「座り込み」の検索結果
全体で6件見つかりました。
5
件
――己が不幸だと嘆くことが出来るのは、幸福とは何かを知るからである――
目を凝らして読む本は、数年前に図書館に受入されたソートナーヤ著「幸福論」だ。
「幸福って何かしら……」
自身は幸福とはなにか、知っているのだろうか?
木陰に座り込み本を凝視しながら彼女は己に問う。
マリアンナ・フォレスター・シンリーンはぼやけた視界で空を見上げた。
✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱
これは幸福な双子の片割れと、不幸な双子の片割れの物語。王子と令嬢の古典的な恋愛物語。流行りも廃れはじめたザマァの物語。
✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱
男爵家に生まれた双子の女の子のうち、家に残ったマリアンナ。平民へと養子にだされたリアン。幸せが何かわかっていないマリアンナが、幸せを掴むための物語。
全15話で約5万4千字。軽い読み物としてお楽しみいただければ幸いです。
お話の性質上、虐待表現が入ります。
注意喚起はしておりませんので、読まずに逃げるか、察知して飛ばすかしてください。
✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱
アルファポリスは読み専だったのですが、初投稿させていただいます。
コメディ色は薄めですが、少シハアルツモリダヨ!
王子はコッテコテのセリフを吐くことを意識して書きました。お楽しみいただければ幸いです。
私なりのザマァしてみたいなと、書いてみました。
なろう、カクヨムにも投稿しております。
それ、私だよ!安心して!
前置きが長くなりましたが、お楽しみいただければこれ以上ない幸福です!
文字数 54,990
最終更新日 2022.02.06
登録日 2022.01.22
月の上に落ちた涙が蒸発するまでの間、その表面に映ったのがこの物語です。
失われたSFの夢が舞い、その夢により街の形作られる月の上、百の街路の中に百の秘密を隠し持ち、百の秘密の中に百の街路を隠し持つ、その街の中、途方にくれたロボットがいます。
ロボットは自分の主人を探しているようです。何ものもあるはずのこの街には、探し人もきっといるはずなのですが、あまりにあるものが膨大で、何時までたっても見つけることができません。いくら探しても見つからない探し人に、ロボットは雪の降る街の中、疲れ果て、座り込み、夢の中の夢の中の夢の中の夢……その夢の深い階層を落ちて行き、たどり着いた真っ白な場所は何処?
そして始まるロボットの幻想譚。
文字数 22,056
最終更新日 2017.11.03
登録日 2017.11.02
大陸の一角に栄えるとある国。
そのまた、中心にある都市部と呼ばれる発展した地域。
人が行きかう大通りに面し大きな木造の建物が一つ。
そこは、冒険者という依頼をこなし生計を立てる人達が拠点とする酒場。
その一角に座り込み、テーブルと同化するようにグッタリとしている青年、ジェスターは自分の目的を思い出す。
(あぁ、お酒と美女に埋もれながら優雅に過ごしたい)
そんなジェスターの隣で同じようにテーブルと同化する女性チェルビー。
(あぁ、イケメンとお金が欲しい、切実に)
金が欲しいからと言う理由で冒険者になったはいいが、楽して幸せになる方法を模索していく二人。
しかし、彼らは知らなかった。
自分達の堕落した思考がどれほど極まっていたのか。
彼らは知ることになる、楽してお金を稼ぐ方法はないと。
時には、ざまぁと他者を見下し酒を飲む、時には、ざまぁとチェルビーを見下し殴られる。
そうして、彼らは知っていくのだこの世界の仕組みを...。
文字数 28,692
最終更新日 2020.11.05
登録日 2020.11.01
夜毎に荒野を彷徨う夢を見ていた「私」はある晩の夢で、まだ咲きかけの美しい花を見つける。それが自分の探し求めていたものだと直感した「私」はその花の前で座り込み、花の咲くのを待つことにした。
がみがみと苦情を言い立てる電話、無理解で口さがない同期社員たち、叱るばかりの上司や先輩。そんな現実にうんざりして、いっそあの夢の荒野のような土地で野垂れ死にしまおうかと思う日々。そんな中、夜毎開いていく夢の花だけが「私」の心の拠り所だった。
・現代舞台
・若手社会人女性の視点
・恋愛要素なし
・日常パートと夢パートが半々ほど
・たぶんハッピーエンド
文字数 39,300
最終更新日 2023.04.27
登録日 2023.04.23
西暦2045年。世界初の人型ロボット、アンドロイドが発売された。
完全に人と同じ姿でありながら自分の望みをすべてかなえようと奔走する彼らに人々は魅了された。
理想的な恋人、理想的な夫婦。理想的な家族。
アンドロイドを発売する会社『Ideal Life』社がスローガンとして掲げる言葉だ。
その言葉の通りにアンドロイドは人々の幸福のために生きている。
大神十夜はそんなアンドロイドが嫌いだった。アンドロイドに仕事を奪われたからだ。
人間が多くの時間をかけて学ばなくてはならいことであっても、アンドロイドはごく短時間で。システムをインストールすることで学習を終えることができ、人間よりもはるかに高いパフォーマンスで仕事を完遂させる。
経営者たちはこぞってアンドロイドを雇い入れた。結果として、人間は職を追われることになった。
アンドロイドが普及したのは優斗が大学を卒業する2年前だ。おかげで就職もままならなくなった優斗は地方公務員になり、アンドロイド回収課で働くことになった。
理想的なパートナーと呼ばれながらも飽きれば捨てられる。アンドロイド自身もそれを受け入れている。
そんな情景に嫌気がさしながらも生きるために仕事を続けていた十夜はある日、不法投棄されていたアンドロイドに出会う。道の片隅に座り込み息をしていない彼に。
「……似ている」
最初は死んでいると思い込み驚くが、すぐにアンドロイドだと気が付いた十夜の口から出たのはそんな言葉だった。
アンドロイドを拾うことは犯罪ではないが、アンドロイドを拾う人間なんていない。それはアンドロイドが安価で手に入ることが理由の一つであり、もう一つの理由は。
最初に登録された所有者ではない人間の命令を、アンドロイドが聞かないからだ。
初恋の人に似ているアンドロイドを手に入れた十夜は、決して報われることのない愛のために生きることを決めるが……?
エロ表現無しのライトBLです。ライト文学賞に応募するために書いていきます。
文字数 98,181
最終更新日 2023.05.09
登録日 2023.04.01
5
件