「用」の検索結果
全体で16,442件見つかりました。
獣人・鳥人・魚人が暮らす剣と魔法の世界で、アルビノカラスの少女レニは、ある日、居場所を失った。アルビノを狙う邪教徒に母を殺され、天涯孤独となる。
崖から落ちて迷い込んだ先で、レニはヘビ族の魔法使いの男と出会う。
他人と距離をとるくせに、寂しがりで不器用な男の優しさに、違う種族でありながら、レニは惹かれていく。
・残酷描写がありますので、ご注意ください。流血表現、注意。
・タイトルがきわどいですが、恋愛ではR15すら入りませんのでご安心を。
・小説家になろうでも公開しています。
https://ncode.syosetu.com/n4035ez/
文字数 18,497
最終更新日 2018.09.08
登録日 2018.09.08
配達から薬草採取、はたまたモンスターの討伐と貼りだされる依頼。
雑用から戦いまでこなす冒険者業は、他の職に就けなかった、就かなかった者達の受け皿となっている。
そんな冒険者業に就き、王都での生活のため、いろんな依頼を受け、世界の流れの中を生きていく二人が中心の物語。
※以前に上げた話の誤字脱字をかなり修正し、話を追加した物になります。
文字数 1,014,520
最終更新日 2019.12.08
登録日 2019.02.27
世界は崩壊した。
原因は『吸血病』と呼ばれる未知の奇病だ。吸血病の原因となる
ウイルスに感染した者は全身から出血したのちに心肺停止し
8割がそのまま死亡。2割は蘇生するがそのうち半数はウイルスにより脳に重大な損傷を負い
理性と知性を失い凶暴化、そしてウイルスの影響により身体能力が向上しまるで『吸血鬼』のように血液を求め
他者に襲い掛かるようになる。そうなったものは『感染者』と呼ばれる。
残りの一割だけが治癒するが『治癒者』にも吸血衝動などの後遺症が残る。
しかしそれと引き換えに治癒者は身体能力や治癒能力が普通の人間に比べ大幅に向上、
身体の老化も停止する。治癒者は『吸血鬼』と呼ばれることもある。
この原因不明の疫病のパンデミックにより世界中がパニックに陥り、
限定核戦争が勃発。
これがとどめとなり世界中の医療体制はパンクし崩壊。
さらに、ウイルスへの恐怖により日本各地で過激な地域主義が台頭。
それにより民衆が自警団や民兵を結成し、各地で県境の封鎖や
パンデミックで崩壊した大都市から脱出した難民の虐殺を行った。
さらに、政府が感染症対策として行った主要都市などのロックダウンに反発し、世界中で民衆が暴徒化。
日本でも暴徒が警察や自衛隊、自警団などと衝突した。この原因不明の疫病のパンデミックにより世界中の国家や文明は崩壊した。
米中露は国内で核兵器すら使用する内戦状態に陥った。日本も日本政府が崩壊し無政府状態に陥り、警察や自衛隊は壊滅。
無法者や民兵、軍閥、カルト、テロリストなどの武装勢力が全国各地で台頭。
まるでかつての戦国時代のように領土や限られた食料、物資、文明の遺産などを巡って殺しあう。
そんな世界を、俺と吸血鬼の少女は生き抜いていく。
この作品はアルファポリス様と小説家になろう様にも投稿しています。
文字数 18,310
最終更新日 2022.05.29
登録日 2022.03.14
鏡の中の彼から目が離せなかった――。
幼い頃に母親に虐待を受け、施設に預けられていた藍沢誉(あいざわほまれ)。親の愛情を受けずに育ち、体裁ばかり気にする父親から逃げた九条千晃(くじょうちあき)。
誉は施設を出ると上京し、男に媚びを売ることで生計を立てていた。千晃は医者というステータスと恵まれた容姿に寄ってきた複数の人間と、情のない関係を繰り返していた。
接点のない2人にはある共通点があった。「あること」がトリガーとなって発作が起こるのだ。その発作は、なぜか水に触れることで収まった。発作が起こる度に、水のあるところへと駆け込んでいたある時、2人は鏡越しに不思議な出会いを果たす。非現実的な状況に戸惑いつつも、鏡を通して少しずつ交流を深めていった。ある日、ひょんな事がきっかけで、ついに対面を果たすことになるが――。
愛に飢えた誉と、愛を知らない千晃が、過去に向き合い、過去と決別し、お互いの愛を求めて成長していく深愛物語。
★ ハーフ顔小児科医×可愛い系雇われ店長です。ハッピーエンドです。
★ 絡みが作中に発生いたします。
★ 直接的な表現はありませんが、暴力行為を匂わす描写があります。
★ 視点が受け攻め交互に展開しながら話が進みます。
★ 別ジャンルで書いたものをオリジナルに書き直しました。
★ 作者は絵心がないので表紙はChatGPTにお願いしました(執筆にAIは一切使用していません)。
文字数 78,122
最終更新日 2023.11.24
登録日 2023.09.13
20XX年、世界に流星群が降り注いだ。
引き寄せられるかのように地上を襲った隕石達は世界に凄惨な被害を与えた。
だが、隕石がもたらしたのは破壊だけではなかった。
保管された隕石の周囲に、落下直後には見られなかった結晶体が張り付いていた。
研究により、電子的な命令で構造を変化させることが可能となり、金属以上の強度を維持しながら様々な形に変化させる万能性が発見された。
後にUCIと呼ばれ、物質化するエネルギーとして世界中の人々と共に歩むことになる。
しかし、この技術は戦争にも利用されることになる。
──だが、UCIを兵器運用することはできず、不動の防壁として利用することしかできなかった。そしてそれは原子爆弾に加え放射能までも防ぐ絶対防御を持ち多大なる評価を得た。
これにより武力行為の9割以上が意味を成さなくなり、自然と世界から戦争は消えていった。
それでも争いは消えない。人口激減、強制的な代替わり。国家間の要求を通すために水面下ではあの手この手で弱みを握ろうと必死に戦っていた。
その小さな争いも消すために作られたのが──
『War Pretend System』
ある国がUCIを軍事利用して作り上げた武器達、殺傷能力皆無の失敗作はスポーツゲーム『War Pretend』の用具として新たに生まれ変わり、『トイ』の名を持つことになる。
歴史が無い、生死が関わらない、世界中の人々がプレイすることができる。新たな時代の象徴となった。
公明正大に競技を執り行うためにWPS加盟国にWWP委員会が発足される。
大多数の一般人にとってはただのスポーツ。しかし、国のトップ層とWWP委員会の限られた人間のみ代理戦争だと知っている。
国の未来がかかる戦いはただ一つ──年に一度行われる『U-18世界大会』。これは、少年少女達に知られてはならない極秘情報──
『War Pretend』が本格始動するにつれ小さな争いは消えた。
そして、年が一つ巡ると共に小さくとも確かに世界は変わっていく。
変化の流れを掌握する為に若き世代に強いる者が現れてしまうのもまた自然の摂理であった。
登録日 2024.08.21
今年、誕生日を迎えれば18歳になるモー子は未だに初恋もまだの牛の獣人。血の中にバッファローが眠るせいか一つのことに夢中になると他が見えなくなる。最近目下夢中になっているのは恋バナ。周りで結婚の話がちらほら聞こえ始めて、彼女は自分も負けじと理想のだんな様を探そうとするが…。何処かかっとんでいる。
※おねショタほど年が離れてはいないと思いますがそんな感じで女性のほうが年上です。バレンタイン用です。
シリーズ連作形式で一話一話短編のようで続いてる形になっています。そのため一応連載不定期で完結印を付けてます。思いついたら増えてきます。
文字数 4,681
最終更新日 2016.04.14
登録日 2016.02.14
Radiotalkの番組「俺書く語りき」内で、自分で朗読するために書いた作品をあつめていきます。現在は「お題掌編」と銘打って「今週のお題」をテーマにごく短い話を書いていますが、それ以前に書いて読んだものも掲載したいと思います。
なお、「雨に降られて(2)」は、Radiotalkを通して知り合った「りり」さんが、私の作品の裏面として書いてくださったものです。私の作品と対になるものとしてセットで公表したい、というご希望もあり、また私自身もぜひ多くの方に読んで欲しいと思いましたので、ご本人の了承のもと、私のアカウントで公表させていただくことといたしました。(2)について、私けいりんは手を入れておらず、作品に関する全ての権利はりりさんに帰属します。感想や作品の再利用の申し出については、私が窓口となりご本人にお伝えし、必要があれば確認を取らせていただきます。
文字数 53,979
最終更新日 2021.11.18
登録日 2021.02.27
文字数 2,833
最終更新日 2021.08.19
登録日 2021.08.19
私が甲状腺がんとバセドウ病(甲状腺機能亢進症)だと診断されるまでの工程を書きます。
長いですよ。
3年前から精神疾患により訪看(訪問看護)を利用していた。
知らない人の為にざっくり説明すると、自宅に来てくれてバイタルやメンタル、薬の管理等をしてくれます。
そして、訪看を利用し始めて2年が過ぎた頃、妙に息切れや血圧や脈拍が早かった。
それは自分自身感じていた。
なぜならデブだから笑笑
だから、気にもとめていなかった。
でも、特にその症状以外支障がなかった。
でも、訪看さんにこの数値は異常だから循環器内科を受診した方がいいかもしれない
と言われた。
その時も聞き流すだけで、病院には行かなかった。
でも、本当に微量ながら体調が悪かった日がちらほら出てきた。
少し、ネットで調べてみる事にした。
やはり、いろいろな病名が出てくる。
早めに受診しないと心臓系なら死ぬ可能性もあると書かれていた。
少し、怖くなり有休を使って次の日に近所の循環器内科を受診する事にした。
次の日
田舎なので個人病院も少ない。
そして、近所の循環器内科に行き受付をしようとしたら
「原則予約制ですので、予約が無いと見れません」と。
……!?😳
病院自体は古くホームページも無かったから前日の診療時間内に電話で確認したら予約は必要無いので明日診療時間内に来て下さい。
って言われたんですが…
と、私が言うと 決まりですので。と。
は?となりました。
情けないですが、あまりにも腹が立ち少し声を大にしておかしいでしょ、こっちは言われた通りに来たんですよ と言ってしまった。
そしたら、診察室に居た院長さんが出てきて話を聞いてくれた。(この時病院自体に患者さんは誰1人居ませんでした。)
全て事情を話したら、すごく謝ってくださってこちらが悪いので予約無しでも見ますよと言って下さいました。
その後すぐ、診察室に呼ばれて採血やら必要な検査を受けた。
採血は結果が出るまでに1週間以上かかるから1週間後にまた来て下さいと言われた。
その時心電図や心拍数やらいろいろ検査した結果、
上室性発作生頻拍(じょうしつせいほっさせいひんぱく)と診断された。
採血で異常が無ければこの診断で確定できるけど、まだ分からないから仮で診断名を付けとくねと。
このままだと、心臓カテーテルアブレーションをしなければならなくなるから薬を飲んで安静にしといて下さいと言われた。
薬は1種類だけ。
頻脈を抑え血圧を下げる薬が処方された。
仕事をしばらくお休みを頂き、薬を飲みながら安静にしていた。
その薬を飲むとほぼ症状が出なく過ごしやすかった。
でも、1日でも飲み忘れてしまうと症状がぶり返してしまうと言う感じだった。
そして月日は流れ1週間後になった。
続く。
文字数 2,442
最終更新日 2024.10.08
登録日 2024.10.08
実愛は友人の誘いで初めて大富豪のゲームに参加するが、アロエの策略により「禁止上がり」のルールを知らされずにゲームを進めることになる。アロエは過去に美正に振られたことから、実愛を利用して美正と再び近づこうと計画していた。ゲーム中、実愛はアロエの巧妙な罠にかかり、大貧民に転落。罰ゲームとして美正に告白することを強いられるが、意外にも美正は告白を受け入れ、二人は付き合い始める。文化祭の最終日、アロエの策略が暴露され、実愛と美正の関係が学年中に広まる。アロエは実愛を殴るが、その行為が館内に響き渡り、騒動が広がる。最終的に、アロエの罰ゲームの真相が明らかになり、彼女は生徒たちから非難される。実愛と美正は本当に付き合うことになり、物語はハッピーエンドを迎える。
文字数 9,444
最終更新日 2025.05.24
登録日 2025.05.24
嫌なことには目標にする価値がある。
1、嫌だってことを目標にする。
2 、「快感」って言い聞かせる。
↓↓生死の境(別世界)をさまようって快感。
断崖絶壁から落下。
冬山で遭難。
臨死のユーフォリア(幸福感)。 あれはドーパミンです。
闘う事もも逃れる事もできない深刻で重大なストレスにさらされると「心の最期の救い」とも呼べる処置を脳がするんです。
極度の緊張状態で脳内麻薬様物質(オピオイド)を多量に放出し、精神の麻痺や感情鈍麻を起こし、夢うつつのまま捕食者の餌食となるのです。
臨死体験などは呼吸停止くらいから意識が無くなる瞬間くらいにユーフォリアがあるみたいです。
感覚が無くなってしまうから、死の直前は苦しい訳ではないみたいです、試しようがないですが。
ガゼルなど大型草食獣が、ライオンやハイエナ等の捕食者に襲撃され、追跡と闘争の結果として捕食されるような場合、実は被捕食者は殆ど痛みを感じていません。
むしろ、擬人化を行うならば「恍惚とした」感覚に近いのではないかと推測されます。
動物は恐怖・驚愕の刺激を受けるとノルアドレナリンという物質を脳内で分泌し、闘争か逃避か、ストレス体験を終息させるための行動を選択します。
このとき、ノルアドレナリンの過剰分泌は強い疲労感を生むため、基本的には抑制ホルモンであるセロトニンも分泌されて沈静化が図られます。
しかし、回避不能のストレスにさらされ続けると、セロトニンの分泌が生成を上回るために枯れ、興奮が続くことで脳内麻薬物質(オピオイド)が分泌されることになります。
このオピオイドが脳内で分泌されることにより、沈痛・無痛・褒賞・傾眠といった感覚がもたらされます。
全てを合わせると何も感じることができず、むしろ心地よく眠りに就く寸前のような感覚と推測されます。
主観が可能な人間でも、オピオイドが大量分泌されることにより、離人症的な症状がもたらされることが確認されています。
症状については、
現実感の喪失、自己と外界を隔てる透明な壁のある感じ、
自分のことを遠くで自分が観察している感じ、
自分の手足の消失する感じ、等と述べられています。
追跡時や闘争時に負わされる痛みについては感覚があるとも考えられますが(こちらもアドレナリンやドーパミンの作用で緩和されている可能性もありますが)
最後の瞬間にはもはや何も感じていないのでしょう。
https://ka2.link/situke/urazuke-6/#b
弱っちいほうが 生死の境(別世界) に行くのに手間が少なくてすむ。
文字数 8,055
最終更新日 2023.01.21
登録日 2023.01.21
王色染毬は思考する。
彼女は永劫の叡智としてのカタチ。
身近の大切なモノを救おうとした代価であるのなら、狂人が放った『美しい』という一言を甘んじて受け入れた。
少女の誰にも届くことのない独り言。
1人読み用声劇台本です。
☆利用規約
○台本を利用する際は、アルファポリスの感想又はTwitter(@Mitabi_K)のDMに(一言でOK)、使用前後どちらでも構いませんの報告ください。
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○観客のいない完全プライベートでの利用時は、報告しなくて結構です。
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○過度なアドリブ、内容が変わるような改変はご遠慮ください。間の追加等は問題ありません。自作発言・転載は固く禁じます。本作品の著作権は自分にあります。
○演者さんの性別が異なる場合も大丈夫です。1人読みとして朗読に使用していただいても問題ありません。
○語尾や言い回しを軽度に変更することは可能です。
○感想や応援をいただけると、活動の活力に繋がります♪楽しんで演じていただきたいです。練習等に利用していただいてもOKです!
○質問等があればご連絡ください。
文字数 752
最終更新日 2023.02.10
登録日 2023.02.10
ねこ目線のミステリー&ホラー&ファンタジー。知恵と根性だけでどうにかする少女《黒崎美玲》と化け猫《ミッケ》は、家出の途中で怪奇クラブ部長《綾小路薫》と遭遇。朝まで一緒に過ごす約束である場所へ向かった。それはある条件の夜にしか現れない幻影ビル。十億円以上の旧日本軍の金塊が隠されているという都市伝説のビルだった。足を踏み入れた二人と一匹。彼らの前に突如現れた男の正体と、怪奇的な6つの世界が混在する幻影ビルの真実とは……。戦後80年。昭和と令和のキャラが織りなす、現代の子どもたちに届けたい物語です。
※ 演出上の理由により算用数字を使用しています。
※ すでに完結済みですが、推敲しながら毎日1〜3話づつ投稿します。
文字数 108,087
最終更新日 2025.08.13
登録日 2025.07.04
最愛の妹・ミナトを不慮の事故で失ったあの日、高校生の主人公・カズトは禁忌の契約を交わした。それは、命を吹き込んだ「身代わり人形」を作り出す能力。だがその代償はあまりにも残酷で、人形を一体縫い上げるたびに、彼の指が一本ずつ、泡のように消滅するという呪いだった。
カズトの部屋には、生前と変わらぬ笑顔を浮かべるミナトがいる。しかし彼女は、定期的に綻び、朽ちていく仮初めの存在だ。その姿を維持するため、カズトは激痛と喪失に耐えながら、今日も針を進める。左手の小指、薬指、中指……。失われた指の数だけ、彼は妹との偽りの時間を買い戻してきた。
「お兄ちゃん、手が痛いの?」無邪気に問いかける人形の妹。その言葉に救われながらも、カズトは精神的に追い詰められていく。残された指はあと僅か。全ての指を失えば、二度と彼女を縫い直すことはできない。それは、本当の意味での妹の死を意味していた。
やがて街では奇妙な怪異が頻発し、カズトの能力に目をつけた謎の影が忍び寄る。自身の破滅と引き換えに、それでも彼は針を持つことをやめない。守るべきは倫理か、それとも狂気じみた愛か。
指が消えるたびに人間性さえも削り取られていく少年が辿り着く、残酷で美しい結末とは。命を削り、魂を縫い合わせる、切なくもおぞましいダークファンタジー。
文字数 1,558
最終更新日 2025.11.21
登録日 2025.11.21
推理作家の柊一馬が受け取った一通の手紙。それは、三ヶ月前に毒殺されたはずの叔父、桐生総一郎からのものだった。
『私は殺される。犯人は、私の遺産を狙う者の中にいる』
死者からの招待状に導かれ、十二月二十四日のクリスマスイブ、一馬は雪に閉ざされた山荘を訪れる。そこには叔父の遺産相続人たちが集められていた。元秘書の真田俊介、従姉の桐生麗子、主治医の天野修一、元部下の佐々木健太。
そして、一人の見知らぬフランス人男性——カイン・アッシュフォード。元外交官の彼は、深い憂いを湛えた目で、まるで重い罪を背負っているかのような佇まいだった。
午後八時、録画された叔父のメッセージが流れる。
「私は毒殺されました。犯人は、この中の誰かです」
館のどこかに隠された遺言状。そこには犯人の名前が記されているという。しかし遺言状は密室の中にあり、入るためには三つの謎を解かねばならない。
『罪を背負う者は、誰よりも真実を知る』
『時計の針が示すのは、時間ではなく方向』
『死者は嘘をつかないが、生者は真実を隠す』
突然の停電。その混乱の中、カインが意識を失う。彼のポケットから見つかったメモには、震える筆跡でこう綴られていた。
「私が、桐生さんを殺した。ワインに毒を入れたのは、私だ」
地下のワインセラーで発見された一本の『1995 シャトー・マルゴー』。それが叔父を殺した毒入りワインだった。そして明らかになる、二十年前の悲劇。
パリでのワイン輸入ビジネス。カインが運転する車の事故で命を落とした親友、エリック・マーロウ。その事故には、叔父も関わっていた。カインは二十年間、親友を死なせた罪に苦しみ、外交官のキャリアを捨て、ただ贖罪のために生きてきた。
三ヶ月前、叔父はカインに一本のワインを贈った。エリックが最も愛したシャトー・マルゴー。だがカインは「罪を軽くされる資格がない」と、それを叔父に返した。そのワインこそが、毒入りのワインだったのだ。
しかし、誰が毒を混入したのか。カインは本当に犯人なのか。それとも、誰かが彼を利用したのか。
密室の扉が開いた時、そこには誰もいなかった。一馬の推理が導き出した真実は、あまりにも痛切なものだった。真犯人は自分が犯人であることに気づいていない。そして、この事件の本質は殺人ではなく——二人の男の、壮絶な贖罪の物語だった。
叔父は何のために、この精巧な密室劇を演出したのか。カインが背負い続けた罪の重さとは。そして、遺言状に記された叔父の最期の願いとは——。
罪と罰、許しと贖罪をテーマに、二十年の時を超えた友情と悲劇を描く本格ミステリー。すべての謎が解けた時、読者は人間の心の深淵を覗き見る。
これは、罪を背負う二人の男の物語であり、真実を求めた者たちの記録である。
文字数 6,218
最終更新日 2026.01.02
登録日 2026.01.02