「るな」の検索結果
全体で5,725件見つかりました。
ある日突然異世界に迷い込んでしまった。
右も左もわからない世界で!!!!!
何て悩むかよ!!!!
俺はこれを待っていたんだ!!!!
誰が元の世界に戻るかよ!!!!
この世界でスローライフを満喫するんだ!!!!
さらば社畜の俺!!!
喜んで異世界を満喫しますと息巻いていたんですけど……どうもかわいい女の子はいないそうなんです。
その代わりかわいい男の子や綺麗な男の子がいてウハウハなんてやるか!!!!!
俺は女の子好きなんだ!!!!!
そんな俺の気持ちなんて露知らず、きれいな男の子やかわいい男の子はたまたワイルドな男の人まで俺のスローライフを邪魔してくるんです。
俺のスローライフを邪魔するな!!!!!
文字数 6,339
最終更新日 2021.07.11
登録日 2021.06.09
5歳のある日、双子の妹を助けた拍子に前世の記憶を取り戻したアルト・フィルナート。
アルトは前世で、アラフィフのペンネームが七緒夢というBL作家だったのを思い出す。
そして今、自分の居る世界が、自分が作家として大ブレイクするきっかけになった作品。
「月の巫女と7人の騎士」略して月七(つきなな)に転生した事を知る。
しかも、自分が転生したのはモブにさえなれなかった、破滅フラグしかない悪役令嬢「アリアナ」が、悪役令嬢になるきっかけとなった双子の兄、アルトであると気付く。
アルトは5歳の春、アルトの真似をして木登りをしまアリアナを助けようとして死んでしまう。
アルトは作中、懺悔に苦しむアリアナが見つめた先に描かれた絵画にしか登場しない。
そう、モブにさえなれなかったザコ。
言わば、モブ界の中でさえモブというKING of モブに転生したのだ。
本来なら死んでいる筈のアルトが生きていて、目の前に居る素直で可愛い妹が、破滅エンドしかない悪役令嬢アリアナならば、悪役令嬢になるきっかけの自分が生きているならば、作者の利点を生かして破滅フラグを折って折って折りまくってやろうと考えていた。
しかし、何故か攻略対象達から熱い視線を向けられているのが自分だと気付く。
文字数 95,787
最終更新日 2023.01.27
登録日 2022.04.14
この私が、エリゼが浮気されるなんて、絶対にあり得ない話。しかし、そんな信じられないことが現実に起こったのですわ。私の婚約者であるレオに裏切られ、公の場で恥をかかされたなんて...許せませんわ!
しかし、この悔しさを糧にすることに決めました。私はただ座って時間を無駄にするような愚か者ではありませんもの。この私が、さらに美しくなるために、容姿も含めて徹底的に自己改革するのですわ。
やがて、社交界に再び現れたとき、かつて私を見下した人々は驚愕するでしょう。彼らの驚きの表情を見ることが、今の私の小さな楽しみですわ。けれど、それよりも大切なのは、自分自身のために強く美しくなること。
文字数 8,706
最終更新日 2023.11.17
登録日 2023.11.17
<愛する人から与えられるなら噛み跡さえも愛おしい宝物>
上級天使貴族であるティアレインは天珠を持って生まれた。天珠持ちは王を支え、時に慰める為に生きるオメガ。天界を統べるダリウス王は絶対的アルファ。王と天珠は千年の時を共に生きていく事を運命づけられた番。
オメガの花の匂いを香水で誤魔化す為に、ティアレインは女装する事が多い。
ふわふわもふもふの小さな犬型獣人悪魔との出会いがティアレインの運命を大きく動かし始める。
久しぶりに参加した夜会で強引で尊大な態度の男ダリウスと出会う。最初は気に食わない奴だと思っていたが共に過ごす内に、ダリウスの偽りのない優しさと時折見せるさみしそうな表情に、ティアレインはどうしようもなく惹かれていく。
〜独自設定〜
◇バース性は約0.5%程の天使と悪魔にしか現れない。アルファとオメガが出会ったとしても運命の番とは限らない。
主=アルファ。珠持ち=オメガ。
◇王とパートナー。千年に一組だけ必ず現れる。例外なく運命の番。
王=アルファ。天珠=オメガ。
小説家になろう、カクヨム、Talesにも投稿しています。
登録日 2025.07.21
愛する人を無事に帰すことだけを考えたい女子高生が、想定外の出来事に立ち向かう話。
――私は何度も異世界にトリップしたことがある。中には楽しいだけじゃない世界もあった。だから、自分は強いと思っている。今さら世界を救うことくらい造作もない――はずだった。
思い人が一緒に召喚されるなんて、ましてや彼が魔王にさらわれるなんて思ってもみなかったし。周りの人間たちが私に好意を持つなんて、考えもしてなかったのだ。
***
※は他の人物の視点の話です。
第一章完結。第二章はある程度書き溜めてから始めたいと思っているため、のんびりお待ちください。
改題しました。元題『彼のためなら殺せる。世界だって救える。』
なろうにて同タイトルで掲載中です。また、なろうには『俺の異世界入門編』という、この物語より十年前の二人の話もあります。よろしければ読んでみてください。
21/11/21 話の大筋には関わりませんが一話目から七話目まで改稿しました。
文字数 31,427
最終更新日 2022.03.08
登録日 2021.03.01
もしも、タイムリープすることができたなら、あなたは過去に戻りますか?それとも未来へ行きますか?
文字数 7,688
最終更新日 2022.05.26
登録日 2021.09.24
これは、3つの恋のお話。
こちらの主人公達は、菅野先生と関わっている生徒のお話と小野田先生と菅野先生のお話。
【そのキラキラがもどるまで…】君のキラキラが、もう一度見れるならどんな事をされたって、どんな事を言われたって、大丈夫だって私は信じていたんだ。
【君は君だよ。】
私の好きな君には、好きな人がいた。
自分を犠牲にする君を私はもう見たくない。
ねぇー。私を好きになってくれない?
小花蘭(おばならん)が、花村紫音(はなむらしおん)の病院に走り出した。
その裏で、動き出していたもう一つの恋の物語。
【同じ愛を抱くもの】
同じ境遇の人間は、付き合ってもうまくいかないと思っていた。
この人に出会うまでは…。
これは、小花蘭(おばならん)、花村紫音(はなむらしおん)、赤池里子(あかいけさとこ)、坂口斗真(さかぐちとうま)の恋の裏で、動きだしていた大人の恋のお話。
管野先生が、赤池里子(あかいけさとこ)と話した後のお話。
こちらから、先にお読みください。
6つの話を読むことで、あの時のみんなの気持ちがわかります。
ノベルアップ+、小説家なろうにも載せています。
文字数 24,201
最終更新日 2022.04.18
登録日 2022.04.18
時は西暦2100年。日本国に在住留置しているササキとケリーは世界各地の内部紛争、テロリズムに終止符を打つために足を運ぶ。
終わりが見えない戦争の中、僕達は「幸福」をどう見いだすのか?
各話一章となっておりますので完結しております。
「幸福」の意味と考えうる世界情勢を語ったSF中編小説。
近未来的端末を用いるなどでより身近に感じやすい話だと思います。
よかったら読んでくださったら嬉しいです。
そしてもう一度「幸せとは何であろうか?」と心の中で思い返してくだされば、私にはもう何も言い残すことはありません。。。
※本作品は他サイト様でも投稿しています。
文字数 100,238
最終更新日 2018.06.13
登録日 2018.03.27
NL/シリアス/ヘタレ中学教諭/ツンデレ高校生/美形×強気/スピンオフ/etc.
(本編の「あべらちお」にて登場する蒼護と涼子のお話。本編は異常性愛を取り扱うBLで、主人公の叔父叔母に当たる二人となります。時代設定は1999年です)
【ヘタレ中学教諭×ツンデレ高校生】
15歳になる年に、両親を一度に亡くした神沼 涼子(カミヌマ スズコ)は毎日を空虚な気持ちで過ごしていた。両親を亡くしてからの一年、二歳年上の姉が高校を中退し風俗で働いて涼子と妹の冷子(レイコ)を養ってくれていたが、出来るなら風俗は辞めて欲しかった。そのため、高校を辞め自分も働こうと決心したところ、姉の温子(アツコ)に反対されてしまったのだ。行き場のない燻りを抱え高校生活を送っていた涼子はある日、理事長の息子で中等部の教師である雪代 蒼護(ユキシロ ソウゴ)と知り合う。
金髪の波打つ髪を後ろに撫で付けた欧米を感じさせる面立ちの「王子様」と形容されるに相応しい容貌の男は、見た目に反して残念な中身をしていると評判で、「残念な王子様」と裏で囁かれている人物だった。
彼はベンチで静かに涙を流していた。一冊の本を読みながら頬を濡らす姿に何故か心が揺さぶられ、つい声を掛けていた。
「愛なんてまやかしに縋るなんて愚かだと思いますよ。どうせ壊れて手の中には何も残らない。それなら私は、そんなもの欲しくはない」
「君は。まやかしだと思っている愛を、本当は信じたいんだね。でも失くしてしまうのが怖いから突っぱねる。……大丈夫。たとえ壊れてしまっても、愛は無くならないんだよ。形を変えるだけで、消えたりしないんだ」
(題名は直訳すると「私は貴方を愛している」です)
*不定期更新。
此方の作品は、作者の妄想によるフィクションであり、実際のものとは一切の関係も御座いません。
また、作者は専門家ではありませんので、間違った解釈等あるかと思います。
BL作品のスピンオフですが、本編を読まなくても問題はありません。
本編主人公の叔父叔母の馴初めとなり、特にBL要素は御座いません。
本編「あべらちお」のネタバレが若干含まれるかもしれません。
苦手な方は読まれないことをオススメ致します。
以上のことご理解頂けたらと思います。
文字数 1,140
最終更新日 2019.09.10
登録日 2019.09.10
小学校の時から不思議な夢を見ていた東雲 夕香。それは妙にファンタジーチックな部屋で、自分の無意識な妄想だと思っていた。月曜日はカインの部屋。彼は帝国の皇子様、黒い髪と紅い瞳の美形なんだけど、ちょっと泣き虫で放っておけないんだ。毎日彼らと約束する。「また来週ね」
そんなただの夢が、現実になるなんて思ってもいなかった…
※更新不定期
今後の展開を踏まえてR15→R18に変更致しました。
文字数 12,269
最終更新日 2023.11.04
登録日 2019.12.02
メロディーナ・ハルサッグ伯爵令嬢は、騎士団一般部隊副隊長の娘。そして、その隊員ロデだった。そう彼女は、男装令嬢だ!
ある日、ルティロン・ラフリィード侯爵子息が一般部隊を訪ねて来た。それが二人の出会い。
いや本当は、少し前に出会っていて……。
「泣かないでね」「剣なら腕がなくなっているな。ほら、次行くよ。やめてほしいなら言えよ」「もう降参?」
ちょっと辛口のロデにルティロンは、手合わせして稽古をつけてもらう事になるも――
「俺は、ロデある君も含め愛している。どうか俺の手を取って下さい」
プロポーズされるのであった。
文字数 52,198
最終更新日 2024.02.12
登録日 2024.01.26
人類は長らく、救いを「上」に求めてきた。 天国は雲の彼方にあり、魂は死と共に高く昇るものだと信じて疑わなかった。 だが、それは広大な虚無に目を眩まされた、哀れな地上の迷信に過ぎない。 いや、本能的に逃げていたのだ。真実の空は、地の底にある。遍く星々が散らばる外宇宙が「剥製」であるならば、この星の深淵こそが、熱を帯びた「中心」だ。 人は天国へ近づくために、死骸を地に埋めるのではない。 中心という名の空へ、その魂を届かせるために送り込むのだ。植えるのだ。今、君たちは深海という名の境界線に立っている。 潜水艦ノーチラス号のハッチは、既に水圧と、それ以上の食物連鎖という摂理によって閉ざされた。窓の外を見よ。 そこにあるのは暗黒の海水ではない。 重力に押し潰され、歪み、それでもなお輝きを放つ、もう一つの宇宙だ。ここでは、死は救済ではない。 意識は肉体という檻に留まり、腐敗することさえ許されず、ただそこに在るという事実だけを保存される。 君たちの英雄、ネモ船長もまた、その沈黙の先駆者となった。この旅の終わりに待つのは、名誉か、それとも告発か。 君たちの胸に刻まれるのは、生還の証か、それとも永遠の沈黙か。それは、世界の中心を目撃した者にのみ許される、最も重い呪いだ。
文字数 718,782
最終更新日 2026.06.09
登録日 2026.02.21
拡張された顕微鏡の世界を、ぼくは交番のなかで、一線のひかりのすじも見ないでただ、ただぼんやりと時間がすぎるのを分裂的な重奏を軽視するように、具体的な三月がこんなもんだったから、行方不明とか果てしないとか、くだらない言葉があたまに定着したのはこのころだった。
日本銀行第二支店にチャッカマンをもって青のアメリカンサングラスを装着し、二言目のつぎに、
「バランスはおれにある」
である。
愉快犯であることは間違いないが、しかしなんだっ、日本の心臓がこれほどで揺れるなら志村けんが馬鹿殿様やるくらいたやすい。お前はイージーゲームの参考作を無駄に大量製作する劣化ウランか。全く。いいかい? 夢や希望がないなら、はっきり言えばいいじゃないか。なんだ一体。なぜ交番なんだ。ぼくがそこまで短小なのがわかるなら、はっきりと下等日本人だと言えばいいじゃないか。たいていの人間はできないがね。わかってるかい? ポリープ君。
便宜的にいうが、安い酒ばかり飲むとそういう顔になりそうだ。流失されるのが嫌なら、はっきり言いたまえ。ぼくのネタが2ちゃんねるに初おろしになる日は近いがね。
風はふいてないようだ。焼肉のあじが恋しくなってきた頃、パトカーがきた。介護された老人のように体はおもくなった。境界線は越えたようである。
文字数 830
最終更新日 2019.06.12
登録日 2019.06.12
ケイはスルタンの奴隷だ。徒花達が妍を競う後宮で、スルタンの最愛として十年君臨し続けた奴隷だ。スルタンの命じるままに、男も女も体でもてなし続けた奴隷だ。美食も美酒も飽き、手に入らないものはない日々のなかで、飽き飽きと暮らしていた。しかし、ある日。
「なんて美しい髪……。我が君、私、あの者が欲しゅうございます」
美しい金の髪に目を奪われたケイは、自分の所有者であるスルタンに『ソレ』が欲しいと強請った。ところが。
「あやつは隣国の皇子だ。なかなか難しかろう。……だが、あやつが気に入ったのならば、そなたをあやつに贈ってやってもよいぞ?」
「……え?」
スルタンの気まぐれで下賜されることになったケイに、美貌の皇子は氷のような視線を寄越した。
「穢らわしい女め、私の愛を求めるな。私は皇家に穢れた血を混ぜる気はない」
「おほほ、可愛らしいお方。……もとより私は夜のための道具。ご安心なされませ。子を産みたいなど、思ったこともございません」
禁欲的で潔癖な皇子と、貢物となるためだけに存在してきた寵姫のお話。
果たして二人が心を通じ合う日は来るのか。
ムーンライトノベルズに同名の類似作(BL)を公開していますが、別物です。
文字数 20,797
最終更新日 2024.02.10
登録日 2024.01.30
親友推薦の恋愛乙女ゲーム『ときめき♡ファンタジア』
プレイしてみたものの、攻略対象にこれほど「ときめかない」って、乙女としてどうなんだろう?
そう思っていたわたしが、まさかこの『ときめき♡ファンタジア』のヒロインに転生するなんて、ウソでしょ?!
実体験すれば、ときめくの?
そんなの、ないないないー!
見目麗しい攻略キャラとキラキラな恋愛なんてムリですー!
おぼろげな記憶を頼りに、攻略キャラを避け続けるヒロインを目指そう!
でも、素敵ライフを送るためには、精霊師にならないといけないわけで、そうすると攻略キャラと絡まないといけないわけで?!
わたし、もしかして詰んでる?
「目立たないところで、普通の人生を送らせてください!」
※他サイトでも公開しています。
文字数 12,179
最終更新日 2025.01.19
登録日 2024.12.26
茨城県大洗――。平凡な大学生活を送っていた俺、如月蓮(きさらぎれん)は、ある日ふらりと立ち寄った大洗水族館で、人生が180度ひっくり返る奇妙な出会いを果たした。
まさかあの「海の支配者」ホホジロザメと、みんなの人気者イルカが、キュートなアイドルユニット「アクアマリン・デュエット」として活動しているなんて、誰が信じるだろうか? サメ担当の毒舌クールビューティー、シャーミィと、イルカ担当の元気いっぱいムードメーカー、ルルゥ。最初は半信半疑だったが、彼女たちの魂を震わせる歌声と、圧巻のパフォーマンスに、俺は一瞬で心を奪われた。
「やべぇ……完全に推しだ」
しかし、その「推し活」は、常識の枠をはるかに超えていく。
「深海怪獣出現! 深海怪獣出現!」
突如鳴り響いた警報。水族館の地下に隠された秘密の格納庫。そして、そこに眠る二機の巨大ロボット――DYNA-SHARKとDYNA-WING!
「如月くん! あんたも行くわよ!」
強引に巻き込まれる形で、俺の日常は非日常へと急加速していく。
管制室からスマホ越しに指示を出す、まさかの「ロボット操縦士補佐」に任命された俺。戸惑いながらも、必死で彼女たちをサポートする中で、深海の脅威「深海遊離体(ディープ・アノマリー)」が牙を剥く!
最初に現れたのは、イルカと蛇が融合したような異形の怪物《クロウス=デルフィナス》。
強大な敵を前に、追い詰められるシャーミィとルルゥ。しかし、館長の突拍子もない「合体命令」が下される!
「合体出来るわけ無い!!そんな機構聞いてない!」
「おれはさっきのアイドル顔負けのショーで負けたと思った。だから今はショーの延長だ。お客さんに見せてやれ!」
俺の必死な呼びかけと「心の共鳴」が奇跡を起こし、二つの機体は光り輝く巨大な海の守護神、DYNA-MARINEへと合体! 圧倒的な力で怪獣を撃破するも、これは始まりに過ぎなかった。
深海の奥底に隠された謎、次々と現れる未知の脅威、そして「海の心」を持つシャーミィとルルゥに秘められた真の運命とは?
アイドルとロボット、そして深海の秘密が交錯する、新感覚海洋SFバトル&日常系コメディ!
水族館を舞台にした、予測不能な物語が今、幕を開ける! 君も、この非日常の「ショー」の観客にならないか?
文字数 113,932
最終更新日 2025.11.12
登録日 2025.07.10
「わははっ、勝てば良かろう!なのだ!!」
わははっと大声で笑い飛ばす少女──いや、自らを“女神”と自称する正真正銘の女神が今、正に婚約破棄を申し出た男を伸して、その上に胡座を掻いていた。
「ぐぅぅ…っ。」
かろうじて意識のある男──さらさら金髪の男は“女神”に座椅子にされても一切起き上がれないのか、苦悶のうめき声をあげるのみだ。
「実に愉快、愉快!若人はこうでなくてはな♪…うむ。私は満足だ!実に愉快な“茶番”だった!!」
豪快に笑い飛ばしてから、すくっと“立ち上がった”女神は
「ぐぅぅ…っ!!」
鋼板入りのピンヒールが女神自身の体重も加味され鋭い“突き”となったようで背中にめり込んでじくじくと赤い染みが広がっていく…。
「天に唾吐くはこの愛の女神たるアフロデーテである私に婚約破棄…だったか?その代償は“この程度の痛み”で済むものではないぞ。
…そうだな、私は別に貴様などどうでもいい──と言うか“この身”は公爵令嬢のソフィア・マール・イグニス・シュヴァルツァーには“些か”不愉快な汚点だな。
うむ、お前は煉獄に連れて行こう…ああ、そこの男爵令嬢(ゴミ)も“ついで”に連れて行ってやろう!
きっと気に入ってくれるだろうな!わっはっはっ!!」
“女神”の高笑いと共に件の男爵令嬢(ゴミ)と踏みつけていた男──元婚約者の青年は女神と共に消えた…。
次の瞬間には女神だけが、その場に帰還した。
「!?フェリペは?あの女は…!?」
“女神”──現在は公爵令嬢の彼女は自身の護衛騎士の言葉にうむ、と寛容に頷いた。
「案ずるな、ヨルム…“あれら
”は『まだ』生きている。──まあ、生きているだけ、だがな」
「そ、それはどういう──!?」
ふふふと妖艶に笑うと、女神──の金瞳がきらん、と光る。
「──聞きたいか?」
ワントーン低い声で問われるとぞくり、とヨルム──女神(ソフィア)が呼んでいた護衛騎士の愛称──ヨルムガンドはとてつもない悪寒に背中を走り首をブンブンと左右に高速で振った。
「い、いいえ!!聞きたくありません!何も仰有らないで下さい!!」
「なんだ?…つまらんやつめ。」
まあ、いい──と彼女は語り始めた。
<煉獄>の恐ろしさを。
女神の恐ろしさを。
文字数 10,287
最終更新日 2019.09.12
登録日 2019.03.11
千年に渡り闘神によって庇護されてきたグランティスは、世界一の剣闘場で知られる武勇の国。次代女王グレス・グランティスはお淑やかな姫君。武勇の国を背負う強く気高い女王になる自信がありません。向いてないなぁと思いながら運営に携わっていた剣闘場に、ある日、細い体に素早い身のこなしで一瞬で試合を終わらせる花形選手、テリア・ランセルが現れます。それまで剣闘士に興味を抱けなかったグレスもすぐに彼に夢中になり、影ながら応援し続けていました。
二十四歳になるグレスに、そろそろ世継ぎを産むべきという圧力がかかり始めます。その時、彼女は思いました。「誰かの子供を産まなければならないのなら、わたくしはあの方の子供が産みたい」
しかし、女王の地位を利用して人気選手に近付こうとする自分を「はしたない」と思い悩みます。
(sideグレスはエブリスタ執筆応援キャンペーンで佳作受賞。sideテラは妄想コンテストで優秀作品選出されました)1/12まで連載
文字数 37,421
最終更新日 2024.01.12
登録日 2024.01.04