「黒」の検索結果
全体で12,165件見つかりました。
甲羅谷から遠く離れた、霧深い山間。
そこにひっそりと眠る古の洞窟の奥、黒く光る甲羅が幾つも散らばっていた。かつて、この地を荒らしたのは、父ゲンザブロウが若き日に封じたという「闇の一族」。
今はその名すら忘れられ、伝承の中にしか残っていない。しかし、闇は決して滅びてはいなかった。
洞窟の奥、ひときわ大きな甲羅の上に、黒く、九つに分かれた尾が揺れる影。目は深紅に光り、眠る者の魂を見透かすかのようだ。その尾がわずかに動くたび、空気が震え、古の力が目覚めたことを告げる。
「……再び、時は来たか」
低く響く声は、風に溶け、誰の耳にも届かない。だが、その力はすでに遠くの谷にまで波紋を広げ始めていた。
甲羅谷の平穏な日々、ポンとミクの兄弟の暮らし――その影響は、まだ二匹には届かない。
しかし、父ゲンザブロウの戦いと封印の記憶は、確かに未来へと繋がっている。
闇の一族、黒尾の覚醒。それは、兄弟の運命を大きく揺さぶる序章にすぎなかった。
文字数 17,838
最終更新日 2025.09.27
登録日 2025.09.11
発光するモニターを前に中指の腹で眉間を圧す五十八歳のコンサルタント杉野。彼が挑む全社システム刷新は、三十年の業務慣行を死守する組織に阻まれていた。資料を握りしめて震える製造事業部長に対し、杉野は現場の暗黙知をシステムへ翻訳し、経理部門には冷徹な投資収益率を突きつける。
九月の最終承認会議。若手が構築した原価シミュレーション画面を凝視した事業部長は、無言で承認書類に朱肉を押し当て、長年手放さなかった黒の測量野帳を机に置き去りにした。組織の歴史を解体した杉野もまた、自らの過去の流儀を脱ぎ捨て、次世代の道を掃き清める役割へと歩み出す。
文字数 38,475
最終更新日 2026.06.17
登録日 2026.05.05
文字数 5,530
最終更新日 2018.12.11
登録日 2018.12.11
私、アリア・ティシールはティシール侯爵家の次女だ。
私には三つ歳が離れた姉がいるが、両親は姉を溺愛していた。
甘やかされて育った姉は、高慢な性格となる。
ある日、姉に婚約者の候補となる男性が決まったが「こんな地味な男、私に釣り合わない」と言う。
姉が捨てた相手は、私が以前一目惚れした伯爵家の嫡男だった。
いらないとか言うなら、私がアタックしても良いですよね。
文字数 12,736
最終更新日 2026.04.07
登録日 2026.04.05
黒髪黒瞳の容姿が鴉のようで不吉だと称されているが、中身は能天気でアホなお子様主と、容姿端麗な毒舌従者の二人旅。
そんな二人がやって来たのは、吸血鬼の住むと言われている城で・・・
少しシリアス。ちょっとミステリー風味。でも、多分コメディ。
美形従者はアホを雑に扱います。
文字数 59,440
最終更新日 2019.06.23
登録日 2019.05.11
ルマーニ王国では、穏健派である第一王子と、過激派である第二王子との間で、跡継ぎ争いが繰り広げられていた。跡継ぎ争いに敗れた第一王子のユリスは、国王から廃嫡を言い渡され、身につけていたものすら剥奪され、ボロ一枚の姿で王城から追放されてしまった。
暗い路地裏で座り込んでいたユリスは、そこで飲食店の娘、エルサと出会う。
跡継ぎ争いで敗れた王子と、平民のエルサが幸せになるまでの話。
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+にも投稿しています。
文字数 6,540
最終更新日 2021.01.05
登録日 2021.01.03
あの日、ご主人様に拾われた私。そんな私とご主人様のとある日常の一コマ。
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+にも投稿しています。
文字数 1,389
最終更新日 2021.03.09
登録日 2021.03.09
春風こころは、小学校で保健委員をしている普通の六年生。
でも、ある日保健室で出会った新しい養護教諭、曜子先生には「ちょっと変わった秘密」があった――彼女は実はキツネのオバケだったのだ!
学校に現れる不思議な事件や、いたずら好きな“笑う黒猫”チェシャ猫、プールの幽霊、カマイタチなど、次々に起こる怪異。
その裏には、封印されていた「厄災」をめぐる大きな謎があった。
人間とオバケは、わかり合えるのか?
“強くてやさしい”曜子先生と、「心で向き合う力」を持つこころちゃん。
ふたりの絆が、小学校を、そして町を救う鍵になる――。
■友情・成長・おばけファンタジー!
■読み切り全16話。泣いて笑って、心があたたかくなる1冊です。
文字数 45,560
最終更新日 2025.08.11
登録日 2025.07.29
『親の新婚ライフの為に親に追い出さ‥‥ゲフンゴホン
田舎から
柳桜新町へと一人で上京・転校する事になった佐原部 龍也(さわらべ たつや)
しかし住む場所がなく困っていた所
偶然とも奇遇ともゆうように一軒の怪しげな不動産屋があり明らかに 怪しげな加藤清四郎君もびっくりなちびっ子店員に薦められるままに明らかに怪しげなな一軒家を紹介された。
龍『そこから俺の人生は一変し‥‥‥まぁそんなことはどうでもいい平々凡々なら』
雅『いやぁーりゅぅつぁん。この項目この作者で平々凡々には逝けないッスよ(笑)』
聖『そうよ龍!!あんたに平々凡々なんてあり得ないんだから!!』
霧『フッ…貴様が平々凡々とはお笑いだな。』
龍『はぁ…とりあえずどっかのウニ頭の主人公と同じで不幸だぁ…』
雪『そんなこんなで変態?いえ狐面を被った紳士です。以上始まります』
文字数 14,111
最終更新日 2017.04.21
登録日 2017.04.18
植井晴を中心に異世界で活動する。
春伊明と久しぶりに会い、雑談していると突然黒い渦に飲まれる。2人で異世界の国、ミミアント王国に飛ばされて、そこの王国民のリン・コスレ・ネクステールに出会う。3人でパーティを組み、目指せ魔王退治!
そんな中で下僕の4人組やハルのステイタス、スイに会う。
魔王退治に行くと魔王は......。
その後も私たちが住む世界で暮らし始める。
たまにリン視点があります。
文字数 14,044
最終更新日 2019.09.07
登録日 2019.07.30
ブラックサンタクロースは、ドイツの伝承です。
クリスマスに悪い子のところに来る、黒いサンタクロースです。これがなかなか面白いのですよ。
背負った袋から、豚の内臓をぶち撒ける。悪い子を袋に入れて棒で叩く。挙句の果てには袋に入れて、連れ去ってしまう。
クリスマスに豚の内臓をぶち撒けられるなんて、考えただけで辛くなりますよね。
このお話しに出てくる『黒サンタくん』は、真っ黒い服を着た悪戯坊や。イブの夜サンタクロースのソリにぶら下がって、行く先々で、小さな悪戯を振りまいて歩きます。
悪い子ではなさそうなのに、なぜそんな事をしているのでしょう? それにちょっぴり寂しそう。
クリスマスにぴったりの短編小説です。
文字数 7,773
最終更新日 2019.11.29
登録日 2019.11.29
天才魔法士の力を受け継いで、転生をしてしまった、未来と勇哉と湘吾の三人。おまけに中身は中学生のまま!?そんな中三人を狙う黒い影が近づいて来て・・・。まだ、魔法も使えないのに大ピンチ!!
文字数 23,672
最終更新日 2021.01.21
登録日 2021.01.01
灰色の毛並みが美しい、猫のメラミは王女様。
パパは黒猫国の王様で、ママは白猫国の女王様。
黒猫国は剣士の国。白猫国は魔法の国。
メラミに黒と白どちらの国を継がせるのか、
パパとママはいつもけんかばかり。
二人に仲良くしてもらいたいと思うメラミは、
剣士の訓練と魔法の勉強に毎日励んでいた。
メラミの誕生日パーティーが催されたその日、
パパとママからもらったチョコレートがきっかけで、
メラミはある決心をすることに…。
優しい魔女ネコ「メラミちゃん」の、
心があったかくなる冒険ファンタジー。
ほんのひとときでもお楽しみ頂ければ嬉しいです。
表紙イラストは、もん様(https://kumasyumi.com/)に
描いて頂きました。ありがとうございます!
文字数 43,054
最終更新日 2021.11.30
登録日 2021.11.30