余韻 小説一覧

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屋上の透明人間

二人の透明人間が屋上で出会った。彼らは何を願うのか— とある学校の屋上で 明るい彼と正反対な私は出会った。 そんな彼は初対面でたった一つの提案をしてきてー? 青春の真っ只中、透明な私たちのほんのわずかな人生の尺を切り取った物語。 ※他サイトにて同じものを投稿しています。
青春 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 850 最終更新日 2025.09.14 登録日 2025.09.14
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霧に棲むひと──山梔子は夢を見せる(花々の祝福1)

霧に棲むひと──山梔子は夢を見せる(花々の祝福1)
霧の深い日にだけ現れる、名前のない女。 夏樹は彼女と出会い、やがて恋人になる。 けれど彼女はどこか不自然だった。冷たい身体、生活の気配のない部屋、そして――決して語られない“正体”。 ある夜、夏樹は彼女の秘密を知ってしまう。 それは、決して触れてはいけなかったものだった。 愛したものの正体を知ったとき、人はどこまで残酷になってしまうのか。 そして、残されたものは何を想うのか。 霧の中に棲む、ひとつの恋の記憶。
現代文学 完結 短編
感想数 0 文字数 4,132 最終更新日 2026.02.20 登録日 2026.02.20
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『聖女が夜に溶けるまで』―パンの香りとともに―

『聖女が夜に溶けるまで』―パンの香りとともに―
地方都市の古いビル,その地下1階にある小さなベーカリー。22歳の見習いパン職人,木村詩帆は,深夜2時から朝6時まで,一人で仕込みをしている。変わりたいと思いながら変われない。前に進まなければと思いながら,足が動かない。それでも毎晩,粉を量り,水温を測り,生地を捏ねる。繰り返しの中に,自分を,かろうじて,置いている。 ある深夜,シャッターを叩く音がした。光が見えたから,と言って現れたのは,同じビルの4階に住む,名前も職業も知らない男だった。眠れない夜に外を歩いていると,この地下の光が見えて,立ち止まれるのだという。詩帆はパンを売った。それだけのことだった。 それから,彼は週に3度,深夜に来るようになる。パンを買う。少しだけ言葉を交わす。また来る。ただ,それだけのことが繰り返された。でも詩帆の手は,彼が来る夜と来ない夜で,仕込みのリズムを変えていた。身体が,頭より先に,何かを知っていた。 包帯を巻いた夜があった。カウンターを越えて,その手を包んだ夜があった。厨房にコーヒーカップが2つ並んだ夜があった。深夜の厨房で,2人は話した。何について話したか,後から思い出せない。声の低さと,蛍光灯の白さと,コーヒーの冷め方だけを,覚えている。 やがて,彼の名前を知った。詩帆は,その名前を,のどの奥で,静かに,発音した。 2人の関係には,最後まで,名前がつかない。恋なのか,習慣なのか,それとも別の何かなのか。問いは宙吊りのまま,夜の中に,置かれる。でも詩帆は今夜も,ブリオッシュに丸印をつける。1つ,取っておくための,印を。来ても来なくても,焼く。待つことは,何もしないことではない。温度を保つことが,待つことだ。 停滞は,敗北ではない。前進も,義務ではない。変われない身体が,それでも夜の中を歩く。その事実を,この物語は,裁かずに,ただ,描く。
ライト文芸 連載中 短編
感想数 0 文字数 36,379 最終更新日 2026.04.25 登録日 2026.04.17
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読切短編 白いまま

読切短編 白いまま
父が死んだと聞いたとき、私は泣かなかった。 十八で家を出て、それきりになった父。半年後、誰かが片付けなければならないからと、海辺の町へ戻る。シャッターの閉まったサーフショップ。埃の積もった倉庫。壁に立てかけられた二十枚以上のボード——全てに、油性ペンで日付が書いてあった。 一枚だけ、日付のないボードがあった。 何の傷もない、白いまま取り残されたボード。常連の老人は言った。「お前さんが生まれた年に買ったやつだ。一度も海に入れなかった」 父は何も言わなかった。私も何も聞かなかった。それでも、ボードはそこにあった。
現代文学 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 883 最終更新日 2026.05.24 登録日 2026.05.24
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読切短編 灯りの名前を知らないまま

読切短編 灯りの名前を知らないまま
軽音部に入った春、先輩のギターケースに同じ推しのアクキーを見つけた。 それだけのことで、胸に何かが灯った。恋とも呼べない、妄想とも違う——ただ「始まる」という静かな確信。 先輩は翌春に卒業した。何も始まらなかった。だから何も終わらなかった。 あの予感は正しかったのか。十年経った今も、私には答えがない。 でも最近思う。予感というのは、当たり外れで測るものではないのかもしれない、と。
恋愛 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 984 最終更新日 2026.05.21 登録日 2026.05.21
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鬼
村の外れにある“鬼狩り山”へとやって来た少年達は、そこにあった古びた祠から鬼の面を発見する。 その面を持ち帰ったタッちゃんは、次第におかしな行動を取り始めるようになり……。 鬼狩り山にまつわる忌まわしき村の過去。 そして今、再び同じ歴史を繰り返そうとしている。 鬼とは一体、何なのだろうか──?
ホラー 完結 短編
感想数 0 文字数 8,325 最終更新日 2026.03.19 登録日 2026.03.19
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