「針」の検索結果
全体で524件見つかりました。
人間の血液を研究する吸血鬼と、彼に覚えられた人間の少年のお話。
血や針、牙、怪我、受け攻めの入れ替えなどの要素が苦手な方はご注意ください。
ムーンライトノベルズ、pixivにも投稿しています。
文字数 33,338
最終更新日 2023.11.15
登録日 2023.10.31
毎朝通う喫茶店。変わらない一日を始めるはずだった──。
だがその日は、珈琲の香りに鉄の匂いが混じり、時計の針は勝手に踊る。店内には、どこかで見た店員の影がちらりと現れ、意味のわからない声が耳に残った。
気づいたときには、もう逃げられない……この店では、“知らないままでいること”だけが救いなのだから。
文字数 5,853
最終更新日 2026.03.24
登録日 2026.03.24
夏休み最後の日、高校三年生の水瀬陸は恋人の七海を海に連れて行こうと半年かけて準備してきた。バイト代を貯めてバイクを買い、免許を取り、今日こそペアリングを渡して「いつか結婚しよう」と伝えるつもりだった。一年半前、図書館で『ノルウェイの森』を同時に手に取ったことで始まった二人の関係は、水族館、映画館、クリスマス、花見、誕生日と重ねてきた思い出に彩られていた。しかし高速道路で対向車のトラックと衝突し、0.03秒という引き延ばされた時間の中で二人は叶わなかった未来を語り合い、手を繋いで衝撃を迎えた。
三日後、七海は病院で目を覚ます。しかし驚くべき事実が明らかになる。ドライブレコーダーの映像には、バイクを一人で運転する七海の姿しか映っていなかった。陸くんは存在しなかった。図書館の防犯カメラにも、一人で誰もいない空席に向かって話しかける七海の姿が残っていた。精神科医の田中医師から、七海は一年半前から統合失調症と診断されて通院していたことを告げられる。陸は幻覚だったのだ。
さらに衝撃的な真実が明らかになる。封筒から取り出した出生届には、水瀬陸と水瀬七海、二人の名前が並んでいた。陸は七海の双子の兄だったのだ。しかも十年前、七歳のとき、七海が道路に飛び出したのを庇って交通事故で亡くなっていた。辛すぎる記憶を封印した七海の脳は、兄の存在を完全に消去し、やがて幻覚として呼び戻し、さらに恋人として作り変えていたのだった。
病院の屋上で、七海は最後の幻覚として現れた陸に別れを告げる。陸は「いつか本当の恋をしてほしい」と言い残し、星空に溶けるように消えていった。
退院後、七海は写真立ての中で笑う七歳の陸と自分の姿を見つめ、お墓参りで前を向くことを誓い、事故があった公園で最後のお別れを言う。そして一歩ずつ現実を生き始める。
一年後の春、七海は大学の文学部に入学していた。美波という友人ができ、幻覚は完全に消えていた。ある夜、レポートを書き終えた七海は窓を開けて星空を見上げる。「お兄ちゃん、ちゃんと生きてるよ」と呟くと、小さな風がカーテンを揺らした。七海はそっと微笑んで、窓を閉じた。
文字数 68,844
最終更新日 2026.04.30
登録日 2026.04.30
五百年も妖とヒトが共存した国で、国は妖を排除する方針を打ち出した。隣人として、同僚として妖と接していた彼女は家族を人質にとられ、ある妖を討つことになり、返り討ちに遭った。
登録日 2015.12.22
時計の針の音を延々と書き綴った詩です。
ただ、チクタクチクタクチクタク繰り返している文字を書くのは面白いです。
文字数 748
最終更新日 2023.02.24
登録日 2023.02.24
呪力を持つ刺青の彫り師「鴉」。彼の刺す針で彩られる様々な文様、柄、文字にはすべて呪の力が込められる。汚らしく、おぞましい生き物、およそ普通の人ならば肌に残そうとは思わないような文様。呪言。物体。彼は怨みを晴らしたいと要望する客の体に恐ろしい刺青の図柄を施す。その恐ろし図柄は、命をかけて憎い相手に裁きをと願う依頼人の執念が届いた時に初めて発動する。命をかけた復讐の念を憎い相手に届けるのは、鴉が自らの肌に飼う、怪異達。出番が来るまで、彼らは飼い主である鴉の肌で待っている。みじめな人間どもを憑き殺してやれるお楽しみがやってくるのをじっと待っている。だが、毒を孕んだその図柄に耐えきれない者は復讐の前に自らの命を縮めてしまう。執念で鴉の毒気に耐えた者だけが復讐の権利を得る。
登録日 2017.03.15
性格はチキンだが、見た目が極悪人な驫木憲治(とどろきけんじ)は、繊細なレースも編む優秀なお針子。
今日もまた警察に職質されながら勤務先へ向かう。
ある日、勤務先に憲治を指名したドレスの制作依頼が舞い込んでくる。
社長であり、デザイナーであるクリスティナとともにその屋敷へ向かうが、そこにいた老執事の策略で不思議の国に飛ばされてしまう。
そこはいろんな道具たちまでが意思を持つ理想郷のはずだった。
女王が流浪の剣士に懸想して国を乱すまでは。
そんな女王を倒してほしいと、老執事に渡された鍵に頼まれることになった。
断ろうとしたものの、一緒に不思議の国に来た道具の一部に命が宿り、一緒に生活をすることになる。
そして、その生活水準を守るために憲治は旅に出ることにした。
別サイトでも公表中です。
文字数 37,612
最終更新日 2017.09.13
登録日 2016.10.08
自分自身にも、自分の書いてる小説にも自信が持てない中学一年生の『蟹江伊鶴』は、人気Web小説家でありネット上の友達でもある『姫乃モモ』から公募を勧められていた。
しかし、自分の作品に自信がない伊鶴は参加を渋る。すると言葉巧みにモモが参加へと導く。それでも自信がない伊鶴に「取材を行って、自信がないのを補えばいい」とアドバイスを渡す。
早速伊鶴はモモのアドバイス通りに舞台となる自校の生徒会室へ忍び込むが、それを生徒会長である相馬裕也に見つかってしまいーー!?
文字数 93,891
最終更新日 2024.07.31
登録日 2024.07.13
──主人公、月見里 しずく。職業は大学生。あやかしと人が交じる町緒ノ道へ進学の為に越して来た、やたらと涙脆い女子。
──しずくの叔父、月見里 秋彦。職業は退魔師。しずくが緒ノ道へやった来たその日にウッカリ牛鬼の呪いを受けて身体が縮んでしまった優男。
「呪いを解かねばなりませんねぇ」
胡散臭い陰陽師に協力を仰ぎ、叔父を元の姿に戻そうとするしずく。しかし事態は思わぬ方向へと進んでいく。
「それは本当にお前の叔父か?」
「ふふふ。アイツが、ねェ」
「僕の性質はね、針と糸なんですよ」
「お嬢さんっ、俺に攫われておくれっ!」
大槌を振るう退魔師の青年、俗世に染まりきった魔王、四國からの脱獄犯、そして緒ノ道に集うあやかし達が繰り広げる坂と海の町のものがたり。
「おかえり、しずく」
──これは緒ノ道で織り成される戀ものがたり。
出逢いは簡単なのに、どうしてこんなに切ないのか──答えは波の音のみぞ知る。
文字数 7,696
最終更新日 2019.01.17
登録日 2019.01.17
ヴァイオリニストの母親と一緒に小さな頃からお稽古に励んできたマヤは、決められた結婚、決められた人生なんていやだと思っていた。
「ヴァイオリンの技術を高めることで人格を高める」方針の母親に、意味はわからなくともしぶしぶついていく。お友達との友情を育み、運命の人との出会いに発展する。思いもかけないところでヴァイオリンが役に立った。彼は、マヤのヴィブラートが美しいと言ってくれた。
努力が実を結ぶことの素晴らしさ、美しい音楽と、それを共有できる相手にめぐり会える幸せ。
文字数 91,436
最終更新日 2023.05.26
登録日 2022.01.21
私立の一貫校・成琉学園高等部に通う飛島春刻は幼馴染の日口美鈴に恋情を抱きながらも、成長とともに輝きを増していく彼女に引け目を感じ、自ら距離を置くようになっていた。
高等部二年の晩秋。美鈴に呼び出され待ち合わせ場所に指定された生徒会議室。春刻は彼女にロッカーに詰め込まれ、タブレット端末で見てるように頼まれる。
戸惑いの中で起こる美鈴と筋肉質な男との激しい交わり。
春刻は失恋に打ちひしがれるが、実は美鈴は淫魔(サキュバス)に肉体を乗っ取られていた。淫魔の目的は、春刻を同胞を召喚するための器にすること。
超常的な力を持つ淫魔の前に抵抗する力を奪われる春刻。
春刻は自らの境遇を絶望し、好きな女の子を助けることができなかった非力な自分を悔やむ。
そのとき、唐突に聞こえる女の声。
「あなたが私に運命を委ねれば、日口さんは助けてあげる」
女の声に了承した直後、春刻は背後から日本刀で刺し貫かれる。体を襲う激痛。口内まで溢れ出す血液。
死を実感し、春刻は意識を失う。
ところが、それは彼を異世界へ誘うための仮初の「死」に過ぎなかった。
異世界の飛島春刻として新たな人生を歩むことになった春刻は、自らの魂に備わった力の秘密を知る。
飛玄流房中秘術。女性と交わることで不老長寿を目指す中国古来の房中術を邪なる者を戦うために独自に発展させた飛玄の魂を、春刻は1000年の時を超えて受け継いでいたのだ。
淫魔の魔の手から学園の女性たちを救おうと奮闘する春刻。
淫魔の打倒のために暗躍する謎の魔女。
淫魔の出現に深く関わる退魔師の一族。
異世界の過去を舞台にした物語は、三者の思惑が絡み合いながら展開していく。
※この作品は性描写のあるR18ファンタジー小説です。
ネトラレ要素は最初だけです。物語の性質上、性描写は完全な和姦とは言い難い面もありますが、陵辱
的な行為は全くありません。
基本はヒロインたちとともに、サキュバス打倒のために主人公が奮闘する物語。性描写は必要なときだ
けしっかり描く方針です。
今回はエンタメを意識してラノベ的なキャラ描写をしつつ一人称複数視点で描いていきます。
久々の投稿。よろしくお願いします。
2020/8/26:第一章のみ先行公開。続きは週2〜3話のペースで随時公開予定。
文字数 72,816
最終更新日 2020.09.29
登録日 2020.08.26
「大津くん、これどう思う?」
と友子は、パソコンでネットで日本経済新聞の2023年2月15日の記事を見ながら、大津君に言った。
その記事には、
「気球撃墜の要件緩和へ 防衛省「正当防衛以外も」
「防衛省は15日、日本に他国の気球が飛来した場合に自衛隊が武器を使える要件について緩和を検討すると表明した。これまでは正当防衛などにあたるケースでのみ領空侵犯機を撃墜できると説明してきた。気球に対処しやすいよう方針を改める。」
と書かれてあった。
友子は、その記事を見て、
「気球を撃墜するために、武器を使って、ミサイルなどを発射したときに、もしそのミサイルが気球に命中しないで、落下したとしたら、大変なことになるかもしれないわね。
「そうだね、大変な事故がおこるかもしれないよね」
と大津君は言った。
友子は、続けて、
「大津くん、何かいいこと考えてよ」
と、大津君の顔を見ながら、真剣な声で言った。
「うん、そうだね」
と、大津君は、言った。
文字数 1,723
最終更新日 2023.02.25
登録日 2023.02.25
透坂古杜(とうさか こもり)、何者でもない、僕の名前だ。
僕はかつて、引きこもりだった。
とはいえ復学した今だって、配信者を応援していること以外にろくな目標も指針もない、つまらない人間なのだけれど。
担任教師の新川から押しつけられた指令に従ってたどり着いたのは、不登校のクラスメイト、一ノ瀬踏穂(いちのせ ふみほ)の家だった。
順当に退屈な日々を送っていた僕の人生は、そこから少しずつ変わっていく。
彼女と自分の思いもよらない接点に戸惑いつつ、僕は一ノ瀬の復学に向けたサポートをすることになった。
同級生の三虎かの(みとら かの)の協力もありつつ、僕と一ノ瀬の距離は、常に扉一枚を隔てながらも、確かに変化していく。
お互いの心を読み違えながら、すれ違いに傷つきながら。
それでも僕は、推し続ける。
見えないものと、観てきたもの。
他人を『みる』ということの、本当の意味を知るまで。
文字数 49,547
最終更新日 2025.05.14
登録日 2025.04.30
魔法教師セリカは婚約者かつ上司である第一王子の無能な経営方針に反対した。すると「やる気がないなら帰れ」と言われた上に婚約破棄されたので見限って実家に帰った。
セリカが去ったせいで授業の質が下がり学園の評判は地に落ちる。
セリカが学園を辞めたと知り世界中からスカウトが来たがセリカは実家の男爵領を継ぐ。借金まみれの財政を改善し、横領犯を粛正する。
あちこちで活躍していた教え子がセリカを慕って領地に集まる。優秀な人材がドンドン増える。
男爵領は大海賊に狙われるほどに成長する。が、その頃には科学と魔法を融合させた最強の兵力を用意していた。
第一王子が嫉妬して陰謀を巡らせても、もう遅い
登録日 2022.02.04
都会での忙しない生活を捨て、山裾に佇む「麓の村」へと移り住んだ陽介。彼を待っていたのは、白猫のハクと柴犬の勘太、そして厳しくも豊かな自然との対話でした。
時計の針ではなく、朝日とともに目を覚まし、土の匂いで天気を知る。鍬を振るい、雑草を抜き、収穫の喜びに浸る――。かつては画面の中の数字や書類を追っていた手が、今は命を育むための確かな手応えを掴んでいきます。
野菜作りを教えてくれるベテランの田中さんや村の人々との交流、雪深い冬に備えた薪割り、そして縁側で動物たちと過ごす静かな時間。不便さはあっても、ここには自分の手で何かを生み出し、自然の一部として生きる実感がありました。
四季の巡りに身を委ね、犬と猫とともに一歩ずつ自分の人生を耕していく。何気ない日常の中にこそ本物の豊かさがあることを見出す、心温まるスローライフ物語。
文字数 162,087
最終更新日 2026.05.13
登録日 2026.04.25
【第一部完結!一気読み推奨!】
お昼寝士アイシャはその秘めたる力をひた隠しにして生きる。理由はもちろん安眠のため。戦力には数えないでお願い。あと私のお布団に女の子が入ってくるのはなぜ?
女の子に転生した彼が眠るのは真っ白なユリで埋めつくされた百合かごか──
晴れた屋上での癒しのひとときは、見知らぬ女子生徒の紐なしバンジーによって終わりを告げる。
彼の信念がそのバンジーに付き合うことを選び、その人生に早めのピリオドを打ってしまった。
彼に訪れるはずの衝撃はない。目を覚ました彼は自身が女の子に生まれ変わった事を知った。
そんな彼女なのか彼なのか分からないアイシャは8歳になる年に行われた『生誕の儀』において知らされた適性が『お昼寝士』であった。
かつて親の方針に従って勉強と運動に明け暮れたアイシャは、今世では寝て過ごすことが神により許されたのだと歓喜する。
しかし謎のお昼寝士なる適性が果たして戦闘職なのかそれとも別のものなのか。
そしてアイシャは女の子として男の子を愛せるのか!?
魔族の脅威に晒される人間族の中でアイシャは何を成すのか。
とりあえず考えるのは後にしてお昼寝タイムです。
登録日 2023.01.24