SF 近未来小説一覧

とある大きな船が動いていました。船は特別なものではありません。やすい材料をあつめてつくられたふるい仕掛けの蒸気船です。
ここには新天地へ向けて旅立っていく人々が乗っていました。みんな毛布やカバンひとつで少しの荷物と少しのお金で親子で、夫婦で、仕事仲間で、恋人で、信頼し合った友達どうしで、ときには一人で、みんなふるさとや家や仕事を捨てて新しい未来へと頑張っていこうとしている者たちばかりでした。
そこに15にも満たないくらいの幼い一組のカップルも乗っていました。少年の方がおおきな明るい茶色の革の鞄を持って、船のデッキに乗っていました。というのも、船のデッキは嵐や直射日光をもろに受けて暮らしづらいので、ただで乗ることができたのです。なんとこの二人は一文無しでした。食料は最初の3日はただでわけてもらえますがあとは借金をつくるか、船の中で働くかしかないのでした。しかも働き口は人気で人がとっくに埋まってしまい人手は足りていたので、彼らはいづれ新天地で働いてお金を返すしかなかったのです。そればかりか自分たちが生きていくためにお金も稼がなければなかったのです。それにもかかわらず、このカップルには働くあてすらありませんでした。もうがむしゃらに家を飛び出したのです。
さて、二人はデッキにしっかり釘付けされて備えつけられたささくれた木のベンチの下に入って、毛布にくるまってその中で愛を確かめ合いました。二人がこんな行為をするのはもう何回目になることでしょう。そのくらい二人は何度も互いの体を見、触り、慈しんできたのです。
「こんなところじゃダメだって・・・」と女の子が言うのも聞かず、なんだかんだで2人ともはだかになってしまいます。デッキには他の人々もいました。皆不安に満ちた顔をめいめいにしていて、なかには荒れ狂う急流を眺めている人もいるので、二人の存在には気づいていても、誰もこちらをみていませんでした。
ふたりは小さな心臓を重ねあってぴったりと抱き合っていました。これはいつもあいびきするたびにしていることでした。ただしこれだけなのです。女の子は経験がないので、ふたりが一線を越えることはなかったのです。もちろん男の子も他に経験はありませんでした。
ただ前に、女の子の膜が破れるのを男の子は見ていました。その日も二人でお互いの大切な部分を丹念に触りあっていました。ただその日は女の子の漏れる声が余りにも激しく、それに倣ってやはり男の子への愛撫も強くなっていて、男の子は強く触られることに興奮して思わずいつもなら触らない内のほうを思い切り指で突いてしまったのです。女の子は顔を顰めてとてもつらそうに痛がりました。男の子は焦って、あわてて一本だけ入れた人差しゆびを出しました。抜いた指からは血が垂れていました。
それから女の子が「穴には指を入れないでね」と言うのでこれは約束になりました。
つづく
文字数 51,847
最終更新日 2025.07.17
登録日 2025.06.11
女ばかりの性なる、いや聖なる場に使える上級女官騎士アルトリーネ。
彼女の日常は「性行為が職務」である。
頭の固い上司に悩まされ、更に雲上人の縁者からは家畜調教の日々…。
そんな彼女だが、実は秘書を従え部下を抱える「上級中間管理職」でもあるのだ!
「こんにちわ、マリア」スピンオフ作品の第一弾!
※R15作品と合わせてお読み頂くと理解が深まります。
https://ncode.syosetu.com/n6615gx/
文字数 3,485,743
最終更新日 2025.07.04
登録日 2022.02.11
気づけば操縦席の中に放り込まれ、いつの間にロボットを操縦させられ、夢か現か分からぬまま特大穴ぼこチーズのようにくたばった一人の男がいた。
でも大丈夫、目を覚ませばちゃんと現実だ。
核戦争で荒廃し、ナノマシン・ウィルスに犯された人類が彷徨い、暴走した無人兵器が人類抹殺を遂行し、突然変異で生まれたミュータントが餌を求める世紀末世界という現実のことだが。
そして自分にはゲームのようなステータスが同期しており、八方ふさがりの状況に途方にくれる……そんなスタートである。
つまるところ、これは過酷な冒険だ。
ステップ1、あなたはポストアポカリプスな見知らぬ場所でサバイバルをする。
そんな背景ですので【Begin Again】からお読みください。
*この作品はミッドナイトノベルにも投稿してあります。
Q.な~にこれ?
A.友人の資料のためであり、私が「新しく買ったペンの具合を確かめるため」に用意した白紙でもあり、文章能力のテストでもあり、日ごろ思いついたネタを書き込む備忘録でもある何か。
文字数 221,935
最終更新日 2025.06.09
登録日 2025.04.16
この話、他所で書いてたときBANされました。しかも具体的にどこが問題なのか、指摘なし。私はアタマに来ましたねぇ。
ま、冷静になって考えれば、10章のアソコの部分が問題だったのかも? で、問題と思われる部分を修正の上、再upしました。それでもオリジナルのまま上げたいのがホンネ。そんなわけでここでは18禁で上げることにします。
もう1度書きますが、この小説、18禁となるシーンは1ヶ所しかありません。そこんとこご注意を。
文字数 189,916
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.01.21
自ら作り出した人工人類と壮絶な戦争で人類の半数が滅びて、残った人類は後期人類として生き延びた。人工人類との戦いも一時的に休戦状態になり、再び開戦して共に滅ぶのを避けるために、その人工人類との共存を模索して新日本皇国は人工人類と共同軍を設立した。人工人類から提供された特殊空中浮遊型超空母に新日本皇国軍から一部隊を編入して合同軍を展開する事に為った。共同合同軍は散発的に人類と交戦している亜人類たちを排除するのが任務とされていた。新日本皇国軍は人工人類軍と共同乗艦する超空母ジュピターゼウス1型艦の処女航海が初の任務となったのだ。
文字数 41,302
最終更新日 2025.04.29
登録日 2025.04.27
文字数 43,735
最終更新日 2025.04.21
登録日 2025.04.18
四方を海に抱かれた島国、日本。この豊かな自然に恵まれた国は、幾千年もの間、本格的な外敵の侵略を受けることなく、独自の文化と伝統を育んできた。20世紀中盤に戦争の惨禍に見舞われたが、それを見事に乗り越えたこの地は経済的繁栄により豊かで便利な生活、治安の良さ、自由、そして平和を謳歌する国として、まさに世界に冠たる楽園となった。
だが、21世紀になり、その経済的繁栄は傾き始め、かつての輝きを失いかけていた。それにもかかわらず、そこに住まう多くの人々は未だに楽園と呼び続け、そして、目の前で起こっている現実に目を背けていた。
しかし、20XX年、穏やかな日常に突如として暗雲が立ち込める。隣国からの悪意が、容赦なき津波のごとく押し寄せ、この平和な国を今まさに飲み込もうとしていたのだ。今までの繁栄と平和がこれからも続くと信じて疑わない者たちの幻想を、一瞬にして凍りつかせる凶兆が訪れる。
快適さを享受し、豊かさに浸り、平穏を信じきっていた者たちは、この未曾有の危機にどのように立ち向かうのか?何も考えず、守られていると思っていた安全、自由、そして尊厳が、音を立てて崩れ去ろうとしていた。
かつて歴史上、日本人の誰もが予測し得なかった、そして経験し得なかった運命が、目の前に広がっていた。楽園と呼ばれたこの地の未来が奪われる、その凄絶な瞬間を目撃せよ。かつての日常がいかに脆弱であったかを、そしてその結末を、あなたの目で確かめよ。
文字数 86,848
最終更新日 2025.02.02
登録日 2024.08.05
古から続く神宮司一族の男子次男として生まれた少年晴海。普通の子として育てられた彼が15才の頃、直系一族に稀に発現する能力を開花した事から学生から退魔士として妖怪との闘いに赴く事になる
文字数 429,031
最終更新日 2025.01.01
登録日 2024.07.09
ある日、地球に宇宙人が襲撃してきた。
外見は地球人と同じである。そして全員が、せいぜい十代前半の女児にしか見えなかった。
宇宙人は、地上へ降り立つなり、人類を攻撃し始めた。彼らは怪力で、俊敏で、容赦なかった。
世界の人口は、たちまち半分を切った。地球人は、いつ宇宙人に襲われるか、と怯えた。
ここで、ある地球人の男が登場する。彼は、いわゆる前科者であった。
性的なトラウマを喚起する恐れがありますので、閲読にはご注意願います。
文字数 7,494
最終更新日 2024.06.17
登録日 2024.06.17
文字数 7,395
最終更新日 2024.06.05
登録日 2024.04.08
近未来、宇宙人とい呼ばれるのは獣人だ。
数百年ごとに開かれる会議、だが、今回ドラゴン族の代表は欠席していた、噂は本当なのかと他の獣人たちはひそひと囁きあう。
代理で出席したドラゴン、カーマインは会議が終わった後、猿人に声をかけられた。
猿人は恩を忘れてはいないとあるものを手渡された。
そして、日本政府他国には秘密で宇宙船を発射した。
文字数 5,793
最終更新日 2024.05.16
登録日 2024.03.22
元いた世界の防衛作戦の最中、戦死してしまい異世界アルトカークスに導かれてしまった技術士官大佐、レム・レンブラント。その導かれた世界は『混沌』という力がみなぎる世界で、『混沌の女神』と呼ばれる女性を守るための混沌の女神の騎士という存在がいる。レム・レンブラントは混沌の女神の騎士として異世界アルトカークスに導かれ、とある王国の姫を守る騎士となる使命を授かる。混沌の女神として選ばれた姫の名前はルーア姫と呼ばれる。
しかし、その姿は実の娘、ジェニファーにそっくりの女性であった。
その異世界の騎士が導かれたことで混沌の女神を殺さんとする「女神殺し」を企むとある男の運命も静かに回りだした。
混沌とは? 混沌の女神とは何か? 女神と騎士はなぜ存在するのか?
様々な疑念が渦巻く中で混沌の女神と混沌の女神の騎士はお互いに必要なパートナーとして旅を続ける。旅の果てに目にする世界は一体、何なのか?
作者がpixivにて過去に投稿した作品を添削、改稿しつつ、新しい要素を入れて投稿する、オリジナル異世界恋愛ものSFファンタジー小説です。
文字数 122,445
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.03.27
高2の夏、二者面談。主人公の刻尾 翔(ときお しょう)は親友と同じ大学に行ける推薦枠を蹴った。他にやってみたいと思ったことができたから、……夢を、抱いたからだという。
しかし親友は上手くは納得してくれなかった。親友は翔と離れることを極端に嫌がってしまう。あまりにしつこく同じ大学に来ることを誘う親友とその異様さに怖くなり翔は彼と喧嘩をする。その次の日、朝の訪れと共に翔は時を超えてしまう。
着いた先は200年後の未来。
ロボットと人間が戦争をしていた。
……これは一生忘れられないあの夏から始まった物語である。
諸事情によりあまり投稿頻度は高くないかもしれません。また誤字がありました場合にはご容赦ください。感想頂けましたら嬉しいです。厳しい意見、アドバイス等もしっかり読みます。よろしくお願いします!
性的な描写がある場合軽度は※
重度の場合は⚠︎
としています。
小説家になろう様でも同名で投稿しております。
▶4月2日物語の編集のため一時的に2話目を非公開にしました。ご迷惑をおかけします。
1話が長かったため前編後編に分け加筆修正を加えて再度投稿いたします。
文字数 22,237
最終更新日 2024.04.10
登録日 2024.03.31
時に西暦1942年6月の末期…日本海軍は激しい戦い中…着々っと太平洋戦線へ侵略していた。ミッドウェー…ウェック島…各地太平洋の各地の島を手に入れた。
しかし…突如……正体不明な艦隊が出現した。敵味方識別を関係無く攻撃を受けて敵味方も…各地の拠点を失い危機を恐れた。
その艦隊組織の名は『嵐の艦隊』を呼び・・・人類は恐れたのだ。
この艦隊は第二次世界大戦と同じ外形した艦船で塗装は不気味な漆黒に近い紫色の塗装した艦艇だった。
この作品は参考しているのは、『蒼き鋼のアルペジオ』に登場している敵【霧の艦隊】のモチーフをしています。
文字数 113,411
最終更新日 2023.12.24
登録日 2022.10.04
変身ヒーロー好きの男子高校生山田大輝は、普通の学生生活を送っていたが、気が晴れない。
この町には侵略を企む悪の組織がいて、変身ヒーローがいる。
しかし、ヒーローは自分ではなく、同級生の知っている女子、小川優子だった。
しかも、悪の組織に大輝は捕まり、人質となりレッドである優子は陵辱を受けてしまう。大輝は振り切って助けようとするが、怪人に致命傷を負わされた。
救急搬送で病院に送られ命は助かったが、病院は悪の組織のアジトの偽装。
地下にある秘密研究所で大輝は改造されてマッドサイエンティストにされてしまう。
そんな時、変身ヒーローをしている彼女、小川優子がやって来てしまった。
変身ヒーローの少女とマッドサイエンティストの少年のR18小説
実験的に画像生成AIのイラストを使っています。
文字数 157,052
最終更新日 2023.12.13
登録日 2023.09.14
金髪のセクサロイドに被虐性をそそられながら、ひたすらパイズリで精を抜き取られ続ける短編です。
リクエストで執筆しました。
文字数 13,280
最終更新日 2023.09.05
登録日 2023.09.05