現代文学 女性主人公 小説一覧

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母が大学に電話した。「娘は外で体を売っています」と――二十歳の私にGPS腕輪をつけた毒親の末路

 大晦日の夜、家族がそろうはずの日。  母から罵倒の電話がかかってきた。  外で凍えながらカップ麺を食べてでも、家に帰って年を越したくないのか、と。  理由は、母が私に買ってきたブレスレットを、私がつけたくなかったからなのか。  私は淡々と答えた。 「そう。そのブレスレットのせいだよ」  そのあと、電話ごと母をブロックした。  母が私に買ってきたのは、子ども用のGPSブレスレットだった。  女の子が外で大学に通うのは危ないから、という理由で、母はそれを私につけさせた。  十分ごとに位置情報を送ること。  毎晩十時にはビデオ通話で寝室確認をすること。  一度でも返信が遅れれば、母は輔導員に電話し、私が外で体を売っていると言った。  私がシャワーを浴びるためにブレスレットを外すと、母は学校まで押しかけ、寮の部屋で全員の前で私を恥知らずだと罵った。  本来なら、私は泣きながら説明して、信じてほしいと頼むべきだったのかもしれない。  けれどあの日、母が私をトイレに閉じ込め、男とホテルに行ったと認めろと迫った瞬間、私はもう説明したくなくなった。  電話をブロックしたあと、これで終わりではないと分かっていた。  私は母が三年間録音してきた監視、脅し、罵倒を、すべてファイルにまとめた。  案の定、その後、母は私の会社のビルの下に来て、跪いて泣いた。  私が親不孝だと。  私は全員の前で、再生ボタンを押した。  最初に流れたのは、母自身の声だった。 「言うことを聞かないなら、あんたを潰してやる」
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ツェルマットにて

スイス、ツェルマット。マッターホルン北壁で墜落した父の背を追い、わたしは草原を駆けてゆく。
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ベッシー、最後の仕事

久々の新作。 Some 100 stories of cats(猫にまつわる小篇たち)のシリーズ第33作目。
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再会

屋台をしている主人公のもとにイケメンがやって来て…!?
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映した鏡

 親が離婚をするらしい。  現代社会において離婚率は三割を超えるようで。  だから気にする事では無いみたいで。  或いは辛いね辛いねと慰められる事のようで。  私の気持ちは宙ぶらりんだ。  誰も掴めやしない。  誰も理解はしてくれない。  勿論、宙へ浮いた気持ちは私にも知れない。  周りに求められている自分も。  悲劇の最中にいる気の自分も。  きっとどちらも自分じゃ無い。  そもそも自分なんてずっと居なかった。  誰かに依存していたんだって気付いた。  友達に、憧れの人に、親戚や、両親に。  愛されていたかったから。  愛される着ぐるみを着たんだ。  それに気付いたからかな。  いいや、そんなの関係無かった。  そんなのは一人の時間が生んだ只の自己分析で。  結局はただ逃げ出したかっただけなんだ。  何も考えたくなくてここに着いた。実習棟一階の階段横の物置。ここには誰も来ないし、来たところで皆無関心だ。けれど逃げた先でも、自分自身は絶対に私を逃がしてくれはしなかった。  そこへふらっと貴方が現れた。ボロボロの身体で、反骨の心を顕にした顔つきで。貴方を一目見ただけで、私は少し救われた気がした。貴方は俯いて泣いていた私を見て、どう思っていたんですか。
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ぼくは感情コレクター

ぼくは感情コレクター☆ 今日は何処へ行こうかな♪♪
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「普通じゃない」ver.2 原案4

「普通じゃない」ver.2の原案4です。 宜しくお願い致します。
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その証明は、言葉の中に

大手進学塾で国語講師として働く高瀬綾乃は、ある日、自分が築いてきた指導法を同僚に奪われる。 それは偶然ではなかった。 信じていた人間関係の裏で、静かに仕組まれていたものだった。 居場所を失い、評価を奪われ、それでも綾乃は声を上げない。 ただ、自分のやるべきことを見失わなかった。 やがて明らかになる事実。 崩れていく関係。 そして、選び直す未来。 綾乃が最後に取り戻すのは果たして…。
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口に合わない望みは食えない。

「擬態したまま、とけてしまえばいいのにね。」 2度の離職。当たり前になれなかったわたし。 26歳、3度目の職場で、非正規雇用で働く登理。 仕事途中で出会った不登校の中校生、佑都。 専門資格を目指すことにした、大学生の明日香。 社会人として、学生として、 見えない「この先」を、見つけないといけないけれど……。 年齢も立場もバラバラな3人の、 春から夏と、その先の物語。
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お願いだから。

早苗は今日も泣いていた。 また、怒られるのかな。 ごめんなさい。
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東京虫

夫の転勤で東京で暮らし始めた早希は、故郷にはいなかった奇妙な『虫』をあちこちで目にするようになった。大きさ十数ミリしかないその『虫』は、人間の形をしていた。(全6話) ※注意・私の作品にしてはややきつめの性描写、残酷描写があります。苦手な方はご注意ください。15歳未満の読者の方の閲覧はあまりお勧めしません。ジャンルを「現代文学」に変更します。
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夢追う人

私は、人に合わせるのは得意だけど、てんで自分のことは分からなかった。 キラキラして夢を追ってる妹がムカつく。 こっちがバカにしても、気にしないで……。 でも……気付けば私ばかりイライラしてた。 「そういえば私の好きなことって……?」 そんな、ふと思った一言が、私を動かした。
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最初で最後のサヨナラを。

 「お父さん。――貴方は幸せでしたか?」  父が亡くなって、一年が経つ。  一周忌を迎えた翌日、私、茅美代(ちがやみよ)は、父、乙瀬昭夫(おつせあきお)を名乗る男性に声をかけられた。  見た目は驚くほど生前の父に似て――父そのもの――であり、それでもあまりの怪しさに一度は突き放すも、次から次へと出てくる父しか知らないような話に、信じ始める私。  事故に遭いかけた男性を助けようとした幽霊の父は、善行のお陰かまさかのこの世に身体を持った。助けられた男性はそのお礼に、この世に現れた父に協力してくれることに。  そんな、馬鹿げた話。  でも。  死んだ筈の父が、今、生前の姿そのままで目の前にいる――。  どうせなら、しっかり母、姉、弟とも話をして欲しいと、私は夫や娘息子と一緒に、奔走し始める。  父親を失った家族と、死んだ筈の父親が紡ぐ、最初で最後の、サヨナラまでの時間。 ※ この話は、他サイトでも公開しています。 ※ 【更新について】 ・投稿初日は5話 ・翌日から一週間は毎日1話 ・10月いっぱい毎週月木1話 ・11月から毎週月曜1話 の更新予定で、ブラッシュアップしながら最終回まで進めていきます。
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【連作短編040】 レジンの海 全6話 ―持ち帰れた海と、持ち帰れなかった海―

沖縄の海沿いの集落で、レジンアートを作り続ける女・凪。 観光客は「沖縄の海みたい」と言って買っていく。でも凪が閉じ込めたいのは、晴れた日の青だけではない。 東京にいた十年間、同じ材料で同じように作っても、どこか嘘くさかった。その理由がわからないまま、七年前に戻ってきた。 なぜ戻ってきたのか。なぜここでなければ作れないのか。言葉にできないことまで含めて、凪はただ、作り続ける。 持ち帰れた海と、持ち帰れなかった海。 沖縄を舞台にした静かな中編小説。全6話。
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イルファ

行方不明の兄春樹を追って北海道へ向かった里沙と親友一花は、歴史博物館で不思議なアイヌの遺跡を発見する。春樹の生存を五感で感じる里沙。過去と未来を見る能力を身につけた一花は、やがて遺跡の謎と春樹の失踪に関係があると考え始める。春樹は二十年以上も前に失踪した父純二を捜している時に古代アイヌの世界にタイムスリップしていた。そこには生贄になった女の亡霊イルファが支配する洞窟があった……。古代のアイヌ部落。春樹に想いを寄せるアイヌ娘レラ。父純二との出会い。絡み合った数々の謎。浮かび上がってくる里沙の運命。果たして里沙と一花は春樹に会い、謎を解明することができるのか?古代アイヌの時代との時空を超えた愛の物語です。本作は、カクヨム、ステキブンゲイ、小説家になろうにも掲載しています。
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灯台と怪物

「今でも灯台の中で怪物が眠っている、なんて言えば……おかしいかしら?」  幼い頃に訊いた、曾祖母の言葉。  その意味はずっと解らなかったけれど、知ることになった夏の出来事。  ―――口づけひとつ下さらない貴方を慕う私も、愚かで醜悪な怪物なのでしょう。  ―――貴方は私の灯台です。  別サイトにも重複投稿中。
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護衛師サイトウ

2050年――。 犯罪の高度化、テロの多様化、そして要人を狙う事件の増加により、日本には新たな国家認定資格が誕生した。 その名は――護衛師。 護衛師とは、単なるボディーガードではない。 近接格闘術、銃器運用、狙撃対策、爆発物処理、危機管理、要人警護、救急救命。 護衛対象に迫るあらゆる危険から依頼人を守るために存在する、究極の危機対処専門家である。 ランクはC級から最高位のS級まで。 その頂点に立つのが、主人公・斉藤宮子。 元警察官。 元自衛官。 そして元多国籍軍所属という異色の経歴を持つ、国内でも数少ないS級護衛師だ。 普段は寂れた商店街の喫茶店でメロンクリームソーダを愛飲する気さくな女性。 しかし一度依頼を受ければ、その鋭い洞察力と圧倒的な実力で事件の真相へと迫っていく。 脅迫状、企業犯罪、誘拐事件、爆弾テロ、要人暗殺計画――。 護衛師に求められるのは「守る力」だけではない。 危険の正体を見抜き、時には自ら最前線へ飛び込み、依頼人の未来を守り抜く覚悟が必要なのだ。 今日もまた、命を狙われる誰かがいる。 そしてその依頼は、商店街の小さな喫茶店へ舞い込んでくる――。 最強の女性護衛師が挑む、本格護衛アクション&サスペンス開幕!
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