「富」の検索結果
全体で1,979件見つかりました。
文字数 1,931
最終更新日 2023.03.21
登録日 2023.03.21
●注釈
※この作品は『夢現新星譚』の第一部【Ⅰ】夢と現の星間郵便の第69話で夢羽が話す、前日譚となります。
この作品から読み始めても楽しめますし、次に本編を読み始めても問題ありません。
●あらすじ
3つの世界を維持するために、今日もたくさんの食事をしている創造神のソラ。
そのソラの元に、血塗れの服を着た中年の男、クロードが来訪する。
「僕の名はクロード。盗賊団に襲われ……妻は今も……今も……」
ソラは世界には希望があると伝えるべく、夢の世界の街を案内するが、
「僕は……人の世を終わらせます。この腐敗した世界に、もはや救いなどありません」
と言い、クロードは街の方へと姿を消した。
神々の怠惰、人々の苦しみ、そして新たな脅威。
夢と現の星間郵便の前日譚のソラの物語。ここに開幕。
※この作品は旧作である『夢と現の星間郵便シリーズ』の設定を引き継いだフルリメイク作品です。
この小説は、カクヨムとアルファポリスとpixivにも掲載しています。
この小説は、実在するものを使っておりますが、全てフィクションです。
文字数 37,003
最終更新日 2024.12.29
登録日 2024.12.09
『疾風のゆくえ』は、石上とその兄、友人倉田を中心に、自動車レースや技術への情熱を描いた物語です。石上はアマチュアレーサーとして地元で有名な兄の影響を受け、車やバイクに憧れを抱きつつ、自分の未来について葛藤しています。友人倉田と訪れた富士スピードウェイで目の当たりにしたプロの世界に圧倒されながらも、石上は兄とその世界への憧れを深めます。一方で、兄が語る技術と市場の間の矛盾や、ニッサンGT-Rが象徴する技術の歴史が石上に新たな視点を与えます。物語は、技術者たちの夢と市場現実との狭間で揺れ動く中、自らの進むべき道を模索する石上の成長と希望を描き、次世代に繋がる挑戦を示唆して締めくくられます。
文字数 6,430
最終更新日 2025.02.14
登録日 2025.02.14
その娘は、42人を殺した。
けれど父は、彼女を差し出さなかった。
人の感情を理解しながらも共感できない男爵アウグストゥス。
彼が辺境都市ザレイドで守ろうとしたのは、連続殺人鬼となった娘ルーシュだった。
川に流れ着いた首無し死体。
消えた住民たち。
隠された証拠。
そして事件を追う治安局と、都市へ派遣された勇者たち。
犯人は、最初から分かっている。
問題は、父がどこまで隠し通せるか。
殺人鬼の娘を守るため、サイコパス男爵が証拠を消し、嘘を重ね、勇者と治安局の包囲網をすり抜ける。
異世界で始まる、父娘の完全犯罪崩壊劇。
文字数 386,215
最終更新日 2026.08.26
登録日 2026.06.07
王都に隣接する小さな街で暮らす道具屋の娘ルイーズは、魔法が使えなくていつも虐められてばかり。しかしポーション作りが上手で、男子たちからモテすぎた! 偉そうな姉の絶望する顔、ずっと虐めてきた父の土下座、元婚約者の復縁をキッパリ断るなど、ざまぁ、ありの胸きゅんラブストーリー♡ 完結まで執筆済みで、おもしろさ保証、是非ご覧ください!
登場人物
ルイーズ 道具屋の娘。ボーイッシュな女の子で手先が器用。
ジャス ルイーズの婚約者。大金持ちを夢見る冒険者。
レミ ルイーズの同級生。ふつうに可愛い女の子。
ロイ トルシェを統治する王族の息子。ルイーズの同級生。
デビット ルイーズの同級生。太っているがそれなりの貴族。
ケイト 回復魔法が使える聖女。かなり色気がある。
セリーナ アディアスの令嬢。上品だが戦闘は勇ましい。
アル 妹のセリーナと旅をする弓使い。不思議な美青年。
モンテーロ ルイーズの父。貿易商を営む、金と権力の亡者。
ドロシー ルイーズの姉。水魔法が使える生意気娘。
ダグラス ルイーズの祖父。元冒険者で道具屋の店主。温厚な性格。
ノアーユ ロイの父。トルシェを統治する王族で現国王の弟。
ヴィルハイム ケイトの義父。賢者でフィルワームの大臣。
世界観
トルシェ
ルイーズが住む人口数百の小さな街。高い鐘楼があり、その鐘を鳴らすことによって王国フィルワームに来訪することを伝える、という古からの慣わしがある。
フィルワーム
西にある人口数万の巨大都市。商業や農耕を発展させ栄華を極めているが、貴族と平民の貧富の差が激しく、治安が悪い地区は危険がともなう。
アディアス
東にある人口数百万の魔法国家。魔法技術によってスマートな建国がされてあり、医療などの公的機関はすべて魔法で成り立っている。政治体制は民主で職業次第で金持ちになることが可能。
魔物の巣
アディアスとフィルワームの国境にある魔物がうろつく深い森。冒険者たちは金を稼ぐため魔物を討伐している。
プリンセスロード
鐘楼の街トルシェから王国フィルワームをつなぐ道路。その昔、他国の姫が通るため整備した道であることから、この名前がつけられた。
魔石(魔法のクリスタル)
魔力を吸収したり放出できる特別な資源。
文字数 151,446
最終更新日 2023.02.23
登録日 2023.01.27
――まるで、怪物でも見たような顔をして、さ。
東京の片隅で起こった、連続実業家殺人事件。
その捜査の末席に加わった警察官・洸星の前に、破滅的に美しい男・燎斗が現れる。
彼こそ、八年前に洸星の初恋をさらっていった張本人だった。
かつて、互いに傷つけあった二人も、今や容疑者と追う立場。
嘘と秘密の奥に見えるものをつかもうとするたびに、
痛くて悲しくて、なによりも甘い記憶がよみがえる。
「何度も、お前の悪夢を見たよ」
富と、覚悟と、知恵があれば、自由でいられるはずのこの街で、
愛と正義、どちらも手放せないまま、街をさまよう二人が行き着く先は――。
*
脱サラ警察官・松山洸星×ロマンス詐欺師・愛衣川燎斗
警察ノワール×ミステリー×BLの話が読みたくて読みたくて書きました。
昔の男、元カレ同士が出会った二人の話です。
40投稿ぐらいで完結、週二更新予定です。
連載は苦手なので、戻って書き直すことも多々あります。完結後に清書版にリライトする可能性大です。なるべく過去分をリライトした場合は告知します。
感想などいただけると励みになります!
※BL大賞に応募しています。気に入ったらポチしてもらえたらうれしいです!
※他サイトでも同様の内容を連載中
投稿済の話の修正履歴
*2025/11/3 より二人の関係や情報がわかりやすくなるようタイトルと第2話を一部修正しました。
文字数 19,903
最終更新日 2025.11.20
登録日 2025.10.28
現実に退屈を感じていた里中公平はある日突然天使によって異世界に転移させられた。そこは公平の大好きな剣と魔法とファンタジーの世界で……。
現代と比べ、明らかに低い知識と技術レベル。ハウトゥーファンタジーという天使からのプレゼント、持ち前の豊富な知識、それらをアドバンテージに公平は国を作る事を決意する。
ささやかながらも国を作る事に成功した公平の目の前に現れたセラムと名乗る、商人の大半が身を寄せる商業組合国家セルフィナの長が公平にある取り引きを持ちかける。
同時に現れる悪魔。彼女は何もかもが天使と反対で……。悪魔が転移させた大日本帝国陸軍軍人、久遠寺直志。次第に明らかになる天使の秘密。動き始める物語。
文字数 19,748
最終更新日 2014.12.01
登録日 2014.11.30
500字以内のショートホラー10発目です。大富豪、怖ェェ……
1発目『【R15】言葉の力【なずみのホラー便 第61弾】』
⇒https://www.alphapolis.co.jp/novel/599153088/384382633
2発目『罰【なずみのホラー便 第62弾】』
⇒https://www.alphapolis.co.jp/novel/599153088/57382641
3発目『悪い紙【なずみのホラー便 第63弾】』
⇒https://www.alphapolis.co.jp/novel/599153088/397382650
4発目『最上階【なずみのホラー便 第64弾】』
⇒https://www.alphapolis.co.jp/novel/599153088/362382874
5発目『荒療治【なずみのホラー便 第65弾】』
⇒https://www.alphapolis.co.jp/novel/599153088/760382954
6発目『【R15】ピンクの蛇【なずみのホラー便 第66弾】』
⇒https://www.alphapolis.co.jp/novel/599153088/721383259
7発目『巾着切り【なずみのホラー便 第67弾】』
⇒https://www.alphapolis.co.jp/novel/599153088/931383262
8発目『制服【なずみのホラー便 第68弾】』
⇒https://www.alphapolis.co.jp/novel/599153088/682383578
9発目『浅い眠り【なずみのホラー便 第69弾】』
⇒https://www.alphapolis.co.jp/novel/599153088/47384595
本作は「カクヨム」「アルファポリス」「エブリスタ」の3サイトで公開中です。
【なずみのホラー便】のネタバレ倉庫も用意しています。
⇒ https://www.alphapolis.co.jp/novel/599153088/606224994
★リアルタイムでのネタバレ反映ではなく、ちまちま更新予定です。
文字数 484
最終更新日 2020.06.15
登録日 2020.06.15
明治時代。
遊郭の花魁夕霧(18歳)は、元武家の姫だ。不運にも遊女に売られた。遊郭の街吉原一の美貌と名高く、店では常にトップの存在だ。気位も高い。
彼女は大富豪の老華族専属の花魁だった。男女の仲ではなく、娘のように彼女を可愛がってくれていた。
しかし、頼みの老華族の足が途絶えてしまう。ほどなく、死亡の知らせが届く。
失意の彼女に、その息子(柊理)の意思が告げられた。父を継いで彼女との契約を続ける、と。
これまでとは違う。
夕霧は新たな覚悟で受け入れるが、柊理の彼女への行動は、辛辣でプライドを折るようなものが続く。とうとう息子へ本音を出してしまった。
「下がれ、下郎!」
太客に決して見せてはいけない夕霧の本音が露わになたっとき、柊理は怒りとは違う反応を見せた。彼女を遊郭から引き取り、自由にしてやるつもりっだったというが―――。
「あんた、処女か?」
「何がいけない!?」
「処女なら話が違う」
「どうしてだ?」
柊理の持つ秘密が、二人の関係絡ませていく————。
かなしい過去を持つ元姫と麒麟の息子と呼ばれる華族の男の恋愛ストーリーです。
パラレル明治時代のお話です。設定等ちぐはぐな場面もあるかと思います。ご容赦いただけますと幸いです。
『笑わない女』から改題しました。
※小説家になろう様にも別タイトルで投稿させて頂いております。※
文字数 96,726
最終更新日 2023.04.17
登録日 2023.04.14
舞台は、移民政策が進み多民族化した2050年の東京「ニュートーキョー」
栄光ある大都市の裏では貧富差や人種、思想の相違により引き起こされる犯罪が横行している。そんなニュートーキョーの「ニューミナト」に住む冴えない男子高校生の「ナルミ」彼はひょんな事から「人間の身体能力のリミッターを解除する"エナジーX"」を飲んでしまう。
文字数 5,443
最終更新日 2019.09.23
登録日 2019.09.23
異世界に召喚された俺に与えられた固有スキルは”エリクザー”
ザーメンがエリクサーになるという、どえろいスキルを得た俺は、自分を召喚するために命を使い果たした姫を――
魔王討伐のために旅立つ俺たちだが、俺にスキルを与えた女神はこう言っていた。
「魔王に対面せよ」
その真意とは――
※本作にはネクロフィリアの描写があります。
※エロ回はタイトルの数字の後に♡を付けてます。
文字数 13,427
最終更新日 2026.03.07
登録日 2025.02.05
あらすじ
明の朝廷の下級役人・鄭建は、宰相による皇子の殺害を目撃してしまったために追われる身となり、家族を皆殺しにされて日本に逃亡した。
逃亡先の京都で焼き物作りを始め、妻子を得て新たな人生を送るようになる。
その一子、長次郎は天下一の茶人、千利休に感化されて茶碗作りに天賦の才を開花させる。
千利休は長次郎の茶碗を「今焼茶碗」と称し、諸大名、貴顕、富豪に高額で売りさばき長次郎にも多くの富がもたらせる。
しかし、長次郎は自由な創作を千利休に禁じられ、その鬱憤から遊女にのめり込み、やがて過度の飲酒で心身を壊して亡くなる。
残された長次郎の妻りゆ、は幾多の苦難を重ねながら家を支え、兄の協力を得て後代に続く楽茶碗の名流、「楽家」を遺すのだった。
文字数 34,533
最終更新日 2025.03.29
登録日 2025.03.29
◇艦隊司令・外伝
あらゆる世界、あまねく時代。
そこには人の営みがあった。
人は社会を形成し、そしてどの社会も、導かれるようにとある形態へと辿り着く。
貨幣経済である。
だが、これは経済の仕組みがあろうとなかろうと変わらない事である。
それは、貧富の差である。
富めるものがいれば、必ず倍は貧する者が存在するのだ。
彼女もその一人であった。
アロイテ・シュバク。
彼女は孤児であったが、クロファート星の首都にあるスラムでずっと生き延びてきた。
都市を囲むように存在するのが、クロファート名物とも言えるような規模のスラムである。
無法者たちは自分たちをゴミや虫のように扱う上層の民たちに牙を剥きつつも、互いに生きるために情を捨てドライな関係を築き生きていた。
ある日、日常は唐突に崩壊する。
上層は、洗浄の目的で”下層”すなわちスラムの破壊を決行したのである。
砕かれ、地獄のような炎に包まれる下層。
その中で、アロイテは「彼」との運命の出会いを果たす。
この物語は彼女が”執事”として「彼」に仕え、多くの敵から「彼」を守るために戦う日までの話である。
文字数 47,310
最終更新日 2025.08.15
登録日 2025.08.01
最強と謳われた冒険者パーティーの一員、僧侶ルシエル。
仲間たちが成長し、回復魔法の出番が減ったことで、彼は静かにその輪を離れた。
必要とされなくなったのではない。ただ、自分の力が届く場所を探したかった。
彼が新たに選んだのは、出身地近くの都市の下町。
喧騒と埃のなかに立つ小さな治療院で、彼は魔法で人々の傷を癒していく。
「誰かのそばで、必要とされること」。それが、彼の“戦い”のかたちだった。
金のない者からは取らず、払える者にはきちんと請求する。
富裕層からは高額でも遠慮なく——それは平等ではなく、公平を貫くため。
理解されずとも、信じてくれる誰かのために、癒しの光を絶やさない。
貧しい少女ミナとの出会い、彼女の中に眠る回復魔法の才能。
旧友たちとの再会、謎の疫病、国家の陰謀、隣国による拉致——
幾度もの試練の果てに、彼が目指すものは何か?
文字数 45,856
最終更新日 2025.04.19
登録日 2025.04.09
キミは二六歳のしがない小説書きだ。
いつか自分の書いた小説が日の目を浴びる事を夢見て、日々をアルバイトで食い繋ぎ、休日や空き時間は頭の中に広がる混沌とした世界を文字に起こし、紡いでいく事に没頭していた。
キミには淡く苦い失恋の思い出がある。
十年前、キミがまだ高校一年生だった頃。一目惚れした相手は、通い詰めていた図書室で出会った、三年の“高橋先輩”だ。
しかし、当時のキミは大したアプローチを掛けることも出来ず、関係の進展も無く、それは片思いの苦い記憶として残っている。
そして、キミはその片思いを十年経った今でも引きずっていた。
ある日の事だ。
いつもと同じ様にバイトを上がり、安アパートの自室へと帰ると、部屋の灯りが点いたままだった。
家を出る際に消灯し忘れたのだろうと思いつつも扉を開けると、そこには居るはずの無い、学生服に身を包む女の姿。
キミは、その女を知っている。
「ホームズ君、久しぶりね」
その声音は、記憶の中の高橋先輩と同じ物だった。
顔も、声も、その姿は十年前の高橋先輩と相違ない。しかし、その女の浮かべる表情だけは、どれもキミの知らない物だった。
――キミは夢を捨てて、名声を捨てて、富を捨てて、その輝かしい未来を捨てて、それでも、わたしを選んでくれるかしら?
文字数 32,866
最終更新日 2023.09.14
登録日 2023.09.14
この体は、全ての細胞を使って『暑い』という感覚を激しく知らせる。
テレビの天気予報も『暑い』と言い切る。
この4畳半のアパートも暑さにきしんでいる。
風鈴を手にとり、耳元でうるさく鳴らせる。
鳴らせた後、投げ壊し、目の前にあるそうめんを食べることにする。
わさびを入れようとあたりを探す。
新旧入り混じった雑誌の間。
投げ飛ばしたタオルケットの下。
留守電のランプがちかちかしている腹立だしい電話の後ろ。
机の下。スーパーの袋の中。洗濯ものの間。
壊したばかりの風鈴の残骸周辺。
無い。無い。無い。
あった!
と思ったら、からしだった。
テレビの天気予報も『そうめんにはわさびを入れましょう』と言い切る。
でも、無い。無いものは無い。ここには無い。
どうしようかともう一度テーブルの上に眼をやる。
そうめんではない。
サンドウィッチがてんこ盛り皿にある。
そうめんじゃなかったのか。だったら、からしでいいわ。
白い手でサンドウィッチをつかむ。
思っていたより重くてあわてて両手で持つ。
別の小さな皿にひとまず置いて、中にからしをたくさん塗りこむ。
口からよだれを1滴落としてから、サンドウィッチを入れる。
パクッ、モグモグ。
腕が2倍に膨らんだ。
凄いカロリーなのだな。
運動をしなくては。
家を出てジムに向かった。
しかし、今日は定休日だったので山に登ることにした。
道は無い。これは何という山なのか。
木の枝に何度も突っつかれる。
やめてくれよ~、と、一人でじゃれてみた。
寂しくて泣ける。
『なはははは~』
と大笑いしてみた。
声が木霊する。
『なはははは~』
新旧入り混じった悲しさと不安で泣ける。
突然、雪が降り始めた。
思わず楽しくて笑顔になる。
泣いた後の笑顔。鼻水と苦しさの混じる顔。
寒くて寒くて、歯をガチガチいわせる。
その音に酔う。
あの時、そうめんを食べなかったから急に冬がきてしまったのだな、と思う。
ふもとに下りると、夕日がいた。
あっ、夕日だ!っていう感じに夕日がいた。
ノースリーブに着替えなおし、家に帰った。
ドアを開けると、電話が鳴っている。
新旧入り混じった雑誌がある。
スーパーの袋が風でティッシュの箱に覆い被さっている。
壊した風鈴はそのまま。そのまま壊れている。
ここが自分の居る場所なのだな、と思う。
ここに居ながら生きなきゃいけないのだな、と思う。
テレビの天気予報が『夏にそうめんを食べない人は罰する』と言っている。
電話は鳴り続ける。
わさびは無くともそうめんだ、と思い、なべに水を入れ、火をつける。
風鈴が壊れたまま少し鳴った。
電話にでてみようかと受話器をもつと直前で切れた。
行き場の無い右手。行き場の無い虚しさ。
台所に戻る。麺つゆが無い。
台所から部屋を振り返る。
夕日は沈む。
わさびと麺つゆを買いに行こう、と思った。
文字数 1,209
最終更新日 2020.07.12
登録日 2020.07.12
自分自身にも、自分の書いてる小説にも自信が持てない中学一年生の『蟹江伊鶴』は、人気Web小説家でありネット上の友達でもある『姫乃モモ』から公募を勧められていた。
しかし、自分の作品に自信がない伊鶴は参加を渋る。すると言葉巧みにモモが参加へと導く。それでも自信がない伊鶴に「取材を行って、自信がないのを補えばいい」とアドバイスを渡す。
早速伊鶴はモモのアドバイス通りに舞台となる自校の生徒会室へ忍び込むが、それを生徒会長である相馬裕也に見つかってしまいーー!?
文字数 93,891
最終更新日 2024.07.31
登録日 2024.07.13