ホラー 妖怪小説一覧
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三年前に生まれ故郷の神隠市へ戻ってきた中学生の椋伍は所謂「視える」「触れる」人間で、地元にある不思議な決まりや曰くを紙に書いてまとめては危険なものを「消す」ようにしていた。
ある日「奥さん」という地元特有の怪談を友人達から聞いていつものようにメモをしていると、クラスに別学年の見知らぬ少女が訪ねてきて「お前は何だ」と椋伍に問う。さらには次々と言葉を重ね最終的に「それ以上それを増やすな、捨てるな」と念を押して去ってしまい、怖さのあまり彼は呆然とするが、後に神隠市にある神社の娘であることを知る。
「あんな風に言われる理由が分からない」とただただ彼は困惑し、いつも通り帰り道でたまたま遭遇した「妙なモノ」を消すため、今日も食塩をフライパンで炒めていくのだが――。
この世とあの世のコメディーホラー、開幕。
あなたに「諦めたくないものはあるか」?
※小説家になろう、カクヨムにて同時公開中
※2024年4月8日 第一部 了
文字数 213,576
最終更新日 2024.04.08
登録日 2022.04.19
植物の様に水と太陽光で必要な養分を作る機能を持った人間「植物人」を生み出す薬を作った男がいた。
男は病から人を救うと言う名目でその薬を使い続ける。
だが、薬を奪われない限り枯れない植物「植物化」になってしまう者、人から精気を喰らう化け物「植物妖」になり果てる者が大半だった。
男は結局は病で死んだ。多くの植物人、植物妖たちを残して。
これはその薬から生まれた植物化、植物妖たちを枯る「殺め」になった男の話。
※同タイトルの作品があった為、タイトルや造語を変更しました。
文字数 26,836
最終更新日 2023.12.02
登録日 2023.10.17
文字数 19,034
最終更新日 2023.09.25
登録日 2023.09.25
通称、ナキ症候群は八重桜町周辺で頻繁にみられる地方病である。被害者は十日間涙を流し続けるという特徴があるが、これといった原因は特定できない。有識者の意見では、原因は不明であるものの接触感染による広がりが懸念されており、泣き症候群と診断された患者は各専門病院にて隔離処置となる。
先日から、十名のナキ症候群と思われる患者が遺体となって発見された。頭部は何か大きなもので叩きつけた様に、頭蓋骨が粉砕され平の形に変形された状態だった。
ナキ症候群との関連性も含め、警察は事件性も考慮に入れ聴取を続けている。
文字数 56,439
最終更新日 2023.07.18
登録日 2022.11.28
狂り狂りと這い摺り廻る。それが唯一、泥人形に許された儚い夢幻。
怨児(おに)狩りとして生きる男、憂悟にわけあって師事する少年、旭。
旭は憂悟の元で怨児の殺し方を学ぶと共に、憂悟の妹、由李歌の世話もしながら、三人での生活を続けていた。
※本作は2021年5月頃の『第一回厨二病小説大賞』参加作を推敲の上、投稿し直したものです。
文字数 31,265
最終更新日 2023.06.28
登録日 2023.03.30
文字数 19,471
最終更新日 2023.04.04
登録日 2023.04.04
陽之戸国の都、貴墨に住む三流作家の丞幻(じょうげん)はある夜、祟り神が出るという噂の荒れ寺で男を拾う。
埋められていた土の中からずるずると這い出て、力尽きたように倒れている男を見て、丞幻は思わず呟いていた。
「――あらやだ、ネタだわ」
これは、怪異を見聞きする力を活かして関わった事件を小説にしているものの、いまいち売れない三流作家が愉快な仲間達と共に(次回作のネタの為に)怪異に挑み。
神隠し調査の為に異界に突撃し。
美味しいものに舌鼓を打ち。
賭博ですってんてんになり。
時には盗人捕縛に駆り出され。
はよ次の話を書けと、版元に物理で尻を叩かれる。
そんなお話である。
※キャラはコミカル、ホラーはまったりな、なんちゃって和風怪異モノです。よろしくお願いします。
※話の展開上、人の売買や殺人・強盗などの犯罪行為の描写がある場合があります。
この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※複数の小説投稿サイトでも公開しています。
文字数 50,455
最終更新日 2023.02.16
登録日 2023.01.24
寝ない子供の所へ現れるという「婆(ばば)」を見てしまった少年。霧の晩、山に捨ててしまった子供の声で語りかけてくるモノ。高校の入学祝いで買ってもらった携帯電話に掛かってくる間違い電話。
日常の中で怪異と出会ってしまった瞬間を描き出した短編集。
恐怖だけではない、どこか奇妙な世界をご堪能あれ。
前身となる「怪奇短編集 ―Mysterious Worlds―」の全100話を日常ノ怪①・②、動植物ノ怪、人ノ怪、学校・職場ノ怪の全5章への分類・整理。一部の短編は新規のものと差し替えております。
さらに書き下ろしの「秘密ノ怪」は全5話を掲載予定です。
毎週水曜日と土曜日の深夜0時頃に更新します。
裏話満載のオフィシャルファンブックはこちら→ https://www.alphapolis.co.jp/novel/180133519/740582236
他の小説投稿サイトでも同時連載中。
文字数 72,726
最終更新日 2023.01.26
登録日 2022.01.01
人材不足の昨今、そこそこニーズがある筈の若手SE・葛岡聡は、超ブラックIT企業へ就職したばかりに、連日デスマーチが鳴り響く地獄の日々を送っていた。
その唯一の癒しは、一目惚れした職場の花・江田舞子の存在だが、彼女の目前で上司から酷いパワハラを喰らった瞬間、聡の中で何かが壊れる。
翌朝、悪夢にうなされる聡の眠りをスマホのアラームが覚まし、覗くと「ルール変更のお知らせ」と表示されていた。
変更ルールとは「弱肉強食」。喰われる側が喰う側へ回る、と言うのだが……
遅刻寸前で家を出た聡は、途中、古の妖怪としか思えない怪物が人を襲う姿を目撃する。
会社へ辿り着き、舞子の無事を確認する聡だが、彼はそこで「ルール変更」の真の意味と、彼自身に付きつけられた選択へ直面する事となる。
あなた、社畜、やめますか? それとも、人間、やめますか?
〇エブリスタ、小説家になろう、ノベルアップ+でも投稿しております。
文字数 23,007
最終更新日 2022.06.11
登録日 2022.06.06
オカルト関連を専門に扱う警察官が、オカルト探偵の女性調査員と手を組む。
「退魔師ばかりを殺すスラッシャー」を、退治するためだ。
だが、現場に向かうと手口が変わっている。
今までは法則性もなく、普通に殺すだけだった。
なのに、殺害方法に怨念がこもっている。
とある高名な霊能力者から、息子の護衛を依頼される。
だが、彼らのあんまりな態度に、オカルト課は断ってしまう。
事件を追っていくうちに、スラッシャーは元々、普通の人間だったとわかった。
そのスラッシャーは、「ピ(カレシ)」が大事にしていたペット「魔王」を守っていた。
だが、魔王は殺され、スラッシャーの女性も深手を追う。
魔王は女性を助ける。自分の手足とするために。
ピの聖域を踏みにじった奴らを殺すため、ふたたびスラッシャーは動き出す!
警察の協力を得られない大手退魔師側も、百人の退魔師を雇って応戦する!
一方オカルト課は、事件に先程の大手退魔師が関与していると突き止めた!
文字数 101,611
最終更新日 2022.04.04
登録日 2022.02.23
大学生である橘伊織(たちばないおり)はある夜唐突に、幽霊や妖怪といった怪異の存在を知る事になる。日常に退屈していた橘は怪異関係の仕事を専門に取り扱う女子高生霊能力者、如月葵(きさらぎあおい)の助手として働き非日常の世界への門を叩く決意をする。
幽霊を視る事は出来ないものの結界探知能力や霊的攻撃無効といった体質を武器に、橘は今日も様々な怪異と出会い楽しい非日常を送る!
(この作品はカクヨムと小説家になろうにも掲載されています)
文字数 79,369
最終更新日 2022.01.24
登録日 2022.01.03
強力な霊能力を持つ柳田尊は或る日の夜、
天界へ辿り着けなかった死者の魂が行き着く冥界にある“街”に迷い込んでしまった。
そこで琥珀と名乗る謎の男に出逢う。
琥珀に導かれ、尊は自身に襲いかかる災難を振り祓い、現世に戻ろうとするが…
ホラー系(にしたい)ショートショートコメディ
ハジマルヨー‼︎
文字数 1,239
最終更新日 2021.03.18
登録日 2021.03.18
親より先にこの世を去った子供は、親不孝の報いで苦を受けるため賽の河原で石積みをさせられる。完成する前に鬼がやって来て塔を破壊し、石積みをまた繰り返さなければならない。大体の子供達は地蔵菩薩によって救済されるが、稀に獄卒としての才能がありそうな子供は地獄で働く確保者達によって鬼にさせられ、"死ョ体(しょたい)"となり働かされる。名前の読み通り、死ョ体は少年のみが選ばれる。
文字数 3,176
最終更新日 2021.01.13
登録日 2021.01.13
道から堕ちる果てには魔道、道から外れる果てには外道、
望み求めて欲せども、いずれ道も尽き果てる……残るは虚しい足跡ばかり。
人の世を捨てて、妖怪変化の名を冠する異能を修めた『魔道師』と、
人の世から外れ、身も心も魑魅魍魎と化してしまった『外道』。
──いったい何が違うというのか?
……民俗学者を目指す青年・源信一郎は望まぬままに魔道師『木魂』の能力を授けられ、人間のルールから外れた者として生きていくのを余儀なくされてしまった。
そんな彼を魔道の深みへと引きずり込むようにつきまとうのは、破戒僧『幽谷響』。自らの本名を明かさず、妖怪の名前を名乗る不思議な男の導きにより、信一郎は「人間でありながら人間以上の何か」になってしまった外道とのいざこざに巻き込まれていく。
一章完結型の伝奇ホラー小説です。箸休め感覚で楽しんでください。
挿絵は友人の『くろやけい』氏が描いてくれたものです。ありがとうございます。
https://www.pixiv.net/member.php?id=33963
文字数 272,300
最終更新日 2020.08.05
登録日 2019.11.24
人魚伝説のある孤島。
だがそこには、無慈悲に人を食らう、鮫人間がいた!
人魚伝説の調査のため、オカルト研究会に所属している隆司は、とある孤島へと上陸する。
だがそこで、隆司を含むオカルト研究会のメンバーは、とてつもなく危険な生物に襲われたり、恐ろしい現象を経験することになる。
彼らは無事、この孤島から脱出できるのか、そして、島に伝わる人魚の伝説とは一体何なのか。
※警告! グロテスクな表現があります。気分を悪くする可能性がありますのでご注意ください!
※挿絵には自作画像、ぱくたそ様のフリー画像、photo-ac様のフリー画像、及び、CC0の画像、を使用。
※イメージキャラクター画像及びカバー背景、三日月アルペジオ様、Free SoZai様、より、お借りしています。
※この作品はフィクションです。実在の人物、地名、伝説、団体等とは一切関係ありません。
ゆっくり書いていきたいと思います。誤字脱字、多発する可能性があります。ご了承ください。
文字数 74,907
最終更新日 2018.08.17
登録日 2018.05.09
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