二度目の人生 小説一覧
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件
1
プレメルラ王国に住まう公爵家のお嬢様、モリー・オブレオサジュール。
シルバーの髪色に、ヴァイオレットの瞳、神秘的な存在であった。
モリーは今回は、自分に誓った。
抗うことはせず、何もせず、何も考えずに、ただ微笑む。
持っている者ではなく、持っていない者になればいい。
そうすれば、奪われるものなど何もない。奪うものがないのだから。
モリーの努力をしない、努力が始まった。
文字数 534,460
最終更新日 2026.04.21
登録日 2025.05.21
2
偉大なる老魔術師ユーノリオンは今日、その人生に終わりを迎えた。
……かに思われたが、ユーノリオンは「大精霊」の力によって生き返り、更には若返ってしまった。
『囚われている精霊達を解放してほしい──』
王族に生まれ、世間知らずなユーノリオンは生涯を「魔術」に捧げていた。
運動神経も悪く、身の回りのことは何も出来ない。
そんな若返った元老魔術師ユーノリオンは、長い付き合いであり、大精霊の力で人間の姿となった相棒ギルノートと共に、人生で初めて精霊探しの「旅」に出る。
ひょんなことから若返った魔術師の、ほのぼのスローライフな人生二周目の物語。
文字数 105,952
最終更新日 2026.04.17
登録日 2026.04.01
3
「エレナ。お前のような可愛げのない女、最初からいなければよかったんだ」
冷たい塔の最上階。夫である公爵カイルから放たれたその言葉が、私の人生の終止符だった。
政略結婚から三年。無能な夫に代わり、寝る間も惜しんで領地を立て直し、公爵家を支え続けてきた私に与えられたのは、感謝ではなく愛人の罪を着せられての毒殺という結末。
だが、意識が途絶えたはずの私が目を覚ますと――そこは、地獄が始まる三年前、カイルが遠征から戻る当日の朝だった。
二度目の人生。もう、この男を愛する義務も、家を支える義理もない。
私はその手で完璧な離縁状を書き上げ、愛人を連れて意気揚々と帰宅した夫の顔面に叩きつけてやった。
「さようなら、カイル様。どうぞ、その泥棒猫さんと共に没落なさってくださいませ」
持参金も経営能力もすべて引き揚げ、着の身着のままで屋敷を飛び出した私。
そんな私の前に現れたのは、感情を持たぬ「氷の王太子」と恐れられる第一王子、レオンハルト殿下だった。
「やっと、その手を離してくれたか。エレナ」
彼は人目も憚らず私の前に跪き、熱い執着を瞳に宿して告げる。
……殿下、三年前から私を狙っていたなんて、一体どういうことですの!?
無能な元夫がすべてを失い絶望する傍らで、氷の殿下の重すぎる愛に翻弄される、逆転復讐劇が幕を開ける!
文字数 33,748
最終更新日 2026.04.13
登録日 2026.04.05
4
間もなく自分がこの世の生を終えることを、静かに理解した。
絶望が深すぎると、俯瞰の境地に至るのだろう。
死を前にして思ったのは、そんな聖人や哲学者のようなことだった。
悔やまれるのは、この身籠ったばかりの子を道連れにしなければならないことか。
だがすぐに、そうでもないと思い直した。
こんな世界にこの子を一人、残してなんて行かれない。一緒に連れて行きましょう。
私もこの子の跡形もなく消えたなら、貴方はそれを喜ばしく思うのかしら。
夫のことを、愛しすぎてしまったのだろう。
もっと貴族の女らしく、堂々と自分の道を通せば良かった。
「ごめんなさい。私の子」
心の中でまだ見ぬ我が子を抱き締めて、闇の底に沈んでいった。そうして命を閉じた。
という幻想を見たのは、母の再婚先の邸宅を訪れたときのことだった。
どうやらその幻想とは、ジャクリーンの前世のことらしい。
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❇鬼の誤字脱字を修復すべく公開後に激しい修正が入ります。
「間を置いて二度美味しい」とご笑覧下さいませ。
❇登場人物のお名前が他作品とダダ被りする場合がございます。皆様別人でございます。
❇100%妄想の産物です。妄想なので史実とは異なっております。
❇妄想遠泳の果てに波打ち際に打ち上げられた妄想スイマーによる寝物語です。
疲れたお心とお身体を妄想で癒やして頂けますと泳ぎ甲斐があります。
文字数 91,062
最終更新日 2026.03.09
登録日 2026.02.14
5
石畳の冷たさを覚えている。
王妃である私は、敵国と内通した罪を着せられ、断頭台に立たされていた。証拠は捏造。それでも裁きは覆らない。最前列には、夫である王がいた。
彼が一言否定すれば、私は救われた。
けれど彼は沈黙した。
「国のためだ」
その選択を、私は最後まで責めることができなかった。
彼なりに愛してくれていたと、分かっていたから。
ただ――私は選ばれなかった。
刃が落ちる瞬間、群衆の中でただ一人、涙を流していた人がいる。
騎士団長。
寡黙で、常に王の傍らに立っていた男。
ほとんど言葉を交わしたこともないはずなのに、彼の瞳はまるで、二度と取り戻せないものを失ったかのように絶望していた。
そして世界は暗転する。
――目を開けると、三年前の舞踏会だった。
まだ婚約前。
まだ何も奪われていない時間。
二度目の人生。
今度は、同じ選択を繰り返さない。
国を優先する人ではなく、私を見てくれる人を選ぶ。
けれど不思議なことに、騎士団長の視線はあの夜と同じだった。
深い後悔と、揺るがない決意を宿した目。
まるで彼もまた、あの結末を知っているかのように。
「今度は、必ず守ります」
そう告げる声は低く、真っ直ぐで、嘘がなかった。
合理よりも、立場よりも、すべてよりも。
ただ一人の女性として、私を選ぶ人。
これは、処刑された王妃がやり直す物語。
今度こそ――心から愛され、幸せになるために。
文字数 22,262
最終更新日 2026.03.08
登録日 2026.02.15
6
✧年下天才×年上秀才の死に戻り系BL
ある初夏の暮れ、ひとりの天才が夭折した。
——あなたに認められたかった。そう言い残して。
※天才早逝後ずるずると生きてしまった秀才の自害から始まる両死に戻り。
【!】小休止。一段落つくまで書ききってから投稿再開予定【!】
✧人物名メモ
・エリオディアム・ソリュ・メーヘム
年下天才。金髪碧眼。
稀代の奏術師と評される。異例の若さで王宮入りを果たすも程なくして市井に下り、数々の傑作を世に残した。齢二十四で夭折。その死因には諸説ある。
・テオドール・デュラン・レーベンツァイト
年上秀才。黒髪翠眼。
優れた作品を残したが、ある時から精神を病み一線を退いたためその数は少ない。またほぼ同じ時期にメーヘムという大天才が存在したため、知名度は低い。
✧注意ほか【26.4.1.追記】
・現状R18ではない。現状(重要)。しかし当分そうはならない。
・毎週土曜投稿予定。調子見て調整。
→現在更新停止中。
・加筆等あった場合著者近況から通知します。
・身長差は明示しておりません。
が、年上である受のほうが背が上のイメージで書いております。
気になる人は注意。
・文章の校正にアルファポリスのAI校正機能を使用しています。
気になる人は注意。
・エール、感想、いいね、お気に入り
いただけると喜びます。ぜひ。何卒。
文字数 80,094
最終更新日 2026.03.07
登録日 2025.10.26
7
「お飾りの王妃らしく、邪魔にならぬようにしておけ」
かつて、愛を誓い合ったこの国の王。アドルフ・グラナートから言われた言葉。
『お飾りの王妃』
彼に振り向いてもらうため、
政務の全てうけおっていた私––カーティアに付けられた烙印だ。
アドルフは側妃を寵愛しており、最早見向きもされなくなった私は使用人達にさえ冷遇された扱いを受けた。
そして二十五の歳。
病気を患ったが、医者にも診てもらえず看病もない。
苦しむ死の間際、私の死をアドルフが望んでいる事を知り、人生に絶望して孤独な死を迎えた。
しかし、私は二十二の歳に記憶を保ったまま戻った。
何故か手に入れた二度目の人生、もはやアドルフに尽くすつもりなどあるはずもない。
だから私は、後悔ない程に自由に生きていく。
もう二度と、誰かのために捧げる人生も……利用される人生もごめんだ。
自由に、好き勝手に……私は生きていきます。
戻ってこいと何度も言ってきますけど、戻る気はありませんから。
文字数 505,679
最終更新日 2025.10.24
登録日 2023.04.23
8
公爵令嬢のシャレルは、第二王子のジョーンによって無実の罪で投獄されてしまう。絶望の中彼女を救ってくれたのは、ずっと嫌われていると思っていた相手、婚約者で王太子のダーウィンだった。
逃亡生活を送る中、お互い思い合っていたのにすれ違っていた事に気が付く2人。すれ違った時間を取り戻すかのように、一気に距離を縮めていく。
全てを失い絶望の淵にいたシャレルだったが、ダーウィンとの逃避行の時間は、今まで感じた事のないほど、幸せな時間だった。
新天地マーラル王国で、ダーウィンとの幸せな未来を思い描きながら、逃避行は続く。
そしていよいよ、あと少しでマーラル国というところまで来たある日、彼らの前にジョーンが現れたのだ。
天国から地獄に叩き落されたシャレルは、絶望の中生涯の幕を下ろしたはずだったが…
ひょんなことから、ダーウィンと婚約を結んだ8歳の時に、戻っていた。
2度目の人生は、絶対にダーウィンと幸せになってみせる、そう決意したシャレルだったが、そううまくはいかず、次第に追い詰められていくのだった。
※シャレルとダーウィンが幸せを掴むかでのお話しです。
ご都合主義全開ですが、どうぞよろしくお願いします。
カクヨムでも同時投稿しています。
文字数 150,863
最終更新日 2025.02.04
登録日 2025.01.09
9
白魔法の侯爵家に生まれながら、火属性として生まれてしまったリビア。不義の子と疑われ不遇な人生を歩んだ末に、婚約者から婚約破棄をされ更には反乱を疑われて処刑されてしまう。だが、その死の直後、五年前の世界に戻っていた。
リビアは死を一度経験し、家族を信じることを止め妹と対立する道を選ぶ。
だが、何故か前の人生と違う出来事が起こり、不可解なことが続いていく。そして、王族をも巻き込みリビアは自身の回帰の謎を解いていく。
文字数 77,983
最終更新日 2025.01.05
登録日 2023.03.30
10
正妃サハンナと側妃アルメス、互いに支え合い国の為に働く……なんて言うのは幻想だ。
頭の緩い正妃は遊び惚け、側妃にばかりしわ寄せがくる。
都合良く働くだけの側妃は疑問をもちはじめた、だがやがて心労が重なり不慮の事故で儚くなった。
「ああどうして私は幸せになれなかったのだろう」
断末魔に涙した彼女は……
文字数 24,802
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.09.04
11
俺は小さい頃から同じ悪夢を見る。
その上、最近は転校先の高校でクラスメートと上手く付き合えずノイローゼ気味になっている。
いい加減に疲れて教室で寝たふりをしていると、涼やかな声に呼びかけられた。
「ねぇ、ちょっといい?」
顔を上げるとどことなく夢の中の登場人物に似ている女子生徒に見下ろされていた。
俺はその女子生徒に強引に導かれ、不思議な空間に放り込まれる。
そこではフェリルアトスという名の山高帽にスーツ姿の子供が一人で茶会を行っていた。
2023/10/10完結。この作品は、カクヨム、小説家になろうでも掲載しています。
文字数 116,726
最終更新日 2023.10.10
登録日 2023.10.08
12
かつて【冷酷無慈悲な悪魔】とされていた大魔法使いのエルド・クリスティアが死んだ。
隣国との争いで隣国を戦闘不能まで追い込み、勝利に導いた立役者。
彼が亡くなって、国民は悲しむと共にホッとしていた。
自由奔放で誰も彼に逆らえなかった。
味方であれば心強く、敵になれば厄介。
エルドは憧れと恐怖の対象だった。
〝普通〟に生きたかった。
そう願っていた事を知っているのはエルド本人だけ。
リンゼイは、そんな彼のそばにいようとした唯一の友人だった。
彼の死を一番悲しんでいたのはリンゼイの他にいない。
それでも前を向いて生きようとしたリンゼイが出会ったのは、ディノ・バスカルディという青年だった。
ディノは〝普通〟の魔法使いになる為に魔法学院で学び始める。
※R18ですが、しばらくない予定です。R18シーンには*します。微妙なのは付けないと思います。
※暴力的表現、残酷な表現があります。予告はしないのでご注意を。
※二度目の人生ですが、同一人物の二度目ではありません。別人になった二度目です。
※主人公はいい子……ではないです。
※主人公が死んだ時の表現があるので、苦手な方はご注意下さい。
文字数 181,336
最終更新日 2022.06.30
登録日 2022.04.26
13
結婚目前で婚約を解消されてしまった侯爵令嬢ヴィオレッタ。
相手は平民で既に子もいると言われ、その上「側妃となって公務をしてくれ」と微笑まれる。
静かに怒り沈黙をするヴィオレッタ。反対に日を追うごとに窮地に追い込まれる王子レオン。
側近も去り、資金も尽き、事も有ろうか恋人の教育をヴィオレッタに命令をするのだった。
前半は一度目の人生です。
※作品の都合上、うわぁと思うようなシーンがございます。
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
文字数 111,391
最終更新日 2021.11.13
登録日 2021.11.07
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