「ルート」の検索結果
全体で1,369件見つかりました。
俺、マイケル・アルヴィン・バックエショフは、転生者である。
日本でデジタル土方をしていたが、気がついたら、異世界の、田舎貴族の末っ子に転生する──と言う内容の異世界転生創作『転生したら辺境貴族の末っ子でした』の主人公になっていた! 何を言ってるのかわからねーと思うが……
前世での社畜人生に嫌気が差し、現世ではのんびりマイペースに過ごそうかと考えていた俺だったが、信頼できる仲間や、気になる異性ができたことで、原作とはまた違った成り上がりストーリーを描くことになってしまったのだった。
──※─※─※──
本作は「異世界転生モノの主人公に転生したけどせっかくだからBルートを選んでみる。」の第2部にあたります。まずはそちらからお読みください。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/177250435/358378391
──※─※─※──
本作は、『ノベルアップ+』『小説家になろう』でも掲載しています。
文字数 207,177
最終更新日 2021.01.19
登録日 2020.05.27
「シャルティエ・エンハイム、貴様との婚約を破棄する!」
そんなお粗末で雑な大声で玉座の間は静まり返った。
はあ?
「シャルティエ!貴様は私が真に愛するルナシー・エンリケ男爵令嬢を不当に痛めつけ、公衆の面前で罵倒した!」
…。
しかも、身に覚えのない罪状がつらつらと出てくる。出てくる。
…証拠もないのに?
しかも、その“証人”って…あなた様の目の前たんこ──取り巻きじゃない?
「よって、私エリック・フォン・バスカ第3王子の名の下に貴様を国外追放の刑に処す!」
あ゛!?
それは越権行為だろ!このバカ王子(笑)!!
“王太子”でもない第3位でしかない私の(元)婚約者様(笑)…玉座に座る陛下の前で堂々としている。
…すげぇ。
あ、この発言で分かると思うけど…私、シャルティエ・エンハイム公爵令嬢は前世の記憶持ちです。
所謂転生ってやつ。
ここ、乙女ゲーム“暁の恋を君に”の舞台で、エールグリーンって架空のファンタジー世界。
舞台は王立学園、高等部の3年間で攻略対象の貴族子息(5人)との個別ルートか友情エンド、ハーレムエンドの3つ。
…因みに私は腐女子なので、断然友情エンド押しだ。
「──エリックよ、これは何の茶番だ?」
厳かな声が玉座の間に響く。
決して大声ではないのに聴く者に畏怖を抱かせる…
「──!?ち、父上…ですから私は」
「くどい──お前はこの場を持って廃嫡だ。そんなにその男爵令嬢とやらと結婚したいのなら認めてやる──但し、城の地下牢で、な。」
「!?な、どうしてですか!?私は父上の息子ですよ!ルナシーは王子妃──」
「黙れ。──衛兵、即刻この二人を牢に入れろ。目障りだ」
一言も発することなく(元)エリック王子(笑)は件の男爵令嬢と地下牢へと連行された。
「…はあ。済まぬな、シャルティエ…あれの矯正を間違えたようだ」
威厳ある顔立ちが疲れからか、心なしか、やつれているように見える…。
「いえ…心中お察し致しますわ、陛下。」
男爵令嬢は一言もしゃべらせてもらえず退場した。
…まあ、建国記念日パーティーがとんだ茶番で終わったのだから…シャルティエはダンジョンへと戻った。
?ダンジョン…ああ、私、シャルティエ・エンハイムはダンジョンマスターをしているの…領地で。
ダンジョンマスターを兼任する公爵令嬢の内政ストーリー…かもしれない。
文字数 36,660
最終更新日 2019.03.01
登録日 2019.02.11
暴力に抵抗できる意識戦略。
・行動を起こせる目標
↓↓嫌がる自分、苦しがる自分を本気で憎む。
・苦しいをやり過ごせる目標
↓↓生死の境という魅惑の別世界。に到達する。
・うんざりをやり過ごせる目標
↓↓戦略、やり方をひねり出す。
乗り越えるとは
やり過ごすこと。
やり過ごすために戦略に頭を使う。
戦略を練る。やり方を工夫する。ってことに頭を使う。という戦略。
↓↓
嫌がる自分、苦しがる自分を憎む。と決めてしまう戦略。
・嫌がる自分、苦しがる自分への憎しみを掻き立てることを目標にする。
・嫌がる自分、苦しがる自分をいたぶってやることを目標にする。
・嫌がる自分、苦しがる自分をいたぶってやる戦略を練る。
↓↓
生死の境という魅惑の別世界。への戦略。
・生死の境という魅惑の別世界。を目標にする。
・それを目指している仲間に思いを巡らす。
・それを目指している別ルートに思いを巡らす。
↓↓
嫌なこと、苦しいことって快感。って決めてしまう戦略。
↓↓
嫌なことには目標にする価値がある。って決めてしまう戦略。
・そうなったら嫌だってことを目標にする。
↓↓
嫌なこと、苦しいこと って快感って言い聞かせる戦略。
↓↓
https://ka2.link/situke/betusekai/#b
↓↓
https://ppkki.link/ppc/archives/3801/#111
文字数 1,188
最終更新日 2023.03.04
登録日 2023.03.04
悪役令嬢物での、ゲームブックです。
内容自体は、基本のテンプレルートになります。
前世で遊んでいた乙女ゲームの悪役令嬢に転生した事に気が付く主人公、またヒロインも転生者、主人公はこのままだと死亡フラグなので、それを避ける為に動く。
と言う、基本中の基本の話です。
ただ、ゲームブックなので、きちんと死亡エンドがあります。
死亡エンドを含めて、合計7通りのエンディングルートがあります。
(トゥルーエンド:1、グッドエンド:2、ノーマルエンド:2、追放エンド:1、死亡エンド:1)
パラグラフ(番号)自体は全部で79しかないので、そんなに難しくはないと思います。
ゲームブックを遊んだ事ある方は、目次の【プロローグ】から始めてみてください。
ゲームブックをよく分からない方は、目次の【ゲームブックとは】を読んでから遊んで頂ければ、進め方が分かると思います。
色んなルートで遊んで、楽しんで貰えたら嬉しいです(*^^*)
この話は、小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+にも投稿しています。
文字数 87,863
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.05.29
オタクJKの雨宮雫《あめみやしずく》は、日々の日課の中古のゲームあさりをしていると、あるVRゲームのソフトを見つける。
そのソフトのタイトルは『あなたも勇者になりませんか?』というもので、私はMMORPGゲームだと確信。
私は、その《VRMMORPG》のゲームに興味をいだき、買うことにする。
家に帰ると、私は早速ゲームを始める。
ゲームを始めてある程度時間も経ち、お腹が空いてきた私はゲームを終わるためにログアウトしようとする。けど、、ログアウトのボタンはどこにもない!?
というか、これだけやって今頃気づいたんだけど、パッケージの裏の紹介の画像と実際の世界《ゲーム》はちょっと違うし......。
「私は、ゲームがしたかっただけなのに、どうしてこんなことになっちゃったのー!」
※現在の登場人物 勇者:雨宮雫 魔法使い:マギア 聖職者:マリア 荷物管理:ミリア スライム:ハンディー メイド兎:うさちゃん 魔王:サティー 魔女:ウィレア ???:アルート
※プロローグは読んでも読まなくても大丈夫です。たぶん
※カクヨムにて、この作品のリメイク版(加筆修正されたもの)が公開されています! https://kakuyomu.jp/works/1177354054919297615
文字数 118,617
最終更新日 2021.03.13
登録日 2020.06.04
箱推しするほど大好きだった乙女ゲームーー『双王の婚約者』に転生した、ただの平民モブ・アイーダ。
けれど彼女は毎晩、“推しの王子・アルフレッドが死ぬ夢”を見続けていた。
それはただの悪夢ではない。
ーーゲームのバッドエンド、“戦争の記憶”だった。
原作通りにヒロインが推しと結ばれれば、戦争が始まる。
それを止められるのは、この結末を知っているモブの私だけ。
けれど、目の前のヒロインは、私の知っている“ヒロイン”ではなかった。
性格悪め、作り笑顔、そしてーーなぜか私の名前を、知っている。
この世界、おかしい。……でも、私が運命を変えなければ。
モブのアイーダが、戦争回避のために奮闘するお話。
文字数 61,306
最終更新日 2025.09.03
登録日 2025.07.25
乙女ゲームの悪役令嬢レティシア・フォン・ルヴェールに転生した私。
このままだと、王太子に婚約破棄されて処刑エンド……そんなの絶対に嫌!!
(なら、悪役令嬢らしく振る舞わず、大人しく過ごせばいいよね!)
社交界で目立たず、王太子には関わらず、おしとやかで控えめな令嬢を演じ続けた。
そのおかげで、予定されていた婚約破棄イベントも起こらず、破滅ルートは回避できた……はずなのに。
「……逃げるつもりか?」
冷酷非情と名高い王太子アレクシスが、私の腕を掴んできた。
まるで逃がさないと言わんばかりに――。
「お前は昔から俺の婚約者だった。なのに、なぜ急に俺を避ける?」
「い、いえ、そんなつもりは……」
「なら、俺のそばにいろ。お前にはそれしか選択肢がない」
おかしい。
私はただ、平穏な人生を送りたかっただけなのに……
なぜか冷酷王太子に異様な執着を向けられてしまった!?
(待って、もしかして破滅回避どころか、逆に王太子ルート一直線!?)
自由を手に入れたはずなのに、王太子は逃がしてくれそうにない。
**「お前はもう、俺のものだ」**と甘く囁きながら、独占欲たっぷりに迫られて――!?
文字数 35,568
最終更新日 2025.03.09
登録日 2025.03.09
朝。まだ薄暗く紫色の霧が立ち込める時。
主人公、立花薫(たちばな かおる)は日課である犬の散歩に出ていた。今日は薫の18才の誕生日。いつも以上に気分が上がっていた薫は散歩ルートをルンルンで歩いていた。
散歩ルートの折り返し地点につき、いつものお地蔵さんに挨拶をすると、突如巨大な鳥居が現れた。恐る恐る中を覗くと懐かしい声が聞こえてくる。薫は鳥居の先に足を踏み入れるのだった…。
主人公薫を中心に摩訶不思議な事件が続々と起こる!
いつもの時間、いつもの場所で会うあの子の正体とは。そして薫の使命とは。
超ファンタジーストーリー!
文字数 1,518
最終更新日 2024.05.02
登録日 2024.05.02
ニュース番組制作会社に勤務する根津蛍は、上司の長谷川一騎や同僚の香川誠とともに強引で執拗な取材を繰り返し、「ドブネズミ」と呼ばれて煙たがられていた。蛍たちは原発の間近で爆発するのを待ち構え、その爆発の瞬間をカメラに収めて報道したり、政治家の外国への情報漏洩を暴くなどスクープを連発していた。
蛍は、過去の性犯罪を告発し、逆に名誉棄損で訴えられた女性の支援を始める。
その矢先、上司の一騎はアヘンの密売ルートを探るためにアフガニスタンとパキスタンの国境付近の部族地域へ旅立って行った。
登録日 2021.05.09
推しがいる乙女ゲームの世界へヒロイン転生した私。どうせなら推しと結ばれるストーカー悪役令嬢役がよかった。仕方がないのでヒロインとして、悪役令嬢を至高の『雄っぱいルート』へ導きます。乙女なら誰だって、雄っぱいに顔を挟まれたら幸せだよね?
文字数 2,374
最終更新日 2023.06.09
登録日 2023.06.09
僕、ミカエル・アルフォントは恋に落ちた。
義姉クラリス・アルフォントに。
義姉さまは、僕の気持ちはもちろん、同じく義姉さまに恋している、この国の王子アルベルトと友人のジェスターの気持ちにも、まったく、これっぽっちも気がつかない。
邪魔して、邪魔され、そんな日々。
ある日、義姉さまと僕達3人のバランスが崩れる。
魔道士になった義姉さまは、王子であるアルベルトと婚約する事になってしまったのだ。
それでも、僕は想い続ける。
そして、絶対に諦めないから。
1番近くて、1番遠い……そんな義姉に恋をした、一途な義弟の物語。
※不定期更新になりますが、ストーリーはできておりますので、きちんと完結いたします。
※「鈍感令嬢に恋した時から俺の苦労は始まった」に出てくる、ミカエル・アルフォントルートです。
同じシチュエーションでリンクしているところもございますが、途中からストーリーがまったく変わります。
別の物語ですので「鈍感令嬢に〜」を読んでない方も、単独でお読みいただけると思います。
※ 同じく「鈍感令嬢に〜」にでてくる、最後の1人。
ジェスタールート「グリム・リーパーは恋をする ~最初で最後の死神の恋~」連載中です。
ご縁がございましたらよろしくお願いいたします。
※連載中に題名、あらすじの変更、本文の加筆修正等する事もございます。ストーリー展開に大きく影響はいたしませんが、何卒、ご了承くださいませ。
文字数 246,030
最終更新日 2023.11.22
登録日 2022.04.15
~どんなルートもお先真っ暗なので私は誰も攻略しません~
私は自分自身が幸せになるために悪役令嬢を生贄に捧げます。
文字数 15,169
最終更新日 2023.02.28
登録日 2021.10.13
アメリカで勢力を拡大した組織「アルタイル」が壊滅して早500世紀……紅い瞳を持つ者の人口が増えていく一方で世界は激戦の時代を迎えていた……そんな中アルタイルの人間の子孫がその激戦時代を生き抜き母国へと帰れる日を待ち望む……そんな中で主人公の青年は身の内に潜む闇と孤独を抱えていきていた……
コードネーム レオン・ジーファス・ルゼード
本名は「白鴎 逞雅(はくおう ていが)」で組織「アルタイル」の司令官だった者の息子の子孫 白髪で紅い瞳を持っている 前線で闘うこともしばしばあるが基本的には後方部隊で戦っている
コードネーム ウェン・ルーバルート・ルァーザ
本名は「ジーヴァン・ルーギン」 かつて「アルタイル」に所属し戦死したレオンの親友の子孫 黒髪と銀髪のツートーンで紅い瞳を持っている レオンと同じく基本的には前線ではなく後方部隊で戦っている
シリウス・アッシーマー
本名とコードネームが同じ 戦闘で恋人だったフェスターを失ってからはウェンと共に行動を共にする 身の内に持つ深い闇は漆黒の闇で発揮させれる ジーヴァンとは無関係なので血縁関係はない
白鴎 大翔(はくおう やまと)
逞雅の兄 死んだとされていたが実は生きていてフェスターの兄でシュヴァルクを助け後に再会させる 理由は不明だが逞雅の居る軍を攻撃し敵対心を燃やしている 黒髪に黒い目の為逞雅はアルビノ
レオン「孤独は所詮孤独だ……光なんて……見えない」
レオンなは光が必要だった……見えないその手に取れない愛情が……
文字数 4,454
最終更新日 2017.08.01
登録日 2017.08.01
踏切内で転んで動けない老婆を助けて命を落とした琴子。
目を覚ますと、見知らぬ世界に転生していた。
琴子が転生した少女の名前はユリアンナ・シルベスカ。
それは琴子が生前遊んでいたスマホアプリの恋愛ゲーム『ドキドキ♡イケメンパーティー!』(通称イケパー)に出てくる悪役令嬢であった。
ユリアンナは第二王子の婚約者の公爵令嬢として登場し、第二王子を始め高位貴族の令息たちに可愛がられるヒロインの男爵令嬢、ミリカ・ローウェンに嫉妬して執拗に嫌がらせをする役どころで、ヒロインがどのルートを選んでも断罪されるという悲しい運命。
その中でも最悪の結末を回避するためユリアンナが考えた作戦は───『ヒロインと協力すること』!
果たして作戦は上手くいき、ユリアンナは幸せを手に入れることができるのか?
※貴族制度、世界観はオリジナル設定でふんわりしています。細かい部分はお目溢しください。
※プロローグ+本編59話+閑話4話+エピローグ。完結まで書き上げ済み。
※長いので1日3話ずつ公開します。
※3/14本編完結済み。番外編追加中。
※3/19完結しました。
文字数 178,496
最終更新日 2024.03.19
登録日 2024.02.23
教室で他クラスの男子生徒に馬乗りになってキスをせがんだ。
それが私、橘若菜と彼の出会いだった。
文字数 9,886
最終更新日 2023.10.09
登録日 2023.10.05
姉はよくわからない人だった。それはいつものことだったが、今回はいつもの比ではないことをやらかしてくれた。私を自分の乙女ゲーム転生に巻き込んだ挙句、ヒロインの役目を放り出して私に押し付けてきたのである。
泣く泣く姉の学校へ姉のふりをして向かった私は初日早々、姉のとばっちりで理不尽にお叱りを受ける羽目になる。私が何をしたのでしょうか、神様!
とりあえず姉が戻ってくるまでノーマルルート目指して穏やかに頑張りたいと思います。
ってノーマルルートは厳しいなんて聞いてないんですけど!?
文字数 14,696
最終更新日 2017.05.01
登録日 2017.03.11
天然・天才フルート奏者、
「雛田 花羽(ひなた かのう)」。
音楽(吹奏楽)事務所・《奏音楽事務所(かなでおんがくじむしょ)》にスカウトされ、早8年。音のみを公開した、
「フルーティスト・はな」として、大活躍していた。15歳の春、事務所に親友の しっかり者 実力派トロンボーン奏者、
「うみ」こと、
「清水 悠海(しみず ゆうみ)」が入ってきた。
他にも、幼馴染のコントラバス奏者、
「あか」こと、
「稲葉 志紅(いなば しぐれ)」、
近所のおっちょこちょいドラム奏者、
「ゆき」こと、
「白岩 希雪(しらいわ きせつ)」
などと、毎日楽しく過ごしていた。
そんな時、この4人でカルテットとしてデビューすることになった。
文字数 404
最終更新日 2016.05.12
登録日 2016.05.12
目が覚めたら、ライトノベルの悪役令嬢キルシーに転生してしまった主人公。
その小説は、俗に言う「ざまぁ」系のもの。
親友であったはずのキルシーに婚約者も地位も名誉、財産まで奪われ、挙げ句の果てに命を経ってしまったヒロイン・ララベルが
人生のやり直しの機会を得て、自分を死に追いやった親友へ復讐を遂げる物語。
このままでは、人生2週目のヒロインの復讐にあい、殺される運命が待っている。
だが、 幸い主人公はライトノベル愛読者だったので、当然、この手の攻略法も心得ていた。
自分の生存ルートのため奮闘するが、なぜかそれが裏目に出てしまい・・・
文字数 2,460
最終更新日 2024.04.08
登録日 2024.04.07
-あらすじ-
廃部の危機にある高校の吹奏楽部。
内気で人付き合いが苦手な瀬川湊は、普段は目立たない存在だが、ピアノの前に座ると別人のように強く、情熱的な音を鳴らす。
一方、幼馴染の桐生蓮は、派手な見た目と社交的な性格で周囲に溶け込んでいるように見えるドラム担当。けれどその演奏は、誰よりも正確に部全体のリズムを支えるものだった。
同じクラス、同じ部活、幼い頃から隣にいた二人。
仲は良い。互いの癖も、好きな飲み物も、嘘をつく時の仕草も知っている。
だからこそ、自分たちの間にある感情を、恋とは思ってこなかった。
コンクールで結果を残せなければ、吹奏楽部は事実上の廃部。
追い込まれた部の中で、湊と蓮は音楽への向き合い方をめぐって衝突する。
「おまえが後ろで抑えすぎるから」
「湊が前に出すぎ」
ぶつかる言葉の奥にあるのは、正論だけではなかった。
置いていかれたくない。
自分なしで平気そうにしないでほしい。
でも、そんなことは簡単には言えない。
ピアノとドラム。
噛み合わなかった二つの音が、コンクール本番でひとつになる時、ずっと幼馴染という名前で隠してきた初恋が、ようやく形を持ちはじめる。
-登場人物-
瀬川 湊
内気で口数の少ない高校生。吹奏楽部のピアノ担当。
普段は目立たないが、演奏になると強気で情熱的な音を鳴らす。才能ゆえに周囲とぶつかりがちで、幼馴染の蓮に対しても素直になれない。
去年の文化祭で使った古い楽譜を、捨てられずに持っている。
桐生 蓮
湊の幼馴染で同じクラスの同級生。吹奏楽部のドラム担当。
派手な見た目と軽い口調に反して、演奏では誰よりも正確なリズムで部全体を支える。
湊のピアノを一番近くで聴いてきたが、湊が自分なしでも平気そうに見えることに苛立ちを覚えている。
昔、湊に褒められた古いスティックを今も捨てられない。
相沢
吹奏楽部の部長。フルート担当。
廃部の危機にある部を残すため、部員全員でコンクールに向かおうとしている。湊と蓮の才能を認めながらも、二人だけの演奏になってしまうことを危惧している。
トランペットの二年生
吹奏楽部員。
湊と蓮ばかりが目立っているように感じ、不満を漏らす。二人への反発は、部内にある焦りや劣等感を表している。
クラリネットの一年生
吹奏楽部員。
経験は浅いが、コンクールに向けて必死についていこうとしている。湊の言葉に傷つきながらも、本番では部の一員として演奏を支える。
文字数 9,328
最終更新日 2026.05.04
登録日 2026.05.04
