「姿」の検索結果
全体で11,712件見つかりました。
【うちらの最強の武器「EQ(人心掌握)」で異世界無双したりますわ】
「マナーとは、相手を幸せにする作法ですわ、表向きは。実は、自分を守る最強の盾となり、相手を仕留める最適な矛(ほこ)にもなるのです」
京女のマナー講師・現公爵令嬢(白狐)×元大阪のトップキャバ嬢ヒロイン(虎)!
最強バディの武器は魔法ではなく「EQ」×「ビジネスマナー」!?
理不尽な断罪を華麗にスルーし、異世界の常識を塗り替える「建設的なざまあ」的痛快ビジネス・シスターフッド!
背後には京の雅を纏う九尾の白狐と、根性・商魂を現す虎の姿が。
勿論、愛が重たい有能なイケメン執着王子と、忠誠心過多の武闘派メイドも揃ってます。
「眠たい事いうてる殿方連中にはつきおうてられまへん。わたくしが、この国の常識をアップデートしてさしあげます。知らんけど」
第一部、全22話完結済。
表紙イラストはAI生成のものです。
talesさん、noteさん、小説家になろうさん等他サイトさんにも掲載してます。
【短編】伝説の始まり? EQスキルを携えて、彼女は異世界へ舞い降りたをベースに、加筆・修正しました。
文字数 109,081
最終更新日 2026.04.16
登録日 2026.02.24
柊木 果南は2つの姿をもつ女子中学生。
ある日を境に性格が分解されて…。
初めての恋を知り、初めての失恋を知り、
自分を変えようとするけど…。
そして、いきなり生徒会の一員となり運命を変える日がやってくる…?!
恋と涙の青春物語☆
※これは、前半部分が私(筆者)の体験談となっています。
文字数 4,839
最終更新日 2017.08.08
登録日 2017.08.08
「貴様らのような田舎娘は性根が腐っている」
ガルシア辺境伯の令嬢である4人の姉妹は、アミーレア国の王太子の婚約候補者として今の今まで王太子に尽くしていた。国王からも認められた有力な婚約候補者であったにも関わらず、無知なロズワート王太子にある日婚約解消を一方的に告げられ、挙げ句の果てに同じく婚約候補者であったクラシウス男爵の令嬢であるアレッサ嬢の企みによって冤罪をかけられ、隣国を治める『化物公爵』の婚約者として輿入という名目の国外追放を受けてしまう。
人間以外の種族で溢れた隣国ベルフェナールにいるとされる化物公爵ことラヴェルト公爵の兄弟はその恐ろしい容姿から他国からも黒い噂が絶えず、ガルシア姉妹は怯えながらも覚悟を決めてベルフェナール国へと足を踏み入れるが……
「おはよう。よく眠れたかな」
「お前すごく可愛いな!!」
「花がよく似合うね」
「どうか今日も共に過ごしてほしい」
彼らは見た目に反し、誠実で純愛な兄弟だった。
一方追放を告げられたアミーレア王国では、ガルシア辺境伯令嬢との婚約解消を聞きつけた国王がロズワート王太子に対して右ストレートをかましていた。
※初ジャンルの小説なので不自然な点が多いかもしれませんがご了承ください
文字数 185,376
最終更新日 2021.06.23
登録日 2021.03.20
「なかなか、似合ってるじゃねえか、美桜。まさに、ザ・花嫁ってやつだぜ」
背後からの恐ろしい声に、美桜はハッと振り返った。
いつの間にか衣装係が消え、かわりに猛史と涼介が、ニヤニヤと笑いながら美桜の晴れ姿を眺めていた。
「ひっ」
美貌からサーッと血の気が引き、美桜はフラフラと後ずさった。
「次の衣装替えからツアー客の相手をしてもらうぜ。覚悟はできてるよな、美桜」
「ウェディングドレスの花嫁とやれるって、みんな愉しみにしてるぜ、秘書さん。いや、もう、奥さんかな」
猛史と涼介が、左右から美桜の身体を挟んで、ウェディンググローブをつけた腕をつかむ。
「衣装替えの時間は制限があるからな。すぐにチ×ポが突っ込めるように、準備しておいてやるぜ、奥さん」
涼介がスカートをまくりあげる。
「な、なにをするつもり……」
「こいつを、マ×コとケツ穴に入れておくのさ」
猛史が目の前に卵型のバイブを突き出した。地下室で美桜を狂わせたリモコンバイブだ。涼介も同じ物を持っていた。
「はじめから肉を捏ねておけば、すぐにはじめられるだろう」
猛史もスカートをたくしあげる。
「バイブにはたっぷりと催淫剤をぬってあるからな、すぐに気持ちよくなるぜ」
ロングスカートの中に二人の上半身が侵入する。
登録日 2022.03.10
公爵令嬢リーリアは、7年前に家に迎えた義兄ガイに想いを寄せている。けれど、リーリアが15歳のある日、父が連れ帰った新たな家族・義弟のエミリオの姿を見た時、前世の記憶を思い出す。自分が生きるこの世界が、前世で研究していた「乙女ゲーム」の世界に酷似していること、ガイが「ヒロイン」と呼ばれる少女に想いを寄せることも。けれどガイをあきらめることができず、リーリアは禁断の「悪役令嬢」の知識に手をだしてしまう……※シリアスとみせかけたおばかなお話です。主人公がちょっとずれてる。国家的陰謀や戦いもすこしあります。それに伴って、歴史本程度の描写ですが残酷表現もあります。苦手な方は逃げてください。
文字数 248,869
最終更新日 2023.04.25
登録日 2022.09.15
山を渡り歩いて生活をする人々。
時に採取時、時に狩猟、時に木地師そして時に盗人。
山家に成る者は戦いに敗れ隠れ住んだ者。
村八分に成った者。
そして所謂無宿人。
はたまた普通に地脈を読む者は山師とも言う。
しかし異世界と成ると魔素の流れを読んで、魔物狩りや水脈を探ったり、山師等は鉱脈まで司る。
レイナはそんな魔素の流れを感じる事に卓越した少女。
彼女は捨て子で有る。
忌み子と言われる黒髪黒目として生まれた彼女は両親に山に捨てられた。
何も死んでも良いつもりで捨ててはいない。
山家にも拠点となる里が山に有り、そこから転々と山々の各拠点を渡り歩くのだ。
それらは山家にしか分からない場所だ。
たまに冒険者とかが避難して来るけどね。
そして彼女の両親は拠点に山家がいる事を知っていて、直ぐ側に彼女を捨てたのだ。
山家は敏感だ、里の人の気配には気付いていた。
こっそり去ろうとする二親に、「せめてこの子の名前をおしえろ」と言い放った。
「レイナでございます」
「そうか、後ろを見ずに行かれよ。この子は我等が育てよう。山家には忌み子等と言う悪習は無いからの。里とは悲しい所よのう」
「申し訳御座いません」
「ささ、早く行かれよ。他の者が来るゆえ」
こうして二親はレイナから去って行った。
レイナには魔素の流れを感じる力が、他の者より大きかったので山家として仲間にとても良い益と成ったが、それが悲劇を呼んだ。
盗賊に鉱脈で得た益を狙われ、拠点の衆は彼女を除き皆殺しの憂き目に会った。
彼女が10歳の時で有った。
それ以来彼女は一人・・・いや、ギョウリと言う人の言葉を話す猿の魔物と山々を渡り歩いている。
ギョウリは小型の可愛い猿に変身してはいるが、本来の姿は巨大な白蛇で神獣なのだが、レイナですらその姿を知らない。
レイナ自身も体術や剣術それに魔術は人並み以上で、特に手裏剣や投擲物を魔術で操る、魔法投擲術は並ぶ者がいない腕前。
時々彼女は珍しい素材や木地物を町に売りに行く。
いくら魔術で有ろうとも流石に出来ない物が有る。
服や剣を創造魔術で作るのは神か悪魔の業で有る。
同時に蘇生や無くなった腕や脚は生やす事は無理だと言える。
貨幣の流通が有る為に、山での金や銀は冒険者ギルドに買い取って貰うしか無い。
小粒の取引は山家同士でしか通用しないのだ。
他で使えば役人に捕まる。
そんな世。
文字数 258,064
最終更新日 2023.11.04
登録日 2023.01.07
「さてと、やるか」
俺、天河晃陽は面倒臭がりながらも配信を始める。魔王キャラVTuber、カガヤキ・トライスティルとしてゲーム配信を始めた矢先、突然のバグに巻き込まれた俺は、光過敏によって不意に意識を失ってしまう。
「一体なにが、とりあえず生きているのは確かで……ん?」
気が付くと、そこは見知らぬ部屋。
姿見に映った自分の姿は、なんと本物のカガヤキ・トライスティル。
意味の分からない状況の中、俺が出会ったのは自称魔王を騙る男、炎の魔王ベルファーだった。
「ふん、我に感謝するか。では感謝ついでに教えてやろう、我の名はベルファー・ベルムグリンド、魔王である」
「魔王……イタイ設定、お疲れ様」
如何やら異世界に来てしまったらしい俺は訳も分からずベルファーと戦い無事に勝利。
かと思えば今度はベルファーを狙ってやって来た自称勇者パーティーにまで命を狙われてしまうのだった。
「俺達は、お前を殺すためにやって来た勇者パーティーだ!」
「勇者……なんって?」
かくして俺はサッパリ分からないまま、異世界での生活が始まる。
しかし見た目は完全に魔王。いくら人間だと説明しても信じてくれるのは勇者パーティーのヒーラーのみ。
可哀想な奴のレッテルを貼られた俺を待ち受けていたのは、激動の三日間。この三日間が俺の在り方を決めることを、この時の俺はまだ知らない。
【第17回ファンタジー小説大賞】に応募中です。
今までとは投稿・更新ペースを変更して投稿しますので、是非ブックマーク登録・感想、お待ちしています。
本作品はカクヨムにて重複投稿しています。
文字数 123,215
最終更新日 2024.10.30
登録日 2024.08.31
日本の田舎町に平凡な容姿に生まれ、平凡な学校を卒業し高齢化が進む地元で介護士として生きていた女。
それが、私の前世だ。
今世は、孤児院暮らしの美少女とか何事ですか?
てか、この世界強くなんなきゃ死ぬんじゃない?
文字数 408
最終更新日 2018.03.10
登録日 2018.03.10
ある日交通事故に遭って死亡した主人公。気づけば不思議な場所にいて、神を名乗る存在から転生を持ちかけられる。すわチートか、異世界無双か、と思って一瞬喜ぶが、話を聞くとそこまで有利なことはなさそうだった。しかし、もう死亡してしまった以上、言われた通りにするしかないと覚悟を決める。そして異世界に転生するのだが……。その後、神の事情によって異世界から現実世界に戻ってきた主人公は、そこで以前と同じように日本で、しかしゴブリンの姿で生活をすることになる。
文字数 98,969
最終更新日 2021.01.01
登録日 2020.12.18
魔物が蔓延り、毎日のように争いが起こるこの世界に、ある大いなる力が存在した。
それは魔法。選ばれし者とその血を継ぐものだけが扱える人智を超えた力。
彼等はその力で人々を守り、戦い、称えられ、やがて英雄となった。
英雄は子を授かり、その子もまた、英雄と同じ魔法が扱えた。同様にして、英雄と呼ばれた。
英雄は、自身の力と、その身に受ける賞賛を権力に変え、人々の上に立った。
彼等は貴族と呼ばれた。
ある貴族は権力に溺れ、戦いを拒んだ。
そしてある貴族は、魔物を愛し、悪しき魔物を優しき魔物に跨って打ち払った。
その姿を喩え、その貴族は、騎士と呼ばれた。
やがて、本来の英雄としての役割を果たす貴族が、騎士と呼ばれるようになった。
そんな貴族や騎士たちの上に、最も強い力を持ち、最も賞賛を受けた英雄が君臨した。
彼の者は、君主と呼ばれた。
彼等は13年前、栄華を極めたシヴァルキ王国を崩壊させ、神聖レオパルド帝国として生まれ変わらせた。
皇帝エスエメラルダ・レオパルドの元に、12の種族をそれぞれ統治する君主達を集結させ成立したこの巨大国家の誕生は、大陸を震撼させた。
帝国は未来永劫の共存共栄を約束し、人の、人による、人のための楽園を現世に作り上げることを目的とした、大いなる戦争の口火を切った。
ここに、帝国騎士の物語を記す。
文字数 27,516
最終更新日 2021.12.21
登録日 2021.11.16
平和だった世界は終わりを告げた。
残された人間は地下などに身を潜め、【D】と呼ばれる不死の存在に怯える日々を送っている。
Dはいわゆるゾンビなどとは違う。おぞましい存在とは程遠い美しく儚い外見を持っており、何故か皆似通っていた。
崩壊後の世界でDによって視力を喪失し、代わりに機械の単眼(モノアイ)を持つ男・ミチルは、エキゾチックな雰囲気の色男・アサトと二人で、Dから身を隠すように狭い地下コンテナに暮らしている。
しかし冷凍され眠りに就いていたDの生首が目を覚ましたのがきっかけで、これまで過ごしていた日々に変化が訪れようとしていた。
※生首表現等が苦手な方はご注意ください。
【登場人物】
ミチル…主人公。機械の単眼(モノアイ)を持つ。貧弱な体にコンプレックスを抱いている。拙い文章を趣味で書いている。
アサト…ミチルの相棒。エキゾチックな容姿を持つ色男。好戦的かつ好色。30歳前後。
文字数 27,876
最終更新日 2022.02.12
登録日 2022.01.27
魔物が絶滅してから5年、魔物は海獣という形で再び姿を現した。勇者落第生の柳田原信吾は力を誇示するために一人海に出るが、そこで海獣に襲われる少女ファスランに出会う。
海を支配する海獣
それを操る謎の組織『クリティアス』
対抗する謎の潜水艦『アモーニス号』
海と陸と宙を結ぶ物語。
文字数 117,559
最終更新日 2022.09.27
登録日 2022.06.06
それは男にとって浮気というものではなかった、ただの気まぐれで寝ただけなので両親の呵責も悪いことをしたという気持ちもない。
後日、久しぶりに恋人の部屋を尋ねようとすると猫がいると断られてしまった、友人の猫を阿須かつて居るらしい。
しばらくして男が恋人の元を訪ねると恋人の友人がいた。
その女性は自分を知っているようだ。
姿子と言われて男は過去の出来事を思い出した。
猫の真似をする変わった女性のことを。
ある日、ふざけて窓に身を乗り出した女の体を。
文字数 2,730
最終更新日 2024.03.09
登録日 2024.03.09
――この「いいね」が、彼女の命を救う?
ある日、僕のスマホに届いたのは、匿名アカウントからの一通のDM。
「24時間後に私が死んだら、これを拡散してください」
添付されたのは、クラスメイト・結月の写真と、生配信の予約リンク。
悪質ないたずら? それとも、本気のSOS?
だが翌日、彼女は学校に姿を見せなかった。
SNSには次第に“拡散”が広まり、ネットは無責任な好奇心と偽善の熱狂に包まれていく。
これは救いの手なのか、それとも誰かの残酷な罠なのか。
真実を求めて駆け出した僕は、拡散の裏に隠された、恐ろしい「観客」の存在に気づく。
「誰かが見てる。拡散されるたびに、彼女が遠ざかっていく――」
SNSという“劇場”で繰り広げられる、命を賭けた24時間。
僕たちは、誰かの“演出”に踊らされてはいないか?
その通知は、救いだったのか、それとも――。
文字数 99,317
最終更新日 2025.04.21
登録日 2025.04.17
テレビ越しに友人とラグビーを観戦した体験を綴ったエッセイです。試合は冷たい雨の国立競技場で行われ、両チームの戦士たちが雨の中でも魂を燃やして戦う姿が描かれます。著者は2015年のワールドカップでの日本代表の勝利以来、ラグビーに深い魅力を感じています。試合中のスクラムやタックルの衝撃、キャプテンたちの使命感に感動し、「義を見てせざるは勇なきなり」という武士道の精神と重ね合わせます。さらに、かつての学生ラグビーの熱狂やノーサイドの精神を思い出し、ラグビーが持つ規律、友情、そして人生の教科書のような深い意味を再認識します。試合後の選手たちの笑顔や涙は、スポーツが持つ崇高な精神性を象徴しています。著者はこの試合を見て、ラグビーを「人生そのもの」として受け止め、新たな試合を心待ちにしているのです。
文字数 5,339
最終更新日 2025.06.02
登録日 2025.06.02
20代の頃、音楽はまだ夢だった。
バンドの名前は“チーズケーキ”。
甘くて、少しほろ苦くて、恋の味みたいだった。
出だしは、悪くなかった。
地元ではちょっとした話題になって、テレビCMのタイアップも決まった。
そして、ソニー・ミュージックとの契約。
スタジオにこもり、眠らずに音を重ね、ようやく夢が形になりはじめていた。
あの頃の自分たちは、きっと本気で「いける」と思っていた。
でも、現実はいつも静かに軋む。
ある日、ベースとドラムが同時に抜けた。
理由は単純だった。
「もう少し、現実を見たい」――彼らはそう言って去っていった。
音楽を置いて、それぞれの人生を選んだ。
それを責める気にはなれなかった。
むしろ、彼らの方が正しかったのかもしれない。
それでも、自分たちはまだ夢を手放せなかった。
だから、名前を変えた。
“MOSHIMO”。
もしも、あの頃の夢がまだ続いていたら――そんな願いを込めて、東京へ出た。
東京の街は、冷たくて、眩しかった。
スタジオ代も家賃も高くて、心だけが削られていく。
それでも歌った。恋を、痛みを、報われない気持ちを。
でも――気づけば自分は恋をして、そして、それが実ってしまった。
幸せになった瞬間、あの歌詞の痛みが消えていった。
甘酸っぱい恋の歌は、もう本当には響かなくなった。
30代半ばの女が、“叶わない恋”を歌い続ける姿は、
自分でも少し気持ち悪く感じるほどに、現実とかけ離れていた。
ファンは、きっと察していたと思う。
“片想いの痛み”を歌う声に、もうリアルがなくなっていることを。
それでもステージに立つたび、あの頃の自分を演じた。
夢を続けるために、嘘をつき続けた。
やがて、ボーカルが本当の幸せを掴み、MOSHIMOは解散した。
それは自然な終わりだった。
けれど、あのとき鳴らした音だけは、
今でも耳の奥でかすかに残響している。
――チーズケーキは溶けた。
甘さも、苦さも、すべて現実に溶けて消えた。
けれど、あの味を知っているからこそ、
もう戻れない時間が、今でも少しだけ愛しい。
文字数 832
最終更新日 2025.10.30
登録日 2025.10.30
若くして最愛の妻を亡くした男は、葬儀前夜、悲しみに呑まれ生きる気力さえ失いかけていた。静まり返った部屋で祈るように「おいで」と呟いた瞬間、妻が夢とも現実ともつかぬ姿で現れ、「死は永遠の別れではない」と告げる。そして、いつか“あちら”で再会できること、だから悲しみだけに囚われず笑顔を捨てないで生きてほしいと、優しい約束を残して去っていく。
初七日を過ぎ、男は妻の最後の手紙を読み返し、涙の中で「逢える日まで生きる」と誓う。日々の暮らしの中で痛みは消えないまま形を変え、それでも少しずつ笑えるようになる。やがて季節が巡り、男が人生の終わりを迎えた夕暮れ、再び妻が若いままの姿で現れ、彼は約束を果たした安堵とともに「ただいま」と心の中で告げながら、茜色の空の向こうへと旅立っていく。
文字数 3,946
最終更新日 2026.02.04
登録日 2026.02.04
世界は、生体電流を感知してあらゆる有機物を接合・吸収する神経磁性真菌「リンク(Link)」に飲み込まれた。
かつての文明は、人間と椅子、壁、あるいは数人の脊髄が癒着した「接続された地獄」へと姿を変えている。
元刑務官のギデオンは、鉄やポリマーなどの「絶縁体」で身を固め、他者との接触を徹底的に拒むことで自我を保っていた。彼の相棒は、冷静沈着な元PMCのミラ。二人は、真菌を死滅させる唯一の希望「溶剤」が眠るという沈黙の病院を目指す。
「真菌に触れてから接続されるまで、猶予は30秒」
極限の緊張感の中、ギデオンは高周波ナイフと散弾銃を手に、数値を頼りに、孤独に潜伏を続ける。しかし、硬質な無機物の世界を進む彼の五感に、次第に奇妙な「バグ」が生じ始める。
鉄のはずの銃が、柔らかい。
孤独なはずの脳内に、声が響く。
そして、誰もいないはずの空間で、彼の生存アラートが鳴り響いた――。
文字数 6,287
最終更新日 2026.05.09
登録日 2026.05.09