「自身」の検索結果
全体で6,730件見つかりました。
「十年間、私は王国の『ゴミ箱』だった」
王都全土の穢れを一身に引き受け、体内に溜め込む『毒の器』。
そんな忌むべき役割を十年も押し付けられてきた私は、二十五歳の誕生日、国王バルガスに「もう不要だ」とゴミのように捨てられた。
放逐先は、人食い狼の血を引くと恐れられる銀狼騎士団長、アレクセイの元。
弄ばれ、慰み者にされる絶望。
……しかし、そこで待っていたのは、想像を絶する「狂おしいほどの執着」だった。
「この日のために、十年間準備してきた。……もう二度と、あの地獄には返さない」
騎士としての仮面を脱ぎ捨てた彼は、王宮すら手に入れられない秘宝「聖石」を私の為に捧げ、
毒に侵された身体を熱すぎる舌と指先で、隅々まで愛を込めて溶かしていく。
王宮では汚物として扱われたこの身体が、彼の腕の中では、代わりのきかない至宝として愛でられる。
十年間、私を待っていてくれた彼。
「もう待てない」――飢えた獣の如く、貪るように繰り返される激しい愛撫。
何度も、何度も、最奥まで注ぎ込まれる彼自身の熱い種。
十年間溜め込んできた重すぎる「愛」で、私は子宮の奥まで執拗に愛されて――。
一方、唯一の「毒の器」を自ら捨てた王宮は、行き場を失った毒に侵され、音を立てて腐り始めていた。
「戻ってきてくれ! お前がいないと国が滅びる!」
今さら泣きついてきても、もう遅い。
私はもう、アレクセイ様の執着だけで満たされる、彼だけの「愛の器」なのだから。
【完結保証】
【ハッピーエンド保証】
【激しめ性描写あり※】
性描写と溺愛、甘やかしメインのお話です。
ざまあもあります。
文字数 89,878
最終更新日 2026.02.21
登録日 2026.01.29
辺境伯家のバーサーカーと呼ばれるアイク-アスカロンは、ある日王太子に婚約破棄される令嬢を目の当たりにする。
そして、その令嬢を見たとき……前世の記憶が蘇り、彼女が乙女ゲームの悪役令嬢だと思い出す。
同時に自分が推していた女性だということを。
そのことに今更気づいた自分にうんざりしつつも、罪悪感もあって放って置けずに彼女を救うことに。
すると何故か、彼女が自分に輿入れする流れになる。
戸惑いつつも彼女を知っていき、ゲームとは関係なく彼女自身に惹かれていく。
これは不器用な悪役令嬢と、そんな彼女に惹かれていくバーサーカーのラブコメである。
文字数 80,864
最終更新日 2026.05.11
登録日 2026.04.04
「君との七年を、すべて忘れてくれ」
結婚七年目の冬、公爵夫人エステルは夫ギデオンから離縁を告げられた。
王国の機密を扱う夫と離婚するためには、結婚生活七年分の記憶を国へ売らなければならない。
何も相談せず、事情も明かさず、自分の人生を勝手に決めた夫。
エステルは最後の信頼を失い、自ら離縁届と記憶譲渡書へ署名する。
そして七年間を失って目覚めた彼女の前にいたのは、涙を流す見知らぬ男だった。
「私は、君の夫だった」
だが、記憶を失う前のエステルは一通の手紙を残していた。
『私へ。ギデオン・ヴァルデンを、夫だったという理由だけで信じてはいけない』
さらに翌日、一人の判事が殺害される。
公開された証拠は、エステル自身が殺害を命じる「記憶」。
覚えていない罪によって、彼女は殺人の首謀者として告発されてしまう。
消えた七年間に何があったのか。
なぜ過去の自分は夫を警戒していたのか。
そして、自分の記憶は本当に自分のものなのか。
すべてを忘れた妻と、幸せだった日々も壊れていった結婚も一人だけ覚えている元夫。
ギデオンは彼女を取り戻そうとするのではなく、今度こそ彼女の選択を尊重しながら、もう一度「初対面」から向き合おうとする。
けれどエステルは、過去の自分が彼を愛していたというだけでは戻らない。
「昔の私があなたを愛していたとしても、今の私があなたを選ぶかどうかは、私が決めます」
離縁から始まる、記憶と陰謀をめぐる異世界恋愛ミステリー。
失った愛を取り戻すのではなく――
すべてを忘れた女性が、現在の自分でもう一度人生と恋を選び直す物語。
文字数 245,169
最終更新日 2026.09.22
登録日 2026.08.29
公爵家に嫁いだ伯爵令嬢のアイリーンは、結婚後1か月で夫に見捨てられた。公爵家の領地の辺境の村へと追いやられ、幽閉された。その理由は自業自得なもので、周りの称賛だけを求め、妹を利用し、自分の苦手な部分の勉学や雑事を肩代わりしてもらった事が仇となり、公爵夫人としての仕事を熟せなかったせいだ。時に狂い、時に懇願し、ボロボロになりながら自身を省みたアイリーンは幽閉されてから五年が経ち、穏やかに慎ましやかに暮らしていた。それなのに、自分を見捨てたはずの夫が憔悴した顔でやってきて、アイリーンを蹂躙する。
これは、元クズだった妻とクズな夫がお互いに折れた心で傷つけ合い、体で繋がるうちに、お互いを理解し、穴の空いた心を埋め合っていき、やがて幸せになる物語。
☆R18作品です。本編のRシーンは予告なく入ります。
☆「私はいてもいなくても同じなのですね」のスピンオフ。ヒロインのマルティナの姉のアイリーンのお話です。このお話だけでもわかるようになっています。アイリーンが幸せになるのを許せない方はブラウザバックお願いします。
☆なろうに掲載している「私はいてもいなくても同じなのですね ~三人姉妹の中でハズレの私~」の本編、番外編と、ムーンライトに掲載している「クズな私の恋物語~夫にいらないと言われて領地の隅に追いやられたのに、憔悴した夫が縋ってくるのですが~」をもとに加筆、修正したものです。五万字くらい加筆しています。
※愛憎劇としてはぬるいですが、無理やりな性的表現、暴力表現があります。また、番外編にヒーローが第二夫人と寝る描写もガッツリではないですがあります。色々と地雷のある作品なので、タグをご確認してからお読みください。
※作者の他の作品のヒロイン(健気なドアマット系)と違う風味です。登場人物のクズ率、自分勝手さが目立つものですので、苦手な方はご注意下さい。
※注意書き満載、地雷満載の作品ですが、クズだった夫婦が改心して心通い合わせていく様と、公爵家のぬるい愛憎劇を楽しんでいただけたらうれしいです。
文字数 135,526
最終更新日 2024.03.29
登録日 2024.02.13
聖女ですが悪魔を召喚したので誤魔化します!
レンタル有り平凡な村娘のはずが、ある日突然、手に聖女の印が現れたイサミナ。聖女となるにあたり天使を召喚するはずの彼女だったが、手違いで美しい悪魔を喚び出してしまった。これが国にバレたら、村もイサミナ自身も危ない。そのため彼女は、召喚した悪魔を天使と偽ろうと決意する。そこで昼は知恵を振り絞り悪魔に人助けをさせ〝天使〟としての実績を積むことに……。一方、夜は召喚者として悪魔に体を捧げ、快楽に身悶える日々を送るのだった。そんな中で、想像以上に優しく自分を扱ってくれる悪魔にイサミナは少しずつ惹かれていって――
文字数 155,731
最終更新日 2019.10.07
登録日 2019.10.07
執事天使×悪役悪魔
陰気でぼんやり過ごしていた三上日和は、落下してきた植木鉢が頭に激突し僅か17歳でその生涯を終えたはずだったが、見知らぬ場所で目覚める。そして熱心にプレイしていたゲームの悪役キャラクター、悪魔ウルスの体に自身が憑依していることに気がついてしまった。
日和はどうにかして生き延びるため、良い子になろうと決意する。
本編1話+短い攻め視点
【注意】
・メリーバッドエンドです
・受けが可哀想な目にあいます
・受けの頭が弱い、幼児退行のような描写があります
・痛みはありませんが欠損描写があります
・♡、濁点喘ぎ過多。攻めのセリフにも♡がつきます
・展開が早いため、苦手な方は閲覧をおすすめしません
文字数 11,345
最終更新日 2025.02.06
登録日 2025.02.04
冴えない社会人、日高宋真(ひだかそうま)は、三十歳になっても社畜であり、童貞だった。
そんな自分に絶望し、ビルの上から飛び降りる。
すると、死ぬ間際に「シトラス」と名乗る、天使のような悪魔が現れた。
彼女に誘われるがまま【契約】し、なんとか生き永らえる。
そして宋真は、【魅了魔法】を使える本物の魔法使いとなった。
魔法の力は強大で、例えばその一つ、【媚薬錬成(ポーション・メイカー)】を使えば、どんな女の子でも自分とエッチがしたくなるというものだった。
ネチネチと嫌味ばかりの女先輩、想うだけで手を出せなかった想い人。
今なら、好き放題ヤれる。
「本当に人生を好き放題出来るなら! ゴミのような目で見てきたアイツらに復讐できるなら! 僕は、悪魔にだって魂を売る!」
三十歳まで童貞を貫いたからこそ手に入れた【魅了魔法】の力で、宋真は第二の社会人「性」活を始めていく。
※Hシーンを含む話は、サブタイトル末尾に『★』マークが付いてます。
文字数 140,013
最終更新日 2021.05.30
登録日 2021.03.29
目つき最悪不眠症王子×息子溺愛パパ医者の、じれキュン異世界BL。本編と、パパの息子である小枝が主役の第二章も完結。姉の子を引き取りパパになった大樹は穴に落ち、息子の小枝が前世で過ごした異世界に転移した。戸惑いながらも、医者の知識と自身の麻酔効果スキル『スリーパー』小枝の清浄化スキル『クリーン』で人助けをするが。ひょんなことから奴隷堕ちしてしまう。医師奴隷として戦場の最前線に送られる大樹と小枝。そこで傷病人を治療しまくっていたが、第二王子ディオンの治療もすることに。だが重度の不眠症だった王子はスリーパーを欲しがり、大樹を所有奴隷にする。大きな身分差の中でふたりは徐々に距離を縮めていくが…。異世界履修済み息子とパパが底辺から抜け出すために頑張ります。大樹は奴隷の身から脱出できるのか? そしてディオンはニコイチ親子を攻略できるのか?
文字数 774,789
最終更新日 2024.09.11
登録日 2024.03.22
現代日本で人知れず悪霊と戦い続けていた陰陽師・賀茂時行(55歳)は、強大な悪霊の呪いを受け、その命を散らした。
しかし、次に目覚めたのは魔術と魔物が蔓延る異世界。魔術師の大家・スミス伯爵家の四男「リーファス」として転生していた。
銀髪碧眼の美少年だが、この世界で絶対とされる「魔力」は一切なし。実父から「無能」と迫害されたが、彼には前世から引き継いだ強大な『霊力』があった。
「魔」が蔓延るこの世界は、彼にとって最高の狩場だった。
敵の魔法を霊力に変換する『魔霊反転』。
古今東西の英雄を宿し武器を顕現させる『英霊降臨』。
赤ん坊の頃から悪霊を退治し続け、規格外の存在へと成長したリーファスは、15歳で実家を追放される。
傍らには、黒髪黒目の闇魔術を操り、彼を盲目的に愛する専属メイド・クリス。
中身55歳の老練な美少年と影を操る美少女メイド。二人は祖父の形見の名刀を手に、探索者として世界にその名を轟かせていく――!
理不尽な魔術も、凶悪な魔物も、すべては我が霊力の糧。
現代陰陽師による異世界退魔ファンタジー、堂々開幕!
※本作の表紙および一部の挿絵には、AI生成画像を使用しております。あらかじめご了承の上お楽しみください。
文字数 315,059
最終更新日 2026.08.30
登録日 2026.07.07
「ローズマリー、大変なの!わたくしは悪役令嬢で、あなたはその取り巻き。そして、わたくしたち断罪されてしまうのよ!」
ある日、親友の公爵令嬢リリーにそう言われた侯爵令嬢ローズマリーは、自分達が婚約破棄されたうえに断罪されるゲームの登場人物だと説明される。
婚約破棄はともかく、断罪は家の為にも避けなければ。
そう覚悟を決めたローズマリーだったが、物語のヒロインに見向きもしない婚約者にやたらと甘やかされ、かまわれて、もしかして違う覚悟が必要だったのでは、と首を傾げることになる。
このお話は、自分が悪役令嬢の腰巾着の役どころだと思っていた侯爵令嬢ローズマリーが、自身の婚約者に依ってゲームのストーリーの主人公のような扱いを受ける、溺愛ラブコメです。
小説家になろうに掲載しているもの(100話まで)を、加筆修正しています。
文字数 412,787
最終更新日 2024.01.06
登録日 2023.08.25
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。
ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!?
「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」
理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。
これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!
文字数 65,139
最終更新日 2026.07.26
登録日 2025.12.14
【二年後から始まる二部を開始しました】侯爵家の入り婿として十年の月日を白い結婚のまま過ごしていた僕は、血の繋がらない愛息子アグノスがクーデターの主犯として処刑される悪夢と共に自身が前世で愛読していたファンタジー戦記物ライトノベルに転生していることに気づいた。前世で愛読していたラノベの悪役であっても、今の僕にとってアグノスとは血の繋がりはないが、まだ幼く純粋に懐いてくれるアグノスは飼い殺されるだけだった僕にとって救いであり、可愛い息子に間違いなかった。だが、このままであれば僕は近いうちに命を落とし、遠い未来でアグノスも処刑される。そんな未来を回避する為、僕は玉砕覚悟で侯爵家の悪事を暴露する事を決めた。のだが、どうしてこうなったんだろうか?
文字数 283,692
最終更新日 2024.03.13
登録日 2022.10.31
桔梗の君という源氏名を持つ遊君(高級娼婦)であった菫。
たった一人、州主の若君に執着され独占され続けて来たが、
その若君がとうとう正妻を迎える事になった。
と同時に菫は身請けをされるも、彼の幸せを願い自ら姿を消す覚悟を決める。
愛していても、愛しているからこそ、結ばれる事が出来ない運命もある……。
元婚約者としての矜持を胸に抱き、彼の人生から消え、そして自らの人生をやり直す。そんな菫の物語。
※直接的な性描写はないですが行為を匂わす表現が作中にあります。
苦手な方はご自衛ください。
重度の誤字脱字病患者の書くお話です。
誤字脱字にぶつかる度にご自身で「こうかな?」と脳内変換して頂く恐れがあります。予めご了承くださいませ。
完全ご都合主義、ノーリアリティノークオリティのお話です。
菩薩の如く広いお心でお読みくださいませ。
そして作者はモトサヤハピエン主義です。
そこのところもご理解頂き、合わないなと思われましたら回れ右をお勧めいたします。
小説家になろうさんでも投稿します。
文字数 125,763
最終更新日 2023.05.16
登録日 2023.03.30
※一部タイトル修正しました。
シェリ・オーンジュ公爵令嬢は、長年の婚約者レーヴが想いを寄せる名高い【聖女】と結ばれる為に身を引く決意をする。
自身の我儘のせいで好きでもない相手と婚約させられていたレーヴの為と思った行動。
これが実は勘違いだと、シェリは知らない。
文字数 117,393
最終更新日 2021.07.04
登録日 2021.01.24
老舗医療機器メーカーのマーケティング・企画部で働く石田琴葉【いしだことは】(28)は、仕事一筋で生きてきた。
学生時代に恋愛で痛手を負った琴葉は、それから勉強と仕事を最優先に生きてきた。
ある日琴葉は、祖母にお見合いを勧められ、「会うだけなら」と渋々お見合いに臨んだ。
そこに現れたのは眉目秀麗という言葉が似合う榛名智臣【はるなともおみ】(33)だった。
智臣は琴葉の仕事や業界に精通していて、思いの外話しは弾む。ただ自身のことは多くを語らず、会話の端々に謎を残してお見合いは終わった。
その後何も連絡はなく、気になりながらも目の前の仕事に全力を尽くす琴葉。
やがて迎えた、上層部の集う重要会議。
緊張感の中、突如発表されたのはマーケティング・企画部長の異動と、新たな部長の着任だった。
そこに現れた新部長は――
第19回恋愛小説大賞にて奨励賞をいただきました。ありがとうございます。
文字数 155,172
最終更新日 2026.06.22
登録日 2026.01.31
伯爵令嬢・セレイナには、愛する恋人がいた。
恋人は「紛争が終わったら婚姻しよう」と、約束をしてくれた。
お互い手紙のやりとりを支えに、紛争の終わる日を待った。
そして漸く紛争がおわり、やっと一緒になれると、そう思った矢先。
恋人に無慈悲な王命が下される。そしてセレイナ自身にも、王太子の側妃となるように命が下った。
宮廷に上がったセレイナに待ち受けていたのは、過酷な日々。
心身共に壊れたセレイナが選んだのは、自ら命を絶つこと。
その時、その身を受け止めたのは、東辺境要衝を任されていた第二王子エリオスだった。
※私の妄想した架空世界のお話です。
※誤字脱字など随時改稿・校正していますが、お目汚しもあるかと思います。どうぞご容赦ください。
文字数 313,754
最終更新日 2026.07.13
登録日 2025.11.07
侯爵令嬢という何でも買ってもらえてどんな教育でも施してもらえる恵まれた立場、王太子という立場に恥じない、童話の王子様のように顔の整った婚約者。そして自分自身は最高の教育を施され、侯爵令嬢としてどこに出されても恥ずかしくない教養を身につけていて、顔が綺麗な両親に似たのだろう容姿は綺麗な方だと思う。
完璧……そう、完璧だと思っていた。自身の婚約者が、中庭で公爵令嬢とキスをしているのを見てしまうまでは――。
文字数 51,662
最終更新日 2026.02.28
登録日 2026.01.26
文字数 7,903
最終更新日 2022.02.17
登録日 2022.02.12
アーデルベルト伯爵家の令嬢セリナは、王太子レオニスの婚約者として静かに、慎ましく、その務めを果たそうとしていた。
だが、感情を上手に伝えられない性格は誤解を生み、社交界で人気の令嬢リーナに心を奪われた王太子は、ある日一方的に婚約を破棄する。
失意のなかでも感情をあらわにすることなく、セリナは婚約を受け入れ、王都を離れ故郷へ戻る。そこで彼女は、自身の分析力や実務能力を買われ、辺境の行政視察に加わる機会を得る。
赴任先の北方の地で、若き領主アレイスターと出会ったセリナ。言葉で丁寧に思いを伝え、誠実に接する彼に少しずつ心を開いていく。
そして静かに、しかし確かに才能を発揮するセリナの姿は、やがて辺境を支える柱となっていく。
一方、王太子レオニスとリーナの婚約生活には次第に綻びが生じ、セリナの名は再び王都でも囁かれるようになる。
静かで無表情だと思われた令嬢は、実は誰よりも他者に寄り添う力を持っていた。
これは、「声なき優しさ」が、真に理解され、尊ばれていく物語。
文字数 78,607
最終更新日 2025.06.30
登録日 2025.05.30