そのほっこりした時間に癒され、海斗はますます今の居場所に愛着を持っていく。年が明けた頃、イベントデリバリー部で海斗は新たに九州支部の猫魈アンディ達と出会う。アンディは桜餅に熱い想いをかけており、東京の牙城を崩す!と息巻いていたのだ。その為に急遽デパートで九州物産展に出展する事になり、またも海斗が駆り出された。大盛況の中、神使で白狐の茜が姿を現し、海斗に今までとこれからを問う。そこで改めて今の仲間達と働く今に幸せを実感した海斗はこれからも彼らと共に生きていく事を心に誓うのだった。
文字数 27,029
最終更新日 2024.04.25
登録日 2024.04.25
薄暗くしてある個室は、壁紙や床、リクライニングソファーまで、全てブラウンに統一してある。
スイート・マジョラムをブレンドしたアロマが燻り、ほんのりと甘い香りに 極小さい音量で流れるヒーリング音楽、滞在しているだけで寝てしまいそうな空間。
リクライニングソファーに横たわる彼に、至極丁寧にタオルが掛けられた。
一つ大きく深呼吸をしてから、タオル越しの額に両手を重ね じんわりと自分の体温を伝える。ゆったりとしたリズムにのせて、彼の感触を指先で捉える……
すると、お互いの体温は融け合いはじめ、呼吸までもが重なり──
やがてその波は徐々に緩急を失くしてゆき、穏やかで抑揚のない寝息へとかわった。
目を閉じると、初めて“みる”ストーリーが、走馬燈のように流れ始める……
*
橘(たちばな)あかりはドライヘッドスパサロン『re-move』 で、セラピストとして働いている。
頭を揉み解す事で疲労を回復させながら、お客様を究極の癒しへと誘うドライヘッドスパ。
この仕事が大好きなあかりだったが、彼女には誰にも話していない能力がある。
マッサージを施しているあいだ、彼女には『お客様の過去』が走馬灯のようにみえている。
そして、その人の後悔があまりにも強い場合には……
その『過去』へと、憑依することができた。
その日のお客様は、スタイリッシュなサラリーマン【武田慎吾様】
武田様の『過去』に憑依したあかりは、その日を彼と共にやり直そうとして……
──疲労と後悔を癒すドライヘッドスパサロン『re-move』 へようこそ。
文字数 30,596
最終更新日 2024.03.20
登録日 2022.04.30
「僕」は海と空以外に何もない海岸近くの小高い丘にいた。「僕」は、なぜ自分がそこにいるのかも、何者なのかもわからないまま、ただぼんやりと、目の前青い風景を。その中に溶け込みそうなくらいに見つめていたのっだった。だが、「僕」がふと思い立ち、丘の斜面を降り始めた時に聞こえてきた、謎の「声」。「僕」は、その声の予言のような「君は君に会う」と言う言葉に導かれ、砂浜を放浪するうちに、「思い出す」のであった。
それは、学生と転勤者の多く住むある地方都市の、九十年代半ばの頃のことだった。バブルが終わり、果てしなき不況の中に落ちて行く日本で、それでも落ちて行く者なりの浮遊感を楽しめた最後の時代。毎日毎日が、思い返せば特別で、濃密で、しかし飛ぶように過ぎていった日々。そんな毎日の中で、大学生ユウは、大音量のダンスミュージックに満ちたクラブSで、気のおけない友人や、気になる二人の女性、マイとサキに翻弄されながらも楽しく過ごしていたのだった。
しかし、そんな日々がしだいに終わって行く、そんなすべてを「僕」は思い出していくのだった……
文字数 92,887
最終更新日 2018.07.31
登録日 2017.08.19
世界を憎み
人生に絶望した
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最後に記憶があるのは
高層ビルから
飛び降りた
記憶の事だけだった
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目の前が
暗闇が広がり
次に目が覚めた時には
無機質の大部屋の
隅にあるベッドの上だった
大部屋には他にも
無数のベッドがあり
大勢の人数が
ベッドに眠っている
性別 年齢 容姿
十人十色と言った感じで
様々の人が大勢いる
大部屋に
取り付けられてるスピーカーから
【起床アラーム起床アラーム】と
女性のAIの音声が
大音量で流れる
その音声に
目が覚める者達
辺りが騒がしくなった
悲鳴を上げる者
泣き出す者
唖然としてる者
怒ってる者
冷静に周り観察する者
再びスピーカーからAIの音声が
大音量で流れた
【至急この部屋から退出して下さい・まもなくこの部屋は爆破されます・至急この部屋から退出して下さい・まもなくこの部屋は爆破されます】
その音声に怯える者
怒声を発する者
1人の者の発言で
皆 戸惑いながらも
音声に従い
急いで部屋を退出する
しかし………
部屋の中には
まだ人が残っている
部屋に残っている者は
身体が不自由の者達だ
ベッドから
起き上がる事すら出来ない
【警報アラート発動・直ちに部屋を退出して下さい・警報アラート発動・直ちに部屋を退出して下さい】
AIの音声と共に
大音量の警報音が鳴り響く
部屋に
取り付けられている鉄製の扉が
金属音を鳴らして閉まった
少し時間が経過すると
部屋の中から
激しい爆発音だけが響いた
扉から
熱が伝わって来た
部屋では
大爆発が行われたのであろう
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人がまだ残っていた………
大勢の人が残っていた……
ゴミでも燃やすかのように
簡単に燃やされた
生きた人間をだ……
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これは
まだ序章に過ぎない
【 DEATH GAME 】
の始まりだった
文字数 45,703
最終更新日 2024.05.18
登録日 2023.04.10
9
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