「リ」の検索結果
全体で88,154件見つかりました。
安保闘争に揺れる東京。デモの怒号が街を満たすその影で、一人のロシア人学者が学生たちに理想を説き、資金を与え、6月19日の「本番」へと導いていく。
学生たちは知らない――その温厚な紳士の素顔が、冷徹なKGB工作員イワン・ペトロフであることを。彼らは知らない――自分たちが誰かの書いた台本に従って動いていることを。
目標は、訪日する米大統領アイゼンハワーの暗殺。
異変を察知したCIA東京支局は街を監視網で覆い尽くすが、敵は混乱の中に潜み、着々と陰謀の蜘蛛の巣を張り巡らせていく。
日本公安は米ソ両国の思惑の狭間で孤高の戦いを選ぶ。アメリカの傀儡でもなく、ソ連の手駒でもなく――ただ日本の真の独立のために。
全学連M大副委員長の佐藤健一は「革命家」を演じる。
承認を求め、特別でありたいと願う青年。だが彼は気づかない――その「革命」が誰かに演出されたものであることを。
米ソ冷戦の最前線で、四者の思惑が激突する。
KGB工作員は「理想家」を演じ、CIA支局員は「守護者」を演じ、日本公安は「中立」を演じ、学生は「革命家」を演じる。誰もが素顔を隠し、歴史という名の舞台で配役された役を演じていた。
1960年6月10日、ハガチー襲撃というリハーサルが始まる。そして9日後、アイゼンハワー暗殺本番の幕が上がる――
教科書が記さない、もう一つの安保闘争。血と謀略に彩られた「素顔なき演者たち」の物語。
※本作はフィクションです。
文字数 106,217
最終更新日 2026.06.22
登録日 2026.05.07
柳沢保明は脇差を放り出して仁介の裸体を抱き締め、乱れた濡れ髪に顔を埋めた。「ああ、私を狂わせる、美しい宝玉め」「思う様抱いて、そして寝首を下され。いえ、今宵だけは全てを捨てて……」「言うな仁介。何も言うてはならぬ」……時の幕府側用人、柳沢保明(吉保)の策謀にて、水目藩加山家は存続の危機に陥る。
異形の敵・御伽衆に立ち向かうは、加山家目付にして愛洲陰流継承者・愛洲壱蔵と甲賀望月流の忍術を継承する3人の弟達! 一方で、藩断絶を目論む保明と、道ならぬ恋に身を焦がす次男・仁介。兄への思慕と保明への愛の狭間で苦しみながらも、兄弟を守るべく保明が放つ敵と刃を合わせる……。
仁介と保明の切ない恋の行方を軸に、破邪の剣がキラリと光る、兄弟の絆と活躍を描く元禄時代活劇!!
文字数 130,466
最終更新日 2024.05.27
登録日 2023.09.28
江戸で起きる偶然は、本当にただの「偶然」だろうか――。
文政の江戸。セレンディピティを売る者たちがいた。
「図面師」:全体のシナリオを描く設計士/「配置屋」:現場の環境を整える。現場監督/「演者」:偶然を演出する役者/「台帳方」:お告げをもたらす最高機関ーー。チーム戦で、人々の出会いを演出する秘密組織「影絵座」
神田明神の絵馬を密かに読み、選ばれた願いだけを叶える裏稼業。
彼らは魔法を使わない。ただ、偶然に見せかけた必然を、人知れず仕組む。
今回の案件は、幼い少女の一行だった。
「父様と母様を会わせてください」。
父は三宅島の流人。江戸にいる母の命はあと一週間。
「どうやって会わせる?」
ー不可能を、偶然の形で届けるために、お凛、颯太、伝蔵らのチームが江戸を駆ける。
文字数 19,917
最終更新日 2026.05.25
登録日 2026.05.24
江戸は市ヶ谷の根付師・二代目車輪梅忠清(19)は、比丘尼橋の橋番・弥助(38)に懇願されて、徳川御三家は尾張藩主からの特注品である象牙の根付を一日だけ貸してしまう。
雪が降ったその翌朝。
返却にこない弥助の番小屋へ忠清が行くと、弥助は心臓を刃物で刺され殺害されていた!
尾張藩主への根付の納品期限が迫る中、忠清は行方知れずになった根付を探し出すため南町奉行所の同心・原田左衛門二郎(35)と共に弥助殺害事件の捜査をすることになり!?
文字数 34,378
最終更新日 2026.06.07
登録日 2026.05.31
平安の末、源平合戦において数々の戦功を挙げながら、兄・頼朝に疎まれ、追われ、ついには奥州衣川で自刃したとされる悲劇の武将がいる。
その剣は、数千を相手に怯まず、戦の流れを一瞬で変えた。その名は、勝利の象徴でありながら、同時に敗北の運命を背負っていた。
ひとりの女の心を救い、ひとりの女の誇りを守り、最後の最後まで、宿星に勝利を誓い続けた男の生涯。
本書は、史実と軍記、そして霊性が交錯する源義経の生涯を描いた物語である。その剣が振るわれたとき、何が斬られ、何が残されたのか。その恋が実ったとき、何が救われ、何が失われたのか。
これは、宿命と戦った一人の剣士の記録である。名を、源義経という。
※本作は完結済みです。書籍化・出版のご検討をいただけますと幸いです。
毎日0時更新予定です。
文字数 100,533
最終更新日 2026.06.23
登録日 2026.05.15
一九四二年七月五日、日本海軍はその空母戦力の総力を挙げて中部太平洋ミッドウェー島へと進撃していた。
真珠湾以来の歴戦の六空母、赤城、加賀、蒼龍、飛龍、翔鶴、瑞鶴が目指すのは、アメリカ海軍空母部隊の撃滅。
一方のアメリカ海軍は、暗号解読によって日本海軍の作戦を察知していた。
そしてアメリカ海軍もまた、太平洋にある空母部隊の総力を結集して日本艦隊の迎撃に向かう。
ミッドウェー沖で、レキシントン、サラトガ、ヨークタウン、エンタープライズ、ホーネットが、日本艦隊を待ち構えていた。
日米数百機の航空機が入り乱れる激戦となった、日米初の空母決戦たるミッドウェー海戦。
その幕が、今まさに切って落とされようとしていた。
(※本作は、「小説家になろう」様にて連載中の同名の作品を転載したものです。)
文字数 195,646
最終更新日 2024.08.23
登録日 2024.05.31
上杉景勝には様々なエピソードがある。
例えば、このような話だ。
上杉景勝には、一生のうちに一度だけ笑ったという伝説がある。
ある時、飼っていた猿が、景勝が近くに置いた頭巾を取って、樹にのぼった。
枝に腰をかけて頭巾をかぶり、手をそろえて座敷の景勝におじぎをした。
その途端に、思わず笑ったとされる。
さて、今回、私は戦国乱世を義と忍耐により、生き抜いた戦国武将・上杉隆勝を題材にした小説を書くことにした。
上杉 景勝(うえすぎ かげかつ)は、戦国時代から江戸時代前期にかけての大名である。
景勝は豊臣政権の五大老の一人であった。
また、米沢藩の初代藩主。山内上杉氏の17代当主でもある。
その出自は上田長尾氏出身で、初名は長尾顕景。同じ長尾氏出身の叔父・上杉謙信の養子となり、名を上杉景勝と改めた。
実子のいない謙信の死後、上杉氏の家督相続を争った御館の乱で勝利し、謙信の後継者として上杉氏の当主となったのである。
この小説は史実に基づく作品でるが、一部私が脚色を加わえている。
歴史ファンにはとても面白い内容にしたいと思っている。
どうか、私のこの小説を最後まで楽しんで頂きたいと思う。
この作品は歴史時代小説・大賞のエントリー小説です。
読者の皆様の応援をよろしくお願い申し上げます。
蔵屋日唱
文字数 10,694
最終更新日 2026.06.04
登録日 2026.05.26
『Butler Memories』――それは、狂気の世界に刻まれた「正気」の記録。
敵対するA国とB国の境界線に立つ一本の給水塔。そこには、二人の兵士が密かに分かち合う「交換日記」が隠されていた。
リンゴの花の香りを懐かしむ通信兵エリックと、妹の似顔絵を描く哲学者ハンス。
月に一度、新月の夜に更新される日記は、いつしか互いを「敵」ではなく「唯一の理解者」へと変えていく。しかし、戦況の激化と共に、彼らは究極の選択を迫られる。相手を救うことは、祖国への反逆を意味していた。
飢え、凍土、そして名前の解禁。
13ヶ月にわたる魂の交流と、炎の中で交わされた「笑顔の敬礼」。戦後、一人の老兵が守り抜いたその記憶は、やがて国境を越え、平和の象徴としてリンゴの花を咲かせていく。
文字数 30,188
最終更新日 2026.06.15
登録日 2026.04.26
<足軽から城持ちの戦国大名へと駆け上がれ! 女流講談師が語る偉人伝>
槍一本の足軽から、32万石の城持ち大名へ大出世!
知勇兼備の戦国武将・藤堂高虎の偉業を追う講談調一代記。
現代の会社員も大いに見習うべき出世術を、実際にプロの講談師から講談を習っている座付き作家・紘野流が講談用の台本を書き、女子大生講談師の早鞆あかりが、大勢のビジネスパーソンを前に語り尽くす!
早鞆あかりの持ちネタ分だけシリーズ化できる「講談調小説」、ぜひご賞味あれ!
【登場人物】
■話し手:早鞆あかり(はやとも あかり)
現役大学生の女流講談師。福岡県北九州市出身。
戦国時代より続く講談の流派「講釈士 早鞆流」の現在唯一の継承者。
若いながらも50以上の持ちネタを有し、新作講釈にも積極的に取り組む。
全国各地の事業者団体に呼ばれ、早鞆流に伝わる偉人伝を次々に披露する。
最近やYouTubeやTikTokなどにも講談の様子がアップされ、注目されつつある。
文字数 108,151
最終更新日 2026.05.31
登録日 2026.05.31
東ローマ帝国は「大帝」ユスティニアヌス一世の即位直後、532年に起こったニカの乱により、窮地を迎える。皇后テオドラの叱咤によりユスティニアヌスは将軍ベリサリウスに鎮圧を命じ、窮地を乗り越えた。
そしてみずからの帝位の安定と、そして野望により、ローマ帝国としての西方領土の回復を目指すユスティニアヌスは、ヴァンダル王国へと兵を向ける。
ヴァンダル遠征軍の指揮官に任じられたベリサリウスだが、与えられた兵は一万五千。
十六万を有するといわれるヴァンダル軍を相手に、勝利を得ることはできるのか。
「大スキピオの再来」と称せられる名将、ベリサリウスの戦いが始まる。
文字数 10,428
最終更新日 2026.06.03
登録日 2026.05.30
そこにある列強は、もはや列強ではなかった。大日本帝国という王道国家のみが覇権国など鼻で笑う王道を敷く形で存在し、多くの白人種はその罪を問われ、この世から放逐された。
いわゆる、「日月神判」である。
結果的にドイツ第三帝国やイタリア王国といった諸同盟国家――すなわち枢軸国欧州本部――の全てが、大日本帝国が戦勝国となる前に降伏してしまったから起きたことであるが、それは結果的に大日本帝国による平和――それはすなわち読者世界における偽りの差別撤廃ではなく、人種等の差別が本当に存在しない世界といえた――へ、すなわち白人種を断罪して世界を作り直す、否、世界を作り始める作業を完遂するために必須の条件であったと言える。
そして、大日本帝国はその作業を、決して覇権国などという驕慢な概念ではなく、王道を敷き、楽園を作り、五族協和の理念の元、本当に金城湯池をこの世に出現させるための、すなわち義務として行った。無論、その最大の障害は白人種と、それを支援していた亜細亜の裏切り者共であったが、それはもはや亡い。
人類史最大の総決算が終結した今、大日本帝国を筆頭国家とした金城湯池の遊星は遂に、その端緒に立った。
本日は、その「総決算」を大日本帝国が如何にして完遂し、諸民族に平和を振る舞ったかを記述したいと思う。
城闕崇華研究所所長
文字数 113,984
最終更新日 2026.02.22
登録日 2023.10.13
妖狐の娘・直は、生まれた瞬間から「捨てられる運命」を背負っていた。双子の姉は寵愛され、直は鬼に喰わせる毒餌として蔵に隠される。それが、妖狐の一族の選択だった。直は鬼の花嫁制度を利用し、人間に化けて鬼神家へ嫁ぐ。夫となった鬼神影一郎は、なぜか彼女を溺愛する。影一郎の血には重大な秘密があり、彼にとって直は偶然選ばれた花嫁ではなく初恋であり世界の全てだった。やがて直は知恵と才能で実業家として頭角を現すが、その優秀さが鬼と狐、両一族の歪んだ支配構造を揺るがし因縁の争いを引き起こしてしまう。「毒餌」として捨てられた娘が愛される花嫁となり、やがて世界の運命をひっくり返す。これは、大正浪漫の街を舞台に、虐げられた妖狐の娘と彼女しか愛せない鬼が紡ぐシンデレラストーリー。
文字数 58,120
最終更新日 2026.05.31
登録日 2026.05.28
南町奉行池田播磨守頼方(いけだはりまのかみよりまさ)が下す裁断についての、江戸市民たちの評判がすこぶる良い。大見得を切って正義を振りかざすような派手さは無いのだが、胸にジンと染みる温情をサラリと加える加減が玄人好みなのだと、うるさ型の江戸っ子たちはいう。
このままの評判が続くようであれば、大岡越前や遠山の金さんの裁断と並ぶ名裁断として後世後々まで語り継がれるかも知れない。
あるいは、そうでないかも知れない。
快楽の聖地である吉原の大門で男が死んでいた。農村などから娘を買って、遊郭に売る事を商売としている市松だ。市松を殺したと思われるのは老舗呉服問屋「大磯屋」の仕立て職人である住吉だ。
奉行所が市松と住吉の接点を探ると、市松に吉原へ売られて来た遊女が浮かんできた。事故で頭を打ったらしく記憶を無くした女だ。
この女は、住吉とはどういう関係なのか。市松が殺された事とどう関わっているのか。そして、この殺しの裁きを、播磨守はどうするのか。
文字数 29,172
最終更新日 2026.06.11
登録日 2026.03.29
時は、近現代のアジア。王朝政治の終焉から、帝国主義・近代化・世界大戦と激動を迎えた。戦後、植民地が独立し、アジアに多くの国家が誕生した。数々の動乱を経験したアジア、そこに生きる人々にフォーカスした物語である。
全8章・各章オムニバス形式
第1章 清末中国 1840〜1911年
長らく東アジア世界の盟主であった中国王朝、そこに帝国主義の魔の手が迫る。アヘン戦争を皮切りに、太平天国・清仏戦争・日清戦争と内憂外患に苦しむ。落日の清王朝、中華世界の運命は?
第2章 朝鮮王朝 1850〜1910年
帝国主義の時代の中、衛正斥邪で頑なに鎖国を続けた朝鮮王朝。開化派と保守派による動乱の末、亡国の危機を迎える。
第3章 日本 明治・大正 1868〜1911年/1912〜1926年
武士の時代が終わり、急ピッチで近代化した日本。文明開化・富国強兵・殖産興業を経て、列強国の一員へ。明治時代の成功で、近代国家になり、国民生活にも余裕が出た。モダンな文化を謳歌したロマンな時代へ。
第4章 第2次世界大戦 日中戦争・太平洋戦争 1938〜1945年/1941〜1945年
国際社会から孤立し、戦争へ進む日本。盧溝橋事件から日中戦争が始まり、泥沼の戦争へ引きずり込まれ…。アジア解放を掲げ、太平洋戦争を始めた日本。連戦連勝で大東亜共栄圏は、順調に建設されたと思いきや…。
第5章 中華人民共和国 1945〜1976年
第2次世界大戦・国共内戦を経て、中華人民共和国が成立。大躍進政策で発展するかと思えたが…。政権から失脚させられた毛沢東。国中の若者をけしかけ、文化大革命を引き起こす。これが中国を巻き込む大惨事に…。
第6章 イギリス領香港 1967〜1997年
戦後も引き続き植民地だった香港。経済発展し、その中で中国とは異なる独自の文化が築かれていく。泥臭く生きてきた庶民に密着。
第7章 日本・韓国・東南アジア 1980〜2002年
高度経済成長・バブル経済を経て、急速に発展した日本。1980〜1990年代、アンダーグラウンドなサブカルチャーに熱中した人々を追う。民主化して経済発展した韓国、動乱を経て成長する東南アジア、その時の人々は?
第8章 アジア冒険 2016〜現在
SNSで知り合った日中韓の女子達。地方を飛び出し、アジアでの冒険に出る。珍道中を経て、最後に辿り着いたのは?
※時代考証はしており、実在の人物・実際の出来事は出てきますが、フィクションです。
※戦争などの暴力描写・残酷描写、その他性描写も多く出てきます。
文字数 36,473
最終更新日 2026.06.21
登録日 2025.07.02
江戸幕府の第11代将軍の徳川家斉の治世は老中水野忠邦の治世であった。
江戸の街は町人の街、浮世絵の時代であった。しかし、江戸には隠れキリシタンがいたのである。
眠 狂四郎の弟•狂五郎は双子であった。兄の死後、弟の狂五郎は老中水野忠邦の間者となり、江戸の街の治安維持に努めていたのである。
そんなある日、狂五郎は水野忠邦に呼ばれたのであった。
この物語はフィクションです。
この物語に登場する人物、団体などは同じ名称であっても一切関係ありません。
ただし、時代考証として、登場する人物や江戸庶民の暮らしは史実に基づいています。
そのつもりでお楽しみ下さい。
蔵屋日唱
文字数 4,437
最終更新日 2026.06.01
登録日 2026.05.10