「時間」の検索結果
全体で8,670件見つかりました。
大学生の朝倉 湊(あさくら みなと)
その優れた容姿と性格の穏やかさで、恋愛も人付き合いもそつなくこなす一方。
誰かを本気で愛することも知らずにいた。
そんな湊が働くコンビニに、一人の高校生が通うことになる。
目付きが悪く無口、近寄り難い空気をまとう黒瀬 律(くろせ りつ)
しかし湊が知っていく律は不器用で優しく、そして真っ直ぐな恋をする少年だった。
コンビニに集まる人々、大学での友人――何気ない時間の中で湊は少しずつ『誰かと向き合うこと』『愛すること』の意味を知っていく。
まだ知らなかった青春と本当の初恋を、もう一度学び直すように。
しかし彼らは知らなかった。
青春のその先にあるもの――それは決して平坦なものではない。
生まれて死んだ恋心と執着。
文字数 19,392
最終更新日 2026.08.10
登録日 2026.08.03
家のため、婚約者家族のため、何より自分のために。
毎日活発的過ぎるほどに取り組んできた
『レディ・クロック』こと、アナベル・バーンズ。
しかし夏休み前、婚約者であるロベールと、その恋人との間に子供ができた事により、ベルナルド侯爵家との婚約を破棄されてしまう。
夏は新しい婚約者探しに奔走だと、憂鬱な気分を抱えていた。
「愛しています。誰よりも、アナベル貴女を。どうか私と、伴侶として、この先の未来を共に歩んでくれませんか?」
状況は一転!誰よりも信頼している友人、イーサン・キャンベル侯爵子息から何度熱烈な愛の告白を受け、さらに彼の家族と全力で夏休みを満喫する事に。
ショッピングにスイーツ巡り、動物園にアクティビティ、さらには観劇、川遊び!
休みと恋愛初心者であるアナベルが、新しい婚約者であるイーサンとその家族との楽しい時間を過ごす中で、自分の中から生まれる感情と向き合う事に。
彼女は一体何と向き合うのか。
『レディ・クロックの夏休み〜働き者の令嬢は、婚約破棄により「お休み」いたします?!〜』開幕です。
文字数 133,983
最終更新日 2026.08.10
登録日 2026.07.13
国民的な人気を誇る女性アイドルグループの4期生として活動する、さくらと遥香。
さくらの視点から描かれる、遥香との百合恋愛ストーリーです。
「現実に起こった活動の裏で、実はこんなことが起きていたかもしれない」という妄想と願望を物語にしています。
◆あらすじ
さくらと遥香は、同じアイドルグループで活動する同期の2人。
さくらは"さくちゃん"、
遥香は名字にちなんで"かっきー"の愛称でメンバーやファンから愛されている。
同期の中で、加入当時から選抜メンバーに選ばれ続けているのはさくらと遥香だけ。
ときに"4期生のダブルエース"とも呼ばれる2人は、お互いに支え合いながら数々の試練を乗り越えてきた。
同期、仲間、戦友、コンビ。
2人の関係を表すにはどんな言葉がふさわしいか。それは2人にしか分からない。
そんな2人の関係に大きな変化が訪れたのは2022年2月、46時間の生配信番組の最中。
イラストを描くのが得意な遥香は、生配信中にメンバー全員の似顔絵を描き上げる企画に挑戦していた。
配信スタジオの一角を使って、休む間も惜しんで似顔絵を描き続ける遥香。
さくらは、眠そうな顔で頑張る遥香の姿を心配そうに見つめていた。
2日目の配信が終わった夜、さくらが遥香の様子を見に行くと誰もいないスタジオで2人きりに。
遥香の力になりたいさくらは、
「私に出来ることがあればなんでも言ってほしい」
と申し出る。
そこで、遥香から目をつむるように言われて待っていると、さくらは唇に柔らかい感触を感じて…
◆章構成と主な展開
・46時間TV編[完結]
(初キス、告白、両想い)
・付き合い始めた2人編[完結]
(交際スタート、グループ内での距離感の変化)
・かっきー1st写真集編[完結]
(少し大人なキス、肌と肌の触れ合い)
・お泊まり温泉旅行編[完結]
(お風呂、もう少し大人な関係へ)
・かっきー2回目のセンター編[完結]
(かっきーの誕生日お祝い)
・飛鳥さん卒コン編[完結]
(大好きな先輩に2人の関係を伝える)
・さくら1st写真集編[完結]
(お風呂で♡♡)
・Wセンター編[完結]
(支え合う2人)
・美緒ちゃん卒業編[完結]
(同期の絆)
・美波さん卒コン編[完結]
(先輩への報告と、先輩からのS級ニュース)
※女の子同士のキスやハグといった百合要素があります。抵抗のない方だけお楽しみください。
文字数 165,911
最終更新日 2026.06.13
登録日 2022.05.28
成金子爵家の令嬢だった私は、問題のある侯爵家の嫡男と、無理矢理婚約させられた。
その後、結婚するも、夫は本邸に愛人を連れ込み、私は別邸でひっそりと暮らす事に。
結婚から約4年後。
数える程しか会ったことの無い夫に、婚姻無効の手続きをしたと手紙で伝えた。
すると、別邸に押しかけて来た夫と口論になり、階段から突き落とされてしまう。
ああ、死んだ・・・と思ったのも束の間。
目を覚ますと、子爵家の自室のベッドの上。
鏡を覗けば、少し幼い自分の姿。
なんと、夫と婚約をさせられる一ヵ月前まで時間が巻き戻ったのだ。
私は今度こそ、自分を殺したダメ男との結婚を回避しようと決意する。
※架空の国のお話なので、実在する国の文化とは異なります。
※感想欄は、ネタバレあり/なし の区分けをしておりません。ご了承下さい。
文字数 56,519
最終更新日 2022.10.14
登録日 2022.09.17
過労死した元ブラック企業戦士の青年・アキトは、異世界の辺境で小さな隠れ宿を営むことに。ある日、客として現れたのは、世界を滅ぼしに来たはずの魔王だった。しかし、彼女はあまりの疲労困憊っぷりに、宿のソファで爆睡してしまう。アキトは魔族も人間も分け隔てなく、美味しい料理と極上の癒やしを提供することに決める。伝説の勇者が討伐に訪れても、まずは「お茶にしてから」と諭す日々。のんびり宿屋経営で、気づけば魔王軍の幹部や勇者パーティまで常連になっていた。騒がしくも温かい、辺境スローライフが今始まる。
文字数 46,120
最終更新日 2026.08.10
登録日 2026.07.25
生まれつき体が弱く、ほとんどの時間を病室で過ごしてきた少女・紗雪(さゆき)。
彼女の世界は、白い天井と、限られた空の切れ端だけだった。
外で遊ぶことも、学校に通うことも叶わないまま、それでも彼女は小さな希望を抱いていた。
――「いつか、桜を自分の目で見てみたい」
そんなある日、紗雪のもとにボランティアとして一人の少年・悠斗(ゆうと)が現れる。
最初は戸惑いながらも、次第に心を通わせていく二人。
悠斗は、外の世界を知らない紗雪のために、空や街、そして季節の景色を写真に収めて届けるようになる。
白だけだった彼女の世界は、少しずつ色づいていく。
しかし、紗雪の身体は決して強くはなかった。
穏やかな日常の裏で、確実に近づいてくる“終わり”。
それでも彼女は笑い、未来を信じようとする。
「来年、一緒に桜を見に行こう」
悠斗が口にしたその約束は、叶う保証のない“やさしい嘘”だった。
限られた時間の中で紡がれる、二人だけの特別な日々。
触れられない風、届かない世界、それでも確かに存在した想い。
やがて訪れる別れの時。
それでも残り続ける約束と記憶は、誰かの未来を静かに変えていく。
これは、短い命を生きた少女と、彼女に出会った少年の、
儚くて、やさしくて、忘れられない物語。
文字数 8,290
最終更新日 2026.08.10
登録日 2026.08.09
日常を離れ、私はその手を取った――熊本の街で紡ぐ、大人の密やかな情愛
育児に追われる専業主婦・直美。
3人目の子どもを出産して以来、初めて一人で出かけた熊本の繁華街で、彼女は東京から赴任してきた企業社員・小林と出会う。
カフェレストランで過ごす、日々の喧騒から解き放たれた特別な時間。
些細な会話と重なる視線の中で、ふたりの距離は急速に縮まっていく――。
家庭を持つ女性の葛藤と胸の疼き、そして彼女を取り巻く男性たちの微妙な関係性を、繊細な心理描写と濃密な官能で描く大人の物語。
―――
創作・生成したAIイラストを挿絵として掲載しております。
文章と画像が織りなす『移ろう季節の向こう岸』の世界を、どうぞご堪能ください。
文字数 9,814
最終更新日 2026.08.10
登録日 2026.07.30
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
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小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
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文字数 181,945
最終更新日 2026.03.31
登録日 2025.10.04
セデルにはこれまでの記憶がない。
婚約者に再び恋をしたが彼は双子の妹に夢中で、セデルを「これまでの君とは違う」と遠ざける。
記憶を取り戻した時。セデルはかつての自分の想いを知り、婚約者に別れを告げた。
文字数 10,368
最終更新日 2026.04.20
登録日 2026.04.20
伯爵令嬢のクラリスは、婚約者のネイサンを支えるため、幼い頃から血の滲むような努力を重ねてきた。社交はもちろん、本来ならしなくても良い執務の補佐まで。
ネイサンは跡継ぎとして期待されているが、そこには必ずと言っていいほどクラリスの尽力があった。
しかし、クラリスはネイサンから婚約破棄を告げられてしまう。
彼の隣には妹エリノアが寄り添っていて、潔く離縁した方が良いと思える状況だった。
「俺は真実の愛を見つけた。だから邪魔しないで欲しい」
「分かりました。二度と貴方には関わりません」
何もかもを諦めて自由になったクラリスは、その時間を満喫することにする。
そんな中、彼女を見つめる者が居て――
◇5/2 HOTランキング1位になりました。お読みいただきありがとうございます。
※他サイトでも連載しています
文字数 84,622
最終更新日 2025.05.06
登録日 2025.04.28
王宮から招かれているのです。
マルクス殿下の十歳の誕生パーティへ行かないわけにはいきません。
けれど行きたいとは思えませんでした。行ったら、なにか恐ろしいことが起こりそうな気がするのです。今すぐにではなく、もっと未来、時間を経た後に……
文字数 26,536
最終更新日 2022.07.17
登録日 2022.07.03
「絶対に幸せにする」
交通事故で命を落とした夫婦・優輝と皐月は、異世界で温泉ダンジョンのダンジョンマスターと眷属として新たな人生を歩むことになる。
人ではなくなった不安、永遠を生きる恐怖。
それでも優輝は、誰よりも妻を愛し続ける。
甘くて、過保護で、一途すぎる夫と、そんな夫を誰よりも愛する妻。
温泉を作り、美味しい料理を囲み、四季を再現し、小さな幸せを積み重ねながら暮らす二人。
やがて二人が創り出した温泉は、異世界の人々にとって想像を絶する効果をもたらしていく。
女王が胃痛に悩まされるほど周囲を騒がせ、温泉のとんでもない効能に人々が混乱し、そして熱狂していく中でも――二人の穏やかな時間は、何も変わらない。
これは、世界を救う英雄譚ではない。
女王が胃を痛める世界の片隅で、永遠を共に生きると決めた夫婦が、何百年先の「来年」も選び続ける愛の物語。
※本作には交通事故、死、流血描写、およびPTSD(心的外傷後ストレス障害)を思わせる描写があります。苦手な方はご注意ください。
文字数 40,448
最終更新日 2026.08.10
登録日 2026.08.02
「これ、労働基準法違反です」
過労死した人事総務担当の佐倉静香、三十四歳。
死後に案内された職業安定所で紹介された求人は、たった一件だった。
勤務地:魔王城。
勤務時間:応相談。
休日:応相談。
離職率:九割二分。
覚悟を決めて赴任した城で彼女を出迎えたのは、自ら門を開けに来た魔王ヴァルドその人だった。
目の下には深い隈。三日は寝ていない顔で、彼はこう言った。
「門番をしていて、すみません」
魔王は暴君ではなかった。
断れない。抱え込む。全部自分でやろうとする。
そのせいで有能な者から順に辞めていき、城には十二人しか残っていなかった。
——なるほど、これは制度の問題だ。
就業規則を作る。シフトを組む。人員配置を見直す。予算を握って離さない宰相を、数字で追い詰める。
魔王軍再建は、剣ではなく書類ではじまった。
これは、世界を救う物語ではない。
働く人を、定時で帰らせる物語である。
文字数 14,578
最終更新日 2026.08.10
登録日 2026.08.06
文字数 4,337
最終更新日 2026.07.26
登録日 2026.07.26
女の子として育てられたラナには、誰にも言えない秘密があった。
――僕は、男だ。
18歳の冬、没落した一族の罪を贖うため、冷酷な公爵・セヴェランにメイドとして捧げられた。
純白のフリルに身を包み、偽りの乙女を演じ続ける日々。
正体が露見すれば即処刑――薄氷の上を歩くような緊張が、常にラナを縛りつけていた。
しかし、ある穏やかな午後。
その均衡は、あまりにも呆気なく崩れ去る。
逃げ場を失った身体を捕らえられ、隠し続けてきた真実を見抜かれたとき、
氷のように冷え切っていた主従関係は、静かに形を変えた。
「お前は男ですらない。……ただの、私の所有物だ」
突きつけられたのは死ではなく、逃れられない執着。
行き場を失った孤独な存在を囲い込み、決して手放そうとしない絶対的な支配。
偽りの乙女としての時間は終わりを告げ、
ラナは一人の青年として、抗えないほど深く書き換えられていく。
それは救いか、それとも堕落か。
孤独を抱えた二人の魂は、背徳の熱の中で静かに絡み合っていく――。
文字数 13,395
最終更新日 2026.05.26
登録日 2026.04.10
【1〜3巻発売中!】
とある街から歩いて2時間。そこはキャンプ場と呼ばれる不思議な場所で、種族や身分の差を気にせずに、釣りや読書や温泉を楽しみながら、見たこともない美味しい酒や料理を味わえる場所だという。
早期退職をして自分のキャンプ場を作るという夢を叶える直前に、神様の手違いで死んでしまった東村祐介。
お詫びに異世界に転生させてもらい、キャンプ場を作るためのチート能力を授かった。冒険者のダークエルフと出会い、キャンプ場を作ってスローライフを目指す予定なのだが……
旧題:異世界でキャンプ場を作って全力でスローライフを執行する……予定!
※カクヨム様でも投稿しております。
文字数 680,874
最終更新日 2026.03.15
登録日 2022.08.31
春の風が病院の中庭を通り抜けるころ、看護専門学校三年の早川 悠真は、実習先の総合病院の控室で呆然としていた。
「えっと……これが、僕の?」
手元に渡された実習用の制服は、どう見ても女性用。しかも今どきのパンツスタイルではなく淡いピンクの短めのチュニックと、白いスカート。そして、一緒に配られたのはレースの入ったキャミソールと、白いストッキング、ぺたんこのナースシューズ…。
「申し訳ないんだけど、男子用は発注してないのよ。前にも男の子いたけど、みんなこれで乗り切ってもらったの」
担当教員の言葉に、悠真は言葉を失った。
(冗談だろ……?)
しかし、実習は翌日から始まる。病院内での服装規定は厳しく、下着も透け防止の白、指定品以外は不可。選択肢はなかった。
そして、実習初日。鏡の前に立った悠真は、自分が別人のように見えた。スカートの裾がふくらはぎにふわりと触れ、ストッキング越しの脚が妙に意識される。
(これで病棟に行くのか……)
しかし、患者たちは驚く様子もなく「ナースさん」と彼に微笑む。最初こそぎこちなかった歩き方も、数日もすれば自然と腰を落とし、膝をそろえて立つようになった。
「早川さん、最近所作が綺麗になったね」
指導ナースのその言葉に、悠真の胸の奥がかすかに波打つ。
(僕は、なんで……少し、嬉しいんだろう)
——女性用のナース服に包まれた一カ月の実習は、ただの訓練ではなく、彼の中に眠る何かを目覚めさせていく時間になっていく。
文字数 41,794
最終更新日 2025.05.10
登録日 2025.05.10
【5月20日 90話完結】
5歳の時、母が亡くなった。
原因も治療法も不明の病と言われ、発症1年という早さで亡くなった。
そしてまだ5歳の私には母が必要ということで通例に習わず、1年の喪に服すことなく新しい母が連れて来られた。彼女の隣には不思議なことに父によく似た女の子が立っていた。私とあまり変わらないくらいの歳の彼女は私の2つ年上だという。
これからは姉と呼ぶようにと言われた。
そして、私が14歳の時、突然謎の病を発症した。
母と同じ原因も治療法も不明の病。母と同じ症状が出始めた時に、この病は遺伝だったのかもしれないと言われた。それは私が社交界デビューするはずの年だった。
私は社交界デビューすることは叶わず、そのまま治療することになった。
たまに調子がいい日もあるが、社交界に出席する予定の日には決まって体調を崩した。医者は緊張して体調を崩してしまうのだろうといった。
でも最近はグレン様が会いに来ると約束してくれた日にも必ず体調を崩すようになってしまった。それでも以前はグレン様が心配して、私の部屋で1時間ほど話をしてくれていたのに、最近はグレン様を姉が玄関で出迎え、2人で私の部屋に来て、挨拶だけして、2人でお茶をするからと消えていくようになった。
でもそれも私の体調のせい。私が体調さえ崩さなければ……
今では月の半分はベットで過ごさなければいけないほどになってしまった。
でもある日婚約者の裏切りに気づいてしまう。
私は耐えられなかった。
もうすべてに………
病が治る見込みだってないのに。
なんて滑稽なのだろう。
もういや……
誰からも愛されないのも
誰からも必要とされないのも
治らない病の為にずっとベッドで寝ていなければいけないのも。
気付けば私は家の外に出ていた。
元々病で外に出る事がない私には専属侍女などついていない。
特に今日は症状が重たく、朝からずっと吐いていた為、父も義母も私が部屋を出るなど夢にも思っていないのだろう。
私は死ぬ場所を探していたのかもしれない。家よりも少しでも幸せを感じて死にたいと。
これから出会う人がこれまでの生活を変えてくれるとも知らずに。
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※架空のお話です。
※設定が甘い部分があるかと思います。「仕方ないなぁ」とお赦しくださいませ。
※現実世界とは異なりますのでご理解ください。
文字数 85,645
最終更新日 2022.05.20
登録日 2022.04.08