「同時」の検索結果
全体で3,630件見つかりました。
悪魔祓いとして教会に所属する司教セイルは、依頼で田舎の教会を訪れる。教会を管理する司祭を誑かす悪魔の対峙が目的だったが、現れたアモルは「懺悔をしたい」と申し出た。変わり者の高位悪魔と話すうちに、この教会で起きている怪異の原因は目の前のアモルではないと知り……。
大きな力を必要とするセイルは、高位悪魔アモルと契約した。その裏に隠された彼の思惑に気づかぬまま、失われた過去を思い出すよう迫るアモルにセイルは惹かれていく。
悪魔の誘惑にエクソシストは堕ちてしまうのか――。
【注意】この小説はすでに完結済みの作品を投稿するものです。そのため完結確実のタグをつけました。
キスシーン等ありますが、BLになりますのでご注意ください。
【同時掲載】アルファポリス、エグリスタ、小説家になろう
文字数 80,012
最終更新日 2020.11.21
登録日 2020.10.10
三十路OLの田中香(たなか かおり)が異世界に召喚された先は、正体不明の『瘴気』に蝕まれるアステル王国だった。
「あなたが、我らを救う聖女様なのです!」
人生で初めて誰かに必要とされる喜びに、香は胸を震わせる。しかし、その希望は、同時に召喚された派手なギャル・ユナによって、無残に打ち砕かれた。
「真の聖女は彼女だ。お前は、ただ花の香りがするだけの、出来損ないの偽物」
無能の烙印を押された香は、全てを奪われ、魔獣が跋扈(ばっこ)する危険な森へと、たった一人で追放されてしまう。
死の淵を彷徨う彼女を救ったのは、隣国の若き当主、『氷の公爵』と噂される冷徹な美青年、ユリウスだった。
彼の庇護下で「リーナ」という新しい名を得た彼女は、自らの価値を証明するため、彼が抱える原因不明の苦しみに、その専門知識で立ち向かうことを決意する。
王宮では無価値とされた**『香りの力』**。
それは、人の心を癒し、病を退け、土地を再生させ、ついには国の運命すらも変える、唯一無二の秘術だった。
冷徹な仮面の下に隠された彼の苦悩と優しさに触れるうち、リーナの存在は、いつしかユリウスの凍てついた心を溶かす、ただ一つの光となっていく。
一方で、彼女を捨てた王国は、偽聖女によって、ますます衰退の一途を辿っていた。
彼らが、自らの手で捨ててしまった「本物」の価値に気づき、後悔の念に苛まれるのは、まだ、少し先の話――。
これは、全てを失った女性が、その知識と不屈の心で自らの居場所を勝ち取り、やがて一国の運命を背負う、愛と再生の物語。
最終話迄予約投稿完了しています。
geminiを使用しています。
文字数 78,753
最終更新日 2025.08.27
登録日 2025.08.16
それは突然訪れた。
会社帰りのホームで電車を待っていたら、隣に居た男の子が飛び降り自殺をした。
ああ彼は死んだなと思った瞬間、立っていたのは真っ暗な世界。
真っ暗な世界で白い球体が、唐突に前振りも無く英語で話しかけてくる。
思わず素で下手くそな英語で返したら、どうやら飛び込み自殺した少年と間違えられてサイエスという異世界に誤召喚されてしまった!!
外れを引いたと嘆く邪神は、悪びれることなく娯楽の為に召喚したのだと宣った。
しかも、元の世界に帰れないと笑い宣う。
十代の若い子ならば状況を楽しみ神の娯楽の道具にされるのだろうが、こちとら毎日クレーム対応している25歳のOLだ。
転んでも只では起きません!
娯楽を提供する代わりに3つの願い事を叶えて、いざサイエスへ出発だ!
そこは、ゲームに酷似した魔法の世界。
持ち前の図々しさを発揮して、RPGの主人公の如く冒険をするかと思えば大間違い。
腐女子主人公は、裏技を使って日本へとんぼ返りしてみせた。
打倒邪神を掲げて、金策巡りのためサイエスと日本の二束草鞋の生活が始まる。
※原案の『社畜OLは、打倒邪神を目指す!』の設定に改良を加え、加筆修正した内容となっております。
※小説家になろう・カクヨムに同時連載中です。
※面白いと思ったらブクマ&評価お願いします('ω')ノ
文字数 484,151
最終更新日 2023.01.23
登録日 2022.07.21
私の名前はヒロコ、普通のOL25歳・・・だった。ウツ病患者にも関わらず、聖女として異世界に召喚されてしまった! そこで出会った“イケおじ騎士団長さま”に心臓を撃ち抜かれてしまった私! 異世界転移する前は、社畜 → ウツ病 → 不倫 → 捨てられる → 失業 → 死亡 ・・・救いようのない転落具合だったけど、転移先の異世界でウツ病を何とか治療する為、聖女見習いとして、イケおじ騎士団長さまの追っかけをしつつ、先ずはリハビリから始める日々が始まった!
異世界転職先は“聖女見習い”で、ビミョーな立ち位置の私・・・。“聖女の世話係”イケメン三人衆が、転移する前に関わっていたゲームキャラになんだか似ている事に気が付いた。その三人は「聖女育成計画」を立ち上げ、何故か体育会系のノリで私は育成される事になる。
休養→栄養補給→習い事→おやつ→お散歩→休憩→マナーレッスン! 育成スケジュールを世話係に“聖女ヒロコは体が弱い”設定でフォローしてもらう。
私は弱った身体を治療する為に少しずつ努力を始めた・・・だが、同時期に召喚されたもう一人の聖女がどうやら私のせい(?)で偶然が重なり、事故にあって、こちらの世界に来てしまった人物らしいのだ!
文字数 137,000
最終更新日 2020.11.10
登録日 2020.09.06
アンドレ・ブザンソンは騎士である。
とある夏の日、彼は街道の巡回中に灰熊に襲われる車両を発見しこれを救出する。
乗っていたのは5歳の幼女。
同行の侍女や護衛を全て失い独りで震えていた、輝く金糸雀色の髪に珍しい金色の瞳の美幼女だった。
怯える幼女を抱き上げると、包まれ守られる安心感からか彼女は腕の中で眠ってしまう。
増援と幼女の迎えが現場に駆け付けて、眠ったままの彼女を引き渡して彼はその場を立ち去った。
騎士の職務を遂行しただけで他意はない。どう見てもやんごとない御身分のお嬢様だし、高位貴族に関わるとロクな事がない。そっ閉じ推奨。
なのに後日、筆頭公爵家から呼び出しを食らったからさあ大変!
恐る恐る首都の公爵邸に出頭してみたら、そこに居たのはあの幼女さま。
「くまみたいなおっきなきしさま!わたくしのこんやくしゃになって下さい!」
えええええ!?
いやいやいやいや!
こちとら貧乏子爵家の三男坊ですよ!?筆頭公爵家のお姫様と結婚なんて絶対ムリ!
ていうかアナタ5歳でしょ!俺もう25なんだけど!?
さすがに父親の公爵閣下もこれには唖然。周りの大人たち全員で宥めすかして、何とかその場はウヤムヤにして逃れた。
なのに、お姫様は全然諦めていなかった!
「改めて!よろしくお願いします!」
12歳になった姫様が再び婚約を迫ってきた!
誤魔化しはぐらかし何とか1年逃げ回り、13歳になった姫様は3年間の留学へ。
ふう、これで何とかイケメンの彼氏でも見つけてくれれば。
「戻って参りました!今度こそ婚約致しましょう!」
「いやまだ諦めてねえのか!?」
「わたくしはあの日から騎士様だけをお慕いしています!」
今日も姫様がグイグイ来る。
これはもう、逃げ切れねえかもしれねえ………!
◆『今日も姫様がグイグイ来る。』の長編版です。歳の差身分差体格差の凸凹カップル、アンドレとレティシアが出会ってからゴールインするまでの物語。
安心安全のハッピーエンド保証付き!(笑)
◆短編おさらいと資料集3編は読み飛ばしOKです。分からない人や設定が出たら読む、で全然構いません。
小説本編は【序】からです。
6/13、資料集を末尾に移動しました。
6/16、人物紹介のみ【序】の先頭に移動しました。
6/26、用語解説に追記しました。
8/31、資料集2、3を【序】の前に移動ました。
◆関連作品として、同じ国の同時期の物語『王子妃教育1日無料体験実施中!』もよろしくお願いします!それぞれ単品で読めますが、併せて読めば2倍お得!(何が?)
◆この物語は小説家になろうでも投稿しています。
◆不定期ですが少しずつ更新しています。更新日は毎週水曜21時です。
文字数 130,233
最終更新日 2023.08.16
登録日 2022.06.11
12公爵家が一つ、ギリアス・ハーヴェントは婚約者であるリリアーナと相思相愛である。
だがしかし、最愛のリリアーナは愛娘を生むと同時に儚くなってしまう。
最愛を失って自暴自棄になった夫と、それを叱り飛ばしに来た嫁の短い話。
*pixivとなろうでも公開しています
文字数 7,529
最終更新日 2021.10.04
登録日 2021.10.04
星読みの魔女の素質を持ったリリアナは赤子の時に先代の星読みの魔女に森で拾われて育てられた。
数年後、先代がなくなり代替わりしたリリアナは、あらゆる事柄を占う力を引き継いだ。
それは国の命運さえも握ると言われている力だ。
大賢者エルランドと共に、その地位は上位貴族と同等に扱われ、国では姿は知らずともその名を知らぬ人はいない。
一方、王都の路地の奥にある雑貨屋ではリリアナが立場を隠し、リリィとして店を開いていた。
リリアナは普段は雑貨屋として店を切り盛りしているが、一部の客からは手に入りにくい商品を力を使い入手し販売している。
そんなある日、星読みの魔女として活動する時に使っている森の館の付近で、倒れている貴族の男性ジェイドに出会った。
リリアナは姿を変えて、顔がよく見えないローブを身につけ男性を助けるが、ジェイドは自分の妹を助けるために星読みの魔女を探していた。
リリアナがジェイドの妹の為に占うとジェイドはリリアナに対し崇拝の様な恋心を持つ様になる。
しかし後日、王太子の護衛としてリリアナの雑貨屋にやってきたジェイドは最悪だった。
幼い頃から王族と家族の様に接していたリリアナと王太子の態度をジェイドは勘違いし、リリアナを悪女と思い込んだのだ。
誤解が解けてリリアナを意識し始めるも、リリアナを雑貨屋の主人としか思っていないジェイドは、貴族としてのプライドが邪魔してなかなか素直になれない。
更にリリアナの周りには大賢者の弟子であるウノや大商会の見習いテトなどライバル揃い。
偉大な力を受け継いで、思い悩み成長していくヒロインとツンデレ系男子のお話です。
なろうの方にも同時に連載しています。
良ければ高評価お願いします。
文字数 29,612
最終更新日 2026.02.06
登録日 2025.12.10
難攻不落と言われたアルカナ砦を攻略し、帝都に名が届くほどの軍功を上げた辺境国王の庶子リセル。しかし英雄として凱旋したリセルを待ち受けていたのは、帝国の第三皇子ジュノビオの不可解な求婚だった。
実直皇子×お人好し美人
※ほかのサイトにも同時に投稿しています。
文字数 173,932
最終更新日 2025.11.22
登録日 2025.10.25
モズワール大陸は四つの国に分けられており、その中でもアルモド王国では昔から半獣と人間が共存し、特に争いもなく暮らしていた。
数ある貴族の中でも、色々な意味で注目されているタンティーニ侯爵家の次男エヴァ・アレグリアは銀狼の半獣と人間の混血であり、自身に流れる獣の血は極僅かで耳も尻尾も生えていなかった。
だが、慈悲の心を込めて流す涙が〝癒しの花〟に変わるという希少な異能を持って生まれたせいで子供の頃は誘拐されることが多く、その度にラズハルト公爵家がエヴァを救出していた――。
あまりにも誘拐に遭うため、このままでは危険だと考えた両家の祖父同士は無条件でエヴァの救出に乗り出せるようにするため、ラズハルト家の子息であるロベリオ・グランデとエヴァを婚約させた。
半獣の混血であるなら性別は特に意味を持たないこともあり、すんなり婚約が受理されたが、ただ、強制的に婚約を結ぶことになったせいで、仲が良かった子供の頃とは違い、歳を重ねるごとにロベリオはエヴァを避けるようになった。
本来ならば十八歳を迎えると同時に結婚する予定だったが、毎年、理由を付けてはロベリオから結婚の延期を提示され続け、ついに今年二十歳を迎えるエヴァは、堪忍袋の緒が切れた祖父から「婚約を破棄しろ」と命令を受けてロベリオへ破談状を送ったが事態は一変する――。
※こちらの作品は花番も花食みも存在しておりません。
文字数 115,817
最終更新日 2025.05.01
登録日 2025.03.25
私は「南 明日香」という平凡な会社員だった。
ありふれた生活と隠していたオタク趣味。それだけで満足な生活だった。
あの日までは。
気が付くと大好きだった乙女ゲーム“ときめき魔法学院”のモブキャラ「レナンジェス=ハックマン子爵家長男」に転生していた。
(無いものがある!これは…モブキャラハーレムを作らなくては!!)
その野望を実現すべく計画を練るが…アーな方向へ向かってしまう。
元日本人女性の異世界生活は如何に?
※カクヨム様、小説家になろう様で同時連載しております。
5月23日から毎日、昼12時更新します。
文字数 166,387
最終更新日 2019.07.21
登録日 2019.05.11
※別名義で公開していたものを微修正したものです※
※別サイトでも同時公開しています※
ショタコンの塾講師が教え子たちとえっちなことをするだけ。
ショタおね/複数プレイ/逆ハーレム/近親相姦/ラブラブ
文字数 11,159
最終更新日 2025.01.11
登録日 2025.01.11
アズベリー領のミーナはとある事情により両親と旅をしてきた。
しかし、事故で両親を亡くし、実は領主だった両親の意志を幼いながらに受け継ぐため、一人旅を続ける事に。
7歳になると同時に叔父様を通して王都を拠点に領地の事ととある事情の為に学園に通い、知識と情報を得る様に言われた。
ミーナも仕方なく、王都に向かい、コレからの事を叔父と話をしようと動き出したところから始まります。
★作品を読んでくださった方ありがとうございます。不定期投稿とはなりますが一生懸命進めていく予定です。
皆様応援よろしくお願いします
文字数 153,434
最終更新日 2025.09.07
登録日 2021.01.20
「俺は、セラフィーナ・ラファエル・スプリングフィールド公爵令嬢との婚約を解消する」
よくある乙女ゲームの悪役令嬢が婚約を破棄される場面ですわ……あら、解消なのですか? 随分と穏やかですこと。
攻略対象のお兄様、隣国の王太子殿下も参戦して夜会は台無しになりました。ですが、まだ登場人物は足りていなかったようです。
竜帝様、魔王様、あら……精霊王様まで。
転生した私が言うのもおかしいですが、これって幾つものお話が混じってませんか?
複数の物語のラスボスや秘密の攻略対象が大量に集まった世界で、私はどうやら愛されているようです。さてどなたを選びましょうかしら。
2021/02/21、完結
【同時掲載】小説家になろう、カクヨム、アルファポリス、エブリスタ
文字数 28,963
最終更新日 2021.02.21
登録日 2021.01.31
「 御前を幸せにする為に、俺は買ったんだ 」
〜 闇オク花嫁 〜
毒親である母親の為だけに生きてきた彼女は、
借金を得た母の言葉を聞き、
闇オークションへ売られる事になった。
どんな形にしろ借金は返済出来るし、
母の今後の生活面も確保出来る。
そう、彼女自身が生きていなくとも…。
生きる希望を無くし、
闇オークションに出品された彼女は
100億で落札された。
人食を好む大富豪か、
それとも肉体を求めてか…。
どちらにしろ、借金返済に、
安堵した彼女だが…。
いざ、落札した大富豪に引き渡されると、
その容姿端麗の美しい男は、
タワマンの最上階から5階部分、全てが自宅であり、
毎日30万のお小遣いですら渡し、
一流シェフによる三食デザート付きの食事、
なにより、彼のいない時間は好きにしていいという自由時間を言い渡した。
何一つ手を出して来ない男に疑問と不満を抱く日々……だが……?
表紙 ニジジャーニーから作成
エブリスタ同時公開
文字数 88,994
最終更新日 2026.01.04
登録日 2025.12.17
青木俊三は定年退職と同時に娘翔子の結婚式を迎えた。
妻順子との間には遅くに生まれた翔子一人で、やれやれで式を終えた帰り道!突然順子が離婚を申し出る。
既に粗方の荷物の整理も終えていた順子は自宅に帰ると同時に出て行った。
理由は俊三の8年間の浮気が原因だった。
知らないと思っていた俊三には青天の霹靂!
良く、18年何も言わずに堪えていたと驚く俊三。
翌日から65歳の男の一人暮らしが始まった。
二か月経過したある朝、新聞記事に目が、、、、、、
10年前に別れた凛子の亭主と同じ名前を交通事故の死者として発見する。
だが、同姓の他人の可能性も有るが、、、、、、気に成る!
文字数 99,097
最終更新日 2025.12.26
登録日 2025.11.08
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
文字数 185,353
最終更新日 2026.02.20
登録日 2026.01.18
渡邊陸校長先生は、麻倉菜々子の元カレだ。
出会いは、高校生の時。
まだ担任だった先生と燃えるような関係も卒業と同時に終わり、養護教諭としてやってきた小学校で再会した。
彼から別れを切り出されたのに、何かにつけては保健室に寄る彼とふとした瞬間から、高校時代とは違う大人の関係が新たな関係がスタートしていった。
ただイチャイチャするだけの話です。
こちらの作品は「小説家になろう」にも掲載されてます。
文字数 5,740
最終更新日 2021.12.03
登録日 2021.12.03
「君は、辞退しようという気にはならないのか」
今日も今日とて、彼を侮る高位貴族の子弟が学園内で子爵家の次男を呼び止める。誰だか知らないが、知らなくても誰かは分かる。その用事も。
「子爵家の次男ごときが、本当に自分が彼女の夫として相応しいとでも思っているのか?」
「あ、その件でしたら公爵家の方へ直接お願いしますね」
「なに……?」
「そもそも婚約者を公募なさったのは公爵家ですし、公募自体も公女さまご自身のご意向だと伺っております。私をお選びになったのも公女さまご自身だと、当の本人から伺っておりますので」
「くっ、それは」
「ですのでご不満がお有りなら公爵家に、そして公女さまに直接申し上げてくださいませ。では」
そこまで言い捨てて一礼し、子爵家の次男は踵を返す。まさか反論されると思っていなかったようで驚きに顔色を染めていたが、知ったことではない。
やれやれ、自分だって釣書を送って、その上で落選したんでしょうに。相手がしがない子爵家だからって、思い通りにしようとか傲慢ですよ先輩?
筆頭公爵家には女児がひとりしか生まれなかった。男児の誕生を期待したものの結局生まれずに、唯一の娘である公女は正式に跡継ぎとなった。
その公女の婚約者を、なんと広く公募して決めると公爵家が表明したのだ。たちまち彼女の元には応募の釣書が殺到した。
そんな公女に悲劇が訪れる。学園の放課後に友人たちと街遊びに行って、ひとり公女だけが誘拐され乱暴されたのだ。
純潔を失ったことで、公女の婚約者への立候補者たちはみな辞退していった。そうして中々決まらなかった彼女の婚約者は、公募開始から2年を経てようやく決まった。
なんと、しがない貧乏子爵家の次男だったのだ。しかも決まったというのにふたりの仲はどう見ても険悪で、だから一旦は辞退した高位貴族の子息たちも色めき立った。
そういうわけで、今日も子爵家次男の元には婚約者を辞退するよう迫る子息たちがやって来る。公女とその婚約者が何を画策しているか知らぬままに。
そんな中、王国の第三王子が声高に宣言したのだ。公女の誘拐暴行事件の犯人が、他でもない子爵家次男だと⸺!
◆例によって設定なし、主役のふたり以外に名前はありません。全11話、1話あたり約1500字ですっきりハッピーエンド。年内完結予定。
◆この作品は小説家になろうでも同時公開します。
◆HOTランキング(女性向け)初登場50位!新年からお読み頂きありがとうございます!
文字数 18,136
最終更新日 2023.12.31
登録日 2023.12.21