「本気」の検索結果

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BL 完結 長編 R18
ミルクのような色をした眩しい肌は汚れがなくて、自分がこの手で汚してやりたいと、トウヤにそう思わせた。 全寮制の男子校に通うトウヤは長い夏休みを学園内で謹慎して過ごすことになってしまった。 そんなトウヤの前に学園から頼まれてやってきたという大学生のボランティアの青年、リュカが現れる。 「君に努力や根性というものの素晴らしさを教えに来たんだ!君がこの先、真っ直ぐな人間として生きていけるよう俺にお手伝いをさせてほしい!」 こんなウザくて寒いことを言ってくるような奴と夏の間中過ごすなんてまっぴらゴメンだ。「ふざけんな」「バカじゃねーの」「くだらねえ」と何度拒絶しても、全く動じないし、それどころかますます張り切っている。 それならば、からかってやろうとちょっかいをかけたら、なぜか本気にされてしまい、ますます執着されながら、トウヤはリュカと交流を深めていく。 ツンケンした高校生の攻め×空気を読まない真面目な大学生の受け という組み合わせです。 この作品はムーンライトノベルズにも掲載しています。 性描写のある話にはサブタイトルの側に★印をつけています。
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小説 227,066 位 / 227,066件 BL 31,181 位 / 31,181件
文字数 76,404 最終更新日 2022.08.16 登録日 2020.10.18
SF 連載中 長編 R15
本気で人類、滅ぼしてみませんか!? 人生を悲観した日本の弱者男性 山根俊樹 自分の人生を終わらせるか迷っていた時期に…。 ある朝、目覚めると身長130メートル、体重10万トンの大怪獣になっていた。 自分にも制御できない破壊衝動。 超大国の軍隊ですら問題にもならず薙ぎ払われていく…。 そのあまりの力に、人類そのものが存亡の危機に晒され、やがて…。 (例のレジェンド特撮怪獣とは無関係です。 オマージュ要素は否定しませんが。 つか、『彼』よりも強いです) 「抗え、人間ども」
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小説 227,066 位 / 227,066件 SF 6,697 位 / 6,697件
文字数 7,368 最終更新日 2023.05.03 登録日 2023.04.30
BL 連載中 ショートショート
「お前、もしかして俺のこと好き?」 水泳部の頼れる先輩・田所康二(たどころ こうじ)と自由奔放な後輩・遠野陰斗(とおの かげと)。 面倒見のいい田所は、どこか危なっかしい遠野のことを何かと気にかけていた。 「うざい」と言いながらも遠野はそんな田所の視線を気にしてしまう。 ある日、プールで溺れかけた遠野を田所が助ける。 目が合い、濡れた肌が触れ合う瞬間――遠野の心臓はなぜか激しく跳ねた。 (違う、俺はノンケだ。男にドキドキなんてしない) 必死に否定するも田所の何気ない言葉や仕草が気になって仕方がない。 そして、ついに田所の口から告げられた一言。 「……お前のことが好きだったんだよ」 冗談じゃなく、本気の告白。 逃げる遠野、待つ田所。 焦れったくて熱い、真夏のプールサイドで交わされる恋の行方は――!?
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小説 227,066 位 / 227,066件 BL 31,181 位 / 31,181件
文字数 18,096 最終更新日 2025.03.10 登録日 2025.02.28
恋愛 完結 短編
 トルメンタ伯爵家に居候として身を置く『元』子爵令嬢フィーナ。幼い頃に両親を亡くした彼女は、早く結婚をして自分の家族を持つことが願いであった。  そのために何度も見合いを繰り返し、断られ続けて九人目。次、十回目の縁談こそ成立させてみせると意気込む彼女の前に見合い相手として現れたのは、なぜか居候先のトルメンタ伯爵家嫡男カミロ・トルメンタ。 「ご、ご冗談を……」 「冗談ではない。本気だ」  早く結婚したくて見合いを繰り返すフィーナと、無自覚の初恋を拗らせていた堅物なカミロのお話。
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小説 227,066 位 / 227,066件 恋愛 66,030 位 / 66,030件
文字数 39,445 最終更新日 2025.03.02 登録日 2025.03.02
恋愛 完結 ショートショート
手の上に小さな箱をのせて僕は君に言う。「馬鹿みたいな話だけど、僕は本気だ」これは一生に一度の大舞台のために151万円の買い物をした男の話。
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小説 227,066 位 / 227,066件 恋愛 66,030 位 / 66,030件
文字数 1,777 最終更新日 2021.05.15 登録日 2021.05.15
ライト文芸 連載中 長編
拍手が好きだ。自分に向けられたことは、一度もないけれど。  高校三年の三谷波瑠は、ピアニストを目指す幼なじみのコンクール書類を整え、小説家志望の後輩の原稿に感想を書き、進路に悩む下級生の推薦状を練る。 放課後活動支援部、通称ゆめ部のたった一人の部員。 誰かの夢を裏方で整えることが、波瑠の放課後のすべてだった。  高三の二学期、転入生の瀬戸内廻がゆめ部にやってくる。なんでもそこそこできるのに、なんにも本気になれないという廻は、ある放課後、波瑠に尋ねた。 「お前は、何がしたいの」 波瑠は答えられなかった。その問いの形をした穴が、ずっと前から胸の真ん中に空いていたことに、気づいてしまったから。  幼なじみのピアノの才能は、遠い舞台の上でますます輝いていく。後輩の小説は、波瑠の知らないところで誰かの心を動かし始めている。みんなが前に進む。でも、波瑠だけが客席に座ったままでいる。  支えているつもりだった。でも本当は、自分自身と向き合うことから、ずっと目を逸らしていただけなのかもしれない。  夢を追って家族を置いていった父。才能を信じることをやめた母。十六年間閉ざされていた書斎の奥に眠る、一枚の絵。  すべてが繋がったとき、波瑠の足元が揺れる。  海が見える丘の上の高校で過ごす、最後の半年間。  夢を持てない少女が、夢を持てないまま、自分の足で立ちあがるまでの物語。  あの日、コンクール会場の暗い客席で流した涙の意味を、波瑠はまだ知らない。
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小説 227,066 位 / 227,066件 ライト文芸 9,604 位 / 9,604件
文字数 21,013 最終更新日 2026.05.08 登録日 2026.04.09
BL 完結 短編 R18
高校二年生の嘘告?から始まる恋の話。♡喘ぎがあります。美形×平凡
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小説 227,066 位 / 227,066件 BL 31,181 位 / 31,181件
文字数 12,958 最終更新日 2024.10.05 登録日 2024.10.05
青春 連載中 短編
令和8年、7月。  湘南の海は、かつてのような「灼熱の社交場」というよりは、SNSに最適化された「映える背景」と化していた。  都内の広告代理店で、クライアントの無理難題に「検討します」という名の逃亡を繰り返していた**浅海 颯(あさみ はやて)**は、30歳を目前にして、突然の無力感に襲われていた。手元には、半年前に別れた彼女との思い出が詰まった、通知の来ないスマートフォン。  「……バグだよな、これ」  彼は独りごち、愛車の古いジムニーを走らせた。向かった先は、亡き祖父が遺した三浦半島の端にある古びた海の家兼民宿『シーサイド・ログ』。  到着した颯を待っていたのは、潮風で剥げかけた看板と、砂浜に座り込んでMacBookを叩く一人の男だった。  「お、新しいオーナー? 悪いけど、Wi-Fiの調子が最悪なんだわ」  男は藤原 湊(ふじわら みなと)。大手IT企業をドロップアウトし、フリーのエンジニアと称して各地を転々としている、掴みどころのない自由人だ。  「勝手に住み着いてるのかよ」  「家賃の代わりに、このボロ宿のシステム改修を請け負ってる。今のところ、予約システムは『手書きのノート』だけどな」  颯の神経質な真面目さと、湊の飄々とした軽薄さ。対照的な二人が顔を合わせた瞬間、夏の熱気が一段階上がったような気がした。  そこへ、一台の電動キックボードが波打ち際を滑るように現れた。  「ちょっと! そこの二人、宿の再開準備って聞いてるけど?」  ヘルメットを脱ぎ、汗を拭いながら現れたのは成瀬 渚(なるせ なぎさ)。地元の観光協会で働く彼女は、幼い頃この『シーサイド・ログ』で颯と遊んだ幼馴染だった。かつては追いかけっこをしていた少女が、今では凛とした大人の女性として、強気な視線を颯に向ける。  「颯、本当に戻ってきたんだ」  「……ああ、まあ、夏の間だけな」  「湊さんも! 仕事してないなら、この『海びらき』のポスター、町中に貼ってきて!」    再会した幼馴染、居座る風来坊、そして燃え尽き症候群のサラリーマン。    夜、三人は『シーサイド・ログ』のデッキに座り、コンビニで買ったビールで乾杯した。  「令和になっても、結局ビールは美味いな」と湊が笑う。  「明日から、どうするの?」と渚が尋ねる。  颯は、暗い海を見つめながら答えた。  「とりあえず……このボロ宿、本気で直してみるよ」  スマホの画面は相変わらず静かだったが、波の音だけが、かつて忘れかけていた胸の鼓動のように響いていた。  友情とも恋とも呼べない、何かが始まる予感。  三人の「ログイン」できない夏が、今、静かに幕を開けた。
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小説 227,066 位 / 227,066件 青春 7,908 位 / 7,908件
文字数 1,050 最終更新日 2026.05.25 登録日 2026.05.25
エッセイ・ノンフィクション 完結 ショートショート
 今夢を追っている人。  これから夢を追い始める人。  夢を追い続けていて、今挫折しそうになっている人。  誰でもいい。  いや、それは嘘。  伝えたい人はただ一人。  いつでも私の助けに応えてくれて、支えてくれた人。  届いて欲しい。  私の想いを。  文字にして記すから。  うまく言葉じゃ言えないけど。  文字でなら伝えられる気がするから。  これは自己満足のメッセージ。  それでも書きたい。伝えたい。  君が私を隣で支えてくれたように。私も君を隣で支えたいから。  なんでも相談して欲しい。  全部受け止めるから。  ここに書き示すのは私の人生感。  夢を追うとは何なのか。  先に無謀な夢へと走り出した先輩として。  今伝えたいことがあるから。
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小説 227,066 位 / 227,066件 エッセイ・ノンフィクション 8,830 位 / 8,830件
文字数 4,236 最終更新日 2019.02.25 登録日 2019.02.25
BL 連載中 短編
勇者パーティーの一人である騎士は逃げる。世界の果てまで。
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小説 227,066 位 / 227,066件 BL 31,181 位 / 31,181件
文字数 15,261 最終更新日 2023.12.27 登録日 2021.10.13
恋愛 連載中 ショートショート R15
 浮気相手に本気になってしまったからという、理不尽な理由で婚約を破棄された令嬢のイルカ。  どんなに嫌なことがあっても、次の日は来てしまう。  あまりにも眩しい朝陽を眺め、初等部の時から皆勤賞を続けてきたイルカは、その日、初めて学校をサボった。
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小説 227,066 位 / 227,066件 恋愛 66,030 位 / 66,030件
文字数 41,380 最終更新日 2022.08.11 登録日 2022.07.19
ファンタジー 連載中 長編
【紹介文】 「ククク……人間どもよ、余の罠にかかるがいい」 元魔王・黒崎冥司がテレビ局に就職して早一年。少子化ニュースを「人類滅亡の兆候」と読み違えた彼は、担当することになった恋愛リアリティーショーをひそかにデスゲームへと作り変えようとしていた。 しかし罠は絶対に落ちないし、毒は体に良いし、迷宮には非常口が三つある。 「番組的にはカップル誕生ということになりますね」 「ククク……見せかけの希望というのは滑稽だな」 「視聴率、過去最高です」 「……民衆とはかくも愚かなものよ」 やさしすぎる元魔王と、全肯定しながら現実を一言添える部下・リリ。本気のデスゲームのつもりが、なぜかカップルが量産されていく。 誰も死なない。でも誰かが、確実に恋に落ちていく。
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小説 227,066 位 / 227,066件 ファンタジー 52,789 位 / 52,789件
文字数 10,587 最終更新日 2026.05.03 登録日 2026.05.01
エッセイ・ノンフィクション 完結 ショートショート R18
児童書・童話 連載中 長編 R15
スカートめくり。それは小学生時代にあった一過性の風物詩、、、そう思っていたのに、中学生でそれをやる人がまさかいたなんて! 中学生デビューの学生たちにスポットを当てた歯痒く甘酸っぱい群像ドラマ。お転婆に育ち勝ち気で怖いもの知らずの美祈、短気で背が低く声が高いゆえにコンプレックスを抱える正太郎、周りに無関心で友だちを作ろうともしない瞳、頑固気質と融通さ情緒に欠けて困らせる春信、男子に辛辣だが臆病さの裏返しで心優しい恵、いつもマイペースで本気を見せたことのない新司と、それぞれバラバラを見せる人物たちが、いつしか一つにまとまっていく心温まるストーリーを描く。
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小説 227,066 位 / 227,066件 児童書・童話 4,254 位 / 4,254件
文字数 34,739 最終更新日 2023.05.14 登録日 2023.01.28
恋愛 完結 ショートショート
可愛い見た目の妹。異母姉妹なんてよくある話で関係もまあまあ良い。 小さい頃は庭で一緒に遊んだなあ。その木の実とその花を交換しましょ?って。 けどねえ。今の年齢で、それをアレンジしてやるの?マジなの? え、行動が本気なのが怖いんですけどお!!
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小説 227,066 位 / 227,066件 恋愛 66,030 位 / 66,030件
文字数 1,232 最終更新日 2021.05.23 登録日 2021.05.23
ファンタジー 連載中 ショートショート R15
勇者が異世界かつ人口比率から現代の抽選が多いなら、普通事務職としてこき使った方が有利だろう。 そう勇者を監禁した王国は、魔王軍と何百年と戦い続け、講和条約を決める余地はなく、終わりは見えなかった。 しかし、元の世界に戻って復讐を果たすと誓った主人公は魔王を早く倒そうとするが、軍資金から武器や防具の全てを自前で用意しないと足がつく上、武器類の制限から書類が無いだけで厳罰、勇者という知名度は活躍も無く封殺、孤独に抜け出し、戦うしかなかった。 ・・・それだけなら、それだけなら良かったのだ。 相続税、贈与税、魔王軍の外注、裁判での敗北、ダンジョンの不良債権化・・・その結果残ったのは一般人の年収三千億年分の借金、そして借金返済の為にメイドとしてある貴族に飼われ、勇者としては既に残骸しかない。 ・・・さぁ、勇者よ。 お前は本当にここで諦めてしまうのか? あまりにも残酷、あまりにも冷酷。勇者も王国も、魔王も。誰もが命を使い捨て、本気で戦う・・・そんな最悪な三面戦争が今始まる。
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小説 227,066 位 / 227,066件 ファンタジー 52,789 位 / 52,789件
文字数 148,389 最終更新日 2026.06.17 登録日 2026.03.31
ファンタジー 連載中 長編
「えーお前たちも知ってる通り、日本は政府、国民諸共に腐りきってしまいました。人間を見かけたらどんどん噛みつきなさい。今こそ本気出してトモダチ百人作ってやろうぜぇっ!! 先生が許可します!」 20××年——。 突如、東京全土にまかれた謎の毒ガスによって政府、国民諸共、ほんとうに腐ってしまった日本。 ゾンビと化した国民を浄化しにかかる上級国民(生き残り)たち。 僕らの仁義なき戦いが、今、始まる……とかはなくて。 右を見てもうーうー。左を見てもうーうー。 そんな世界で何やらむつかしいことを言う人は一人もいなかった。 そして僕は、ふと思ってしまったのだ。 なんだか、以前より生きやすくね? って——。 ——腐っててもいーんじゃない? 近未来日本。 その首都、東京で、僕らは今日も気ままにうごめいている。
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小説 227,066 位 / 227,066件 ファンタジー 52,789 位 / 52,789件
文字数 9,226 最終更新日 2024.08.31 登録日 2024.08.31
恋愛 完結 ショートショート
私を追い出す? この店を取り仕切っているのは私ですが、私が居なくなったらこの店潰れますよ? 本気いや正気ですか? そうですか。それじゃあお望み通り出て行ってあげます。後で後悔しても知りませんよ?
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小説 227,066 位 / 227,066件 恋愛 66,030 位 / 66,030件
文字数 5,470 最終更新日 2021.10.14 登録日 2021.09.27
恋愛 完結 長編 R18
傷ついた女性を癒す執事。御奉仕いたします。そんな執事達は皆ヴァンパイア。彼らと擬似恋愛を楽しめる?それとも…本気?
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小説 22,184 位 / 22,184件 恋愛 5,112 位 / 5,112件
登録日 2010.05.04
ライト文芸 連載中 長編
清水健二(しみず けんじ)、四十歳。 職業、無職。世間で言うところのニートだった。 だが、彼はただのダメ人間ではない。 頭はいい。要領もいい。見た目だって悪くない。 学生時代から勉強も仕事も人より簡単にこなしてきた。 女にも、それなりにモテた。 何をやっても、できてしまう。 できすぎてしまう。 だからこそ、つまらなかった。 必死に働く人間を見ても、理解できなかった。 恋愛に一喜一憂する人間を見ても、馬鹿らしく思えた。 自分が本気を出せば、仕事も女も、いつでも手に入る。 そう、本気を出しさえすれば。 「俺なら、いつでも働ける。いつでも彼女できる」 それが、清水健二の口癖だった。 しかし、そんな言葉を何年も聞かされ続けた両親の堪忍袋の緒は、ついに切れる。 ある日、健二の前に差し出されたのは、分厚い封筒だった。 中には、当面の生活費と思われる現金。 そして父は、冷たく言った。 「今日中に出ていけ」 母も、もう庇わなかった。 「四十歳にもなって、“その気になれば”ばかり……もううんざりよ」 健二は、わずかに眉をひそめた。 だが、取り乱しはしなかった。 むしろ鼻で笑ってみせた。 「別に困らないけど。俺ぐらいの人間なら、どこ行ってもやっていけるし」 そう言って封筒をつかみ、家を出た。 その時の健二は、まだ知らなかった。 この追い出しが、自分と同じように“役たたず”の烙印を押された連中との出会いにつながることを。 そして、自分が初めて―― 「一人では届かない場所」を知ることになることを。
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小説 227,066 位 / 227,066件 ライト文芸 9,604 位 / 9,604件
文字数 92,580 最終更新日 2026.05.08 登録日 2026.04.23
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