王妃 小説一覧
121
陛下、貴方の愛が重すぎます!
幼い頃から婚約を結んで恋愛とか権力のいざこざ色々あったけれど私たちが離れてしまうようなことはなかった。
若き王として結婚してからの夫は民への信頼も熱い。それはいい……それはいいけどね?
「今日も美しいな、リアリー」
「陛下、それはわかりましたからひとりでお仕事くらいするようにしてください」
「り、リアリー?何故そんなに冷たいんだい?私のことはシアと呼ぶように言っているだろう?ああ、もしかして私に不満が?リアリーに不満を抱えさせるなんて私はなんと愚かな夫だ……。気にくわない部分があれば直すから許しておくれ……っ」
「はぁ……はいはい、顔が気に入りません。どうしようもないでしょうから……」
「そうか、顔か。ならば焼いてくるからしばらく待って……」
「いやいやいや、冗談だからっ!」
さすがに王妃の顔も保てそうにないほど夫の愛が重すぎるのだけが、唯一の……欠点と言うべきか。おかげでどれだけ彼が私以外のご令嬢に狙われても気にならなかったけど、さすがにどうにかしたいわけで………でもこれ、私のせいでもあるんです。聞いてもらえます?
ざらめ様またまたネタ提供ありがとうございます!
122
悪役王子はその溺愛に気付かない
カーロ・ダフィール・ロゼはBLゲームの悪役王子である。
お飾り王妃の息子と生まれ優秀な兄と弟の間に挟まれ苦年してるところに男爵令嬢であるアイリスに声をかけられいつしか、アイリスに恋心を抱く。
そして、アイリスの言われるまま婚約者であるレオ・アルディ・ヘルデスとの婚約を破棄する。
123
diceをふるのは公爵令嬢でも国王陛下でもなく
ブリューテ興国の暦にして、613年のその年、ブリューテ興国王太子であった第一王子、レクスィ・リヒト・ブリューテが、国王陛下主催の舞踏会で自身の婚約者であったフェアシュタ・ヴェステン公爵令嬢との婚約を破棄。その妹であるユリア・ヴェステン公爵令嬢との新たなる婚約を発表した。
兄を慕い、婚約者であったはずのフェアシュタ令嬢とともに未来を歩んでくれると信じ、夢見ていた第二王子である弟、ヴォールの目の前で。
後のブリューテの歴史書に、「神王」の異名を授かった一人の偉大な王がいる。
その王の名は、ヴォール・リヒト・ブリューテ。
その「神王」を傍らにて寄り添い、支え続けた賢妃の名はフェアシュタ王妃。
後にブリューテ国に住まう子供達の寝物語に登場する愚の存在、レクスィとユリア。
これはブリューテ国「神王」が誕生した、あまり知られることはない始まりの物語。
「神王」と賢妃の傍らに在り続けた、赫きダイスの伽語り。
※主人公が性格に難ありという簡素な言葉ではすまないと思います。お気を付けください。