「値」の検索結果
全体で3,251件見つかりました。
この世界とは異なる世界。そこには、魔物や魔法などが普通に存在する世界だった。
『ホルウス・ルーン学院』では、15歳になると、魔法の適性検査を受ける。そこでの数値によって、将来が決まると言っても過言ではないくらい、重要なものなのだ。そんな適性検査で、『適性値0』。つまり、全く魔法が使えないと宣告された『エノ』。魔法は魔物と戦うためには必須なものだが、彼にはそれが使えない。つまり、魔物と戦うことができない。だが、彼は魔法など使わなくても、使えなくても、他の者よりも圧倒的に強い力を持っていた。彼は魔法を武器に戦う『魔法使い』ではなく、大地、大気など自然の力で戦うことができる『自然使い』だった。
登録日 2016.02.11
かつて文明が一度崩壊した世界で、人類はその灰の上に再び社会を築いた。
人々は「エデン」と呼ばれる結界都市の中で生き延び、外の世界では、かつて人であった異形――フィアスコが廃墟を彷徨っている。
マーカス・ルカスターは、過去に傷を抱えた皮肉屋の青年。
彼はある事情から、ベゴニア公国の侯爵令嬢レンブラティア・メイフラワーの「付き添い役」を務めることになる。
しかし、たった一度の予定変更が、彼をエデンの裏側へと引きずり込み、国家から追われる立場へと変えてしまう。
弟のネイヤ・ルカスターは、過去の重荷を背負いながらも警察官として働き、「正義とは何か」を探し続けている。
そしてレンブラティアは、弱さに縛られてきた自分自身から抜け出すため、自らの居場所と“力”を求めて戦う貴族の娘だ。
三人の道が交差するとき、
彼らはやがて「楽園」と呼ばれるエデンの中心に潜む歪みを暴き出していく。
怪物との戦いは、やがて自分自身の内側へと向けられていく。
技術と神性が衝突する世界で描かれる、長編ダークファンタジー。
偽りの楽園は、本当に守る価値があるのか。
マーカス・ルカスターの視点から静かに紡がれる物語が、ここから始まる。
文字数 44,787
最終更新日 2026.01.11
登録日 2025.12.21
無実の罪で家を勘当された元貴族エルは、その国唯一の第一級冒険者ヴォルフの元へ向かい、パーティー加入を嘆願する。ソロで動いてきたヴォルフは、エルのパーティー加入を許すが、それにはある冷酷な条件が付いてきた。
暫くして、エルの付与魔法が強力なことを知ったヴォルフはエルの魔法に執着を抱くが、数年後にはエルへの執着が利用価値によるものから何か違うものへ変化していて。そんなある日、エルとヴォルフの前に冤罪の元凶であるリード王子がやってきた。
文字数 47,095
最終更新日 2019.06.22
登録日 2019.05.26
現実世界でシステムエンジニアとして働く神代蓮。彼が効率を求めVRMMORPG「エリュシオン・オンライン」で選んだのは、誰にも見向きもされない不遇職【トラップ・マスター】だった。
周囲の冷笑をよそに、蓮はプログラミング知識を応用してトラップを自動連携させる画期的な戦術を開発。さらに誰も見向きもしないダンジョンを丸ごと買い取り、24時間稼働の「全自動経験値工場」へと作り変えてしまう。
結果、彼のレベルと資産は異常な速度で膨れ上がり、サーバーの経済とランキングをたった一人で崩壊させた。この事態を危険視した最強ギルドは、彼のダンジョンに狙いを定める。これは、知恵と工夫で世界の常識を覆す、一人の男の伝説の始まり。
文字数 169,445
最終更新日 2025.08.29
登録日 2025.08.10
「ぁ、ああ...ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
一人、誰の侵入も許さない不可侵の領域で、彼は泣いていた。
暗闇は体を侵食するも、彼は気にしない。そんな余計なことに気を使うほど、彼に余裕はなかった。
「どうして、どうしてどうして...どう、して......」
弱々しく、女々しく喚く彼の姿はどこまでも惨めで救いようがなかった。
背中を丸め、胎児が如く小さくなる。
「俺が......僕の方が、頑張ってたのに!僕の方が誰よりも疲れてるのに!僕の方が──誰よりも苦しんでいるのに」
──どうして誰も僕のことを見てくれない。
──どうして皆彼のことばかり認める。
──どうして誰も僕のことを分かってくれない。
少年は、孤独であった。
両の肉親を己が魔法で焼き殺し、許嫁も勇者に取られ。
何も、生きることに意味を持てなかった──持つことを許されなかった少年は、ついぞ死ぬことさえ赦されることはなくなった。
あの日、自分が未だに思いを寄せている少女と勇者が本契約を果たすのを見たとき。
少年の中で......何か決定的なものが崩れ落ちる音がした。
人間として生きる上で、最も大切なものは何か。
──それは、目標だ。
『生きている』と、『死んでいない』は決してイコールではない。
人間は、明確な目標があるから、明日に希望を持てる。
随分昔に、少年は夢を見た。
絶望に彩られた人生の価値観を変えてくれた、少女の夢。
少年は......彼は、少女を守りたくて力を欲した。誰にも負けることない、絶対の力を。
そして、いつか自分の隣に少女がいると信じて必死に努力を重ねた。
「それがこのザマだ」
彼は荒々しく吐き捨てる。
彼は、勇者と違って味方を持たない。
......否。
何度欲しいと思っても、出来ない。
悲しいとき、背中を擦ってくれる人がいない。
辛いとき、胸の内を曝せる人がいない。
苦しいとき、気持ちを共有する人がいない。
誰か一人でも彼の側に居てあげたなら...もしかしたら、もう少し違う結末を辿ったかもしれない。
──だが、もう、遅い。
もうじき約束の刻だ。
『世界を救え』
そう言って彼に呪いを掛けた。
世界の『抑止力』として存在するという呪いを。
誰が自分を呪ったのかすら彼は分からない。
思考を、行動を、未来を。
全てを凌辱された少年は運命に抗う術を持たない。
存在を否定され、何もかも失った少年は『抑止力』に成り果てる。
────
表紙の素敵な絵は別のサイトで活動していた時に『渢月さん』という方に書いてもらいました。主人公です。
文字数 1,955
最終更新日 2019.01.03
登録日 2019.01.02
トラブルに巻き込まれて職を失った海音は、テレビで初恋の相手―飛鷹空也が帰国していることを知る。中学生の頃、彼と一時は両想いになったものの、ある誤解がもとで喧嘩別れしていた。現在、実業家として活躍する彼は、別世界の人間。二度と会うこともないと思っていたのに、偶然彼の乗る車に接触して怪我をしたことから、同棲生活を送ることに。大人になった彼の積極的な行動に振り回されるうちに、初恋が再燃!?
文字数 164,869
最終更新日 2021.02.12
登録日 2021.01.05
「ポーションを何個でも用意できる?安いアイテムがいくらあっても、お前と同じで役に立たねーよ」
おっとりお人好しな初級回復術師グラス。新たなスキル【アイテム無限増殖】を手に入れるが、その価値を理解しないパーティリーダーとギルド支部を見限り、回復アイテム屋を開店する。
グラスの家にはポーションを擬人化した「アイテム娘」の「ポーションちゃん」がおり、彼女と抱き合ったりキスする事でポーションやハイポーションを無限増殖できるのだ。
その時、回復アイテムのドロップ率が下がり、回復魔法の消費MPが上昇するという怪現象が起こる。ポーションの価値が一気に増大し、グラスの店は大繁盛!
勇者パーティや王宮からの大口注文が入りウハウハ状態。
新たな「アイテム娘」も登場し、どんどん充実していくグラスの店……かわいい「アイテム娘」とのいちゃいちゃ同居生活でグラスの心もドキドキです!
グラスを切って上級回復術師を入れたパーティはこの現象のせいで冒険が上手く行かず、だんだんと追い詰められていくのだが……。
……父さん母さん、いつの間にか僕の唇とお尻がアイテム娘たちの間でシェアされることになったようです。ぼ、僕の意見が入る余地は……?
グラスのもとに集う「アイテム娘」たちが、やがて世界を救うカギに……?
これは、かわいい「アイテム娘」たちと、彼女たちに愛されるおっとり善人な初級回復術師が繰り広げるハーレム最強店舗経営ファンタジー!
ざまぁもあるよ!
※他サイトでも掲載予定です
文字数 127,093
最終更新日 2021.09.04
登録日 2021.05.24
42歳、無職。元システムエンジニアの木崎恒一は、3年前の連続放火事件の“元容疑者”だった。
物的証拠は不十分で不起訴。しかし、現場付近での行動履歴、手に握られていたライター、断片的な目撃証言。
それらは彼を“限りなく黒に近い存在”として社会に刻みつけた。
職を失い、信用を失い、家族も離れた。
そして何より――事件当夜の記憶が、彼にはない。
「自分がやったのではないか」という疑念すら拭えないまま、彼の人生は止まっていた。
そんなある日、木崎の前に現れたのは、若き調査屋・相沢玲奈。
彼女は断言する。
「あなたの無実は、証明できます」
半信半疑のまま始まった再調査。
だが二人が辿り着いたのは、単なる冤罪では説明できない“構造的な歪み”だった。
放火現場はいずれも、未公表の再開発予定地と重なっていた。
火災によって土地は価値を失い、所有者は手放し、最終的に一つの不動産企業へと集約されていく。
――誰かが“意図的に燃やした”のではないか。
だがその疑いは、木崎という“都合のいい容疑者”の出現によって封じられていた。
さらに調査を進める中で明らかになるのは、改ざんされた行動履歴、操作されたデジタル証拠、そして警察と企業、行政の見えない接点。
現代社会において、“証拠は作られ、真実は消される”という現実だった。
やがて木崎は、自らの記憶喪失の裏にある可能性に辿り着く。
それは偶然ではなく、“意図的に消されたもの”だという疑い。
そして――
彼が本当に現場にいた理由すらも、別の意味を持ち始める。
真実に近づくほど、二人を監視する目は増え、圧力は強まっていく。
過去を掘り返すことは、“誰かの利益”を脅かす行為だった。
それでも木崎は進む。
奪われた人生を取り戻すためではない。
ただ、自分が“やっていない”と胸を張って言うために。
これは、無実を証明する物語ではない。
――「無実がなぜ消されたのか」を暴く物語である。
文字数 2,029
最終更新日 2026.04.20
登録日 2026.04.20
怠惰に生まれた「ファル・ハイト」が物語の進行とともに様々な人と出会い、自分の考え方や価値観について考えていく本です。
答えは出ないし、綺麗に完結するわけではないのですが、考えさせられるような本になる事を祈り、言葉を紡いでいきます。
文字数 5,437
最終更新日 2019.03.19
登録日 2018.10.14
「目が覚めたら……超絶イケメン勇者!? でも、腰が痛いし、胃もたれする……」
42歳、ブラック企業の営業課長・藤堂龍司。
若手社員に追い抜かれ、上司にこき使われ、深夜残業帰りに「黒塗りの高級車」に轢かれて死亡――
……と思ったら、異世界で「伝説の勇者」に転生!?
しかも、身長190cm、筋肉バキバキ、圧倒的なカリスマ性を持つ超絶イケメンボディ!!
「これ、人生逆転か!?」と思いきや、
✔ スキル:「おっさんの知恵 Lv.10」「宴会芸 Lv.5」「社会人の根回し Lv.8」
✔ 腰痛は健在、飲みすぎると翌日しんどい、胃もたれもする!
✔ 若者たちには「老害」扱い!?
✔ でも……なぜか異世界の美女にモテる!?
世代ギャップに悩みながらも、社会人スキルと人生経験で異世界を渡り歩く!
さらに、この世界の「魔王」はなんと「若者至上主義」を掲げるヤバい奴!?
「オッサンだからって、戦えないなんて誰が決めた?」
「年齢と経験が、最大の武器になるってことを教えてやるよ!」
―― 人生の経験値こそ最強! 「おっさん勇者」の逆転劇、ここに開幕!
文字数 67,442
最終更新日 2025.04.18
登録日 2025.03.28
『完結済み』
「世の中、金が全てだ」 合理主義者の俺は、社長令嬢である美鈴と結婚した。 容姿は冴えない、気も弱い、家事も不器用。だが、実家の資産は数十億。 俺は彼女を「優良な投資物件」と見なし、寄生して生きていく……はずだった。
結婚三年目。義父の会社が粉飾決算で倒産した。 資産価値はゼロどころかマイナス。当然、俺は離婚(損切り)を決意する。 なのに――。 「俺の1500万を使え。これで会社を立て直す」
これは、金目当てのクズ男だったはずの俺が、なぜか私財を投げ打ち、泥水をすすって家族を守り抜いてしまう、人生最大の「誤算」の物語。
※ハッピーエンド確約。 ※主人公は口が悪いですが、行動はイケメンです。
登録日 2025.12.28
稲森初音は大学を卒業したばかりの22歳。今年の四月から新社会人だったけど、玄関開けたら三分で異世界の家に飛ばされたよ。三分で出来るのはカップラーメンだけでいいよ。
オカマの聖霊さん(天馬)に声喩魔法を教わったり、聖霊王国のゴタゴタに関わったり、帝国の守護騎士に壁ドンされたり、遂には神様の陰謀?!にハメられたりと、なかなか波乱万丈だよ。
でも独特の価値観と親から受け継いだ交渉能力、それからチートな魔法素養も加わって、なんとなく衣食住満たされたまま異世界で愛されて過ごしました。
果たして、稲森初音が元の世界に戻れる日は来るのだろうか────。
三柱の世界シリーズの一遍です。
『神子業に子育ては含まれていないはずだが』と多々リンクし合ってます。
(タグ#少女漫画でよくあるやつ 壁ドン・顎クイ・お風呂ドッキリ・胸ポロリ・夜這いets…)
文字数 448,977
最終更新日 2021.06.27
登録日 2021.04.17
魔法が盛んとなった現代において、魔法先進国のバルテン王国は世界有数の冒険者の国となった。
バルテン王国では、魔法適正値が高いほど、国から支払われる冒険者の活動資金が高額であり、また報酬の高いクエストを受けることが可能とされる。
ーー冒険者支援制度。
制度を作ったのは、王国の王女ーーバルテン・リリーだった。
リリーは冒険者を夢見る中、家柄が王族なために外に出ることは許されなかった。
しかし、そんなある日のこと。
リリーは家を一日だけ飛び出した。そして、モンスター狩りにお忍びで参加した。
満足感に浸るリリーだったが、国王である父にそれがバレると勘当を受け、姫と呼ばれた彼女は王族から名を排除され……。
自由を手にし、王族バルテン家と無縁になった元姫の冒険者ライフが爆発する。
ギルドを作り、高度な魔法で世界に偽名であるカルシャーナ・リリーの名を広めていく。
※前作、VR物をお読みくださっていた方、有難う御座います。是非、この作品もお読みになっていただけるとは嬉しい限りです。
※「12回ファンタジー大賞」開始しました。是非、よろしければ投票してください!
是非、最新作の時間旅行の魔術師もお読みください!
文字数 152,409
最終更新日 2019.09.13
登録日 2019.07.20
いらっしゃいませ、スキルショップへようこそ。
当店ではスキルの売買が可能です。
お客様がお持ちのスキルを売却される場合、現金で買い取らせていただきます。
スキルを購入される場合──その価値に見合うだけの”魂の寿命”をいただきます。
ですがご安心ください。
最低一日は必ず生きられるよう、取引を設計しております。
取引した直後に命を落とすようなことはございません。
スキルの購入は人生で一度だけ。
売却はいくつでも可能です。
お客様のご来店、心よりお待ちしております。
※本作品は短編連作形式となっております。
文字数 68,857
最終更新日 2026.01.17
登録日 2025.10.06
村を襲っては略奪を繰り返す蛮族の一員だったロゲルト・オッリは、ある日荒廃しきった村にたった一人で目を覚ます。周囲には人も奪えるものもなく、ただ一人生き延びたと思われる孤児がいた。野蛮な価値観を持っていたロゲルトは孤児を働かせるが、自身も仕方なしに働くようになる。そうして日々の労働と孤児とのふれあいに価値観が変わりつつあるのを自覚したある日、ロゲルトの前に昔なじみの蛮族が現れた。発展しつつある村を前に、その蛮族は以前のように村を襲って暮らさないかと持ち掛けた。過去と現在の狭間で、やがて彼はある決断を迫られることになる――
文字数 56,630
最終更新日 2023.04.13
登録日 2023.03.12
魔物を倒したらそのエネルギーを吸収し自身の存在値が上がるこの世界で、数多く存在する魔物のうちの一種「ミニドラ」は「経験値袋」と呼ばれていた。1匹倒すとどんなに存在レベルの高いものでもレベルアップするという経験値の高さに加え、ミニドラ自体の戦闘能力は駆け出しの冒険者とほぼ同等という大変`おいしい‘魔物だからである。
ミニドラは冒険者に狩りつくされ次第に数を減らしていった。…ある一匹のミニドラが、とある人族と出会うまでは。
*こんな感じにしたいなぁという構成はあるものの、ストックがあるわけじゃないので更新頻度はあまり高くありません。長編と設定していますが、ボリューム的には短めの中編だと思います。よろしければお付き合いください。
文字数 13,608
最終更新日 2019.02.02
登録日 2018.12.14
とある複数の町や村でまことしやかに囁かれている噂があり、やがてその噂は尾ひれや背びれが付いて大きくなって大陸中に広まっている。
噂とは、火のない所に煙は立たないと言われている程度に真実味の有りそうなモノであれば、余計な装飾が付いて広がって行くのが世の常。
もちろん人々の願望であったり、欲望であったりする内容であれば真実は二の次で広がる事もあるだろう。
「俺、ちょっと困っている事があってさ……冒険者ギルドに依頼したわけよ」
「え?何を??」
「蔵を掃除していたらさ、年代モンの魔道具が出てきたわけさ」
「あ~、良くありがちな、価値がありそうと期待しているって感じ?」
「それはそうだろ?だけどよ、ギルドでは一般の物品の鑑定はしていないと言うから魔道具を販売している店に持ち込んだら、ガラクタだって言うんだよ」
「大体そうでしょ?変に期待しすぎ!」
「でもよ?そのガラクタを回収させろってうるせーんだよ。そんな態度、誰がどう考えても怪しいだろう?」
「……確かに。で、どうするの?私は鑑定魔法を使えないわよ」
と、日常生活にありそうな悩みや……
「神父様、何とか娘を、娘をお願いします!」
「……大変申し訳ありませんが、私達の力では完治させる事はできないのです」
自らを頼ってきてくれた、病に侵されている少女を連れた父親に己の無力を伝えなくてはいけない、回復魔法を使える神父の悩みや……
「隣国の状況がおかしいぞ。不可侵協定があるはずだが、万が一の事もある。しかし、我が国が独自で調査をしたことが明るみになると、逆に侵攻のきっかけを与えかねない」
国家規模の悩みもあるのだが、全てこの大陸中に広まっている噂に縋る事になる。
依頼達成難易度は一切関係ないが、受けるか否かの明確な判断基準は公になっていない。
しかし一旦依頼を受けてもらえれば、どのような依頼であっても必ず完遂すると噂になっている万屋の話……
一部の人々は、やはり願望からそのような店があると思いたいだけだと軽く噂を聞き流しているが、一方で実際に依頼を受けてもらえた人々は確実に存在しており、彼等はその噂を聞いても自ら率先して肯定する事も無ければ、当然否定する事もない。
そんな万屋……商会長が持つ力によってありとあらゆる事を解決しているのだが、商会長の望みとは異なって配下は一切大人しくしておらず、商会長の為にと言う気持ちが暴走して過剰な行動を行っている。
その商会長と暴走配下が周囲を巻き込んで徐々に活動の幅を増やして行く。
文字数 167,250
最終更新日 2023.04.28
登録日 2023.02.18
名門の姫君・茜は、夫の高彬に蔑まれ、寂れた離れで孤独な死を迎えた……
けれど意識が途切れた瞬間、視界を埋め尽くしたのは命を削って輝く緋色の夕映え。
目が覚めると、そこは高彬との婚約が決まったばかりの十五歳の春に戻っていた。
「二度目の人生では、誰のことも愛さず、ただあの方の幸せだけを願おう」
茜は、かつて自身の孤独を救ってくれた「最推し」の東宮・暁を、未来の知識で密かに支えることを決意する。
執着を捨て、元夫に無関心を貫く茜。
一方、高彬は自分に興味を失った茜の価値に気づき、今更遅い後悔に狂い始めるが……。
「見つけた。お前は俺の、運命の番だ」
正体を隠して東宮を支えていたはずが、冷徹な暁に見出され、逃げ場のないほどの執着と溺愛を注がれることに。
平安の雅な風情の中で描かれる、逆転と救済の物語。
最後は、二人が永遠の契りを交わす和歌で幕を閉じます。
文字数 7,710
最終更新日 2026.03.09
登録日 2026.03.09