「硝子」の検索結果
全体で129件見つかりました。
文字数 1,726
最終更新日 2019.09.12
登録日 2019.09.12
文明開化の喧騒に疲れ、偏頭痛に悩まされていた「先生」は、不慮の事故により、算術と魔法が支配する異世界へと転生する。
眼前に浮かぶは、個人の徳を無粋な数字で示した「ステータス画面」。彼は望まぬままに「大賢者」の称号を授かるが、持ち前の皮肉精神ゆえ、魔王討伐という世俗の勧進帳には一向に興味を示さない。
しかし、行く先々で出会うのは、権力を笠に着る「赤シャツ」のごとき貴族や、打算と愛嬌を使い分ける「マドンナ」めいた美姫たち。彼は「非人情」の境地を求め、温泉地の代わりにエルフの里を訪ねるが、そこでもやはり人間関係のしがらみに角を立てることとなる。
これは、チート能力という名の「過分な重荷」を背負わされた明治のインテリが、杖一本を頼りに、真の「自己本位」を探求する高踏的な放浪記である。果たしてこの異世界、住み心地はいかほどかしらん。
※文明開化もここに至れば、小説さえも人間だけが書くとは限らない。本編は、AIなる機械も使って執筆しているようだ。その滑稽さを笑っていただきたい。
文字数 151,352
最終更新日 2026.03.19
登録日 2026.02.15
モンスターを狩るには職業に目覚めなければいけない。しかし稀に目覚めない人が居る。
文字数 4,558
最終更新日 2021.06.25
登録日 2021.05.08
夫の急な仕事により、四歳の誕生日を迎えた娘と二人きりでS県の有名旅館へ向かうことになった主人公。
道中の特急列車で、娘は「大きなおじさんがいる」と虚空を指さし、手元にはいつの間にか見知らぬキャンディが握られていた。
不穏な気配を抱えたまま到着した老舗旅館。その夜、娘は客室のトイレを指さして無邪気に笑う。「おじさん、あそこにいるよ」と。
主人公の目には何も見えない。しかし、トイレの磨りガラスに視線を向けた瞬間、そこには天井に頭を打ち付け、異常に肩を怒らせた「巨大な男の影」がべったりと張り付いていた。
襖一枚、硝子一枚隔てただけの至近距離。姿の見えない怪異が、じわじわと物理的に部屋を、そして二人だけの現実を侵食していく、息詰まるリアル・ソリッド・ホラー。
文字数 11,368
最終更新日 2026.06.14
登録日 2026.06.14
学校という同調圧力を求められる場所に息苦しさを感じていた私。ある日、逃げ込んだのは、校舎の裏手にある廃墟になった古い温室だった。そこには先客――同じ学年の少女、鈴がいた。
文字数 3,922
最終更新日 2026.03.08
登録日 2026.03.08
「おかえりなさいませ。……ようこそ、私の美しい地獄へ」
地図の空白、意志を持つ茨の森を抜けた先に、その「箱庭」は存在する。
降り止まない灰色の雨に打たれ、古びた大聖堂の門前に立つのは、硝子細工の瞳を持つ美しき少女・ルナリア。
彼女が差す漆黒の日傘。そして、歩くたびに波打つ深い緋色のドレス。
その優雅な装いの裏側には、ある「悍ましい秘密」が隠されていた。
そこへ辿り着くのは、自らの犯した罪から逃れ、失われた記憶を追い求める迷い人たち。
ルナリアは彼らを慈悲深い微笑みで迎え入れ、琥珀色の紅茶とともに「忘却」という名の救済を与える。
しかし、代償のない救いなど存在しない。
彼女が啜るのは、人間が抱える最も純粋で、最も醜悪な「七つの大罪」の記憶。
一つ、また一つと罪を回収するたび、彼女の纏うドレスはより鮮やかに、より残酷に完成へと近づいていく。
すべての記憶を飲み干したとき、少女は「心」を持つ人間となるのか。
それとも、箱庭を統べる新たな神となるのか。
記憶と鮮血、そして美しき絶望が織りなす、耽美派ダークファンタジー。
文字数 2,467
最終更新日 2026.04.29
登録日 2026.04.29
触れれば壊れてしまいそうなほど儚い、美しい少年。透真。
白い肌に淡い影を落とす睫毛、どこか諦めを含んだ静かな双眸。彼は、他人と深く関わることを避けて生きてきた。
そんな透真の前に現れたのは、無遠慮で傲慢、それでいてどこか危うさを孕んだ男。神代蓮と出会う。強引に距離を詰めてくる彼に、透真は戸惑いながらも、次第に逃げ場を失っていく。
「そんな顔、誰にも見せるなよ」低く囁かれる声と、逃がさないように絡め取られる視線。
触れられるたびに、拒絶と渇望が交錯する。
知らなかった熱、知られたくなかった弱さ。
壊れるのが怖いのに、壊されることをどこかで望んでいる。そんな矛盾を抱えたまま、透真は抗えない関係へと沈んでいく。
夜ごと重なっていく距離と、剥き出しになる本音。これは、守られることを知らなかった少年が、誰かの『執着』によって初めて自分の体温を知るまでの物語。
文字数 32,855
最終更新日 2026.05.17
登録日 2026.04.30
【キャッチコピー】
――砕けた心、硝子の心臓。それでも私たちは、この理不尽を叩き潰す。
感情を殺した冷徹な戦士と、美しくも脆い少女たちの生存戦略を描く、ダーク・バイオレンスアクション。
【あらすじ】
同じ明応大学に通う幼馴染、黒羽律花、須崎美月、森谷朔。一見すればどこにでもいる普通の大学生である彼らには、誰にも言えない秘密があった。それは、人間の肉体と精神を弄ぶ冷酷非道な組織『アイギス・ラボ』と、人知れず血みどろの死闘を繰り広げていること――。
心を凍らせ、常人離れした身体能力で最前線に立つ主人公・律花。生まれつきの難病を抱え、車椅子生活を送りながらも、溢れる慈愛で2人を支える美月。そして、2人を守るために特製の鉄パイプを振るう熱血漢の朔。
冷酷非道な組織『アイギス・ラボ』に立ち向かう3人の大学生の行く末は……
【主要登場人物】
黒羽律花(くろばね りつか)
「実験体」として組織に狙われる本作のヒロイン。過去の事件を機に感情を殺し、男子強豪に混ざって容赦のない実戦術を身につけた。自らを使い潰してでも2人を守ろうとする。不安になると首筋に触れる癖がある。
須崎美月(すざき みづき)
律花の幼馴染。生まれつきの難病『硝子心不全』を患う車椅子の少女。優しく献身的な性格だが、それゆえに自分が迷惑な存在ではないかと激しい自己嫌悪に陥りやすい。
森谷朔(もりや さく)
2人を守るために戦う熱血男子。麻美がカスタムした対組織用の特製鉄パイプを武器に、律花の後衛を務める。律花に恋心を抱いており、彼女の強がりの裏にある脆さに気づき、時に激しく叱り飛ばす。
三峰麻美(みつみね あさみ)
32歳の美人闇医者。ホットミルクティーが大好物。律花の心臓の病や、首筋に触れる癖の奥にある凄絶なトラウマを最初に見抜いた良き理解者。
アイギス・ラボ(ドクター・冥木/神山冷介)
人類支配を目論む狂気のベンチャー。律花の強靭な精神と美月の献身性に目をつけ、彼女たちが苦痛に喘ぐ姿とデータを執拗に追い求める。
【本作の見どころ】
・圧倒的バイオレンスと息もつかせぬ緊迫感
・精神の強靭さと肉体の脆さの対比
・融解していく冷徹さと、残された穏やかな時間
※本作は暴力描写、トラウマ描写、蹂躙等の過激な要素を含みますが、エロティシズムよりも緊迫した人間ドラマとバイオレンスアクションを重視したダーク作品です。
文字数 5,234
最終更新日 2026.07.19
登録日 2026.07.19
年下直情攻め×眼鏡の年上美人賢者の異世界BL
鑑定眼を持つ年上受けを、18歳の熱情が溶かす。
異世界転移した青年・優斗が恋をしたのは、自分より7歳も年上の美しい医師・カエサルだった。
欲望のままに肌を重ねながらも、決して心を見せようとしないカエサル。 彼が頑なに外さない「眼鏡」の奥に隠された、悲しい過去と、意外すぎるMっ気。
「もう、離さない……あんたを、俺だけのものにする」
18歳の熱情が、孤独な賢者の防壁(ベール)を力ずくでこじ開けていく――。 セフレから始まり、共闘を経て結ばれる、異世界純愛ファンタジー!
(本編『ダブルソード』未読の方でも、一つの恋物語として問題なくお楽しみいただけます)
文字数 89,297
最終更新日 2025.10.31
登録日 2025.10.31
◆あらすじ◆
「鏡のなかに――」
信州の山奥、黒鏡湖のほとりに建つ双子の洋館「双影荘」。赤煉瓦の棟と白漆喰の棟が硝子の回廊で繋がれたその屋敷は、夭折した天才建築家・桐生蒼介が遺した最後の作品だった。
フリーライターの宗方凪は、蒼介の孫娘を名乗る女性から屋敷の取材を依頼される。到着した凪を迎えたのは、門に結ばれた赤い組紐、一拍遅れて動く鏡の中の影、そして壁の伝声管から漏れる正体不明の囁き声だった。
嵐が山道を断ち、外界との連絡が途絶えた翌朝、望楼で客の一人が死体となって発見される。閉ざされた館に残されたのは、七つの掟に縛られた住人たちと、建築家が仕掛けた鏡と音の迷宮。凪は記録者の立場を捨て、地下に封印された音叉の実験室、二枚の銀の指輪が開く八角形の密室、そして鏡だけが映すという「第五の顔」の謎に踏み込んでゆく。
やがて明かされる住人たちの告白は、論理でも怪異でも割り切れない「記録の空白」を突きつける。――鏡が嘘をつくとき、真実を書き留めることに意味はあるのか。
◆登場人物◆
宗方凪(42)――フリーライター。事実の記録を信条とするが、館の謎が信念を揺るがす。
影守霞(80)――影守家当主。七つの掟の番人。
影守夕映(20代後半)――寡黙な画家。虹彩異色。「鏡の守り人」。 影守朝凪(夕映と同年)――光学研究者。夕映の庇護者を自認する。
桐生紅(30代前半)――建築家・蒼介の孫娘。凪に取材を依頼した張本人。
鵜飼徳蔵(70)――双影荘の管理人。蒼介への忠誠が暴走する。
月島怜子(40代)――民俗学者。土着の鏡信仰「御影講」を追う。
黒田鉄次(50代)――甘い匂いのインクペンと古い管理日誌を持つ旅人。 征一――白棟に籠もる男。蒼介の実験の核心を知る。
文字数 56,231
最終更新日 2026.03.18
登録日 2026.03.11