「時」の検索結果
全体で50,963件見つかりました。
奇跡的な力を使うことが出来る代わりに全ての人の記憶から自分の存在を消されてしまうという代償を持つフェリシアーーー。
6回目に『聖女として改めて』教会から神託を下されたフェリシアではあったが、しかしそこでフェリシアは聖女ではなく魔女として糾弾され、火あぶりの刑に処されてしまう。
絶望の中、フェリシアはある決意をする。
それは、次生まれ変わって自分にまた特別な力があったとしても、それは自分のためにのみ使おうということだった。
しかし、意識がとだえ目が覚めると、そこは5回目の聖女として力を使った直後のようだった。
時が巻き戻っているーーー?そう判断したフェリシアは、国を出る決意をした。
だけどその時、フェリシアを引き止める人物がいて………
「あんたは因果な運命の中にある。だから俺とこの国をひっくり返そう」
フェリシアに声をかけてきたのは星詠みの青年、リクレだった。
文字数 5,606
最終更新日 2021.05.02
登録日 2021.05.01
15年ぶりに会った”弟”は、今でもちゃんと、”弟”だった――。
土壇場で結婚がダメになった奈留。仕事も辞め、マンションの契約ももうすぐ切れるというとき、ひょんなことから”かつての弟”勇樹と偶然再会を果たす。2人は昔、親どうしの再婚、そして離婚によって、2年の間だけ姉弟だったのだ。別れたときまだ小学6年生だった勇樹は立派な青年に成長し、カメラマンになっていた。
久しぶりの再会に乾杯し、話も弾む。酔った勢いもあって、奈留は半ば強引に、勇樹が1人暮らしをしている一軒家に少しの間置いてくれるよう頼みこんだ。
次に住む所が決まるまでの短い間だけれど、また昔のように姉弟で楽しく過ごせるかもしれない―。気楽に考えていた奈留だったが、勇樹の周りには女性の影がチラついて……。
やさしくて、どこか天然で、時々ちょっと頼もしい。
そんな、奈留が知らない時間を過ごして大人になった勇樹が、抱えていたものとは―。
※「恋する弟」として掲載していた作品を改題したものです
文字数 109,305
最終更新日 2024.03.17
登録日 2024.02.17
神殿育ちの平民Ωであるエマは、婚約者の第二王子から虐待を受けていた。
そんなある日、エマは隣国の伯爵・ルシアンに出会う。
長い銀髪に紅い瞳を持つルシアンは、誰もが見惚れるほど美しい青年だった。
ルシアンの優しさに、次第に心惹かれていくエマ。そしてルシアンもまた、健気で可憐なエマに恋心を抱くようになる。
だが、エマが第二王子の婚約者である以上、この関係は許されない……。
不憫で健気なΩと、隣国の伯爵αの禁断ラブストーリー!
オメガバース/ロマンスファンタジー/ハッピーエンド
【注意】BL・大人向け・イジメ差別表現あり
24話以降は、毎日1話更新!
※8/13~しばらくお休みします。再開時は近況ボードでお知らせします。
※2026年1月1日より連載再開します!
1/1~1/3はお正月+再開記念にて、1日2話更新です。
※2026年2月20日の投稿を持って、第一部完結。第二部からの更新をストップいたします。作品完結後にまた近況ボードでお知らせします。
最初から色々アレですが、ハッピーエンドになります。
王子はクズですが、ルシアン(攻め)とはエロかわいい感じに進みます。
文字数 234,601
最終更新日 2026.02.20
登録日 2025.06.20
彼氏いない暦イコール年齢の女子大生奈緒は、ある日家の前に行き倒れた酔っ払いを発見する。
酔っ払いは元隣人の彼氏で奈緒を自分の彼女を勘違いし、襲い掛かってくるが泥酔し意識を失う。
奈緒は襲い掛かられた腹いせに、酔っ払いの恥ずかしい動画を撮る事にした。
そこから始まる女子大生とイケメン美容師(ややM)のお話。
男の放尿注意。17話完結。『小説家になろう』様にも投稿しています。
文字数 57,430
最終更新日 2021.01.30
登録日 2021.01.14
地味で目立たない主人公
佐藤明(さとうあきら)
転生後はアレク・サトゥーラ。
海で溺れて死んだはずなのに
目が覚めてみると中世の貴族のお屋敷のような広い豪華な部屋、ふかふかのベッド、綺麗な女性(母)に抱き抱えられていた。
そう、主人公は異世界に転生したのだ。
しかも一国の王子。将来を期待される存在だ。
主人公も期待した。
「ひょっとして僕モテるんじゃね?」
しかし、成長するごとにある事に気づく。
それは何故か前世の容姿と全く変わらないことである。容姿が悪いというか目立たない。地味、平凡、ちがうのは髪の色だけ。
「何故だ!」
やがて成長する中で時期国王候補として期待されている王子は異世界の厳しさを知ることになる。
教育が厳しい。
自由がない。
モテない。
ただ唯一の希望、それは将来結婚を約束されている許嫁が一目惚れするほど超美少女だったこと。
困難な異世界生活の中で果たして主人公は無事許嫁と結婚して幸せな人生を生きられるのか。
文字数 270,889
最終更新日 2025.04.06
登録日 2024.08.19
郊外のケーキ屋「Garten Eden」で働く浮静二は才能溢れる若手イケメンパティシエ。誰に何を言われてもコンテストだけには一切出場しない静二は、いつも誰よりも早く来ては一番遅くまで残って研鑽を積む。そんな静二の才能が埋もれてしまうことを恐れた製菓学校時代の先輩・美坂は、静二には内緒で王手製菓専門誌の取材を取り付けると、サプライズで静二を出迎えた。静二はコンテストと同様に取材も受けないと断ったが、憧れの先輩であった美坂に力説されたこともあり、半ば流されるがままに取材を引き受けてしまうことに。
そして雑誌発売の翌日。倍増するであろう客足に備え開店準備で慌ただしい店内、期待と高揚感を隠しきれない店員たち。
だがその中に静二の姿はなく、そこから音信不通になってしまい…。
ケーキバース×クライムサスペンス
文字数 3
最終更新日 2022.10.31
登録日 2022.10.31
スパダリな父、優しい長兄、愛想のいい次兄、チャラい従兄に囲まれて、男に抱く理想が高くなってしまった女子高生、橘礼奈。
平凡な自分に見合うフツーな高校生活をエンジョイしようと…思っているはずなのに、幼い頃から抱いていた淡い想いを自覚せざるを得なくなり……
恋愛、家族愛、友情、部活に進路……
緩やかでほんのり甘い青春模様。
*関連作品は下記の通りです。単体でお読みいただけるようにしているつもりです(が、ひたすらキャラクターが多いのであまりオススメできません…)
★展開の都合上、礼奈の誕生日は親世代の作品と齟齬があります。一種のパラレルワールドとしてご了承いただければ幸いです。
*関連作品
『神崎くんは残念なイケメン』(香子視点)
『モテ男とデキ女の奥手な恋』(政人視点)
上記二作を読めばキャラクターは押さえられると思います。
(以降、時系列順『物狂ほしや色と情』、『期待ハズレな吉田さん、自由人な前田くん』、『さくやこの』、『爆走織姫はやさぐれ彦星と結ばれたい』、『色ハくれなゐ 情ハ愛』、『初恋旅行に出かけます』)
文字数 905,229
最終更新日 2021.04.29
登録日 2019.07.13
この国では、神の使いである巫女が存在する。
巫女に選ばれた者は、神と婚姻の儀式を行うことで一生神に仕え続け、現実では結婚も恋人も出来ず、毎日ひたすら祈り続けるーーという儀式を行わなければならない。
かなり厳しい生活にはなるものの、なれば一生涯の生活の保証に加え、社交界では王族並の待遇、地位、そして名誉が与えられる。
当然、巫女の家族も出世することが可能になるという、かなりの高待遇を受けられる仕事だ。
その巫女となるためには、神に愛されているという証である紋章が身体の一部に出現している人間のみであるというーー。
しかし、その紋章が出現してしまった公爵令嬢リディアは絶望した。
彼女は、巫女になどなりたくなかった。
巫女になれば、毎日毎日退屈な日々を送る羽目になり、挙句の果てには結婚出来ない。
さらには、家族にも気軽に会うことの出来る身分ではなくなる。
彼女の意思や、当時彼女を溺愛していた公爵家の面々は、罰せられるリスクを背負って、彼女が次の巫女であることをひた隠しにすることを決意した。
その後、世界に1人しか存在しないはずの巫女がもう1人登場し、今代の巫女に就任したという不思議な出来事が起こったが、ともかくそのおかげでリディアは1令嬢として生きることが出来た。
その10年後ーー。
なぜか、リディアはその「巫女」に毒を飲ませた犯人として人々から濡れ衣を着せられる羽目に陥ったのだった。
文字数 17,860
最終更新日 2023.03.28
登録日 2021.11.18
「これが、最初で最後の恋」
異世界に召喚され無理やり奴隷にされてぼっちになった男子高生と、その異世界で多くの獣人達をしたがえる最強、屈強な黒狼獣人王の恋。
理久は、夏休み、家族と共に高校生最後のキャンプ中に獣人の支配する異世界に強制召喚されてしまう。
そして、獣人奴隷商人に捕まった理久は、珍しい人間と言う事で性奴隷として馬車に乗せられ獣人に売られに行く。
しかしその時、その理久と悪徳獣人達の乗る馬車を、一人のワイルド系大型犬系イケメン獣人が引きいる謎の獣人集団が襲った。
ワイルド系イケメン獣人は、人間そっくりの見た目に、尻尾と頭に獣耳が付いていた。
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こんにちは。
今回のこのお話しは、先に連載を始めて、今はGood Novelで独占契約連載中の「いなくなった愛犬を探していたら異世界で獣人王になっていて、俺は愛妃になれと攫われた!(交際0日で、獣人王と婚約しました!)」の理久とクロでの違う世界線のものになります。
実は「いなくなった愛犬を探していたら…」と今回のお話は同時に考えていたもので、どちらを書いて発表しようかと考えて「いなくなった愛犬を探していたら…」を先に書いて発表してました。
しかし、こちらのお話しも書いて発表してみたくなり、今回連載を始める事にしてみました。
色々作品を書き散らしておりますが、連載に手応えを感じられるよう、こちらの理久とクロの恋も進展するよう頑張りたいと思います。
どうか皆様、よろしくお願いします!
文字数 65,359
最終更新日 2026.06.05
登録日 2024.10.24
【追放もざまぁも無双もない。あるのは借金と酒と笑いのみ!】
お父さん。お母さん。
あなたたちの可愛い息子は――
異世界で、冒険者になれませんでした。
冒険者ギルドでのステータス鑑定。
結果は「普通」でも、
固有スキルは字面最強の《時間停止》
……なのに。
筆記試験ではギルド創設以来の最低点。
そのまま養成所送りで学費は借金三十万。
異世界初日で、多重債務者です。
……なめてんのか、異世界。
ここで俺たちパーティのイカれたメンバーを紹介するぜ!
ケモミミ用スキルが初日で無駄になったバカ、タクヤ。
魔力制御が全くできない厄病神のバカ、リーシャ。
実は厨二病で呪い装備しか愛せないバカ、オルファ。
そして――スキルで時間を止めても動けないお茶目な俺、ユウヤ。
うーん! 前途多難!
これは――
最強でも無双でもない。
理不尽な世界で、借金と酒と事故にまみれながら、
なんだかんだで生き延びていく話。
追放? ざまぁ? 成り上がり?
そんなものはございません。
あるのは、
愛すべバカどもが織りなすハートフルな冒険譚のみ。
そんな異世界ギャグファンタジーがここに開幕!
文字数 30,944
最終更新日 2026.02.12
登録日 2026.02.08
当時、16歳の未成年だった神門 雅輝(みかど まさき)はオメガとして生を受けたにも関わらず、アルファに負けず劣らずなハイスペックオメガだった。
海外に単身赴任へ行く事になってしまった両親と離れて地元に残り1人で暮らす予定だったがー…心配性な両親の信頼できる知り合いと同居する事になった。その両親の知り合いには連子である息子が居て、その息子は出来た優しいアルファであったが…両親の知り合いであるその息子の親は外面(そとづら)が良いだけの勘違いクソ野郎だった。何を勘違いしていたのか…その男は何故か年の離れた雅輝(まさき)の事を自分の嫁だと勘違いしており…。雅輝(まさき)が20歳になった頃ー…事件が起きるのだがー………雅輝(まさき)はソレを軽く跳ね除けていろいろとあり、密かに想いを寄せていた相手であるその男の連子、アルファの息子と番う事になるのだった。
文字数 62,775
最終更新日 2021.08.10
登録日 2021.07.01
タイトル末尾に『※』→エロシーンあり
会社が潰れたのを機に田舎へと帰った賢人(けんと)は、実家に住む祖母から土地の相続を持ちかけられる。
権利書には、自宅以外にも祖父が趣味でやっていた畑の住所がいくつか並んでいた。
マップアプリを使って場所を確認し、当時を懐かしんでいた賢人だったが、その中にひとつだけ、見知らぬ土地があった。
――気になるんなら見に行けばいいじゃないか。どうせ暇なんだろ?
という祖母の言葉もあり、賢人はその土地を訪れることに。
なぜか出発前に、祖父の形見のスーツと防災バッグを祖母に持たされた賢人は、その土地でパーカッションロック式のマスケット銃を発見する。
そして、その銃を手にした瞬間、賢人は異世界へと飛ばされたのだった。
禁煙パイプを吸って心を落ち着け、見知らぬ森を歩いていると、黒猫獣人の冒険者ルーシーと出会う。
ふたりに襲いかかる強敵を前にした賢人は、マスケット銃から発射される光の弾丸――聖弾――を駆使して魔物を討伐し、ルーシーとともに街を訪れ、冒険者となった。
この世界で冒険者となった者は『加護』を得られる。
それはHPやMP、魔法、スキルといった、ゲームのような能力だった。
加護板と呼ばれるステータスプレートには、【攻撃力】や【防御力】といった現地文字の項目が並んでいたが、その能力値を評価するA~Hの文字はアルファベットで、その世界では神代文字と呼ばれていた。
――あたし、【運】の値がおかしいんだよね。
そう言うルーシーの加護板に並ぶ最低評価『H』の文字。
その中にあって【運】だけが『S』だった。
この世界にあって失われた文字である『S』
そして賢人の加護板でルーシーも初めて目の当たりにする【SP】という項目。
彼は、その特殊な能力と《聖弾》を放つマスケット銃、そして日本の知識を駆使して、冒険者としてルーシーとともにこの世界を生きることに決めた。
元の世界と異世界とを行き来できること、そして彼が辞めた会社の跡地で新たな事件が起ころうとしていることを、賢人はまだ知らない……。
文字数 176,009
最終更新日 2022.06.05
登録日 2022.05.08
杜野ざくろは幼馴染みの告白現場を見て、前世を思い出す。ここがエロゲー世界で、幼馴染みが主人公であることも。同時に自分がフラれた格好になっていることも、慰めてくれる【主人公の友人】にときめいてしまったことも理解し、──すぐさま行動に移した。「あなたが好きです!」
元ツンデレ現デレデレヒロインと、ヒロインに片想い中だけど傷心に漬け込みたくない当て馬ヒーローが結ばれるまでの話が全4話。
他のエロゲに巻き込まれた第2部が全7話。
一応完結済み。(小説家になろうさんでも掲載中)
思いつき次第続きを書く予定です。
文字数 36,144
最終更新日 2021.11.17
登録日 2021.10.24
青龍と生贄にされた奴隷の美青年の話です。人化はしません。ずっと龍のままです。
ラブラブハッピーエンドです。
以下あらすじ。最後までのネタバレありです。
祠に住む【青龍】は、求めてもいない生贄を捧げられて激怒した。しかし生贄にされた奴隷の青年【ガランサス】は、青龍に食べられる事を望んだ。
それはガランサスの家族を救い、故郷に帰すためだった。
青龍はガランサスの魂の美しさに惹かれ、ガランサスとその家族を彼らの故郷まで連れて行く。
青龍に感謝するガランサスは、恩返しを申し出た。青龍はガランサスに求婚した。
ガランサスは驚きつつも、青龍に惹かれていたため喜んだ。しかし奴隷時代に陵辱されていた事を思い出してしまう。
穢れた自分は青龍に相応しくないと思い身を引こうとするが、青龍はガランサスの身の上を知った上で愛を告げ、二人は結ばれる。
蜜月を過ごし、優しく甘い青龍の愛撫に蕩けるガランサス。
身体が変化していき、次第に閨以外でも淫らな気分になることが増えた。
特に、青龍の鱗に触れると駄目だった。すぐ発情してしまう。
ガランサスは自己嫌悪におちいり、青龍と距離を置く。
青龍は距離を置かれたことに気づき、ガランサスに嫌われたと勘違いする。
すれ違う二人だったが、最後は誤解が解けて子供が出来るまで愛し合うのだった。
文字数 9,422
最終更新日 2024.01.03
登録日 2024.01.03
生まれつき国を護る力を宿しているとされていたエーメラはノーワール王国の王子ノヴェルと婚約していた。
しかしある時突然婚約破棄され、城から追い出されるのみならず、魔王のもとへと送られることとなってしまう。
ただ、そこでエーメラは、愛を知ることに……?
文字数 9,273
最終更新日 2024.01.22
登録日 2024.01.20
とある王国の北部を治める公爵夫婦は、すべての領民に愛されていた。
しかし、公爵夫人である、ギネヴィアは、旦那様であるアルトラーディの様子がおかしいことに気が付く。
最近、旦那様の様子がおかしい気がする……。
わたしの顔を見て、何か言いたそうにするけれど、結局何も言わない旦那様。
旦那様と結婚して十年の月日が経過したわ。
当時、十歳になったばかりの幼い旦那様と、見た目十歳くらいのわたし。
とある事情で荒れ果てた北部を治めることとなった旦那様を支える為、結婚と同時に北部へ住処を移した。
それから十年。
なるほど、とうとうその時が来たのね。
大丈夫よ。旦那様。ちゃんと離婚してあげますから、安心してください。
一人の女性を心から愛する旦那様(超絶妻ラブ)と幼い旦那様を立派な紳士へと育て上げた一人の女性(合法ロリ)の二人が紡ぐ、勘違いから始まり、運命的な恋に気が付き、真実の愛に至るまでの物語。
全36話
文字数 55,845
最終更新日 2024.02.18
登録日 2024.01.31
ゴルオレス帝国と呼ばれる国が存在する。その国は大陸で初めて『魔法』を実戦に投入して有名になった国である。それまで戦場では剣で斬り、槍で突き、矢を放ち、盾で防ぐことが当たり前であった時代にだ。遠方から強力な魔法を撃ち込み部隊単位で吹き飛ばし、堅牢な城壁を一撃で砕き、『魔砲師』と呼ばれ戦場で華々しい戦果を挙げてきた。
ゴルオレス帝国は瞬く間に大陸で有数の強国へとのしあがる。
その中でも最強の魔砲師(30代)、『星砕き(スターブレイカー)』と呼ばれる男がいた。
一発の魔法で数千人の大部隊をも消し飛ばす強力な魔法をいくつも保有する大魔法使いだった。彼が所属していた魔砲師部隊『魔竜師団』は大陸中から恐れられた。
しかし、そんな英雄も時代の波に呑まれてしまうのだった。
彼の年齢が50代過ぎた頃、他国で『魔石』と呼ばれる魔力を宿す鉱石が発見される。
本来魔法は素養がある者しか使えない特別な力であったが、この魔石を利用すれば誰でも魔法が使えるようになったのだ。魔法の素養を持って生まれる者は少なく、スターブレイカー(星砕き)ほどの魔砲師は現れず、彼も年齢による魔法力が衰えて全盛期の半分ほどの力しかなかった。ゴルオレス帝国も戦力増強のために魔石の探索・研究を開始した。
その結果、成功を収める。剣に魔石を取り付け魔剣へ、槍に魔石を取り付け魔槍へ、弓に魔石を取り付け、盾に魔石を取り付け魔障盾へ、武器だけに留まらず日常品にまで使われだした。人間は魔力を使い切ると回復には時間がかかるが、魔石を取り付けた武器等は魔力が空になった魔石を取り外して魔力が満タンの魔石に取り替えるだけ。しかも空の魔石の大体は魔力の回復時間は何回使用しようが一定である。魔砲師の役割は相手に強力な一撃を与え損害を出すことにある。が、彼等は普段兵士に護衛されて魔法を撃ち込める距離まで近付き、魔力が尽きるまで撃ち、魔力が尽きると兵士に護衛されながら自分の陣地まで帰投する。
ぶっちゃけここまで人員を割く魔砲師より魔石を利用した武器を兵士に持たせた方が効率いいんじゃね?のお偉いさんの一言により魔竜師団は予算・人員大幅削減され、次々に辞めていった。訓練も見直され、かつては魔法知識を貪るために書庫にこもり瞑想を繰り返す訓練が、魔力が切れても動けるように兵士達と合同訓練をやらされ、兵士達にクズ呼ばわれされながらも残った団員とともに頑張り続けた。
彼が60歳の頃、魔竜師団は完全に解体され新たに『魔装具』を取り扱う専門の兵団、『魔装騎士団』が設立され魔竜師団はそこに配属され一年以内に彼以外は皆命を落とした。一番多かったのは魔力切れに陥り戦場に置き去りにされるケースだ。彼も心臓の病を患っていたため時間の問題ではあったが。そして彼の最後の任務は、退却する部隊の殿だった。
その任務で相討ちで死んだはずの彼は『目を覚ます』と・・・
文字数 34,815
最終更新日 2019.06.05
登録日 2019.03.04