「小倉」の検索結果
全体で121件見つかりました。
公爵令嬢リリーは、顔に呪いを受けている。
顔半分が恐ろしい異形のものとなっていた彼女は仮面をつけて生活していた。
そんな彼女を婚約者である第二王子は忌み嫌い、蔑んだ。
「お前のような醜い女と付き合う気はない。俺はほかの女と結婚するから、婚約破棄しろ」
パーティ会場で、みんなの前で馬鹿にされる彼女。
――しかし。
実はその呪い、婚約破棄が解除条件だったようで――。
みるみるうちに呪いが解け、元の美しい姿に戻ったリリー。
彼女はその足で、醜い姿でも好きだと言ってくれる第一王子に会いに行く。
第二王子は、彼女の元の姿を見て復縁を申し込むのだったが――。
当然彼女は、長年自分を散々馬鹿にしてきた彼と復縁する気はさらさらなかった。
文字数 12,061
最終更新日 2023.03.30
登録日 2021.12.05
公爵令嬢へテーゼは、苦労人だった。
周囲の人々は、なぜか彼女にひたすら迷惑をかけまくる。
婚約者の第二王子は数々の問題を引き起こし、挙句の果てに彼女の妹のフィリアと浮気をする。
家族は家族で、せっかく祖父の遺してくれた遺産を湯水のように使い、豪遊する。
どう考えても彼らが悪いのに、へテーゼの味方はゼロ。
代わりに、彼らの味方をする者は大勢。
へテーゼは、彼らの尻拭いをするために毎日奔走していた。
そんなある日、ふと思った。
もう嫌だ。
すべてが嫌になった。
何もかも投げ出したくなった彼女は、仲の良い妖精たちの力を使って、身体から魂を抜き取ってもらう。
表向き、へテーゼが「死んだ」ことにしようと考えたのだ。
当然そんなことは露知らず、完全にへテーゼが死んでしまったと慌てる人々。
誰が悪い、これからどうするのか揉めるうちに、自爆していく連中もいれば、人知れず彼女を想っていた者の復讐によって失脚していく連中も現れる。
こうして彼女が手を出すまでもなく、すべての問題は綺麗さっぱり解決していき――。
文字数 7,632
最終更新日 2023.03.31
登録日 2022.03.28
公爵令嬢ハリエットは、5歳のある日、未来の婚約者だと紹介された少年を見てすべてを思い出し、気づいてしまった。
前世で好きだった乙女ゲームのキャラクター、しかも悪役令嬢ハリエットに転生してしまったことに。
そのゲームの隠し攻略対象である第一王子の婚約者として選ばれた彼女は、社交界の華と呼ばれる自分よりもぽっと出の庶民である主人公がちやほやされるのが気に食わず、徹底的に虐めるという凄まじい性格をした少女であるが。
彼女は、第一王子の歪んだ性格の形成者でもあった。
幼いころから高飛車で苛烈な性格だったハリエットは、大人しい少年であった第一王子に繰り返し虐めを行う。
そのせいで自分の殻に閉じこもってしまった彼は、自分を唯一愛してくれると信じてやまない主人公に対し、恐ろしいほどのヤンデレ属性を発揮する。
彼ルートに入れば、第一王子は自分を狂わせた女、悪役令嬢ハリエットを自らの手で始末するのだったが――。
それは嫌だ。
死にたくない。
ということで、ストーリーに反して彼に優しくし始めるハリエット。
王子とはうまいこと良い関係を結びつつ、将来のために結婚しない方向性で――。
そんなことを考えていた彼女は、第一王子のヤンデレ属性が自分の方を向き始めていることに、全く気づいていなかった。
文字数 13,587
最終更新日 2023.03.30
登録日 2021.12.03
公爵令嬢フレイヤは、心底困っていた。
その理由は、幼馴染で聖女であるイルゼの存在。
彼女は昔から、かなりメンタル的に厄介だった。
幼いころに聖女に選ばれ、ひたすら勉学を積むも叱られたり怒鳴られたりと、イルゼはかなり疲弊していた。
フレイヤはフレイヤで当然忙しかったけれど、真っ青な顔で毎日、
「死にたい」
と連呼する友人をただ見ているわけにもいかず、
「大丈夫?」
「死にたいなんて言わないで」
「辛いなら、私がなんとかしてあげる」
と、彼女を励まし続けた。
それが駄目だったのだろうか、彼女が聖女に選ばれて10年経った今、イルゼは完全にフレイヤに依存してしまっていた。
毎日毎日、
「死にたい」
「あなたがいなきゃ嫌」
と、言われ続ける。
それはまだしも、厄介なのは、フレイヤと友人たちの間をことごとく邪魔していくこと。
聖女という立場を利用して、友人たちにあることないこと吹き込み、フレイヤを孤立させる。
イルゼがすべての友人たちを奪うせいで、フレイヤはまともな人間関係を築いたことがない。
だが、それを止める術はなかった。
何度も辞めてと、辞めないと友達を辞めると言ってきた。
しかし、
「そんなの嫌!」
と、彼女は荒れ狂い、
「死んでやる!」
とか、
「聖女なんて辞めてやる!」
と、怒鳴る。
それを知った周りの大人たちは、慌てて私に謝罪させようとする。
ーーもう、ずっとこんな調子だった。
イルゼに依存され、フレイヤの人生はめちゃくちゃだった。
そんなある日、最悪の事態が起こる。
なんと、フレイヤの婚約者をイルゼが寝とったのだ。
相変わらず、
「だって、フレイヤが冷たいから」
とか、
「あの子だって、冷たいあなたよりも私の方が好きみたい」
とか、
「あなたがいなきゃ嫌。死んでやるわ」
と言い出すイルゼ。
しかし、もうフレイヤは我慢の限界だった。
喚き続けるイルゼに向かい、彼女はこう言い放つ。
「もうあなたのお守りはまっぴらよ。死にたいなら、1人で死んでちょうだい」
文字数 18,086
最終更新日 2023.03.28
登録日 2021.11.18
シャーリーは、夫がいる。
彼の名前は、ハワード・ランドルフ。
シャーリーは元公爵令嬢で、ハワードは男爵子息。
今どき珍しい身分差婚だった。
彼らは大恋愛の末、周囲の反対を押し切り婚姻した。
シャーリーは幸せだった。
愛する夫とともに、狭いながらも素敵な屋敷で過ごす日々。
ーーしかし、その幸せは呆気なく崩れ去っていく。
夫の不貞によって。
文字数 21,072
最終更新日 2023.03.25
登録日 2021.10.25
何年振りかの同級会で高校時代以来初めて目にした才色兼備の女子、小倉祥子と宴会終了後二人だけで星空の下にいた。二人は星空を横切る流れ星を目にし、・・・
文字数 2,532
最終更新日 2025.08.25
登録日 2025.05.02
よくあるネット小説の1つ、『不遇な少女は第三王子に見初められて』という作品に転生してしまった子爵令嬢セシリア。
容姿に恵まれて喜ぶのもつかの間。
彼女は、「セシリア」の苦難を思い出す。
小説の主人公セシリアは、義理の母と姉に散々虐められる。
父親からも娘としてではなく、使用人と同等の扱いを受け続ける。
そうして生まれてから17年もの間苦しみ続けたセシリアは、ある日町でお忍びに来ていた第三王子と出会う。
傲慢で偉そうだが実は優しい彼に一目惚れされたセシリアは、彼によって真実の愛を知っていく――。
というストーリーなのだが。
セシリアにとって問題だったのは、その第三王子に見初められるためには17年も苦しめられなければならないということ。
そんなに長い間虐められるなんて、平凡な人生を送ってきた彼女には当然耐えられない。
確かに第三王子との結婚は魅力的だが、だからと言って17年苦しめ続けられるのはまっぴらごめん。
第三王子と目先の幸せを天秤にかけ、後者を取った彼女は、小説の主人公という役割を捨てて逃亡することにした。
文字数 3,600
最終更新日 2023.03.22
登録日 2023.03.20
公爵令嬢ヴィクトリア。
彼女には、第一王子という婚約者がいた。
しかし彼は彼女を蔑ろにし、男爵令嬢に熱をあげる。
ヴィクトリアは何度も2人に注意をしたが、結局聞き入れてもらうことはなくーー。
それを鬱陶しがった第一王子たちによって、彼女は国王殺害未遂の罪を着せられ、処刑されてしまった。
一度死んでしまった彼女だが、昔から親交のあった妖精王の加護によって生き返る。
ーーが。
彼女は裏切られたショックで、すべてに絶望してしまっていた。
「もう、何もしたくない」
と言う彼女に向かって妖精王は、
「それなら、妖精となって永久のときを我らとともに暮らそうではないか。お前はもう、人間として生きなくてもよくなるぞ」
と、提案。
ヴィクトリアは嬉々としてそれを受け入れ、妖精として第2の人生をスタートさせる。
一方、優秀なヴィクトリアがいなくなった挙句に、怒り心頭の妖精王からの天罰によって、人間界は混乱を極めるのであった。
文字数 14,424
最終更新日 2023.03.29
登録日 2021.11.29
タイトル通り。
唐突に始まって唐突に終わるので、キャラ説明を読んでからの方がわかりやすいと思います。
ツグ
引っ込み思案だけど、死ぬほど一途な青年。
魔術の才能があるため他の子供たちから気味悪がられ、ほとんどの時間を唯一の身内である叔父の家に引き籠もって過ごしていた。
先日叔父を喪い、拠り所がなくなったため死のうと思っていたが、たまたま通りかかったサキュバスのミズマくん(幻覚魔法なし)に一目惚れしてしまう。
もう一度彼に会うため今までは放置していた魔術書を読み漁り、時間をかけてできる限りの数の結界や誘引の罠をしかけていく。
元々腹ぺこで力の少ないミズマくんは過剰なまでの罠に簡単に呼び寄せられ、まんまと結界で閉じ込められた。
家の中にずっと大好きな人がいる状況を、この上ない幸せと感じている。
ミズマ
良心や倫理観を持ちすぎていて淫魔として生きづらい、かわいそうな男性型サキュバス。発生して間もない頃、顔面に聖水を浴びせられて顔の左半分が火傷のように爛れた。同時に眼球もだめになってしまったので、専門の悪魔に摘出してもらっている。片目なので、飛ぶのが少し下手。
顔面へ常に幻覚魔法をかけているため、燃費がとても悪い。ので、精をもらってもお腹いっぱいになった経験はほとんどない。
魔力がなくなりすぎて消滅しかけた時は毎回麻袋を被って路地裏で股を開き、命を繋いでいた。体つきと魔力量は比例しないため、体格はそこそこ良く、男好きのする魅惑のむちむち。
文字数 2,538
最終更新日 2025.06.21
登録日 2025.06.21
勇者であるアレンと、回復補助魔術師であるケントは幼馴染だ。
7歳の誕生日を迎えた日、2人にステータスカードが配られる。
そこに書かれていたのは、数百年に1度しか現れないと言われる激レアな「勇者」という職業だった。
「勇者」という称号を持った幼馴染の助けになるべく、ケントは回復補助魔術師として彼のパーティに入る。
しかし、勇者、聖女、剣豪、大魔術師という上位の職業に就く仲間たちにケントは馬鹿にされ、不遇な扱いを受けることになってしまう。
とうとうアレンは俺に向かって、
「お前は役立たずだ。魔王を倒すのにケントは必要ない。パーティから出て行ってくれ」
と、一方的に追放を決断する。
失意の中町を出たケントに声をかけたのは、勇者パーティの最終目的であった魔王だった。
「どうだ、ケント。余の部下にならないか」
ケントは了承し、自分の敵だった魔族の「医者」として生きていくこととなる。
魔王の部下としてその名を馳せていく彼は、色んな人間や魔族、そして魔王の妹たちと関わっていく。
文字数 41,113
最終更新日 2023.03.22
登録日 2021.06.12
私ーー公爵令嬢であるシャーロットには、婚約者がいた。
「いた」と言うのは。
その婚約者と家族は、他国での旅行の際に革命に巻き込まれ、行方知れずとなってしまったのだ。
私の両親は必死になって彼らを探したが、結局見つけることは出来なかった。
彼らは人知れず葬式をあげられ、私は違う人と婚約することになる。
しかし最近、新しい方の婚約者の動きがおかしい。
どうやら彼の「女友達」が関与しているようだったが、私は彼女たちに注意しても、逆に婚約者に叱られてしまう。
そんなやり取りに疲弊していると、ある日、両親の元に一通の手紙が届く。
かつて行方不明となった家族の生き残りが見つかったというのだ。
文字数 65,092
最終更新日 2023.03.20
登録日 2021.04.10
小倉唯さんのストーカーに伊藤が成り果てるまでの約10年間
彼女と近づき過ぎて幸せになるまでと、愚かにもそこから僕が道を踏み外すまでの道程
僕にはもうこんなやり方でしか目的を達成できなかった
自分ならこうならないと言えますか?
あなたならどうするんですか?
文字数 65,483
最終更新日 2025.02.22
登録日 2024.11.02
星野 花(ほしの はな)は女子高生。
特に勉強が出来るわけでも、運動が出来るわけでも、何か芸に秀でているわけでもない、至って普通の高校生だ。
友達も人並みにいて、それなりの幸せな人生を送っている。
1つ違うのは、彼女の親は本当の親じゃないことだ。
花がほんの小さな赤ちゃんだったころ、本当の両親と兄が交通事故でなくなり、天涯孤独となった花は違う両親に育てられた。
だが、彼女は自分の過去をそんなに気にしていない。
両親と兄が死んだのは彼女が物心つく前だったし、そもそも今の両親は本当に良い人たちだからだ。
しかし、その幸せも長くは続かなかった。
彼女の義両親も、また交通事故で命を落としてしまう。
意気消沈する彼女は、いつも通り学校から家に帰る道沿いで、男子小学生たちに虐められる背の高い男を見かけた。
あまりに可哀想で、思わず助けた彼女に向かって、青年は朗らかに言った。
「やあ、花。久しぶりだね」
「―――――――は?」
「実のお兄ちゃんだよ。もしかして、覚えてない?」
「―――――――へ?」
「実はね、あの事故の衝撃で僕は異世界に転移したんだ。今は魔法使いをやってる――さあ、花。僕と一緒に異世界へ行こう!」
文字数 37,718
最終更新日 2023.03.24
登録日 2021.08.16
貴族御用達の学園で、唯一の「孤児」である教師のトーマは、ある日理事長からとんでもないことを告げられた。
この世界に魔王が復活する。
数百年前、異世界からやって来た勇者一行が倒したはずの魔王が、またこの世界を滅ぼすためにやって来るというのだ。
それに備えるために、勇者一行の子孫である四大貴族の末裔たちを教育しろとのお達しが下る。
「いやいや、そんなの無理ですって」
「やれ。理事長命令だ」
育てれば給料を10倍にしてやるという甘言に乗せられて、トーマは英雄特別クラスの担任となり、未来の勇者たちを育て上げることになったのだが。
その生徒たちは、一癖も二癖もある問題児たちだった。
文字数 115,853
最終更新日 2023.03.21
登録日 2021.05.11
高木 真琴(たかぎ まこと)。
彼女の人生は現在、谷まっしぐらだった。
職場では御局様に目をつけられ、プライベートでは結婚を約束していた恋人に振られたばかり。
そんな彼女にとっての唯一の癒しは、同僚の兄が作るお弁当だった。
まともに料理が出来ない彼女の代わりに、定額で毎日お弁当を作ってくれている。
花より団子。
ほかの何よりも食事が一番好きな彼女にとって、お手軽でとても美味しいお弁当は、まさに天の恵みだった。
しかし、そんな日々を送る彼女に悲劇が訪れた。
家、全焼。
帰る場所を失った彼女に、同僚は提案する。
「定食屋の2階、格安で貸してあげるわよ」
同僚の実家は定食屋だったのだ。
その住み込み部屋が、どうやら空いているらしい。
その提案を有難く受け入れ、いそいそと荷物をまとめて引越しする彼女に待ち受けていたのはーー。
「だ、誰?」
金色長髪で目つきの悪いヤンキーの同居人だった。
文字数 66,235
最終更新日 2023.03.30
登録日 2021.12.23
この国では、神の使いである巫女が存在する。
巫女に選ばれた者は、神と婚姻の儀式を行うことで一生神に仕え続け、現実では結婚も恋人も出来ず、毎日ひたすら祈り続けるーーという儀式を行わなければならない。
かなり厳しい生活にはなるものの、なれば一生涯の生活の保証に加え、社交界では王族並の待遇、地位、そして名誉が与えられる。
当然、巫女の家族も出世することが可能になるという、かなりの高待遇を受けられる仕事だ。
その巫女となるためには、神に愛されているという証である紋章が身体の一部に出現している人間のみであるというーー。
しかし、その紋章が出現してしまった公爵令嬢リディアは絶望した。
彼女は、巫女になどなりたくなかった。
巫女になれば、毎日毎日退屈な日々を送る羽目になり、挙句の果てには結婚出来ない。
さらには、家族にも気軽に会うことの出来る身分ではなくなる。
彼女の意思や、当時彼女を溺愛していた公爵家の面々は、罰せられるリスクを背負って、彼女が次の巫女であることをひた隠しにすることを決意した。
その後、世界に1人しか存在しないはずの巫女がもう1人登場し、今代の巫女に就任したという不思議な出来事が起こったが、ともかくそのおかげでリディアは1令嬢として生きることが出来た。
その10年後ーー。
なぜか、リディアはその「巫女」に毒を飲ませた犯人として人々から濡れ衣を着せられる羽目に陥ったのだった。
文字数 17,860
最終更新日 2023.03.28
登録日 2021.11.18
七草高校で学校生活を送っている佐藤健一、彼は運動もでき、勉強でも七草高校の男子の中で1番と高校の中で天才と呼ばれていた、高校生小倉拓也が転校してくるまでは
文字数 702
最終更新日 2018.01.14
登録日 2018.01.07
公爵令嬢ローゼリア。
彼女は完璧だった。
容姿端麗、文武両道、性格も良く、人望も厚い。
生まれたころから完璧な人生のスタートを切り、今の今まで目立った挫折もせずに生きてきたのだが。
そんな彼女にも、目の上のたんこぶが3つほど存在していた。
1人目は、婚約者である第三王子フレデリック。
自分の実力を見誤って反省せずに失敗を繰り返した挙句、その尻拭いをローゼリアに押しつけてくる。
2人目は、実の妹のリリオーネ。
その愛らしい容姿を駆使して信者たちを集め、彼らとともに、そのすべてを彼女を失脚させることに費やしている。
3人目は、公爵子息のユージーン。
何かとローゼリアに勝負を持ちかけ、一進一退の攻防を見せる、嫌味ったらしい男。
彼らを適度に相手しつつ、史上初の女宰相となるための出世街道を歩んでいたローゼリアであったが。
ある日、第三王子と妹にに呼び出されて言われることには。
「お前、ユージーンと浮気してるだろ」
「は? 身に覚えはございませんが」
「リリオーネから聞いた。なんたる最低極まりない行為だ! お前とは婚約破棄する!」
嘘泣きするリリオーネを、優しく抱き寄せるフレデリック。
その様子を見て、察しの良い私は勘づく。
……あー。
なるほどね。
あんたたち、そういう関係か。
文字数 23,451
最終更新日 2023.03.25
登録日 2021.10.25
AI(Grok3、ChatGPT)による小倉弁変換版(R1)と京都弁変換版(R2)を追加しています。
日本に帰国、偶然寄った小倉のバーで出会った女の子とバーのママがいた。
「まったく・・・ミキちゃんは発想がおかしいわよ。それもね、私だってミキちゃんみたいに自由だったら、同じようにおねだりしちゃうかもね・・・」なんてママまで変なことを言う。
「まあ、そのね、私は船賃なんか気にしないけど、どうにも、二回りくらい年の離れた初対面の女の子と一緒に部屋なんて・・・」
「あら?ちょっとしたパパ活でも数万円するんだし、パパ活と思ってもらって、私を自由にしてもいいのよ、おじさん」
「そんなことを言って・・・知らないよ、ミキちゃん、何が起こっても」
「大丈夫、おじさんに責任をなすりつけません。なんなら、スマホのボイスレコードに録音しても良いわよ。証言しますから。ママも証人になってくれるもん。私は、おじさんに何をされようと・・・殺人は止めてよね・・・おじさんに責任を取らせることはいたしません。だから、一緒に連れてって。ね?お願い」と私のiPadを取り上げて、フェリーのWeb予約のページをさっさと画面に出してしまった。
※この物語は法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※この物語は性描写や飲酒、喫煙シーンを含みます。
参考:『補足資料 少年法等の一部の改正と……
1)合法JK, 2)覚醒剤, 3)売春, 4)殺人, 5)少年鑑別所と少年刑務所』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/913345710/461940836/episode/9344181
文字数 89,378
最終更新日 2025.02.20
登録日 2025.02.06
伯爵令嬢アデリーナは、社交界で「氷の華」と呼ばれる少女だった。
凍えるような美しさにクールな性格。
あまり人と関わることもないせいか、良く誤解されやすいタイプだった。
そんな彼女にも親が決めた婚約者がいたのだが、
「伯爵令嬢アデリーナ! 良くも可愛いマリーを虐めてくれたな! お前のような陰険で不愛想な女とは付き合いきれない。婚約破棄させてもらう!」
「はあ」
ある日のこと、彼女はパーティ会場でその婚約者から一方的に婚約破棄を告げられる。
彼の隣には、マリーとかいう見たことのない少女が立っていた。
「エドガー様、アデリーナ様をこれ以上責めるのは辞めてください! 私が全部悪いんですっ」
「マリー、お前はなんて良い子なんだ……! やはりアデリーナとは大違いだ」
「いいえ、私は良い子なんかじゃありません! エドガー様を愛してしまっただけですわ」
「マリー!」
目の前で繰り広げられる寸劇。
苛つくアデリーナ。
「アデリーナ様、どうぞいくらでも私を罰してくださいまし! ですがこの私の想いは本物ですわ。あなたには負けません!」
とうとうその言葉にキレたアデリーナは、これ幸いと2人の顔面を思い切り殴り飛ばす。
「どうぞ不細工同士お幸せに」
気絶した2人にそう言い放ったアデリーナに向かって、爆笑しながら拍手を送る人物が現れた。
その人は、第一王子のディラン殿下。
「君面白いねぇ。良かったら僕の婚約者にならない?」
「いえ、結構ですわ」
「いやいや遠慮しなくても。君これから大変でしょ?」
「結構ですわ」
なぜか王子に気に入られてしまったアデリーナは、彼のせいで様々な問題に巻き込まれていくのだった――。
文字数 1,504
最終更新日 2023.05.30
登録日 2023.05.25
