「なか」の検索結果
全体で25,796件見つかりました。
第1章 スローモーション
その日、僕は伸び過ぎた後ろ髪の処理に、悪戦苦闘していた。何故か右側の、襟足だけ伸びてくると癖っ毛になる。解り易く言えば、『田村正和』の あの、もっさりとした後ろ髪風になってしまうのだ。僕のイメージのヘアースタイルは、あくまで『尾崎豊』であって、決して鼻の詰まった猫背の、オッさんではない。どうにかして、古畑任三郎風襟足をなんとかせねば。手鏡を片手に洗面台に映った後頭部に、くしで髪をとかすが反射されて動作が逆になる為、なんとも勝手が悪い。かれこれ10分は格闘している。早くせねば、集合時間は刻々と迫っている。こんなことなら昨日やっぱり、美容院に行っとくべきだったか。でも、そこまで気合いを入れる程、今日の【催し物】に期待も興味もなかったのだが。むしろ、行くのが億劫なくらいだ。会社の行事だから仕方がない、半ば強制参加。それに僕は、若干21歳にして班長という役職につき将来を有望視された人材である(自分で言うのもなんだけど)尚更、会社の行事には、休日であろと参加せざるを得ない。たとえ、それが 【集団見合い】だろうと…
ほどなくして僕は、集合場所である東岡崎駅のロータリーに着いた。自宅からここまでは車で来て、駅前パーキングに停めた。集合時間の15分前、僕は時間にはわりかし、きっちりしている方だ。辺りを見渡すがまだ誰も来ていない。ここから会場である蒲郡の『三河湾リゾートリンクス』には電車で行く手筈となっている。地下に伸びている駅階段から、加藤君と工藤君が現れた。「早いね~気合い入ってる人は!」開口一番、加藤君が冷やかした。本日の男性陣リーダーである。仕事は、何をやっても橋にも棒にもならないが、遊び、特にオンナ絡みの事には俄然威力を発揮する男で、2歳上という事もあり僕は彼に一目置いている。工藤君は相変わらず、にゃァ~としているだけの男である。黙っていたら、そこそこハンサムなのだが、喋ると東北訛りが凄く、しかも小声で毎回何を言っているのかよくわからない。きっと今日は顔だけで抜擢されたのだろう。「工藤君、今日は喋らなくていいよ。ずぅ~っと黙っときな」アドバイスしてやったが、にゃァ~と笑うだけだ。イマイチ何を考えているのかよくわからない。俗に言う頭がピーマン。神様は残酷だ、何故その顔にその頭を付けたのか?まさに天は二物を与えず。そうこうしていると、歩道橋を渡って小森君がやって来た。方向からして彼も車で来たらしい、同い年同じB型いわゆるライバルってやつで会社でも何かと比較される。こういう時の彼は闘志むき出しだ、今日は並々ならぬ決意できたのであろう身体からの、オーラがハンパない。あえて無視をした、面倒くさいからである。最後の一人、山門君が横断歩道から走ってきたとこで、ちょうど集合時刻となり、僕らは電車に乗り蒲郡に向った。
文字数 1,670
最終更新日 2018.09.29
登録日 2018.09.29
世に蔓延る流行りの異世界ファンタジー。
記憶にない洞窟の中にいたらまずダンジョンマスターものを想像するだろう。
そしてそれは間違いではなかった。
他に想像するものは?
オレツエーに奴隷、ハーレム、エルフ、に幼女どれもこれも男の夢といってもいいのではないだろうか。
さて、そんな私。
前提を大きく覆す、性別、女。
そして、泉に浸かる下半身が魚のヒレという人魚姿。
どーいうことだ。
文字数 6,133
最終更新日 2019.08.30
登録日 2019.08.30
ある家に住む猫のサムは子猫の頃にこの家にもらわれて来ました。
この家に住む人は足が悪いので散歩がしたいけどなかなか一人では出来ない。
そこで猫である僕を相手に散歩をする。散歩をしてると他に犬と散歩をしている人と会う。
犬だって僕は怖くないもんね。お友達になっちゃうもん。
猫視点の話です。
2021.07.18 連載再開(毎週日曜日午後12時更新)
2021.08.03 本編完結
2021.08.13 番外編を更新(不定期更新)
*家で飼っている猫のサムの実話を元に妄想が炸裂したお話です*
※「ねこの国のサム」と出て来る登場人物は同じです。
※「ねこの国のサム」のサムが人の国に来てからの話になります。
文字数 19,467
最終更新日 2021.08.29
登録日 2021.06.06
高校1年の夏休みに、友達の彼氏の紹介で、海の家でアルバイトをすることになった筆者の実話体験談を、当時の日記を見返しながら事細かに綴っています。
高校生活では、『特別進学コースの選抜クラス』で、毎日勉強の日々で、クラスにイケメンもひとりもいない状態。ハイスペックイケメン好きの私は、これではモチベーションを保てなかった。
つまらなすぎる毎日から脱却を図り、部活動ではバスケ部マネージャーになってみたが、意地悪な先輩と反りが合わず、夏休み前に退部することに。
夏休みこそは、楽しく、イケメンに囲まれた、充実した高校生ライフを送ろう!そう誓った筆者は、海の家でバイトをする事に。
そこには女子は私1人。逆ハーレム状態。高校のミスターコンテスト優勝者のイケメンくんや、サーフ雑誌に載ってるイケメンくん、中学時代の憧れの男子と過ごしたひと夏の思い出を綴ります…。
バスケ部時代のお話はコチラ⬇
◇【実話】高1バスケ部マネ時代、個性的イケメンキャプテンにストーキングされたり集団で囲まれたり色々あったけどやっぱり退部を選択しました◇
文字数 51,817
最終更新日 2022.09.25
登録日 2022.07.17
【前・後編2話の短編ラブコメ】
とある高校の授業中の教室。
中峰瑛寿(なかみねえいじゅ)の隣の席から、丹波さんのとろとろに甘えた声の寝言が響いた。
その寝言を巡る瑛寿と丹波さんの物語。
※※ この作品は、「カクヨム」にも掲載しています。
※※ 「小説家になろう」にも掲載予定です。
文字数 7,913
最終更新日 2023.01.17
登録日 2023.01.17
過去作シリーズ、『成華学園の日常』です。
以下、成華学園についての説明
成華学園は、様々に新設、改正される教育制度をいち早く試験すべく、国が巨額の設備費を投じて整備した完全教育施設である。幼稚園から大学までの19学年に、1歳から3歳までの幼児をまとめた学年を用意し、計20学年、全学で3000人近くが在籍する。
入園希望者を全国から集めたため、全寮制となっており、小等部寮、中等部寮、高等部寮、大学部寮に大別される。高等部及び大学部の学生は、認可されれば幼等部の幼児を1人(兄弟など特殊な事情を除く)、自室で養育することが可能である。
その場合、自室にはAIが管理する監視カメラが設けられ、幼児に対して危害を加えようとした場合には未然に防がれる。そのため、寮内での犯罪成功率は0.1%にも満たない。
もし未然に防げなかったり、防衛システムが作動することがあれば、相応の「制裁」が課される可能性がある。(もちろん、一瞬の判断で犯罪未遂と断定できないため、無罪推定を原則に面接が行われる。)
文字数 22,152
最終更新日 2024.03.29
登録日 2024.03.29
**『迷宮の鏡の中で』シリーズ**は、「洗脳」「沈黙」「虚像」「虚無」という四つのテーマを通じて、人間の選択と存在の本質を描き出す壮大な物語です。それぞれの章は、人間の内面に潜む矛盾や葛藤を深く掘り下げ、読者を心理的・哲学的な旅へと誘います。
最終章『虚無』では、選び続けることの呪いと、その果てにたどり着く静かなる終焉が描かれます。「助ける」とは何か、「選ぶ」とはどういうことなのか――。キャラクターたちが次第に「私たち」という一つの存在へと変質し、すべての境界線が曖昧になる中、鏡の破片が映し出す未来が物語に圧倒的な深みを与えます。
このシリーズは、選択の重みと結果の不確かさを通じて、人生や存在そのものに対する問いを突き付けます。最後に残る「虚無」は、意味の消滅でありながら、選ばなかったすべての可能性を映し出す象徴でもあります。
読む者の心に重く響く哲学的叙事詩、『迷宮の鏡の中で』シリーズは、ここに完結しました。
文字数 5,986
最終更新日 2025.04.08
登録日 2025.04.08
伯爵令嬢でありながら公爵家に仕える女騎士イライザの元に縁談が舞い込んだ。
相手は五十歳を越え、すでに二度の結婚歴があるラーゼル侯爵。
イライザの実家であるラチェット伯爵家はラーゼル侯爵に多額の借金があり、縁談を突っぱねることができなかった。
なんとか破談にしようと苦慮したイライザは結婚において重要視される純潔を捨てようと考えた。
相手をどうしようかと悩んでいたイライザは町中で言い争う男女に出くわす。
イライザが女性につきまとわれて危機に陥っていた男ミケルを助けると、どうやら彼に気に入られたようで……
「僕……リズのこと、好きになっちゃったんだ」
「……は?」
ムーンライトノベルズにも投稿しています。
文字数 100,306
最終更新日 2025.08.31
登録日 2025.08.18
高校生になって初めてコイビトになった人は最初そんな好きでもなかったけどすぐに別れてからその人のことを目で追うようになって初めてあっこの人の事が好きなんだってわかってからの話です
文字数 1,935
最終更新日 2016.05.21
登録日 2016.05.20
「異世界転移サウナ……本物だったか。さすが俺の親父だ。どうすんだよ!」
俺が異世界の大地を一歩踏み出すと、いきなり妖精のようなモノがふよふよと近寄ってきた。
何だこれ、妖精?
『ようこそ、チュートリアルを聞きますか?』
『いいえ』
そういうと、妖精は悲しそうな顔をして消滅してしまった。
まあ何とかなるだろう。
説明書は読まない。上から目線で、お前に説明してやるよって態度に屈して魂の価値が下がるような気がして嫌だから。
ステータス、ステータス!
異世界知識は投稿小説で既に持っている俺に死角はなかった。
どれどれ、職業は『寄生厨』、スキルは『寄生』だけだった。何だかかっこいいな。説明によれば、寄生すれば俺の命令を聞いて守ってくれるらしい。
文字数 22,664
最終更新日 2021.07.17
登録日 2016.07.09
日ノ本の歴史である。
石器から縄文にかけて、日ノ本は、世界有数の文明を有した地域であった。
しかしながら、日ノ本の歴史は、古代と現代の狭間に、語ること難しく、お爺ぃは学ぶことを断念したことがある。お爺ぃでは、小説として描くも難しい。
ということで、行間の多い、個人名や出来事を具体的にはあまり記述しない、かなぁぁり変わった歴史を描いてみました。
参考資料
CGS動画 「目からウロコの日本の歴史」 小名木善行&神谷宗幣
文献資料:明治大学、黒曜石研究センター関連資料
誉田亜紀子著「ときめく縄文図鑑」
植田文雄 著「縄文人の淡海学」
瀬川拓郎 著「縄文の思想」
松木武彦 著「縄文とケルト」
西田正規 著「人類のなかの定住革命」
安田喜憲 著「森と文明の物語」
鬼頭宏 著「人口から読む日本の歴史」
滋賀県立安土城考古博物館「人・自然・祈り」共生の原点を探る
滋賀県立安土城考古博物館「水中考古学の世界-琵琶湖湖底の遺跡を掘る-」
サンライズ出版「滋賀県の歴史」
山形県教育委員会「押出遺跡発掘調査報告書」
山川登著 「倭国大乱は二王朝の激突だった」
寺本克之 著「倭国大乱 軍事学的に見た日本古代史」
倉本一宏 著「内戦の日本古代史」
今野真二 著「日本語の歴史」
兼好法師 著「徒然草」
清水克之 著「喧嘩両成敗の誕生」
関 幸彦 著「武士の誕生」
網野善彦 著「日本の歴史をよみなおす」
本郷和人 著「承久の乱」「軍事の日本史」
作者不詳 「伊勢物語」
原田信男 著「義経伝説と為朝伝説」
出雲隆 編「鎌倉武家辞典」
講談社 編「難波大阪 全三巻」
桃崎有一郎 著「武士の起源を解きあかす」
山内 譲 著「海賊の日本史」
呉座勇一 著「応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱」
桃井治郎 著「海賊の世界史」
曲亭馬琴 著「椿説弓張月」
本居宣長 著「日本人のこころの言葉」
太安万侶、鈴木三重吉、武田祐吉「古事記」
紀貫之 著「土佐日記」
菊池寛 著「応仁の乱」
日下雅義 著「地形からみた歴史」
関裕二 著「地形で読み解く」
鴨長明 著「方丈記」
黒嶋敏 著「海の武士団」
最近、電子書籍が多くなり、Amaz〇nさんに至っては、同人誌も個人出版という形で発売されるという状況となっています。なかなかに面白い時代となりました。
文字数 77,088
最終更新日 2019.02.28
登録日 2018.12.08
学校一の美少年と噂される男と出会い頭に衝突してしまった。。
放課後、その美少年が部活中の俺のところにやってきて、飯を奢れと言ってきた。
怒っているのか、遊ばれているのか分からないが、俺はその申し出を受けることにする。
荒っぽく鈍感な上条 翔(かみじょう かける)と、
いまいち素直になれない学校一の美少年、竹内 楓(たけうち かえで)。
上条の親友の中西 灯夜(なかにし とうや)は少しずつ状況を理解し始めたようだが…?
青春系恋愛BLです。いかがわしいシーンはありません。後半まぁまぁシリアスな雰囲気になりました。タイトルに反してコメディ要素はないです。
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2019/11/12(火)
無事完結しました!結局性癖は隠せないのですね。学びました(笑)
最後数話を書くのが寂しくて嫌すぎて辛くて楽しかったです。
1つでも感想もらえたら嬉しいな。
2作目もぼちぼち書き始めます。これからもよろしくお願いします✨
文字数 22,773
最終更新日 2019.11.11
登録日 2019.09.16
あらすじ
5年前に誘拐された事によって
記憶障害になった陽乃は
学校にも行けずに執事と
日々を過ごす生活を送っていた。
一方で、陽乃の5年前の誘拐を
防げなかった後悔で陽乃に
忠誠を誓い、いつも側にいる
執事の暁斗は陽乃が記憶を
取り戻せないどころか、
自分と過ごした日常でさえも
記憶出来ずに忘れてしまう事に
苦しんでいた。
そんな中、暁斗の父である
カメラマンの克哉から
カメラを手渡される。そして、
父からある言葉を聞く事になる。
その言葉は「写真は記憶に残らない
物でも記録には残る。」と。
暁斗はその言葉に賭けて陽乃と
写真を通して失われ続けていく日々を
思い出として残していく事となった。
登場人物
西園寺陽乃(さいおんじはるの)
17歳の高校2年生。5年前にとある組織に
誘拐されてそのショックで記憶障害が
残ってしまった。その影響により、
昨日以前の記憶を思い出せずに
忘れてしまう後遺症がある。
学習能力面での記憶は問題無いが、
自身の記憶障害に失望して
学校には誘拐されて以降、
一度も通えていない。
執事の暁斗には、自身の誘拐が
彼に後悔を残してしまっている事を
悔んでおり、いつも一緒に居てくれる
事を申し訳なく思っている。
菅原暁斗(すがわらあきと)
22歳。5年前から陽乃の執事として
仕えているが、5年前の新米の頃に
陽乃の誘拐を防げなかった自分の
不甲斐なさに後悔し続けている。
その後悔から陽乃に生涯忠誠を
誓う事となった。
陽乃が日々失われていく記憶に
苦しんでおり、何とかして
彼女に歩んできた人生を
思い出として残したいと願っている。
父からカメラを受け取った事により、
写真を通して陽乃との思い出作りに
奔走する。
菅原克哉(すがわらかつや)
暁斗の父であり、有名なカメラマン。
暁斗が17歳の頃から執事をしている事を
暖かく見守ってる反面、暁斗が陽乃に
対して後悔を抱いている事を心苦しく
思っている。そんな暁斗に転機になればと、
カメラとある言葉を託す。
登録日 2019.10.04
表紙の写真を撮ったのがきっかけに短編を書きました。
※王道学園に出てくる(俺様)生徒会長受けが書きたかっただけの作品。中身は読むに堪えないペランペラン。
俺様については追求しないでくれると助かります。
男子校に通うことになったいわゆる?脇役と言われる一般生徒の俺。
女にいい思い出が無いからと全寮制男子校を選んだは良いものの、いまいち馴染めずに長い休み時間中散歩をしていると、金持ちなお坊ちゃまが多いこの学校の生徒には目にも止まらなかったのか、見つけたのは隠れるように校舎裏の外れにある、整備されず放置されていたのか荒れ果てた庭だった。
文字数 5,660
最終更新日 2020.07.20
登録日 2020.07.20
このターフェルルンデ皇国の後宮には、上から赤薔薇、白薔薇、赤百合、白百合、赤藤、白藤の階級の妃がいる。いずれも公爵家、侯爵家、伯爵家の出だ。そして、この後五年でその中から唯一の皇后が選ばれるのだ。基準は男児を生むこと、皇帝からの寵愛を受けること、その他諸々。…が、この六の妃のうちの一人、この物語の主人公、ユーバーヘープリヒ・ファーベルだけは白百合に選ばれた時点でやる気がなかった。
「だって白百合な時点でもう皇后になれっこ無いジャーン。そもそもユーバーヘープリヒなんて覚えづらい名前付けたお爺様に文句言ってー。絶対選ばれないけど私のせいだけじゃないもーん。え?初夜には必ず全ての部屋に皇帝陛下が渡る?聞いてないよ?マジ?え、うわ、来ないでよー!」
恋愛小説をこよなく愛するユリは、果たしてこんな調子で後宮を生き残れるのか?
「…ちょっと待てよ?これはチャンス?もしかして、恋愛小説も真っ青な後宮物語を楽しめる?」
…生き残れそうですね。
文字数 17,681
最終更新日 2021.02.23
登録日 2021.01.28