一体どれだけの人がこの空に目を向けてくれるかは分からない。ただ、目を向けてくれようがくれなかろうが、僕が気に入って、満足して……それだけじゃ駄目なんだろうか。ねえ、僕?
「純粋に空を創って愛したい」
そう思う彼が報われてほしい。
文字数 1,030
最終更新日 2025.07.05
登録日 2025.07.05
半年くらい前から、わたしは毎朝音楽室に通ってる。聴こえてくるのは彼の奏でるピアノ。一度は音楽から離れたわたしに、またその世界に触れたいと思わせてくれた音。
こんなに音に心奪われたことはない。ずっと聴いていたい。もっと知りたい。あなたの音を、あなたを。
文字数 6,528
最終更新日 2025.06.17
登録日 2025.06.14
ずっと前からある男の子のことをわたしは見てた。大好きだった。
でも、それは途中で終わってしまった。もう君とも話せない。
だけどわたしは想い続ける。君のことが大好きだから、誰と幸せになってもいいよ。
文字数 3,440
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.05.31
事故死したと思っていた男が目を開けると、そこは不思議なキッチンだった。名もない喫茶店に迷い込んだ男は腹が減った気がして食事を作る。
人の心の間を気まぐれに通っていく移動型の喫茶店のお話。
文字数 3,722
最終更新日 2025.05.29
登録日 2025.05.29
悪夢にうなされるわたしは、ずっとそれから逃げ続けていた。
でもある日、夢の中で闇に飲まれたわたしが見たのは、わたしだった。
文字数 1,129
最終更新日 2025.04.18
登録日 2025.04.18
売られた女は箱庭で体を売る。逃げ出したいと、素敵な人と結ばれたいと、そう夢を見はするものの、希望を持てずにいた。
しかしある日、彼女の前に現れたのは春のような印象の男。抱きもせず、憐れみからお喋りが始まるが案外それは女には楽しくて、そんな穏やかな春に惹かれていく。
文字数 4,331
最終更新日 2025.03.27
登録日 2025.03.27