「赤」の検索結果
全体で5,117件見つかりました。
──僕がこの世界で一番後悔しているのは、たくさんの人の想いに、気がつけなかったことだ……
無気力に生きてきた夜野佑衣斗(よるのゆいと)は同窓会のハガキに書かれた昼川璃(ひるかわあき)からのメッセージにつられて、地元へ帰った。
そこで、「あの時好きだった」と告白される。だけど、昼川は結婚を控えていてお腹には赤ちゃんもいた。どうしようもない孤独に佑衣斗は倒れ込んでしまう。後悔が募って、目が覚めた時には中学三年生の離任式の日に戻っていた。
今度こそ、昼川と恋をしたい。そう思った佑衣斗は躊躇うことなく告白をする。
そして、後悔ばかりの人生には、本当はかけがえのない大切な時間があったことを知っていく──
表紙:自作(夜野佑衣斗)
文字数 67,807
最終更新日 2025.07.22
登録日 2025.06.18
19年前、心臓移植手術痕のある「さくら」という名らしい赤ん坊の女の子が児童養護グループホームの前に短い書置きと500万円の現金を持たされ捨てられた。桜と命名された捨て子の女の子はすくすく育ち、高校卒業後大阪府警に就職した。
念願の刑事課に初配属された「鶴田桜」は18歳で大阪府警第三種警察官採用試験に合格し、4年目に入った胸に大きな手術痕を持つ21歳のやる気満々の新人女刑事。
バディーは今年の秋に定年を迎えるかつては伝説の鬼刑事と呼ばれたものの、数年前の外国人反社の壊滅作戦中に足を被弾し走ることができなくなったロートル刑事「大熊真」。大阪府警門真署最年少と最年長のデコボココンビの初めての「ヤマ」は19年半前に起こった今は破綻して無くなった「門真シティー信用金庫貸金庫2億円預かりもの盗難および警備員傷害致死事件」となった。
当時、マスコミが真犯人と決めつけていた当時の支店長は自殺し、被害者は全員保険で損害が補償され、後に信用金庫も破綻し解体され、殺された警備員も天涯孤独だったため解決を望むものは誰一人いない事件である。
初の刑事としての「ヤマ」に「桜」は燃えた。「真さんも最後にでかい花火を上げて、有終の美を飾りましょうね!」と張り切って証人も関係者も残っていない19年前の事件を探り始めた。
そんな「桜」を味方してくれているのは、産休中の先輩女性刑事の「馬場豊子」に「桜」が乳児期から中学卒業まで生活した「児童養護グループホームハッピーハウス」の3代目所長「小鹿由紀子」とその先代であり由紀子の戸籍上の母の「小鹿さとみ」と入所時からハッピーハウスの子供たちに毎週土曜日の昼食を提供してくれた「ピザ喫茶タイガー」の「ピザのおっちゃん」ことマスターの「戸口大介」だった。新人刑事の桜と定年間近の真は事件当時を知るメンバーの記憶や人間関係を元に調査が開始される。
「門真シティー信用金庫」はこの事件がきっかけで支店長が横領を疑われ自死した事で当時の警察は「不起訴」だったものの多くのマスコミの決めつけ報道により世間からの信用を落とし事件の2年後に破綻している。人々の記憶からも薄れ、「桜」と「真」の調査は困難を極める。「傷害致死事件の時効」は20年。残された時間は半年余り。
「捨て子」であったにもかかわらず、強くまっすぐに育った「桜」とそれを支える仲間と元伝説の鬼刑事「真」は事件を解決することはできるのだろうか。残された時間は刻々と減る中、時効まで残りひと月を切ったある日、当時の貸金庫の鍵が門真市駅前商店街の路上で見つかった。交番詰めだった頃の「桜」を良く知る小学生「井上心亜」が偶然通りかかった「桜」に手渡し、そこから事件捜査は動き出す。
ってな感じの話です。今回も赤井翼先生と共著でーす!よろひこー!
文字数 43,555
最終更新日 2025.07.22
登録日 2025.06.30
2028年、前代未聞の実験が始まった。
ロボット工学者、日高雪雄(ひだか ゆきお)博士は、孤児院で育った過去を持つ。
日高博士が立ち上げたのは、育児を補助するロボットの開発。
赤ちゃん・ハルが成人するまで、ロボット「HANA(ハナ)」が育児をサポートするというプロジェクトだった。
目的は――“育児の負担を、少しでも軽くする”こと。
初めてのことで、すべてが順風満帆とはいかない。
泣いては抱っこ、ミルクを飲ませ、熱を出せばつきっきりで看病し、絵本も読み聞かせる。
HANAは日々学び、ハルにとって最善の行動を探し続ける。
その姿は、まるで“親”のようだった。
調整や試行錯誤を繰り返しながら、博士や研究室の仲間たちも、HANAと共に少しずつ”親”になっていく。
そんな折、ローカルテレビ局が密着取材を申し込んできて――?
AIも成長し、絆を育む。
「家族ってなんだろう?」
「子育てに、“人間であること”は本当に必要なのか?」
これは、人工知能と人が紡ぐ、家族の物語。
アイとは何か、そこにアイはあるのか。
読んでくださる方の心に何か残ることを願って。
文字数 70,395
最終更新日 2025.07.18
登録日 2025.06.17
ラブホテルの門の前で晶は真顔に戻り靖に理解し難いある条件を突きつけた。
「靖君、ただし、条件があるの。ディープキスはダメ。ペッティングはいいけど、靖君からのオーラスセックスは絶対に無しね。靖君が私の下半身を触るのもダメ。挿入直前までショーツ脱がすのも無しよ。必ずコンドームは2枚重ねで絶対に私がつけ外しをするって事。終ったら即シャワーは約束ね。あと…、絶対に私を好きにならないって事で良かったら抱いて…。」
晶の提示する条件を頭の中で反芻したが理解できない。(何その条件?意味がよくわかんないんやけど…。)頭が混乱してしどろもどろで何を言ってるのかわからない靖にもどかしさを感じた晶がホテルの入り口の前で軽く唇を重ねた。突然の口づけに慌てる靖の耳元で囁いた。
「今日は楽しませてもらったから私からのせめてものお礼よ。今キスを済ませたんだから一夜限りの恋人同士って事でいいでしょ。「据え膳食わぬは武士の恥」ってね。いまさら「おばさんは嫌」なんていうのは無しだからね。さあ、靖君行くわよ。」
と靖と腕を組み、ふたりはホテルの門をくぐった。
初のデートで結ばれた後、酔って寝入った晶に靖が「これからは恋人として付き合わせてください…。」と呟く靖に「だめよ。私は前の夫と父親を殺した女なの…。靖君は若くて素敵な人を見つけてね…。」と寝言を漏らした。
謎の条件を提示し、ミステリアスな言葉を残した小さなビストロRikkaを営む36歳の未亡人美魔女の「立花晶」と稀に予知夢を見る晶に憧れるOA機器ブラック商社で社畜の鏡と揶揄される童貞24歳の「小原靖」は、予知夢で見た通り晶が酔客に絡まれているところを庇ったことで初めて話をする機会を得た。
靖の同僚の出口祥、Rikkaのアルバイトの本田璃子の応援を得て、靖と晶の関係を深める為に晶の行動の謎を解き明かしていく。
晶との交際が始まった靖は自分の「死」を予知夢で繰り返し見ることで死期が近い事を知る。タイムリミットは来年の3月27日。祥は晶が隠している病を知り、晶の命を助けるためにある事を提案するも、晶は頑なにその申し出を拒絶する。
残された日が徐々に減る中、靖が最後に取った行動とは。
「笑いは要らんからどよよーんと暗い大人の恋愛を描いてよ。」、「ヤングケアラーとクリストキントの話以上に重たい話にしてや。」とのクライアント様の要望で書き下ろした完全新作「社畜の鏡」です。全45チャプターの長編になりますのでひと月半の間、「ゆるーく」お付き合いいただけると嬉しいです。
20日に渡りともにストーリーを考えた我が戦友の脚本家の「利根川一樹」氏、その愛娘の「あらお☆ひろ」氏に感謝の気持ちを込めて、間もなく連載開始です。
それではよーろーひーこー!(⋈◍>◡<◍)。✧💖
文字数 137,773
最終更新日 2025.07.22
登録日 2025.06.07
心をほどくのは、癖しかない人たちでした。
舞台は、茨城県の最北端──北茨城市・平潟温泉。
太平洋を望む小さな港町の外れに、ひっそりと佇む一軒の宿がある。
その名は、「椿屋(つばきや)」。古びた木造建築に、赤い椿が咲く石畳の玄関。
一見、ごく普通の昔ながらの温泉宿。だがその実態は、ちょっと──いや、かなりおかしい。
宿主を務めるのは、元銀行マンの郷原悠真(ごうはら・ゆうま)、29歳。
激務に心を擦り減らし、社会から逃げるようにこの地へ帰ってきた男だ。
女将は実妹の郷原 灯(ともり)。だが彼女は、成長してなお“中二病”をこじらせたままの和服美少女。
仲居の斎木 咲良(さくら)は悠真の幼なじみ。天真爛漫な笑顔の奥に、病的なまでの執着を隠している。
料理長の雪村 柚葉(ゆずは)は、寡黙で天才肌の料理人。料理は正統派なのに、
「白身魚の塩焼き」に『孤独に濡れた魚の最期』と名付けてしまう詩人めいたサイコパス。
そんな一癖も二癖もある彼らが運営する椿屋に、今日もまた一人、旅人がふらりと現れる。
人生に迷った者、何かを失くした者、誰にも言えない痛みを抱えた者──
この宿に来る客は皆、どこか「何か」を引きずっている。
けれどこの宿は、それを暴こうともしないし、癒そうともしない。
女将は唐突に「その魂、前世では海に沈んだな」と呟き、
仲居は「悠真くんの前で涙なんて……あんまり好きじゃないな」と刺すように笑い、
料理長は“なぜか刺さる”名を持った料理を無言で差し出す。
それでも、宿の朝は優しく、風呂の湯はあたたかく、誰かが黙って隣にいる。
ここは何も解決しない宿だ。だけど、たしかに心を軽くしてくれる宿だ。
帰る朝、客たちは決まって言う。
「……なんかよく分からないけど、来てよかった」と。
そして、少し笑って、心だけをそっと置いて帰っていく。
文字数 122,287
最終更新日 2025.07.13
登録日 2025.06.13
夜空に輝く花火の下で偶然出会った彼女は……僕の大切な人に似ていた。
この辛く悲しい出来事は私たち二人を紡ぐ。
この物語に入り込める人だけが涙を流す。
涙を流すことを忘れた私は、担当になった主治医。杉村将哉によって救われた。
すでに人としての心を失いかけていた私に、温かさと自分に向き合う勇気を与えてくれた最愛の彼。だけど、その彼の心も深く傷ついていた。
「その席、まだ空いているかな?」
懐かしい私がずっと待っていた声が聞こえる。
私達が待っていたあの人の声。
この物語は震災によって傷ついた心を表すだけの物語ではありません。
また描写の中には震災についての描写が時として出現いたします。
ご配慮いただきますことをお願いいたします。
基本コンセプトは「人は人によって失った己を見出す」
そして人は一人きりでは生きて行けない。繋ぎ合わさる幾重もの心が支え合い一歩を踏み出す事が出来るように成長する人物(キャスト)達を描写した物語です。
震災と言う恐怖。そして最愛なる人を失くした心のかけら……
互いに干渉し反発し、そして求め合いお互いにその一歩を前に歩む。
この物語は大きな二つの主軸なる物語。
この物語で……あなたのその一歩のお力になれれば幸いです。
◆◆◆
母親と二人暮らしだった私、蒔野巳美は、あの東日本大震災ですべてを失った。
たった一人の家族だったお母さん。そして本当に私の事を想い見ていてくれた彼氏。あの日起こった津波は私のすべてを洗い流してしまった。
罹災した私は親戚をたらい回しされた挙句、秋田県大仙市へ来た。そこでの私の生活は孤独と言う言葉以外何もなかった。その孤独感は私の心を食い病み次第に震災の恐怖感を呼び起こす。
あの日、花火の日。出会ったあの人は、そんな私の心に陽の梯子をかけてくれた。
杉村将哉、彼は重度の「 PTSD 」 心的外傷後ストレス障害となった私の主治医(補佐)として私の前に現れた。
だがその彼もまた心に大きな傷と悲しみを抱いたままだった。
秋田県大仙市大曲で開催される夏の花火大会。
そこで出会う二つの傷ついた心。
赤く青くそして金色に夜空を輝かせる花火。その色々は瞬(またた)く間に変化していく。
そう私達の心の様に……
人は一人きりでは生きていけない。
人は支えられて、そして人を支えて生きている。
あの震災はもう過去の事になったが、その想いと教訓を忘れないために。
そして一歩を歩むために。
この物語は始まる。
文字数 143,788
最終更新日 2025.07.22
登録日 2025.05.26
「恋はするけれど、なぜかいつも長続きしない」
「燃え上がるような恋の先にあるのは、いつも虚しさだけ」
そんな風に感じたことはありませんか。本作の主人公・柏木翔太もまた、そんな現代的な悩みを抱える、ごく普通の青年です。彼は、次から次へと恋に落ちては、その熱が冷めると相手を傷つけ、別れを繰り返す。そのサイクルに虚しさを感じながらも、抜け出す術を知らずにいました。彼の信じる恋愛の「常識」とは、嫉妬や束縛こそが愛情の証であり、恋のときめきこそが至上のものでした。
そんな彼の前に現れたのが、赤星紅音。太陽のような笑顔が魅力的な、しかし、翔太の常識が一切通用しない、不思議なヒロインです。連絡がなくても怒らず、他の女性と話していても嫉妬を見せない。そんな彼女の計り知れない態度に、翔太は戸惑い、苛立ち、そして、どうしようもなく惹かれていきます。
「なぜ怒らないの?」「俺のこと、本当に好きなの?」――彼の問いに対し、紅音は、静かに、しかし核心を突く言葉を語り始めます。それは、「恋」と「愛」の本質的な違い、そして、本当の幸せはどこにあるのかを示す、心の処方箋のような哲学でした。「感情は天気と同じ」「過去はデータ、未来はオバケ」「大切なのは、いつだって“今”この瞬間」。専門用語を一切使わず、日常の言葉で紡がれる彼女の考え方は、翔太の世界観を根底から揺さぶっていきます。
この物語は、単なる甘い恋愛小説ではありません。一人の青年が、自分とは全く違う価値観を持つパートナーと出会い、反発し、葛藤し、そして自らの過去の過ちとも向き合いながら、人間的に成長していく姿を描いた、深みのある人間ドラマです。五感を揺さぶるような美しい情景描写が、二人の心の軌跡を鮮やかに彩り、物語への没入感を高めます。特に、翔太が過去の恋人に対して、自らが学んだ真実を語るクライマックスシーンは、涙なくしては読めないでしょう。
恋に悩み、愛に迷う、すべての人へ。そして、目まぐるしい日常の中で、確かな幸福を見つけたいと願うすべての人へ。この物語は、あなたの心に、温かい光と、明日を少しだけ愛おしく思えるような、小さな勇気を届けてくれるはずです。これは、あなたのための物語かもしれません。
文字数 62,948
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.06.18
本屋のアルバイト先で出会った、年下の後輩・黒川 蓮くん。
黒髪メガネの優等生タイプで、普段は落ち着いていて丁寧。
でもふとした瞬間、重たい荷物をさりげなく持ってくれたり、高い棚の本をヒョイと取ってくれたり、思わずドキッとするギャップが満載。
しかも、先輩のことを“可愛い”ってポロッと言っちゃう天然わんこ。
「それ、言い方反則じゃない!?」ってこっちは赤面してるのに、当の本人はまったく悪気なし。
それどころか「僕、先輩に言いたいこと、まだまだあるんです」なんて耳元で囁いてきて──!?
メガネが曇った時だけちょっとだけ距離がバグって近づきすぎたり、
休憩室ではさりげなく膝枕ポジションを陣取ったり……
じんわりと、でも確実に距離が縮まっていくふたりの本屋ラブストーリー。
静かな本屋で芽吹く、年下男子のまっすぐで甘い気持ち。
「今日も、ひとつだけ“すき”って言わせてください。」
読後にほっと心が温かくなるような、
甘酸っぱくてじんわり系の恋物語をお届けします📖🪷
文字数 12,944
最終更新日 2025.07.12
登録日 2025.06.25
一応【一話完結】です。
とある小さな町のどこかに『喫茶 黒猫』という古びた三角屋根と赤煉瓦が目を引くこぢんまりした喫茶店がある。
そこは黒猫に選ばれた者しか訪れることのできない不思議な喫茶店で……。
もし訪れることができたら、願いを一つ叶えてくれるーー巷ではまことしやかに囁かれている……らしい。
その代償として“あるモノ”を取られてしまうのだが。それは黒猫の気分しだいで……。
文字数 19,904
最終更新日 2025.07.18
登録日 2025.06.30
■剣の腕前は可もなく不可もなく。十一の歳から仕官を求めて廻国の旅へ。十年経ってもまだ浪人のまま。その日暮しの男神(おがみ)真之介は、なんでもやる。どぶさらいから留守番、荷車の護衛、豪農豪商の用心棒……
しかも妙齢の女人に触られたり近寄られたりするだけで、首や背中が赤く腫れあがり痒くなる……という奇病持ちの真之介に、次から次へと美しい女人の影が……
■藪坂(やぶさか)藩城下で大工長屋で暮らす真之介は、ある日、勘定奉行谷崎家の用人、寺田文右衛門に呼び出された。仕官が叶うかもいそいそと出かけた真之介に、新たな仕事の依頼が……!
それは、育種小屋の寝泊まり警護であったが、他藩が育種技術を狙っているという危険な仕事でもあった……
◇読み切り短編です。(他にも男神真之介が活躍する物語がありますので、よろしくお願いいたします(´∀`*)
◇他の真之介が主人公の物語
『神様のはかりごと』
『譲りの善右衛門』
『感謝の対価』
『悲願花』
『殺らずの雨』
文字数 20,928
最終更新日 2025.07.13
登録日 2025.06.30
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「わらわはおひいさまである!皆の者、わらわに従えー!」
6人兄弟の七橋家に、末っ子にして“長女”の赤ちゃんが誕生!
――しかもこの赤ちゃん、まさかの【おひいさま】!?
黒髪イケメンから双子、ツンデレや甘えん坊まで、個性豊かな6人の兄たちと、
ちょっぴり(?)不思議な赤ちゃんが織りなす、
笑ってほっこり、時々うるっとの新感覚ベビー×兄弟ギャグコメディ!!
おひいさまの賑やかで波乱万丈な日常を、とくとご覧あれ!
「いざ、出陣じゃーーー!!」
文字数 4,806
最終更新日 2025.07.07
登録日 2025.06.17
宿屋「お天気うさぎ」。
辛口毒舌な少女―床波七海と、糸目な青年オーナー―凪鈴夜が二人きりで切り盛りしている、赤字ど真ん中で経営難な宿屋である。
そんな「お天気うさぎ」には、不思議なお客が訪れる。それは決まって、どうしようもない「後悔」を胸に抱えた人達で――
「当宿で、一晩憂さ晴らしくはいかがですか?」
自分の心と向き合い、後悔を乗り越える一晩が始まる。
これは、「後悔」を抱えた人に寄り添う、ちょっぴりビターで優しい物語。
文字数 23,640
最終更新日 2025.06.30
登録日 2025.06.21
来栖アキ、高校二年生。
死にたいと願う彼女が自殺をしようとしているところに現れたのは、クラスメイトの櫻木由貴。
櫻木に自殺を止められた上に「周りにバラされたくなかったら私と友達になって」と告げられる。
それは櫻木が”感情欠落症”という病に侵され、余命が一年しかないからだった。
これは死にたいと願う来栖と、生きたいと願う櫻木が織りなす一年間のキセキの話。
※自殺描写が出てきますが自殺を肯定、推奨するような意図はありません。
※このような描写が苦手な方はご注意ください
文字数 5,454
最終更新日 2025.07.06
登録日 2025.06.30
朝、通勤ラッシュのホームに立つだけで疲れてしまう。
仕事は嫌いじゃないけれど、毎日はなんだか味気ない——。
そんな35歳・独身会社員の志乃が始めたのは、
「通勤中に“何か”を数える」という、ささやかな遊び。
赤いもの、猫のモチーフ、笑顔の人。
前夜にテーマを決めて、朝の道でそっと探しながら歩く。
それだけで、不思議と世界が少しやさしく見えてくる。
ある日、電車の中で出会った“誰か”との、
ちいさな指の合図。
それは、彼女の日常にひっそりと灯る、心の火種だった。
——変わらない毎日にも、ほほえみと奇跡は隠れてる。
忙しいあなたに贈る、
通勤時間がちょっと好きになる、心ほどける日常ファンタジー。
文字数 2,001
最終更新日 2025.06.20
登録日 2025.06.20
文芸部所属の広瀬こう。彼に保健室の先生から病気で1年留年した赤城美奈が紹介される。彼女を文芸部に入れてほしいと。運命の出会い?まぁ、そういうこともあるさ。今まで良い人どまりだった広瀬の心は少し踊る。
しかし、それに気づいたとき、周りの時間も動き出す。
同じように気になり始めた人はいて、みんな仲良しの、なんか良い感じの雰囲気になる。こういうのって、気づかないものじゃないかと思う広瀬だったが、良い高校3年生を送れると思ったので、流れに身を任せることにした。
元々はシンプルブログで公開し、他のサイトでも書いたもの。最終的にここにやってきた小説です。
全41話です。ゆっくり投稿していきます。
文字数 59,804
最終更新日 2025.06.29
登録日 2025.06.18