大正 小説一覧
52件
41
帝都の守護鬼は離縁前提の花嫁を求める
家の取り決めにより、五つのころから帝都を守護する鬼の花嫁となっていた櫻井琴子。
十六の年、しきたり通り一度も会ったことのない鬼との離縁の儀に臨む。
鬼の妖力を受けた櫻井の娘は強い異能持ちを産むと重宝されていたため、琴子も異能持ちの華族の家に嫁ぐ予定だったのだが……。
「幾星霜の年月……ずっと待っていた」
離縁するために初めて会った鬼・朱縁は琴子を望み、離縁しないと告げた。
42
鬼のセンチネル
【大正センチネルバース】【鬼の執着質なセンチネル×敏感気質な陰陽師】
大正時代。陰陽寮(おんみょうりょう)の組織に命令され、藤(ふじ)は昏睡状態の鬼を目覚めさせた。鬼の玖賀(くが)は寂しがり屋で依存気味。常に藤を傍に置きたがる。だが、藤は求められる行為に嫌気をさしていた。そんな時「鬼は危険だと」忠告するセンチネル、獅堂つばさが現れる。
藤は信じなかったが、どこか心に言葉が刺さり、頭の中から離れない。しかも、玖賀の能力は獅堂を怯えやかすものだった。
鬼と人間の人外センチネルバース物語。
43
優しくて残酷な
時は大正。
華族のお嬢様と世話係のメイドの淡い恋物語。
傍にいるだけで満足していた二人。あるとき、お嬢様が婚約することになり……。
44
F・M・D (full.metal.denture)
大正生まれの武蔵(たけぞう)はある日、ダンプにはねられそうになる孫の「春香」を助けようとして瀕死の重傷を負う。
そこに見知らぬ科学者と名乗る謎の男が現れて武蔵をある方法で助けるのでした。
ここではない何処かのお話
45
家族に捨てられた私が、あやかしの花嫁になりまして。
時は大正。第一次世界大戦が終結し、日本で西洋の文化が栄え始めた頃。
由緒正しい名家に生まれたにも関わらず、とある理由から人々に疎まれ、蔑まれ続けた少女がいた。
この世に生を受けて十八年。心無い人間達によって心も身体も傷付けられ、感情というものをなくしてしまった彼女は、ある日ひょんなことからあやかし達の住む世界──"隠り世"へと足を踏み入れてしまう。
これは人間とあやかしの葛藤、絆、そして小さな恋心を描いた物語……。
46
虐げられた私の元に現れた救世主は、大天狗様でした。
捨て子として拾われ日和は、その家の主人が亡くなってしまうなり、母と姉によって暴力を受けてきた。いつの間にか助けを求めることも諦めていた日和の元に、自分のことを大天狗だと言う銀髪の好青年がやってくる。そして、その青年は日和を迎えに来たことを口にする。
なぜ大天狗が捨て子であった日和のことを知っているのか。日和の現状を知った大天狗や他のあやかし達がどんな行動をとるのか。
絶望からのシンデレラストーリーがここに開幕する。
47
大正逢魔が時怪奇譚
士族の娘として、日々剣術修行に明け暮れている佐木町十和子。少々(かなり?)お転婆な彼女は、ある日女学校で噂のお姉様、天道要と夜に出会う。
「この学校は鬼門に建てられていてね、だから『俺』が出向しているのさ」
陰陽寮から出向して、女学生として夜な夜な妖怪退治をしている陰陽師の彼と成り行き上行動を共にしてしまった十和子は、妖怪退治の協力をすることになり……。
昼はお姉様と妹として、夜は陰陽師の相方として行動を共にすることとなった十和子の明日はどっちだ。
サイトより転載になります
48
鬼の心臓は闇夜に疼く
闇夜を駆ける少年は、
永い時を生きていく…。
鬼を心臓に宿す小太郎。
人間の中の悪意を食べ、生きている。
そんな小太郎の元に、桃太郎の子孫が現れた。
彼は、先祖がせん滅しそこねた、生き残りの鬼を探しているという。
彼らと戦う中、自分の存在について、悩み苦しむ小太郎。
そんな小太郎に、子孫の青年が下した決断は…。
日本を舞台にしたファンタジーです。
鬼や妖怪の解釈について、作者独自の設定があります。
過去編と現在編で物語を進めて行きます。
※過去編には、カニバリズム的描写があるので、苦手な方はご注意下さい。
49
地獄障子の覗き穴
大正時代の京都でヒステリックな小説家に拾われた青年が夜這いをかけられている間に恐怖を見る話。BL要素あり。エログロ。
50
疾風の往く道
時は大正。高等女学校に通う少女・悉乃(つくの)は、ひょんなことからスリの現場を目撃し、犯罪を未然に防ぐことに成功する。 しかし、それをきっかけに女学校では爪弾き者にされてしまう。 そんな悉乃の心の拠り所となったのは、掏られそうになった青年・武雄の存在だった。 タイトルは「はやてのゆくみち」と読みます。 登場人物はすべて架空の人物です。 一部、大正時代の史実、実在の学校や人物名が登場しますが、この物語はフィクションです。実際の人物および親族の方、事件、団体には一切関係ありません。
51
朝顔に水浅葱
何時もと変わらぬ朝。けれど目が醒めて、何故か酷く切ない心地がした――――。
夢の中で出逢った女性に強く焦がれてしまった男は、しかしそれが夢でなく現実に起きた出来事であることを悟り、それから男はその彼女にもう一度逢いたいと願う。
しかし一方で女にもある秘密が……?
こちらは2023年度発行の文芸部夏部誌、三題噺『夢遊病』『着物』『雨宿り』にて掲載した作品を一部改稿したものになります。
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悼みの澪守 ~大正祇園、痛みを売る女たちと感情犯罪ミステリー~
甘い白粉と線香、湿った木の匂い――その匂いが、国語教師・上原詩乃の感情の扉を揺らした。流産と離婚から半年、泣けないまま日常をやり過ごし、心だけを固く閉じて生きている。
冬の京都、八坂で授かった「澪守」のお守りを境に、詩乃は数日後の授業中に倒れ、大正十二年の祇園で目を覚ます。そこで彼女は「立花志乃」と呼ばれ、喜びも悲しみも秤にかけられ、貨幣として売買される世界に放り込まれる。
痛みだけが、狙われている。痛みを売る女たち、悼めなくなる母、静かに壊れる街。志乃はやがて協力者とともに“感情犯罪”の連鎖を追い、政府の裏機関「情動管理局」の通達――『女から痛みを奪え』へ辿り着く。
奪われた痛みを世界へ返す禁術「澪の還流」。その代償は、あまりに大きい。悼みは救いか、呪いか。泣けない国語教師は、痛みの意味を取り戻せるのか。
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