「あい」の検索結果
全体で3,059件見つかりました。
両親を失ったあの日、
赤子の弟を抱いて家を出た少女がいた。
それが、アリア。
世間からは「若い母」と呼ばれながらも、
彼女は否定しなかった。
十六年間、弟を守るためだけに生きてきたから。
恋も未来も、すべて後回し。
けれど弟は成長し、ついに巣立つ。
「今度は、自分の人生を生きて」
その一言が、
止まっていた時間を動かした。
役目を終えた夜。
アリアは初めて、自分のために扉を開く。
向かった先は、婚姻仲介所。
愛を求めたわけではない。
ただ、このまま立ち止まりたくなかった。
――けれどその名前は、
結婚を急かされていた若き当主のもとへと届く。
これは、
十六年“母”だった女性が、
もう一度“ひとりの女”として歩き出す物語。
文字数 24,537
最終更新日 2026.02.17
登録日 2026.02.07
社畜OL、水城愛璃(みずきあいり)は、女神のうっかりミスにより25歳の若さで死んだ。
お詫びとして女神が提案したのは、オッドアイの幼女ボディへの転生。
そうして幼女の姿で異世界転生を果たしたアイリだったが、
特異体質により『感情が高ぶると暴発する魔眼』が宿っていることが発覚!
しかも両目!?
それを封じるため、女神から与えられたユニークスキルは、『神のサングラス』。
このサングラスをかければ、魔眼の暴発を抑えられるらしいけど……常にグラサンかけてる幼女とか怪しすぎじゃない!?
だけど、とある"激レア魔道具"があれば 、なんと魔眼を完治できるらしい。
ならばその魔道具を手に入れるため、異世界を巡るしかないっ!
さらに旅の道すがら、もふもふフェンリルや忍者少女、特異スライムを仲間にし、珍道中はさらに加速していって――!!
まったりのんびりをモットーに、たまに魔物や刺客に襲われちゃう。
【グラサン幼女】の破天荒な異世界旅が始まる!
※更新は不定期です。
文字数 161,607
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.12
【少女の“罪”とは一体何なのか。生まれた意味、生きる理由とは……?】
※心が重たく苦しくなるかもしれません。閲覧にはご注意下さい。
国で唯一の公女、シオン・グレンジャーは国で最も有名な悪女。悪の化身とまで呼ばれるシオンは詳細のない闇魔法の使い手。
わかっているのは相手を意のままに操り、心を黒く染めるということだけ。
そんなシオンは家族から疎外され使用人からは陰湿な嫌がらせを受ける。
何を言ったところで「闇魔法で操られた」「公爵様の気を引こうとしている」などと信じてもらえず、それならば誰にも心を開かないと決めた。
誰も信用はしない。自分だけの世界で生きる。
ワガママで自己中。家のお金を使い宝石やドレスを買い漁る。
それがーーーー。
転生して二度目の人生を歩む私の存在。
優秀で自慢の兄に殺された私は乙女ゲーム『公女はあきらめない』の嫌われ者の悪役令嬢、シオン・グレンジャーになっていた。
「え、待って。ここでも死ぬしかないの……?」
攻略対象者はシオンを嫌う兄二人と婚約者。
ほぼ無理ゲーなんですけど。
シオンの断罪は一年後の卒業式。
それまでに生き残る方法を考えなければいけないのに、よりによって関わりを持ちたくない兄と暮らすなんて最悪!!
前世の記憶もあり兄には不快感しかない。
しかもヒロインが長男であるクローラーを攻略したら私は殺される。
次男のラエルなら国外追放。
婚約者のヘリオンなら幽閉。
どれも一巻の終わりじゃん!!
私はヒロインの邪魔はしない。
一年後には自分から出ていくから、それまでは旅立つ準備をさせて。
貴方達の幸せの邪魔は致しません!!
悪役令嬢に転生した私が目指すのは平凡で静かな人生。
文字数 563,933
最終更新日 2025.09.16
登録日 2024.09.23
俺様エリートは独占欲全開で愛と快楽に溺れさせる
レンタル有り旧題:愛と快楽に溺れて
◆第14回恋愛小説大賞【奨励賞】受賞いたしました
応援頂き本当にありがとうございました*_ _)
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私たちの始まりは傷の舐めあいだった。
結婚直前の彼女にフラれた男と、プロポーズ直前の彼氏に裏切られた女。
どちらからとなく惹かれあい、傷を舐めあうように時間を共にした。
…………はずだったのに、いつの間にか搦めとられて身動きが出来なくなっていた。
肉食ワイルド系ドS男子に身も心も溶かされてじりじりと溺愛されていく、濃厚な執着愛のお話。
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元婚約者に全てを砕かれた男と
元彼氏に"不感症"と言われ捨てられた女が紡ぐ、
トラウマ持ちふたりの時々シリアスじれじれ溺愛ストーリー。
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*印=R18
※印=流血表現含む暴力的・残酷描写があります。苦手な方はご注意ください。
◎タイトル番号の横にサブタイトルがあるものは他キャラ目線のお話です。
◎恋愛や人間関係に傷ついた登場人物ばかりでシリアスで重たいシーン多め。腹黒や悪役もいますが全ての登場人物が物語を経て成長していきます。
◎(微量)ざまぁ&スカッと・(一部のみ)下品な表現・(一部のみ)無理矢理の描写あり。稀に予告無く入ります。苦手な方は気をつけて読み進めて頂けたら幸いです。
◎作中に出てくる企業、情報、登場人物が持つ知識等は創作上のフィクションです。
◆20/5/15〜(基本)毎日更新にて連載、20/12/26本編完結しました。
処女作でしたが長い間お付き合い頂きありがとうございました。
▼ 作中に登場するとあるキャラクターが紡ぐ恋物語の顛末
→12/27完結済
https://www.alphapolis.co.jp/novel/641789619/770393183
(本編中盤の『挿話 Our if story.』まで読まれてから、こちらを読み進めていただけると理解が深まるかと思います)
文字数 1,426,541
最終更新日 2025.11.29
登録日 2020.05.15
旧題:動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョン配信中にレッドドラゴン手懐けたら大バズりしました
動物に好かれまくる体質を持つ主人公、藍堂咲太《あいどう・さくた》は、友人にダンジョンカメラというものをもらった。
そのカメラで暇つぶしにダンジョン配信をしようということでダンジョンに向かったのだが、イレギュラーのレッドドラゴンが現れてしまう。
しかし主人公に攻撃は一切せず、喉を鳴らして好意的な様子。その様子が全て配信されており、拡散され、大バズりしてしまった!
戦闘力ミジンコ主人公が魔物や幻獣を手懐けながらダンジョンを進む配信のスタート!
文字数 246,363
最終更新日 2025.08.20
登録日 2024.05.29
♡・・*・・♡・・*・・♡・・*・・♡・・*・・♡
神山みすずは過去の交際経験で
苦い思いをしたことから、
恋愛から遠ざかっていた。
けれども親友の依頼でなんと、
婚活パーティーのサクラとして
参加することになって……?
「婚活なんて、許さない」
パーティ当日彼女のもとにやってきたのは
――いけ好かない、同期のあいつ!?
♡・・*・・♡・・*・・♡・・*・・♡・・*・・♡
何年も前に走り書きした短編を
ちょっとだけ加筆修正し
アップさせてもらいました。
「利害一致婚のはずですが、ホテル王の一途な溺愛に蕩かされています」と同じ世界軸
クリスマスのお話です。
とっても拙くて粗くて未熟ですが、
楽しんでもらえたら嬉しいです。
2025/12/18 完結公開
※アップしましたが、
誤字脱字拾いつつ加筆修正してます〜
◆作者の妄想&フィクションです。実際の人物、企業、団体とは無関係です。
◆未熟で無知な作者が自由気ままに書いたものなのでご容赦くださいませ。
文字数 16,474
最終更新日 2025.12.18
登録日 2025.12.18
西岡凪はブラック企業に勤める会社員。大学の時Subと判明。このことは幼馴染のイケメンDom三浦煌星には知られたくないのに、あいつは俺の家にやってきて全力で俺をよしよししてきて――?
「煌星が入れてくれる蜂蜜入りのミルクティーを飲むとなんだか眠くて気持ち良くなっちゃうんだよな」
※バレてる
【受けにだけ優しい腹黒Dom×口の悪い社畜Sub】
受→西岡凪(27歳)、Sub。ブラック企業務めの平凡会社員。煌星とは実家がお隣さんだった。昔は俺がヒーローだったのに、と思ってる。
攻→三浦煌星(26歳)、Dom。優良ホワイト企業勤務、腹黒執着系イケメン。凪の世話を焼くのがライフワーク。彼に気づかれぬよう大学時代からこっそり催眠をかけ躾(開発)している。
※お祭りに便乗して書いたことないDom/Subユニバースを書いてみる試み。慣れてないので設定はゆるゆるです。
※痛みを伴うプレイはありません
文字数 57,887
最終更新日 2023.01.29
登録日 2022.10.31
伯爵令嬢レティシアには、幼くて可愛い義妹エリーがいた。ある時、エリーが泣きそうな顔で相談に来た。レティシアの婚約者アーノルドに襲われそうになった、と。婚約者が歳の離れた可愛い義妹を襲おうとしているならば、決して許すことはできない。
調べてみると、婚約者には後ろ暗いところが他にもあった。
よろしい犯罪者殿。ならば断罪です。
これは少し脳筋な令嬢が、周りの力を借りながら、犯罪者にきっちりと落とし前をつける物語。
文字数 6,891
最終更新日 2026.06.12
登録日 2026.06.12
史上最低最悪。『大事な話がある』と彼氏に呼びだされて切りだされたのは、なんと別れ話。失意の底に落ち込みつつも帰りにスーパーで買い物をしていると軽くイケメンのご近所住まいの男友達に出くわし。そして一緒に『鍋』をすることに。互いに異性を意識せずに友達関係を続けてきたわたしたちは、いつもならなにごともなくそれだけで終わる――
はずが。
「おれがいるのに、そんなふうに泣かせてたまるかよ」
というわけで告白ストーリーの始まりです。
※第三部と第四部は、やや身勝手ともいえる男の描写が入ります。嫌な予感がされた方はパスしてください。
※第四部『◆2』(第25話)は、『◇1』と『◇2』のあいだの出来事です。
時系列的には、『◇1』→『◆2』→『◇2』となります。
読後のインパクトを考慮して、意図的に上記の順にしています。
※『*』マークのついたページでは性描写があります。
文字数 167,370
最終更新日 2020.01.18
登録日 2020.01.16
「お前の代わりなんていくらでもいる。そんなお前が社会の役に立てるように言ってやってるんだからありがたいと思え」
教師はそう言った。
「あいつが無理矢理押し付けてるだけだよ。いらねえっていってんのに、迷惑してるんだよな」
幼馴染はそう言った。
「こんなプレゼント嬉しくないよー。なんかクスリでもやってんの?」
推しはそう言った。
彼らに翻弄され続けるのに疲れ果てた少女、絵麻は決意する。
「そんなに嫌いなら、私、消えるから」
モラハラ教師、無神経幼馴染、性悪ストリーマー。
彼らに翻弄され、限界に達した少女の物語。
・狭川竜介(さがわ りゅうすけ)
絵麻のクラス担任。クラス委員の絵麻に何かと難癖をつける。
・七原未来(ななはら みらい)
絵麻の幼馴染のサッカー部のエース。母子家庭。毎朝絵麻に弁当を作ってもらえたが、男子にからかわれ「あいつが勝手に作ってるだけ」「迷惑」と言ってそれを捨てる。
・難波零文(なんば れいもん)
芸名「レイモン」。人気になって段々調子に乗ったストリーマー。
・三上絵麻(みかみ えま)
クラス委員。良くいるいい子だったが、限界が来て辞めた。
吹っ切れた後は人生楽しんでいる。
文字数 9,307
最終更新日 2025.05.28
登録日 2025.05.28
「僕には他に愛する人がいるんだ。だから、君を愛することはできない」
伯爵令嬢アリアは政略結婚で結ばれた侯爵に1年だけでいいから妻のふりをしてほしいと頼まれる。
そのあいだ、何でも好きなものを与えてくれるし、いくらでも贅沢していいと言う。
アリアは喜んでその条件を受け入れる。
たった1年だけど、美味しいものを食べて素敵なドレスや宝石を身につけて、いっぱい楽しいことしちゃおっ!
などと気楽に考えていたのに、なぜか侯爵さまが夜の生活を求めてきて……。
いやいや、あなた私のこと好きじゃないですよね?
ふりですよね? ふり!!
なぜか侯爵さまが離してくれません。
※設定ゆるゆるご都合主義
文字数 32,808
最終更新日 2022.08.25
登録日 2022.08.09
部活から始まるBL
攻め 軽音部のチャラいボーカルだけど、一人だと真面目に作詞してる。
人前ではチャラい姿を見せてるけど、一人の時は真面目で歌詞にしか本音を出せない。
朝霧 陽翔(あさぎり はると)
×
受け 料理部の世話焼き男子だけど、自分の食事は適当すぎる。
周りのことを気にかけて世話を焼くがどうしても自分自身になるとどうでも良くなる。
小日向 柊(こひなた しゅう)
放課後の空き教室。
そこは、小日向柊にとって“ひとりで息をつける場所”だった。
料理部に所属しながらも、周囲の世話ばかり焼いて、自分のことは後回し。そんな柊はある日、空き教室で眠る一人の男子を見つける。
彼のそばに置かれていたノートには、胸の奥を抉るような不器用な言葉たち。
――孤独しか知らない俺を、認めてくれるだろうか。
その文字を書いていたのは、学園祭で柊の心を奪った軽音部の人気ボーカル・朝霧陽翔だった。
人前では軽薄で明るく、誰にでも笑いかける“学校の人気者”。
けれど本当の彼は、誰にも見せない孤独や弱さを、歌詞にだけ閉じ込めていた。
「その言葉、僕は好きだな」
偶然から始まった放課後の交流。
甘いものが苦手な陽翔に渡したクッキー。
何気ない会話。
少しずつ増えていく“特別”。
けれど、誰かのためには頑張れるのに、自分のことだけは大切にできない柊。
本音を隠し続け、歌にしか救いを求められない陽翔。
正反対に見える二人は、互いの欠けた部分に触れるたび、少しずつ惹かれていく。
音楽と料理。
歌詞と味。
放課後の静かな時間の中で紡がれる、優しくて少し不器用な青春BL。
『音と味のあいだで恋をした』
君の言葉が、俺を生かした。
文字数 13,555
最終更新日 2026.06.17
登録日 2026.05.07
クールで完璧な美女として社内で憧れられる相川実鈴(あいかわ みれい)。だがその素顔は、かつてのトラウマから「自分には愛される価値がない」と思い込み、誰にも肌を許さず29年間を過ごしてきた超・鉄壁女子。
そんな彼女が最も嫌悪するのが、女付き合いが派手で人たらしな同期・糸川湊(いとかわ みなと)。
渋々参加した飲み会。些細なことで糸川と言い争いになった実鈴は、あろうことか「男性経験がない」と口走ってしまう。
勢いでホテルに連れ込まれ、覚悟を決めた実鈴だったが――。
「俺だって泣いてるやつに無理やりするほど鬼畜じゃねえし」
最後までは至らなかった、けれど。
灼熱のような指先の熱と、心臓を叩くような口づけ。守り抜いたはずの「一線」を、糸川の圧倒的な体温がじわじわと侵食していく。
逃げたいのに、彼に触れられた場所だけがずっと熱い。
やがて仕事でもペアを組むようになったふたり。
大嫌いなはずの男に、心も身体も「リーチ」をかけられてしまった実鈴の運命は――?
文字数 109,089
最終更新日 2026.02.17
登録日 2026.01.30
公爵令嬢として皆に慕われ、平穏な学生生活を送っていたモニカ。ところが最終学年になってすぐ、親友と思っていた伯爵令嬢に裏切られ、いつの間にか悪役公爵令嬢にされ苛めに遭うようになる。
そのせいで、貴族社会で慣例となっている『女性が学園を卒業するのに合わせて男性が婚約の申し入れをする』からもあぶれてしまった。
家にも迷惑を掛けずに一人で生きていくためトップであり続けた成績を活かし官僚となって働き始めたが、仕事内容は第二皇子の無茶振りに付き合う事。社会人になりたてのモニカは日々奮闘するが――
文字数 104,573
最終更新日 2021.11.26
登録日 2021.11.23
親を亡くしたアルビノの小さなトラは、異世界へ渡った────……
気がつくと知らない場所にいた真っ白な子トラのタビトは、子ライオンのレグルスと出会い、彼が「獣人」であることを知る。
獣人はケモノとヒト両方の姿を持っていて、でも獣人は恐ろしい人間とは違うらしい。
故郷に帰りたいけれど、方法が分からず途方に暮れるタビトは、レグルスとふれあい、傷ついた心を癒やされながら共に成長していく。
しかし、珍しい見た目のタビトを狙うものが現れて────?
文字数 257,570
最終更新日 2023.11.26
登録日 2023.09.04
「お前の『解析』など、何の役にも立たん。消えろ」
Sランクパーティを追放された青年カイル。
彼に唯一残されたのは、地味で無価値なはずのスキル【解析】だった。
しかし、絶望した彼の中に眠る「世界の理」が目覚めた瞬間、世界は一変する。
『マスター、最適解を算出しました。……この世界を、再構築(リライト)しますか?』
突如現れた美少女姿のAI精霊「アイ」の導きで、カイルは辺境の地を劇的に進化させていく。
• 【自動農業】:荒野が一夜にして伝説の食材が実る楽園に。
• 【魔導構築】:ただの石ころが世界最高峰の魔導具に変貌。
• 【癒やし】:空腹で倒れていたのは、神をも恐れぬ「伝説の神獣」!?
• 【救済】:ゴミのように捨てられた聖女を拾い、最強の味方へ。
一方、カイルを失った元パーティは、装備の破損と戦術の崩壊で破滅の道を突き進んでいた。
「あいつがいないと、俺たちは何もできない……!」
今更戻ってきてほしいと泣きつかれても、もう遅い。
「あ、その復帰依頼、僕のAIが『効率最悪』って出してるんで。お断りします」
2026年、最も「効率的」で「無自覚」な、聖女とモフモフに囲まれた最高に快適な建国スローライフ、開幕!
文字数 182,398
最終更新日 2026.05.31
登録日 2026.04.21
2412年。冷凍睡眠から目覚めたら、地球上に残っている人間はおれひとりになっていた。
三百年の眠りのあいだに、未知のウイルスと戦争により人類は宇宙シェルターへと避難していたのだ。
そんな荒廃した世界で、おれを目覚めさせたのは―― 黒い頭部に青白い光を灯す、異形頭の男だった。
人工機械生命体である彼は、この星における変異体と環境変化の記録のため地球上に残され、二百年以上も一人きりで任務を続けているという。
そんな彼と、行動を共にすることになった人間の話。
※異形頭BLアンソロ本に寄稿した小説に加筆修正をくわえたものになります
文字数 23,691
最終更新日 2025.09.02
登録日 2025.09.01
俺...光野朔夜(こうのさくや)には、大好きな彼女がいた。
しかし親の都合で遠くへと転校してしまった。
だが今は遠くの人と通信が出来る手段は多々ある。
その通信手段を使い、彼女と毎日連絡を取り合っていた。
―――そんな恋愛関係が続くこと、数ヶ月。
いつものように朝食を食べていると、母が母友から聞いたという話を
俺に教えてきた。
―――それは俺の彼女...海川恵美(うみかわめぐみ)の浮気情報だった。
「――――は!?」
俺は思わず、嘘だろうという声が口から洩れてしまう。
あいつが浮気してをいたなんて信じたくなかった。
だが残念ながら、母友の集まりで流れる情報はガセがない事で
有名だった。
恵美の浮気にショックを受けた俺は、未練が残らないようにと、
あいつとの連絡手段の全て絶ち切った。
恵美の浮気を聞かされ、一体どれだけの月日が流れただろうか?
時が経てば、少しずつあいつの事を忘れていくものだと思っていた。
―――だが、現実は厳しかった。
幾ら時が過ぎろうとも、未だに恵美の裏切りを忘れる事なんて
出来ずにいた。
......そんな日々が幾ばくか過ぎ去った、とある日。
―――――俺はトラックに跳ねられてしまった。
今度こそ良い人生を願いつつ、薄れゆく意識と共にまぶたを閉じていく。
......が、その瞬間、
突如と聞こえてくる大きな声にて、俺の消え入った意識は無理やり
引き戻されてしまう。
俺は目を開け、声の聞こえた方向を見ると、そこには美しい女性が
立っていた。
その女性にここはどこだと訊ねてみると、ニコッとした微笑みで
こう告げてくる。
―――ここは天国に近い場所、天界です。
そしてその女性は俺の顔を見て、続け様にこう言った。
―――ようこそ、天界に勇者様。
...と。
どうやら俺は、この女性...女神メリアーナの管轄する異世界に蔓延る
魔族の王、魔王を打ち倒す勇者として選ばれたらしい。
んなもん、無理無理と最初は断った。
だが、俺はふと考える。
「勇者となって使命に没頭すれば、恵美の事を忘れられるのでは!?」
そう思った俺は、女神様の嘆願を快く受諾する。
こうして俺は魔王の討伐の為、異世界へと旅立って行く。
―――それから、五年と数ヶ月後が流れた。
幾度の艱難辛苦を乗り越えた俺は、女神様の願いであった魔王の討伐に
見事成功し、女神様からの恩恵...『勇者』の力を保持したまま元の世界へと
帰還するのだった。
※小説家になろう様とツギクル様でも掲載中です。
文字数 126,860
最終更新日 2025.05.02
登録日 2024.06.21