殺戮少女とラグナロク - 壊れ果てる世界の先で -

殺戮少女と呼ばれた少女がいた。アリス。神の名の下に裁きを下し、殺し、西方の地を渡り歩く。
その正体は、正真正銘、神の遣いであった。
使命を以て、銃を持ち、その手で人を殺し続ける。表情には笑みを携えながら。幼き少女は、人を、殺し続ける。

彼女を守る者がいた。ユキト=フローレス。銀の剣を手に、数多の死地を乗り越え、ソレでもアリスの側に身を置き続ける。
人間。
彼は――家柄以外は――普通の青年である。人並み外れた剣才と、冷静な性格で、アリスの常勝無敗を支え続ける。

アリスの幸福は何処にある?
ユキトの願いは何処へ行く?
聖なる外道の果てに、彼らは、何処へ辿り着くのだろうか?

神々の黄昏を――。そう。見るまでは。

© 2022 黒砂糖。

※転生タグは最終盤で重要な役割を果たします。
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