「ピア」の検索結果
全体で1,160件見つかりました。
音楽大学在学中から交際していた藤崎春仁(はるひと)の思い出を辿って澤村奏澄(かすみ)は一人で熊本県天草市にある白鶴浜という浜辺を訪れる。
陽射しの強い夏、春仁に影響を与えたその浜辺で奏澄は彼のいない自分の将来を考える。
あの日、「俺、留学する」「病気なんだ」春仁から同時に二つの告白をされた。今、出来ることをやりたい。いつ手足が動かせなくなるか分からない原因不明の病気。それを受け止めた上で演奏者を幸せにするようなヴァイオリン製作者になろうと努力していた彼。
けれど去年、不慮の事故で亡くなってしまう。あまりにも辛く悲しい現実に希望が潰える奏澄。
あれからもう1年が経つ。
離ればなれになってしまった二人をつなぐのは彼の作った名前のない曲、そして天草。心苦しい日々を過ごす中、もう会うことのないと思っていた彼が突然目の前に姿を現す。1年前の彼と塞ぎがちだった現在の奏澄が天草の地で再会する。
眺めた景色、触れた人々、それと無愛想なようでいてそれでもどこか憎めない存在の不思議な猫。どれも忘れることはない。
やがて、二人で過ごした今までの日々を思い浮かべると共に互いに本当の気持ちを知る。
「ねぇ、ハル」「ヴァイオリン弾いて」
懇願する奏澄のために演奏する春仁。春仁の優美な旋律を感じ、やっと自分の進路を見出す彼女。東京へと帰る日の朝、コバルトブルーに光る海を前にし、また、眩いばかりに輝く白い砂浜で奏澄は決意する。ステージマネージャーになって、ピアノも弾き続ける。それから、人として成長して今度は春仁の生まれた春に白鶴浜へ帰ってくる。この浜一面に自分という花を咲かせ、想いを彼に届けようと考える。
ただ、それにはあと一つ足りないものがある。
それは、春仁。
その日が来るまであなたを待っているから、彼女はそう心に秘め、浜を後にする。
文字数 68,098
最終更新日 2015.01.02
登録日 2014.12.20
緑の城塞を襲う、文明という名の悪意。奪われた王を取り戻すため、最強の戦士たちが敵地へ挑む。
「鉄の波濤」が、緑の楽園を飲み込もうとしている。 肉体最強の巨人の国 vs 科学と兵器を操る南の帝国。 種族の存亡と誇りをかけた、重厚なファンタジー戦記!
【あらすじ】 世界の北方に位置する「大森林国バルグ」。 そこは、強靭な肉体と特殊能力を持つ「巨人(ヴァジュラ)」たちが、森の恵みと共に生きる平和な楽園だった。 だが、その平穏は南の大国「黄土帝国アウリア」の野望によって打ち砕かれる。
個体としては脆弱な南の民(サピア)だが、彼らは恐るべき「文明」の力を持っていた。 圧倒的な物量、見たこともない兵器、そして経済や薬物を使った狡猾な罠。 「未開の地」を切り拓き、資源を食らい尽くそうとする文明の波が、北の国境を越えて押し寄せる。
防衛の要であった第一王子ジークと精鋭部隊は、南の卑劣な策謀により敗北し、ジークは敵国へと連れ去られてしまう。 残されたのは、盾のガルド、槍のリン、術のセラ。 主君を奪われた彼らは、己の未熟さを噛み締め、元敵国の軍師による過酷な修行を経て再起を誓う。
「文明が我々を野蛮人と呼ぶなら、その野蛮の牙で、鉄の理を噛み砕くのみ」
目指すは南の首都。 最強の遺伝子を持つ若き戦士たちが、巨大な文明の檻に挑む決死の潜入作戦。 いま、反撃の狼煙が上がる――。
文字数 28,364
最終更新日 2026.01.19
登録日 2026.01.11
図書室の奥の奥。
螺旋階段をわざわざ上って、本棚をいくつも過ぎた先。
本を読む人が減ってきている現代。読むと言ってもラノベくらい、なんて言ってしまうような若者達。
ここはセピア色の本に囲まれた場所。
誰もこない、秘密の場所。
そこに、彼はいる。
※テスト後に普通に大学にいるのは、単純にサークルやら配属教室やらなにやらかにやらあるのでしょう。お好きにお考え頂けますと幸いです。
文字数 8,570
最終更新日 2022.04.17
登録日 2022.04.09
大学病院から、地元の総合病院へ戻って来た優衣は、救急搬送の帰りに救命士になった高校の同級生朝川と会う。
朝川へきちんとした返事もしないまま、2人で旅行へ来た先で、ピアノを弾く男性直斗と出会う。
大きな旅館の跡取りとして生まれた直斗は、高校を卒業した後、家を出てバンドを組んでいた。バンドはデビューする事が決まったが、直斗の代わりに別のギターが加入する事になっていた。
実家に戻り、しばらくは部屋に引きこもっていた直斗だったが、少しずつ亡くなった母が残したロビーにあるピアノを弾きはじめ、人の前に出るようになった。
ピアノの調律師として仕事をするようになった直斗の元に、直斗のファンだったという優衣がやってくる。
一度聞いた音を忘れない優衣は、直斗が適当に弾いたピアノの曲も、すぐに覚えて隣りで弾いた。
優衣は、浅川には付き合えない事を伝えたが、すでに優衣と結婚すると周りに言ってしまった浅川は、直斗からもらった1枚しかない楽譜を、破り捨てて、なんとか優衣が自分に気持ちが向くように、優衣の家族にも取り入っていた。
浅川の元を去り、直斗の元へやってきた優衣。
直斗と、6歳の直斗の甥っ子隼斗は、雨の日になかなか眠る事ができなかった。
優衣は、そんな2人の辛い思い出を、少しずつ溶かしていく。
直斗が結成したバンドが解散する事になり、メンバーだったケンもレイが直斗を訪ねてくる。ケンは、直斗がいなくなったバンドで歌う事が、辛くなってきていた。
直斗の双子の姉で旅館を継いだ柊子、直斗を小さな頃から支えてくれていた仲居の多岐、初恋の相手だったアヤカも、みんな後悔を抱えて生きていた。
文字数 45,832
最終更新日 2024.08.03
登録日 2024.07.29
数週間前、無数の巨大な隕石が地球に飛来し衝突すると言った、人類史上かつてないSFさながらの大惨事が起きる。
一部のカルト信仰な人々は、神の鉄槌が下されたとかなんとかと大騒ぎするのだが……。
その大いなる厄災によって甚大な被害を受けた世界に畳み掛けるが如く、更なる未曾有の危機が世界規模で発生した!
パンデミック――感染爆発が起きたのだ!
地球上に蔓延る微生物――要は細菌が襲来した隕石によって突然変異をさせられ、生き残った人類や生物に猛威を振い、絶滅へと追いやったのだ――。
幸運と言って良いのか……突然変異した菌に耐性のある一握りの極一部。
僅かな人類や生物は生き残ることができた。
唯一、正しく生きていると呼べる人間が辛うじて存在する。
――俺だ。
だがしかし、助かる見込みは万に一つも絶対にないと言える――絶望的な状況。
世紀末、或いは暗黒世界――デイストピアさながらの様相と化したこの過酷な世界で、俺は終わりを迎えるその日が来るまで、今日もしがなく生き抜いていく――。
生ける屍と化した、愉快なゾンビらと共に――。
文字数 53,450
最終更新日 2020.07.24
登録日 2020.06.28
近未来の日本、長時間労働と低賃金に苦しむ社会で、国民全員に月額11万円を支給するベーシックインカムが導入され、誰もが「生活のために働かなくても良い」自由を手にしたかに見えました。希望に満ちた時代が到来する中、人々は仕事から解放され、家族との時間や自分の夢に専念できるようになります。しかし、時が経つにつれ、社会には次第に違和感が漂い始めます。
『RICE WORK』は、経済的安定と引き換えに失われた「働くことの意味」や「人間としての尊厳」を問いかける物語。理想と現実の狭間で揺れる人々の姿を通して、私たちに社会の未来を考えさせるディストピア小説です。
文字数 14,634
最終更新日 2024.11.04
登録日 2024.11.04
私、三輪さくらは21歳の看護師。友達に誘われるまま出身高校の創立50周年の式典に出たんだけど、絶対音感を持つ私は、とんでもない調律の式典会場のピアノの音に酔ってしまって会場を出て、そこに蹲っていた男の子坪内高広と出会う。彼がそこに蹲っていたのも私と全く同じ理由だった。
びっくりしている所にメール音が鳴る。同時にケータイを探す私たち。なんと、着信音まで一緒だったのだ。この着信音ってマニアックな自作なのに……
今回、恋愛大賞にあたり、続編の「交響楽」の恋愛部分である、「再び桜花咲う季」をドッキングさせることにしました。
文字数 58,864
最終更新日 2018.01.28
登録日 2018.01.07
かつての国――いや、もはや世界は、笑いに支配された。
メディアと政治を掌握した大御所芸人の黒幕コンビが、国を「芸人共和国」と名乗り、国民を徹底的に笑いで統制する時代が訪れた。
ニュース番組も、スポーツ中継も、ドラマも――すべてが笑いで彩られ、芸人たちは「お笑いでした!」と言えば、どんな暴挙も無罪。
一般庶民は笑わなければ無笑罪で50年の拘束刑、給料も若手芸人と同じ一律制。街角では体を張る若手芸人が活躍する一方、普通に歩くだけの人々も笑いに巻き込まれ、暴力や恐怖に晒される。
リポート番組では、芸人たちが街の庶民にドッキリを仕掛け、番組の中で「俺たちも悪い、お前も悪い」と強制的に従属させる。国民の心は、笑いと恐怖により完全に掌握されていく。
そんな狂った日常の中で、唯一の自由を求める人々や、黒幕コンビの巧妙な支配の裏側が明かされる。笑いと権力、恐怖が入り混じる、前代未聞のディストピア・ブラックコメディ。
笑わなければ、生き残れない――芸人共和国の恐怖と狂気を描いた衝撃作。
文字数 39,683
最終更新日 2025.09.06
登録日 2025.09.06
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人類の食糧危機解決のために開発された食べられる人間 しょくにん
この物語は
しょくにんとして生きる事に葛藤するしょくにん デルタ
人間として生きる事に葛藤するしょくにん のぶなが
そんな二人の半生を描いた物語
なろう系の作品に疲れたあなたに贈る
静かなSFディストピア
文字数 128,643
最終更新日 2026.05.22
登録日 2026.04.28
ボクはシーナ!歴史大好きの歴オタだよ!この世界はウィザスターリーという世界。この世界は昔、アナザーディメンションという別次元から勇者がやって来た。だが勇者達は最後のディメンションで負けたんだ。え?勇者の名前?確か………剣聖は椎名。科学者は優奈。聖職の神奈。拳聖の理貴波。魔法使いの李奈。弓使いの華。テイマーの紗奈。最後に錬金術の瑠色波。合計八人の勇者達が戦った。それから1000年後の世界。今はとっくに魔物達が徘徊してるけどね。長くなったけどもそろそろ物語スタート!
文字数 1,637
最終更新日 2024.11.09
登録日 2024.11.08
・・・オレはうんざりしながら、
学校帰りユリガハラ公園を通りかかった。
・・・もう、限界だ!
やってられねー!!
皆は、ハンバーガー食って
くだらねーアーティストと呼ばれる
マッドサイエンティストの
創った歌を歌って、
非日常の空間の部屋で、
騒いだりしてるのに
なんだってオレは・・・。
『毎日、毎日うんざりだ!!』
オレは、そう言って
人けの少ない
ユリガハラ公園の芝生に
寝っ転がった。
そう、このイライラの原因、
それは無理やり親に習わされてるアレ・・・
なんたってピアノだぜ! このオレが!!
なのをトチ狂ったのか、
オレが中学の頃あたりから、
急に上流階級を意識しだした家の親父が、
脱サラして小さなビジネスホテルを
建てやがった!
・・・そして、息子のオレにピアノを!!
サラリーマン時代にもヤバイ
仕事をかかえてたっていうけど、
とぼけた顔してかなりの金の亡者だぜ!!
文字数 3,017
最終更新日 2017.08.24
登録日 2017.08.24
私、一ノ瀬 みなみ、小5。
私には、保育園のときから、大好きな男の子がいる。
彼の名前は、妹尾 想太。彼は、アイドルを目指していて、日々、ダンスや歌やピアノやギターなど、いろんなことにチャレンジしている。
アイドルを目指しているだけあって、まるで女の子みたいに可愛いくてカッコいい。
ぱっちりした目と、ふわふわの柔らかそうな髪、すべすべの頬、きゅっと口角の上がった形のいい唇。道ですれ違ったら、きっと誰だって、思わず振り返って、二度見しちゃうはずだ。
でも、彼のいいところは、見た目の可愛さだけじゃない。中身も、さりげなく頼もしくて優しい。その上、愛嬌があって、親切で、お人好しで、ちょっぴり涙もろいところもあって。
そう、私が彼を好きな理由は山ほどある。そのたくさんの理由のおかげ?で、彼のことが、小さいときから、ずっと大好きなのだ。
でもね、つい最近、その『好き』にギワクが生じて……
文字数 4,053
最終更新日 2026.06.27
登録日 2026.06.27
《あらすじ》
専属の侍女に階段から突き落とされてから、カールがかったセミロングヘアの青っぽい黒髪に青から紫のグラデーションの綺麗な瞳の少女【リピア=スターダスト】は前世の記憶を思い出した。
あれから5年。
10歳になったリピアは、【ユーティエ王国】の第一王子【ガルム】と政略結婚することになる。
それに起因するかのようにリピアに組み込まれた因果の歯車が動き出す……、動き出してしまった……。
文字数 1,816
最終更新日 2024.03.10
登録日 2024.03.10
とあるピアニストが一線を退いた。
大地震のあの日、奏でる音を失ったピアニストは、静かに演奏者としての人生に幕を引く宣言をしたのだ。
だが、彼の演奏を聴いていた者はみな知っている。
彼の指先が鍵盤に触れるその瞬間まで、彼はピアノと共に生きていたことを。
そして今、“彼等”は再び舞台に立っている。
再び響き始めた旋律。
それは長い眠りから覚めたかのように、力強く、生き生きとしていて……新しかった。
そこにはかつて失われたはずの彼の音が、もう一度、響いていた──
《高らかに響かせて》 ||:《もう一度》:||
専属ピアニスト×両腕欠損作曲家
※2023/3/14….…46話・完結予定
文字数 180,732
最終更新日 2023.03.14
登録日 2023.02.10
※注意※
ディストピアものになりますので、暴力描写、性描写、差別描写、などがあります。
表紙はこちら様からお借りしました⇒https://www.pixiv.net/artworks/69240989
●あらすじ●
海面が上昇し、陸地が海に沈んだ世界で生きる人類。
巨大な船で生活をする人類の運命は、生まれ持った性別によって大きく左右される。
その中でも、第二の性別のオメガ性に生まれた人間には、過酷で悲惨な運命が待っていた。
オメガ性に生まれた青年、アオは、オメガ性を持つことによって、虐げられ、命を失った母や我が子の仇を討つため、自らの運命に抗い、やがて船を裏から支配し、「レブル」と呼ばれるようになるが、命を狙われ、襲撃を受ける。
襲撃から逃げる途中で、アオは、アルファ性を持つ青年カイトと出会うのだった。
(*´ω`)
以前に書いた短編の小説『蒼海の墓標』https://www.alphapolis.co.jp/novel/417799422/318410234の設定を書ききりたくなり、長編に書き直した作品です。
キャラの名前が漢字からカタカナに変わっています(*´ω`)なんででしょうね。
文字数 15,700
最終更新日 2020.11.21
登録日 2020.10.31