青春 ノスタルジー 小説一覧
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13件
1
十字架
――小学生のころ、僕には彼女がいた。
保育園の砂場に舞い落ちる、桜の花びら。
墨汁の匂いがする鞄。
二人で下った、オレンジ色の坂道。
広島の山あいの町で、僕たちはいつも一緒にいた。
けれど、四年生の秋……。
――あの日の十字架。
――そして僕の、もう、会うことのない友達。
『 十 字 架 』
実話に基づく私小説。
喪失と、かけがえのない光の物語。
■ 独自執筆メソッド【C.C.W.】の実証作
本作は、著者が構築した独自の物語記述メソッド「C.C.W.」を用いて執筆されています。文章の構造や視点移動を緻密に設計し、読者の認知と深層心理へ直接的に訴えかける、全く新しい読書体験を提供します。※本メソッドは、AI生成や外部プログラミング等の演算ツールを一切使用せず、筆者自身の脳内回路のみで構築・稼働する「生身の執筆システム」です。
■ 生成AI不使用宣言
本作の調査、プロット、構成、人物造形、そして文章表現に至るまで、作品として発表しているものはすべて私自身が考え、私自身の手で書いたものです。AIが生成したアイデアや文章をそのまま採用したことは一度もなく、今後も、作品そのものへのAIの関与は一切ございません。
※本作はアルファポリス、TALESに重複掲載しております。
著作権はすべて著者に帰属します。
内容の無断転載、複製、および生成AIへの学習利用を固く禁じます。
©2026 Shinsuke Mizui All rights reserved.
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文字数 3,052
最終更新日 2026.08.23
登録日 2026.08.23
2
和歌浦グラフィティ
レーズンの家の近くには二軒の本屋がある。雑誌を読むにはもっぱら大浦街道に面した大きい方を利用することにしている。倉庫のような白い建物にそれを照らすライティング設置用の黄色い鉄骨、看板には赤く大きな文字でBooKとある。その中にあったアイスクリームを主に売るテナントはオープンして三年程で消えた。レーズン達はよくそこで水風船を買いアイスクリームを頬張った。そこで覚えたラム・レーズンの味は最高。僕のニックネームはレーズンに決まった。 これから何度と淡い春が来て、その度にまた厳しい冬を乗り越えようとも、もう、あの頃と同じ情熱を感じることはないのかもしれない。僕は決して誠実な人間ではないけれど、あの時代に感じていたすべてを忘れることはないだろう。目一杯満喫したから二度と振り返らないなんて言わないし、サヨナラの手を振るつもりもない。あの頃からいろいろと吸うものは変わったけど、カクテルグラスに刺さった安いストローや、濃度の高い煙に巻かれながら、僕らは、この胸、深いところと共謀し、センチメンタルという一生懸命に甘くて、精一杯に酸っぱく苦しいドロップを互いの口に放り込む計画を立てている。かつて、僕のことをレーズンと呼んだあの悪ガキ達の残像が摺り寄って来ては、僕の横腹を突つきニヤっとささやくと、今、僕の横に掛けているのはあの頃とちっとも変わらないチャーミングな女の子。
それは、たった一度の魔法で、僕らはそれを初恋と呼んだ。
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文字数 9,581
最終更新日 2021.08.17
登録日 2021.08.16
3
十七歳の鼓動、消えない1990年の残響
1990年、夏。
まだ何者でもなかった私たちが、自転車で二人乗りしながら信じた「永遠」。
雨上がりのアスファルトの匂いや、夜空を埋め尽くした黄金色の花火、そして背中越しに感じた体温。
スマホもなかったあの頃、私たちは目の前の瞬間と、その一瞬の感情だけ確かに信じていた。
三十数年の時を超え、失われた季節の残り香を辿るように綴られる、切なくも美しいノスタルジック・ストーリー。
あの日の光の中に置き去りにしてきた「自分」に会いに行きたくなる物語です。
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文字数 2,350
最終更新日 2026.08.10
登録日 2026.08.10
4
後ろの花子さんと鏡の噂
夏休みが近づく小学校、旧校舎の保健室の鏡にまつわる不気味な噂が広まっていた。そこに映るのは、顔のない“後ろ姿”だけ。呪いの花子さん。
徐々に噂はエスカレート。呪われて殺される。
主人公・舞は、片思いの新聞部・瑞樹くんの頼みと、親友ミオの誘いで、その噂の真相を探るため旧校舎へと足を踏み入れる。そこで二人が見たのは、噂通りの“後ろの花子さん”の姿だった。
舞は知られざる真実へと導かれていく。怪談の裏に隠された、もう一つの物語が始まる。
本格ホラーではなく、怖くないです。
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文字数 7,957
最終更新日 2025.07.24
登録日 2025.07.24
5
カセットテープが止まるまで-1989年の夏休み、自転車で海を目指した私たちの青春-
1989年、元号が平成へと変わった最初の夏。
世界が大きなうねりの中にあったあの頃、私たちはただ目の前の熱気に突き動かされていた。
高校一年生のナツミとサキ。
二人が思い立ったのは、30キロ先にある海へ自転車で向かうという無謀な旅だった。
相棒は、前カゴに鎮座したダブルラジカセと、お気に入りの曲を詰め込んだ自作のベスト・セレクション。
森高千里、渡辺美里、大江千里…スピーカーから溢れるビートが、照りつける日差しと汗ばむ肌に溶け込んでいく。
道端の自販機で買った瓶のコーラ、公衆電話からかけた小さな嘘、そして「大人になっても一緒にいよう」という無邪気な約束。
不便だけれど、未来がどこまでも明るく見えたあの時代。
重いペダルを漕ぎ続けた先に広がっていた黄金色の海は、宙ぶらりんな二人の「無敵さ」を祝福しているようだった。
これはスマホもSNSもなかった時代に、音楽と友情だけを頼りに駆け抜けた、ある夏の日の忘れられない記録。
便利さと引き換えに私たちが置いてきた、ヒリヒリするほど純粋でエモい青春の記憶が、カセットテープの回転とともに鮮やかに蘇る。
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文字数 5,118
最終更新日 2026.08.12
登録日 2026.08.12
6
新宿・地下二階、昭和の残り火ブルース
昭和六十二年、バブルの狂乱に沸く東京・新宿。その華やかさから見捨てられた路地裏の地下二階に、バー『残り火』はあった。
本作は、夜の街で春を売る五十路の女・麗子を主人公に、時代の波に乗り損ねた男女たちの哀愁と連帯を描いた人間ドラマです。
地上では肩パッドのスーツを着た男たちが札束を振り回す中、地下の吹き溜まりには、リストラされた元エリート、声を失ったかつての歌姫、居場所をなくした元ヤクザといった、夢の残骸を抱えた大人たちが集う。
喉を焼くテキーラの刺激、湿ったコンクリートの冷気、そして安煙草の煙。
昭和から平成へと移ろう激動の数年間、世界がどれほど新しく塗り替えられようとも、彼らはこの聖域で「敗北の匂い」を誇り高く身に纏い、朽ち果てていくことを選びます。
バブルという巨大な蜃気楼の影で、何者にもなれなかった人々が放つ最後の輝きと、消えゆく時代への痛切なレクイエム。
湿り気を帯びた文体で綴られる、濃厚な昭和末期譚。
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文字数 18,386
最終更新日 2026.08.08
登録日 2026.08.08
7
覚えていること、感じたこと
幼馴染の二人。思い出の場所。だけどその印象は随分違っていて
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文字数 1,760
最終更新日 2022.01.23
登録日 2022.01.23
8
B&A【短編1】夜の中学校
中3の夏休み直前。下村与一、梅村正史、坂本哲朗が勉強会と言う名のお泊り会をしていると――
「怪しい白い光を見たっ。今から、夜の校舎に突入する!」
――緊迫した声の田口晴臣からの公衆電話に、一同は中学の校門前に集結した。
クラスのリーダー格、晴臣(はるちゃん)。
天然マイペース、哲朗(てっちゃん)。
真面目な優等生、正史(バイソン)。
自由奔放な野生児、与一(アンダーソン)。
それぞれが、進路や家庭問題で揺れる中で⋯⋯
謎の秘密結社。無人の音楽室のピアノ。動く人体模型。放送室やトイレの怪異の噂。
夜の中学校に侵入した4人は「学校の七不思議」を巡り、次々と怪奇現象の真相に辿り着く。
そこで見えてきたのは、しょーもない現実と、大人の事情。だが⋯⋯
そして⋯⋯
孤独を抱えた正史と、怪異に魅了される与一は――
「バイソン&アンダーソン」の奇妙なバディ関係(?)、始まりの物語。
※本作は「バイソン&アンダーソン(B&A)」シリーズ中学生編です
※「お疲れOLと無愛想店員」シリーズと共通人物・舞台設定ですが、単独でもお楽しみいただけます
※本作はフィクションです。実在の人物や地名とは関係ありません
※本文は作者、イラスト・図版はAI作成です
【バイソン&アンダーソン(B&A)】シリーズ作品リスト
(作品タグ#B&A)
●ブログ《1話完結/連作/連載中》
『都市伝説村ログ』
※与一が綴るオカルト風日常コメディ
※本作の前日譚とその後も収録
⦿短編1《全8話/完結》☆本作
『夜の中学校』
※学校七不思議を巡る青春ジュブナイル
●短編2《全13話+後日談/完結保証》
\10.31公開・高校生編/
『文化祭前夜〜矢吹工業高校 OF THE DEAD〜』
※与一vs不良達!青春B級ホラー群像劇
●関連作品《全11話+後日談/完結》
『お疲れOLと不愛想店員5 熱帯夜に、溶ける境界線』
※30歳の4人が再集合(後日談収録)
●関連作品(共通人物・舞台設定)
【お疲れOLと無愛想店員】シリーズ
(作品タグ#お疲れOLと無愛想店員)
※作品横断の更新通知は、著者フォローからお願いします☆
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文字数 34,320
最終更新日 2026.07.24
登録日 2026.07.24
9
初夏のとびら
夏をテーマにした短編集、「初夏のとびら」。
年齢も性別も様々な主人公達の、それぞれの夏を描いています。
目を通すことでそこに共感を覚えたり、何かのヒントになったり、忘れていたことを思い出すきっかけになったりするかもしれません。
夏のはじまりって、なんだかウキウキしますよね。
私たちの暮らすこの世界全部を元気にしようと、照りつける太陽がめいっぱいの日差しを降り注いでくれているからでしょうか。
だけど、心の重さにそんなワクワクを押しつぶされつつ日々を過ごしたこともあったように思います。
皆さんはどうですか?
人の心はほんの少しのきっかけで、ポジティブになったりネガティブになったりします。
コントロールしにくい多感な時期は、特にそうかもしれませんね。
この短編集は、ささいな悩みからなかなか抜け出せずにいる女の子の、ある朝のお話からはじまります。
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文字数 12,195
最終更新日 2020.01.17
登録日 2020.01.15
10
入れ替わりが日常の超能力双子兄妹
振り回され気味の兄が語る、ちょっと不思議な能力を持つ双子兄妹の、ちょっと不思議な日常のお話です。
【現在連載状況】不定期。
感想数 0
文字数 31,862
最終更新日 2024.02.19
登録日 2023.10.02
11
星月夜
メキシコ・ユカタン半島、メリダにあるユカタン州立大学に留学した若者の物語。二十二歳の若者の想いをノスタルジックに描いた作品で、物語の背景は全て感傷に彩られている。
感想数 0
文字数 31,392
最終更新日 2018.01.12
登録日 2018.01.12
12
夏空ノスタルジー
感想数 0
文字数 353
最終更新日 2022.04.03
登録日 2022.04.03
13
漆色の約束
観察することをやめられない少年、早朝に働く少女、家庭の事情を抱える友人、冷静な転校生——誰もが何かを抱えながら次の朝を迎える。紙に残る痕跡とスマホの残像が交差する瞬間、友情は試され、信頼は問い直される。淡くて確かな日常の匂いと、言葉が導く小さな再生の物語。
感想数 0
文字数 977
最終更新日 2025.11.01
登録日 2025.11.01
13件