未知之みちる

未知之みちる

文学、純文学を中心に描いております。文芸要素と純文学の要素を巧くMIXさせた読みやすい文学作品を目指しています。心に残るものをお届け出来ましたら幸いです。
35 12
独特な感性や言葉選びを好む譲葉と単純なものが好きな悠子、譲葉が愛おしく悠子を追いかける理由。 悠久へ向かう君はいつも新しい。だから僕はいつも新鮮に生まれ変われる。ある恋人のひとつの在り方。
24h.ポイント 0pt
小説 184,500 位 / 184,500件 現代文学 7,864 位 / 7,864件
文字数 3,684 最終更新日 2019.12.15 登録日 2019.12.15
疲れ果てたある週末、彼女は誘われるように見知らぬ小径へ入り込んだ。聴こえてきた音楽に誘われて小径を進むと穏やかなギター弾きの青年に出会った。楽園のような街での二人だけの特別な空間を分かち合う。 この街はいつでも笑っている。様々な形を持って。楽園のような陽気な街の片隅で見つけたもう一つの秘密の楽園。
24h.ポイント 0pt
小説 184,500 位 / 184,500件 現代文学 7,864 位 / 7,864件
文字数 4,301 最終更新日 2019.11.14 登録日 2019.11.14
ある雨の日、びしょ濡れの美しい女が落葉樹の元に佇んでいた。 彼は一目で心を奪われた。 その一夜の鮮明な記憶に、彼は再び彼女との邂逅を求めて各地を巡っていた。 ある日彼は強い芳香に誘われて月下美人と出逢う。 月下美人は花開くまで三年を要す。 それは彼が捜しものを始めて三年が経た瞬間だった。 彼女のように儚く美しい神秘的な大輪の花を見つめ続けた彼に突如と変化は訪れた。
24h.ポイント 0pt
小説 184,500 位 / 184,500件 現代文学 7,864 位 / 7,864件
文字数 6,552 最終更新日 2019.11.13 登録日 2019.11.12
現代文学 完結 ショートショート
満開の桜と幸せな彼女の世界に彼は誘われた。 春に出会ったふたり。彼女は「春が好きだ」と笑う。そんな彼女の世界はひどく幸せに溢れていてる。
24h.ポイント 0pt
小説 184,500 位 / 184,500件 現代文学 7,864 位 / 7,864件
文字数 4,779 最終更新日 2019.10.21 登録日 2019.10.21
逢いたい、逢いたい。 気が付くと彼は見知らぬ景色を見つめていた。 そこで待つ不思議な出会い、不思議な時間に揺られて何処へ行く。 突然大切な彼女が消えた。術もなく不安が彼を襲う。学校へ行こうと乗り込んだ電車で、まるで現から消えるように眠りに落ちた彼は、目を覚ますとがらんとした電車の中に居た。見えるのは美しい自然ばかり。そして彼は美しい少年と出会った。この出会いが意味するものとはーー。
24h.ポイント 0pt
小説 184,500 位 / 184,500件 現代文学 7,864 位 / 7,864件
文字数 7,619 最終更新日 2019.10.02 登録日 2019.10.02
現代文学 完結 ショートショート
いつだかお化け屋敷で「客」に説教された「お化け」。 面倒くさい俺の親友の対処法。 親友の篤は野太い性質のくせに怖いものが一つある。正確には「ひとり」いる。本人曰くそれは「最恐」らしい。 俺からすると、篤が間抜けなだけだと思う。 「最恐」の襲来告知に頭を抱える篤の相手が面倒くさくなった俺は、最終的にとある手に頼ることにした。今まで可哀想かと思っていたけど、もう嫌だ。 単体でも読める「永遠故に愛は流離う」スピンオフ作品。
24h.ポイント 0pt
小説 184,500 位 / 184,500件 現代文学 7,864 位 / 7,864件
文字数 3,677 最終更新日 2019.10.01 登録日 2019.10.01
官能的耽美文学。 隣人は美しい。彼の美しいには様々なものがあるけれど、とにかく隣人は美しい。こびりついた美しい彼女の声が甘く響き、彼はある行動を始めてしまった。 ベランダ越しに逢瀬を重ねる二人の間には常に薄い壁が存在している。 彼女は美しい彼に魅せられて、ある行動を始めてしまった。伝えられない気持ちを声に込める。
24h.ポイント 0pt
小説 184,500 位 / 184,500件 現代文学 7,864 位 / 7,864件
文字数 14,541 最終更新日 2019.09.30 登録日 2019.09.29
自由に愛を選択できない時代で恋を見つけた。 貴族同士の婚姻は恋愛結婚は有り得ない。それでも彼は恋をしてみたかった。初めて彼女に出会ったその日、彼女は慎ましい姿で逞しいことばを彼に告げた。そして彼は恋に落ちた。
24h.ポイント 0pt
小説 184,500 位 / 184,500件 現代文学 7,864 位 / 7,864件
文字数 7,253 最終更新日 2019.09.30 登録日 2019.09.30
繕い続けた自分を変えてくれた「あの子」と「大切な友人」に出会った「わたし」を通して、「わたし」の在り方と「大切な友人」の在り方や想いを見つめる。 日溜まりのようなあの子。 わたしは本当のわたしを覚えた。 「わたし」の視線から追う、切なくも温かいヒューマンドラマ。
24h.ポイント 0pt
小説 184,500 位 / 184,500件 現代文学 7,864 位 / 7,864件
文字数 8,003 最終更新日 2019.09.28 登録日 2019.09.28
雨が好きな少年。遠くへ行ってしまった少女と静かな海の凪と重ねて過ごしていた。 ある日、彼は島を出る決心をする。 再び少女と過ごす凪ぐ日々を求めて。 少女に対して淡く色付きだした感情を探しながら旅をする。
24h.ポイント 0pt
小説 184,500 位 / 184,500件 現代文学 7,864 位 / 7,864件
文字数 5,020 最終更新日 2019.09.20 登録日 2019.09.20
満たされているのに不安なことが不安だから、分解して見たら? 悠子は恋人である譲葉の隣に居ると安心するのに不安であった。 自分が本当に譲葉の隣に居ても良いのか模索しだす。
24h.ポイント 0pt
小説 184,500 位 / 184,500件 現代文学 7,864 位 / 7,864件
文字数 6,030 最終更新日 2019.09.18 登録日 2019.09.18
児童書・童話 完結 ショートショート
とある村の村人たちのとある幸せな一生
24h.ポイント 0pt
小説 184,500 位 / 184,500件 児童書・童話 3,199 位 / 3,199件
文字数 706 最終更新日 2019.09.15 登録日 2019.09.15
意味のない言葉の羅列が彼を掻き立たせる。
24h.ポイント 0pt
小説 184,500 位 / 184,500件 現代文学 7,864 位 / 7,864件
文字数 2,951 最終更新日 2019.03.25 登録日 2019.03.25
言葉で全てを伝える僕らは失念していた。表情を変えない彼女と僕は、言葉で愛を伝え合えば満足していた。 ある日、僕らに新鮮でけれども当たり前の変化が訪れた。
24h.ポイント 0pt
小説 184,500 位 / 184,500件 現代文学 7,864 位 / 7,864件
文字数 3,748 最終更新日 2019.03.25 登録日 2019.03.25
 繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し、そしてまた繰り返される。それは誰かにとっては希望そのもので、他の誰かにとっては絶望かもしれない。  誰かじゃなくて僕にとっては?  そんなの愚問だ。だって――……。  どうせ繰り返されるだけなのだ。希望も絶望もあったもんじゃないだろう? この平坦な毎日と同じだ。真平らな道を余所見もせずに歩けるのは、僕の心も真平らで上にも下にも横にも微塵もぶれることがないからで。  そういえば、考えたこともなかった。いつか、終わりや変化がやってくるなんて。そんな馬鹿げた希望を抱き続けて歩き続ける人のほうが多数だけれど。そんな希望を抱いた人の幾人かがそのうち気付いて絶望して行く。僕にはわからない。絶望する以前に、この現状に希望など見出したことなど一度も無いから、僕は絶望もしない。  何もないところから何かが生まれるはずなんてないんだ。入り口や出口すらここには元から無いじゃないか。風穴ひとつ見当たらない。  そんな場所で、どうして何かが変わるかもしれないなんて思えるのだろうか。  かたんと音がして、それから手元に冷たいものが滴った。それは直ぐに手元を過ぎて机から零れ落ち、床でぴちゃんと音が鳴った。  ああ、まただ。  そこまでグラスの中身が零れてから漸く僕は我に返った。  慌てて椅子を引いて立ち上がり布巾と雑巾を取りに向かおうとしたら、既に同居人が布巾と雑巾片手に駆けつけるところだった。 「ごめん」  そう言って彼女が持っていたものを受け取ろうとしたが、彼女はすたすたとそのまま机まで向かい自ら僕が零したグラスの水をふき取りに掛かった。  僕は呆然とそれを見つめていた。 「大丈夫? 」  机の上をさっと拭いた彼女は蹲って床を拭っている。丸まった背中だけが僕には見えていて彼女が今どんな顔をしているのか知らない。彼女の声色がなんだかいつもと違っている気がしてさっぱり想像すら付かない。  僕は言葉に詰まった。  今、彼女が欲しい言葉がわからない。 「どうかしているよね、ホント」  言葉に詰まっていた割りに、それは随分すんなりと出て来た。  本当に僕は最近どうかしている。気が付くとぼうっとしていて、何かを落としたりどこかにぶつかったり――それでいて、まるで他人事のように気付くのが遅い。  たぶん、僕は不安なんだ。  この平坦な繰り返しに何も疑問も持たない僕は僕自身も実に平坦で、希望も絶望も抱くことはないけれど、どんどん平たくなっていく自分が不安なんだ。  僕は僕であって僕じゃなくなって行く。この繰り返しの単なる一部分でしかない。
24h.ポイント 0pt
小説 184,500 位 / 184,500件 現代文学 7,864 位 / 7,864件
文字数 2,629 最終更新日 2018.12.13 登録日 2018.12.13
35 12