がさつと言われた私の言い分は。

樋渡皐月(ひわたし さつき)
都内の普通の会社員。
どこにでもいる普通の女。

あるデートの朝、すっかり準備の終わった彼に待ってもらって、全力でおしゃれ中。
そんなラブラブ気分の朝に言われた。

『もう耐えられない。』と。

だらしない自分の行動にとうとう我慢をやめた彼。

何で?・・・・・というか、しょうがない、理由は言われた通りで否定はできない、自覚もあるし。
ただ、そんな結末を回避するべく人選をしてきたつもりだったのに。

ふられた。またふられた。同じ理由三連チャン。

やっぱり落ち込んだ。

だってさっさといなくなった彼は部屋に置いてた荷物もすっかりとまとめ上げていた。
ずっと今日が最後のつもりだったらしい。
昨夜泊まったのは荷物の最終回収のためだったらしい。


週末、なんとか乗り越え、気分を変え、同僚に報告した。


人には向き不向きがある。
そして努力したいことも、したくないこともある。

『ガサツ気性』は我が家では母親から次女と三女に受け継がれた。
二人とも幸せになっている。
じゃあ、きっと私だって・・・・・いつかは・・・・。


会社でもう一人爆笑した同僚がいた。
いつかは見返したいのに、なかなかだった。

慰めてくれるらしく開かれた飲み会と聞いたのに。
端の席じゃあそんな気遣いも感じられない。
前の席に座った大人しい男の子 白石竜君と話をした。

後輩だった。かわいい子だった。

そんなぼんやりとした日から始まったガサツな私の新しい日々。

努力できないガサツより、ガサツを許してくれる心の広い男性を探す日々が始まった。
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