「鍵」の検索結果
全体で1,089件見つかりました。
帝都を跋扈(ばっこ)する人狼に、伯爵家の令嬢がさらわれた。
「ハイイロ」と呼ばれる人狼たちは、人間を襲い、欲しいままに犯し、喰らう。特に満月の夜は凶暴性が増し、若い娘を好んで凌辱した末に無残に食い散らすため、夜が明けると惨殺された娘の亡骸が帝都中に転がることになる。
貴族階級の娘たちは夜街に出ることを禁じられ、幾重にも鍵をかけた屋敷の奥に隠される。
花御門(はなみかど)ユラは、由緒ある花御門伯爵の娘で、明日、鷹小路(たかのこうじ)侯爵の子息・鷹小路クリスに嫁ぐことが決まっていた。しかし、観劇に出かけた義妹の花御門ララが夜遅くなっても戻らず、屋敷総出で警備隊と共に捜索に当たり、妹の身を案じたユラもまた、捜索に出かける。
捜索の最中、ユラはハイイロの集団に襲われ、その中にいた白い人狼に連れ去られてしまう、…――――――
【ハク】 白き狼。人狼。灰色人狼(ハイイロ)たちの統領(ボス)。帝都からユラを連れ去る。
【花御門ユラ】 伯爵家の娘。先妻の子。継母に冷遇されている。
【花御門ララ】 伯爵家の娘。ユラの義妹。可愛くて我がまま。ユラのものを何でも欲しがる。
【鷹小路クリス】侯爵家の息子。ユラの婚約者。屋敷内に幽閉同然で暮らしていたユラを見初め求婚する。
【花御門セイラ】 伯爵家の奥方。ユラの継母。ユラを疎んじ、娘のララを可愛がる。
*読んでいただきありがとうございました。
*続編『蒼き狼の愛慕』もよろしかったらぜひ。
文字数 28,291
最終更新日 2023.07.21
登録日 2023.07.08
祈るのは、一つだけ。
どうかこの望みを叶えてほしい。
センチネル、ガイド、ミュートがその能力に縛られず、総合判断で評価される会社、VDS。
その社長である鍵崎翠(かぎさきすい)、副社長の果貫蒼(かぬきそう)、田崎竜胆(たさきりんどう)は、
今日もその力に振り回される若者達のために、指針を示すべく奮闘していた。
警察からの事件捜査協力も立て続いており、日々が慌ただしく過ぎている。
請け負っている案件の中に、ここ数日立て続いている路上の突然死に関する調査もあり、
翠と蒼、社員の真壁翔平(まかべしょうへい)・真壁鉄平(まかべてっぺい)ペアは、日々データの解析に追われていた。
その忙しい最中、ガイドである野本慎弥(のもとしんや)が、その育ての親である野本英子(のもとえいこ)の米寿を祝うために帰省。そこで行方不明になった孫の野本漱(すすぐ)を探して欲しいと言われる。その話を聞いていたブンジャガの店長でVDS社員でもあるミチ(中瀬倫明=なかせみちあき)が「野本姓のガイドならうちによく来るよ」と言う。呼び出してもらうと、それは「センチネルに触れずにケアができるという踊り子」として人気を博している野本祈里(のもといのり)だった。
祈里と漱、そして野本との関係性。そして、漱の「数百年に一人しか現れない」とされる特殊な能力。それが明らかになる時、複数の事件が繋がり、VDSは犯人へと辿り着く。そして、その犯人が誰であるかを知った時、肇が生まれて初めてのゾーンアウトを迎えてしまい……。
「ハジメとイノリ」の高月肇(たかつきはじめ)と野本祈里(のもといのり)、そして肇の同僚で祈里の幼馴染の相原哲(あいはらさとし)が参入し、新たな能力者が現れるセンチネルバースミステリー。VDSシリーズの第四弾です。
文字数 157,421
最終更新日 2025.12.14
登録日 2025.10.25
周囲より少し頭が切れる、ジェンダーレスな超文系文学高校生の玉ノ井一花。
或る日、横溝正史の作品で物思いに耽っていた。
ところが、それが現実となってしまう。
山村美紗や西村京太郎、松本清張の作品にも憧れたが、高校生の身分としては日常を手放すのは些か苦しく、戸惑いを禁じえなかったが、逃れられないのだと悟る。
豊富な文学知識と科学で事件の解決への鍵を導き出す、リタレイチャ―サイエンスミステリー。
文字数 38,083
最終更新日 2021.04.04
登録日 2021.02.27
この本「日本人はアメリカでモテるのか?」では、国際恋愛の舞台における日本人の魅力と、それがアメリカのデートシーンでどのように受け止められるかを探ります。
アメリカにおける日本人のイメージ、文化的背景が恋愛に及ぼす影響、そして実際の日本人男女が経験したエピソードを基に、恋愛の成功と挑戦について紐解いていきます。
第一章では、日本文化の独特な魅力とアメリカでの受け入れられ方を掘り下げ、なぜ日本人が特別な関心を引くのかを分析します。アニメ、ファッション、食文化など、さまざまな角度から日本文化がアメリカの若者にどのように影響を与えているのかを明らかにしていきます。
第二章では、実際のカップルを例に取り、文化の違いが恋愛にどのようなスパイスを加えるかを紹介。恋愛観の違い、コミュニケーションのギャップ、そしてそれを乗り越えた時に生まれる絆の深さについて、リアルな体験談を通して探っていきます。
第三章は、デートの現場での実践的アドバイスを提供します。
日本人がアメリカのデートシーンで遭遇する可能性のあるシナリオと、その対応方法を学びます。また、アメリカでのオンラインデートのトレンドと、それに上手く適応するためのヒントも紹介します。
本書の最終章では、国際恋愛が成功に至るための鍵を解説します。
文化的な差異を超えて心のつながりを築くことの大切さ、そしてそれがもたらす充実感とは何かを、具体的な事例とともに語ります。
本書は、アメリカでの恋愛を夢見る日本人、または日本人との恋愛に興味があるアメリカ人のためのガイドブックです。
国際恋愛のヒントと文化的理解を深めることで、読者がグローバルな恋愛市場での新しい出会いと愛を見つける旅をサポートします。
文字数 7,654
最終更新日 2023.11.05
登録日 2023.11.05
【バックナンバーは、どの作品からでも問題なく読めます】
新聞の記事から、交換殺人が行われたことを確信した探偵・宇治十条は、助手の斧とともに捜査に乗り出した。
しかし、捜査は意外な展開を見せ――?
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筑波大学学園祭「雙峰祭」にて、筑波大学ミステリー研究会が出店する喫茶店で、毎年出題しているミステリクイズ、「5分間ミステリ」のバックナンバーです。解答編は、問題編公開の翌日に公開されます。
5分間と書いていますが、時間制限はありません。
Vol.2は、2017年に出題された問題。
ただの犯人ではなく、交換殺人の共犯者を当てる、という一風変わった問題設定。
作者の意図を見抜けるかどうかが鍵になります。
文字数 4,121
最終更新日 2019.10.20
登録日 2019.10.19
伯爵令嬢のアリシアは、カールストン伯爵家の舞踏会で壁の花に徹していた。ある使命を帯びて久々の舞踏会へと出席したためだ。
一方、ランクス・ラチェットは部下と共に突入の準備をしていた。カールストン伯爵家から、どうしても見つけ出さなければいけないものがあるのだ。
そんな二人の、運命の出会いから始まる恋と事件の語。
小説家になろうにも掲載しております。
◆◆完結しました!◆◆
文字数 76,705
最終更新日 2019.02.02
登録日 2019.01.19
●あらすじ
2034年、『三津木 航 (Mitsuki Ko)』は東京の中野ブロードウェイで小さなアンティークショップを営んでいた。彼女は古美術商であり歴史学者。危機管理コンサルティング会社から古代遺物の調査を依頼された三津木は、その依頼主が米DARPA(国防高等研究計画局)であることを知る。古代遺物はチベット仏教の僧侶たちが時の概念を理解するために使っていたものだと知る。プロジェクトに深く入り込むうちに、彼女はDARPAの暗い秘密を暴き、古美術商だった父の謎めいた失踪事とDARPAに深い関係があることを知る。深いトラウマと葛藤を抱いた三津木は、真実への渇望を抑えられなくなっていく。三津木と仲間たちの調査が進むにつれ、彼女は政府を通過する危険な法案、誘拐、チベット仏教に絡む陰謀の網を発見する。三津木は人類の未来に甚大な影響を及ぼす重大な決断を下しながら、自らの信念や価値観と格闘する。この物語は、野放図な科学進歩の危険性や、危機的状況における倫理的意思決定の重要性といった社会問題を探求、それが人類に与える影響について深い気づきをもたらす。
●キャラクター一覧
①三津木 航 (Mitsuki Ko)・主人公
・古物商、歴史学の博士または優秀な考古学者。中野ブロードウェイでの古物商としての活動を通じて、地元の情報屋や鍵屋と繋がりを持つ。
②荻 亮治郎 (Ogi Ryojiro)
・危機管理コンサルタント会社の代表(元・警視庁公安部外事課)
③倖田 結衣 (Kouda Yui)
・内閣情報調査室主任分析官であり官僚
④アレイスター・ノヴァック (Aleister Novak)
・DARPAの副センター長
⑤ロサン・ギャツォ (Losang Gyatso)
・チベット密教の高僧
⑥宇佐美 玄 (Usami Gen)
・私立探偵兼情報屋(元大手新聞社記者)
⑦三津木 美江 (Mitsuki Mie)
・古書店経営(主人公の母親)
⑧渡井 隼人 (Watarai Hayato)
・傭兵(元陸上自衛隊特殊作戦群・中隊長)
⑨菊池 真由香 (Kikuchi Mayuka)
・ハッカー(日常は主婦)
⑩大林 一朗 (Obayashi Ichiro)
・老舗の出張凄腕鍵屋。
⑪安藤 ハル (Ando Haru)
・コンセプトBARのバーテン兼店主
文字数 8,013
最終更新日 2024.01.19
登録日 2024.01.09
妹を亡くした17歳、天音はもぬけの殻になった妹の部屋を見て悲しみに明け暮れていると、目の前が暗転し気が付くと見たことのない石畳の上に立っていた。
剣と魔法の世界で魔法が使えない天音は、祖母から習った氣というものを纏いその身一つで異世界に散らばる夢がかなうダンジョンの鍵集めをする冒険譚です。
毎日昼13時、夜22時の2話投稿!
5月から毎日夜10時投稿になります。
文字数 36,693
最終更新日 2025.04.30
登録日 2025.04.20
死んだ後忘れられた一握りの作家や脚本家がなれる「旅人」彼らは物語を旅する、誰かが作り出した小説や脚本また記録された歴史さえも彼らの旅の目的地だ。
この、旅路(物語)は一人の出来損ないの旅人が忘れられた妖狐と出会うことで始まる。彼らは物語を旅して完結という名の鍵を見つけ次の物語の扉を開けなければいけない。
さあ、運命は彼らをどの物語に導くのだろう。
不定期で投稿していきます。二作品目の投稿です一作品目と交互に掛け持ちしていきますので。直すところとかあったらコメントなどで教えてください。どうか、暖かい目で見守ってください。
作品表紙はpixivをやっている友人の鈎(まがり)。さんに描いてもらいました
文字数 789
最終更新日 2016.12.30
登録日 2016.12.30
お前の空虚(うつろ)は全部、俺が塞いでやる。
最凶の魔導書が封じられている王立図書館・最下層の書庫の鍵を預かるディセ。 ディセの恋人である第三王子が、王になれるはずもなかったのに、即位してしまってから、もう1ヵ月も会えない日々が続いていた。 王位をあきらめきれない第一王子は、魔導書を奪おうと、鍵を狙っていた――
本編、完結いたしました。 第1章、第一王子のNTR話。 第2章、3章、最弱王子だった頃の王様とディセの出会い・初えっち。 最終章は、王立図書館最下層でNTRとゆー不謹慎展開。えっちな話は#を付けたよ。
えっちたっぷり番外編も、完結いたしました。凌辱輪姦堕ち。ぽっちゃりSubを溺愛Dom。ドSなDom×処女令嬢Sub。
Dom/Subユニバース×魔術。 Dom/Subを読んだことがない・興味がない方でも、すぐにわかる説明付き。 甘やかしぃDom×おねだりSubなので、Dom/Subって、痛い?こわい?と思っているあなたでも、ゼンゼンだいじょうぶ。
番外編の「僭王」「寮長の恋」をムーンライトノベルズ様に投稿しています。
文字数 113,601
最終更新日 2022.11.27
登録日 2022.10.01
公爵令嬢フィオナ・エーデルシュタインは、生まれつきの病弱さと魔法の才能の欠如ゆえに、家族からも婚約者の第一王子からも「役立たず」の烙印を押され、辺境の静かな村「霧の里」へ追放される。
王都の冷たい視線から逃れ、孤独に耐える日々。しかし、村で出会った変わり者の老賢者アルボから、彼女は薬学の知識を授けられる。貴族としての教養が、薬草の知識を体系的に理解する才能へと開花し、フィオナは初めて「誰かの役に立てる」喜びを知る。
村人との温かい交流を通じて、徐々に心を開き、笑顔を取り戻していくフィオナ。彼女が感謝の気持ちから生み出す「疲労回復の煎じ薬」は、いつしか行商人を通じて王都へと流れ、裏で激化する王位継承を巡る権力闘争の鍵を握る「秘密兵器」へと変貌していた。
フィオナの些細な行動が、知らぬ間に大国の運命を揺るがし始める――。
これは、役立たずと蔑まれた令嬢が、静かな辺境の地で真の居場所と才能を見つけ、知識という名の静かな力で、世界の行方を決めることになる、安らぎと成長の物語。
「私はただ、村の皆のために薬を作っていただけなのに……。」
文字数 24,153
最終更新日 2025.12.11
登録日 2025.12.01
【第一部】
ー真珠の白を薔薇色に染め上げてー
ドイツ貴族令嬢のヴィルヘルミーナは、貴族生活に失望していた。
「もっと自由に生きたい」と言う彼女は、友人の大商人の娘であるエマリーとイリーゼを伴い、大海原の海賊となる。
私掠船として、海賊行為をしてたヴィルヘルミーナだが、スペイン海軍にダブルスタンダードがバレてしまった。
そして、敵の砲火の危機に、現れたのは……
白馬の王子様ではなく、漆黒の大男、シュベルツの黒船。
ヴィルヘルミーナとシュベルツ、二人の恋の行方は?
時は英西戦争直前!
ヴィルヘルミーナの白い海賊船、“Der Schlüssel zur Zukunft”(未来への鍵)号は、今日も明日も、大海原を駆け抜ける。
【第二部】
ー真紅のモノローグを伝えてー
時は1625年!
あのヴィルヘルミーナが他界した。
そして、この年、イングランド王国がスペイン王国との『ロンドン条約』を破棄!
つまり、これは、私掠船制度の復活を意味する。
再度、海賊時代の到来なのだ。
そして、時は流れ、世代は変わり……
ヴィルヘルミーナの孫、ヴィルヘルミーナ二世こと、ミーナは祖母の出来なかった自由恋愛とシュベルツ海賊団の出来なかった黄金郷への航海へ向けて出発する。
「我らは、自由と平等の権利を有する者。つまり、海賊だ!」
第二部は、ノベルアッププラス様、カクヨム様にも、同時連載いたします。
***
この作品は、以前、ノベルアップ+様に『キーナ・コスペル女海賊団』として掲載したものを再編集したものです。
再編集前の作品は、今もノベルアップ+様で読むことが出来ます。
カクヨム様でも、同時連載中!
文字数 96,645
最終更新日 2022.03.07
登録日 2021.07.21
音は裂け
大地は三つに割れた…
今は旧時代と呼ばれる時代を駆けた 民の心に大きく残る争い
ソノ記憶を忘れない為に 再び起こさない為に
民は記録し 伝え 祈り 行動してきた
グラムヴィルは 星ノ六角石──光科魔金(こうかまきん)を使った 生きた機械──
感情を持った 民の祈りと願いの結晶
海に浮かぶ唯一の大地 《閉ざされた大地》
天空に浮かぶ唯一の大地 《問いかけの大地》
今も見えぬまま世界を浮遊する唯一の大地 《夢幻の大地》
── 何かが 起こっている… ──
旧時代での大きな争いが終わり 三つの大地で民は穏やかな日々を生きる
八方位 と 八卦路の首飾り
十二ノ器 と 鍵
少年を結ぶは 古よりの強い切なる願い…
ミストルァルタ 第二巻
八方位ノ神々と十二ノ器のムスヒ(結び)
鏡を持ち 百鈴を鳴らし 歌い舞う
「どうか世界が 平和でありますように…」
ミストルァルタ
全てはアナタを中心に巡る
ソノ一つ一つに 意味を成しながら…──
文字数 17,367
最終更新日 2026.02.03
登録日 2026.02.03
大大陸シァル・ユリジアン。
その大国リタ・メタリカは、古の呪いにより蘇ったラグナ・ゼラキエルの脅威に晒されていた。
国の各地で魔物が出現し次々と街を壊滅させていく中、【鍵】とよばれる王女リーヤティアはアーシェ一族最後の魔法剣士ジェスター・ディグと共にエトワーム・オリアの町を目指す。
にわかに暗黒竜の襲撃を受けた銀の森の守護騎士シルバ・ガイと青珠の守り手レダ。
ラレンシェイと取り戻そうとするスターレットは父の逆鱗に触れ封魔の塔に幽閉されてしまう。
魔王と呼ばれる魔法使いを封じるため、強者(つわもの)たちが織り成す幻想抒情詩第二章。
※この作品は、ラノベ系の設定でも文章でもありません。
徹底的に設定を練った活字が好きな人間が活字好きな人向けに書いた本格ファンタジー作品となっています。
異世界転生、チート、ギルド、魔法学院、ステ振り等の設定は皆無であり、今現在主流とされていそうな設定は一切使われていませんのでご了承ください。
そのあたりOkな方は是非ご覧ください。
オーソドックスな魔王退治ものでは多分ないです。
文字数 148,148
最終更新日 2019.01.20
登録日 2018.11.14
『私の家は、なっちゃんにあげます。鍵を同封しましたので、使ってください』
少しの荷物と、フキコさんからの手紙と、ふたつの鍵だけを持って、なっちゃんはフキコさんのおうちにやって来ました。
ちょっぴり変な人だったフキコさんの、ちょっぴり変なおうち。このおうちにはどうやら、ちょっぴり変な生きものたちが棲んでいるようです。
文字数 102,845
最終更新日 2023.07.12
登録日 2023.06.11
魔族との戦争を終わらせた勇者一行はそれぞれ第二の人生を送っていた。その中で賢者の僕、ミコト・ホメロスは書店を開いたものの泣かず飛ばずの貧乏生活を送っていた。暇を持て余した僕の前に現れたのは記憶喪失の精霊。彼女は何で?どうしてここに来たのだろう?僕のこのスキル『書記』で君を知り尽くしてやる!
鍵を握るのは幽霊の夫と彫刻?
トラブルメーカーの知識中毒異世界ライフここに開幕!
文字数 5,680
最終更新日 2021.09.03
登録日 2021.09.03
山の上にあるポツンと建つ古民家を買った。
管理人の上村さんから鍵を貰い山までの道を愛車のジムニーで走る。
途中まではガードレールがあるが、山の中間まで来るとガードレールもアスファルトも無くなり轍の真ん中に草が生える農道みたいな畦道になる。
畦道になった辺りから山頂までが俺の買った土地になるらしい。
これで10万は安いと思って理由を聞いてみると、歳を取って管理が辛いから手放す事にしたらしく、道の管理も託された。
まぁ、街に出るのに管理しないと草が生えて通れなくなり困るのは自分なので草刈りはするが……ちょっと大変そうだった
「苦労込みで10万なのかな……」
ボソリと俺は呟いた。毎年2、3回刈らないと駄目らしい……そのうちヤギでも飼おう……。
そんな事を考えながら畦道を登っていくと拓けた場所に辿り着く。
ここは地面が固くて草も余り生えないようだ。そこに車を止めて更に上を見上げると蔓や草木が生い茂った家の屋根が見えて来る。
其処がこれから住む古民家だった。
薄っすらと雑草の隙間から石畳が見えて階段もある様だが一度草刈りしないと歩けない。
取り敢えず日も暮れて来たので今夜は此処に野宿する事にした。
次の日には何とか草を掻き分けて階段を見付けて上っていくと石畳の庭らしき場所に着いた。
周りを見渡しても雑草が生い茂りどのくらい広いのかさえ分からなかった。壁中に蔦が絡まり窓から中は見えなかったので、仕方なく玄関らしき場所を見付けて鍵を開ける。
家屋の中はかび臭く壁や床は腐っているようだった。
流石にこのままでは住めないので夏になったら有給と夏休みと使って直す計画を立てよう。
柱などは意外としっかりしていたので全部解体する事は無い様だ。
もう一泊野宿する予定だったのだが、俺は山を後にした。
上村さんにまた夏に来るから今日は帰ると告げた。
帰り際に大根などの野菜をくれた。「豊作だったんだ」と言って嬉しそうに沢山くれた。
今度来る時はお土産を持ってきますと言っといた。
酒が好きだというので俺の好きな日本酒でも持っていこうと思う。
上村さんご夫妻に手を振って別れると車を走らせた。
文字数 244,575
最終更新日 2021.11.05
登録日 2021.09.01
