「藤原」の検索結果
全体で399件見つかりました。
「清らかで可憐な聖女様が、祈りでみんなを癒してくれる」――
そんな幻想、まだ信じてるんですか?
王都から遠く離れた村で、敬虔な司祭として祈りを捧げていたクレリック・セラ。
しかしその正体は、かつて“白の弔鐘”と呼ばれ、
魔族ですら恐れた元・退魔師(エクソシスト)だった。
教会の命令は無視、神の存在には懐疑的。
祈りは“魔力チャージ”と割り切り、
死霊と会話しながら淡々と殺し、癒し、祓ってきた。
そんな彼女のもとに現れたのは、王都からの使者――元・勇者である第二王子の命令だった。
「死者の声が、王都から消えている。お前の力が必要だ」
暗殺、人身売買、人体実験。
かつて魔族と戦った聖戦の記憶が、今度は人間同士の争いのなかで蘇る。
「信仰? 戦場にそんな贅沢、ありましたっけ?」
神を信じぬクレリックが、再び死者とともに歩き出す。
文字数 37,897
最終更新日 2025.06.14
登録日 2025.05.05
ゴールが見えた瞬間こそが本当のスタートだ。そんなことを言っていた先生がいたような気がする。
ゴールが見えたら、どうしたって人は気を抜いてしまうものだ。でもそうじゃない、大切なのはその先だと言った先生が。
いや、実際いなくたって構わない。
その言葉だけは実際に存在しているのだから。
文字数 2,463
最終更新日 2020.01.06
登録日 2020.01.06
藤原美羽は進学校に通う高校一年生。今まで「優等生」としてそつなく何でもこなしてきたが、高校に入ってから色々なことが上手くいかなくなり、パニック障害と適応障害を発症してしまう。「普通」を必死に装いながらも、段々彼女のおかしさに気付くクラスメイトが増えていく。
ある日電車の中で発作を起こし、動けなくなってしまった美羽を助けたのは、通信制高校に通う少年、柏木悠真だった。彼は自由な校風の中自分のペースで生きていることを知る。
そして彼にも、普通に生きられないハンデを密かに抱えていた。
悠真の言葉や存在が、少しずつ美羽を変えていく。
「壊れたままでも、生きていけるのかもしれない」
そう思えるようになったとき、美羽は初めて自分の本当の気持ちを伝えたいと思うようになった。
これは、「普通」になれなかった二人が、壊れたままでも共に歩んでいく物語。
文字数 27,338
最終更新日 2025.10.07
登録日 2025.02.01
大学受験の夏、藤原海人は異世界に飛ばされた。
そこで美貌の騎士イリアスに拾われる。海人はこの世界にとって貴重な異世界人。
魔力を付与できる能力を持っているのだ。
辺境警備隊の隊長でもあるイリアスは、この世界には海人以外にも異世界人がいて今は王宮に住んでいると言う。
海人はもうひとりの異世界人に会うため、イリアスと共に王宮へ向けて旅立った。
ところが異世界人ふたりがそろったことで、思わぬ事態が巻き起こる…!
魔獣と魔法と剣の世界。
※R18場面は目次タイトルに「R」といれます
文字数 180,140
最終更新日 2024.10.20
登録日 2022.09.10
岸田篤人(きしだあつと)は2年前の出来事をきっかけに、6秒間だけ時間を止める力を持っていた。
使い道のないその力を持て余したまま入学した高校で、未来を視る力を持つ藤島逸可(ふじしまいつか)、過去を視る力を持つ入沢砂月(いりさわさつき)と出会う。
過去の真実を知りたいと願っていた篤人はふたりに近づいていく中で、自分達3人に未来が無いことを知る。
そしてそれぞれの力が互いに干渉し合ったとき、思いもよらないことが起こった。
そんな中、砂月が連続殺人事件に巻き込まれ――
* * *
6秒間だけ過去や未来にタイムリープすることが可能になった篤人が、過去へ、未来へ跳ぶ。
今度こそ大事な人を失わない為に。
文字数 83,262
最終更新日 2023.04.29
登録日 2023.04.25
埼玉県秩父市。2年前に病気で仕事をやめた俺は、乏しい退職金と親の遺産で食い潰しながらただ日々を生きていた。
そんなある夏の日、俺は家庭菜園に倒れていた黒いとんがり帽子にケープの少女を拾う。
彼女に連れられて向かった先にあったのは、そこには決してあるはずのない白亜の王宮と城下町だった。
その日から、俺の詰みかけていた人生は音を立てて動き始めた。
突如異世界から転移してきた都市を巡り交錯する人々の思惑。そして都市を狙ってやってきた異世界からの刺客。
さらに都市を確保しようと送り込まれた大国のエージェント。そんな中に放り込まれた無職の俺は、どう立ち回るのか。
魔法も武力も金もない俺の武器は、知恵と言葉と愛。
これは、俺が異世界への扉を開くまでの物語だ。
※「悪役令嬢と性悪執事は転生者狩りをするようです」の続編ですが、単品でも読めます(むしろ前作要素は中盤以降にしか出ません)。
※以前執筆していた同タイトルのリメイク版ですが、設定やストーリーは大幅に変えてあります。
登録日 2025.03.30
黒髪の男子高校生・神村遥(かみむらはるか)は、平凡な16歳の高校二年生だ。どこにでもいる高校生だけど、普通の高校生とは一つだけ違うところがある。それは中学二年生の頃から小さなボロ神社に、毎日のようにお賽銭をあげている事だ。
苗字が神村だから、神様への信仰心が特別に強いわけじゃない。中学校から片思い中の高校二年生の女子・藤原美鈴(ふじわらみすず)の帰り道に神社があるからだ。神社に隠れて、人通りの少ない下の道を通る彼女を、スマホと一緒に見守り続けている。
そんなストーカー行為を続けているとある夜、ベッドで寝ていると、威厳のある爺さんの声が聞こえてきた。『千のお願いを以って、お前のお願いを叶えてやろう』……。目が覚めるとベッドの上には小さな賽銭箱が置かれていた。だけど、お金を入れると喋る面白い賽銭箱だと、気にせずに学校に登校してしまった。
そして、その日の放課後……。いつものように神社に隠れていると、二人組の不良にしつこくナンパされている藤原を目撃した。無理矢理に連れて行かれようとする彼女を見て、ついに我慢できずに隠れるのをやめた。岩柵から飛び出して階段を駆け下りた。
文字数 322,572
最終更新日 2022.06.01
登録日 2022.04.25
高校生の藤原美咲は、自分が読んでいたライトノベルの世界に転生してしまう。しかも、彼女が転生したのは、物語の悪役令嬢であるエリザベス・フォン・ローゼンベルクだった。エリザベスは、王太子と婚約していたが、主人公の登場によって破談になり、最後は国を追放されるという運命だった。美咲は、その悲惨な結末を回避するために、王太子との婚約を解消しようとするが、王太子はなぜか執着して離さない。さらに、主人公やその仲間たちも美咲に敵意を向けてくる。美咲は、異世界でざまあされることを防ぐことができるのか?そして、彼女は本当の幸せを見つけることができるのか?この物語は、異世界で悪役令嬢として生きる美咲の逆転人生を描くラブコメディです。
文字数 20,036
最終更新日 2023.09.07
登録日 2023.09.04
グルメ小説
「光の河」は死んだひいばあちゃんが僕が小さい頃に一度だけ話してくれた話だ。戦後間もない頃、若かったひいばあちゃんは死にたいくらい辛い思いをして生きる中で、それはそれは綺麗な、闇に宝石が浮かぶような河、「光の河」を見て、生きる気力を取り戻したという。
僕こと井藤康輝は長野県の高校の地学部に所属しながら、ひいばあちゃんが話していた、「光の河」に興味を持ち、漠然としたヒントの中から「光の河」の正体を見つけようとしていた。
「光の河」を探しながら地学部として過ごす高校生活は、グルメに溢れていた。放課後に地学教室で紅茶を入れて食べるマフィン、シャインマスカットタルト、僕の行きつけの「吉弥食堂」の名物キャベツラーメン、コーヒーとアーモンドチョコレート、天体観測で食べたカップラーメン。
そして、地学部の仲間は愉快な奴も沢山いた。お菓子を差し入れしてくれる顧問の藤原先生。ちょっとスケベでお調子者だけど、コーヒー淹れるのが抜群にうまい親友のギンガ。そしてダンス部と兼部する地学部のマドンナ、ツバサさん。僕はツバサさんに密かな恋心を抱いていつつも、想いをうまく伝えられず、悶々とした日々を送っていた。
もどかしい日々を過ごしているうちに学園祭も近づき、学園祭の準備に勤しんでいたある日、ツバサさんが倒れてしまう。病院で悪性の腫瘍が足にあると診断され、ダンスが踊れなくなってしまったツバサさんはひどく落ち込む。
彼女の不幸に同調し悩み落ち込んだ僕とギンガは、彼女をなんとかしてあげようと思って、思いつきで「吉弥食堂」に行って天ぷら蕎麦を平らげると、元気を取り戻して、ある計画を思いつく。かつてひいばあちゃんが死にそうな時に見た「光の河」を彼女に見せ、元気を取り戻してもらうというものだ。今までの学校生活で光の河の実態を掴んだ僕は、周りの協力も得て、ツバサさんを光の河のある場所に連れて行った。
しかし、彼女に見せた光の河は、僕の想像とは遠くかけ離れていた。光の河の正体を知った時、僕らは大きな感動に包まれるのだった。
文字数 37,711
最終更新日 2020.07.26
登録日 2020.07.23
「お前は友達なんかじゃねーよ。」
高校の卒業式、人生最大の勇気を振り絞り告白したのに、待っていたのは彼の冷たい一言でした。
ビビりでチキンな山城七海と、『絶対零度』とあだ名される藤原一佳(いちか)の、高校二年生から社会人まで、まったりのんびりジレジレのラブコメディです。
ムーンライトノベルズからの転載です。
文字数 263,283
最終更新日 2017.03.05
登録日 2017.02.19
かつて――私は“教祖”だった。
信じさせて、お金をもらって、「救われました」と言われていた。
でも、転生した先で私は“聖女”になっていた。
しかも、奇跡は本物。信者も本気。神様だけが、ちょっと距離を置いている。
信仰を“利用”していた人間が、信仰に“祭り上げられる”側になったらどうなるのか。
信じられない過去を持つ私は、今、“誰かが自分を信じられるようになる”手助けだけをしている。
名前はいらない。称号もいらない。
ただ、誰かの隣にいて、「それでも祈っていい」と言える人でありたい。
これは、“偽物の聖女”が、名を捨てて祈りの場を残すまでの物語。
文字数 47,062
最終更新日 2025.07.18
登録日 2025.06.11
お互い、小学校の教師を、夢見ていた幼なじみの亜莉沙と、俺は、高校卒業の年に引っ越しをきっかけにすれ違って別れてしまった。しかも、住んでたマンションが、火事になり、そのまま連絡先がわからなくなってしまった。
あれから八年、俺は、希望通り小学校の先生になって三年目の春、ある小学校に異動になり、そこで幼なじみの亜莉沙と、再会。だけど、彼女は、記憶を失っていて、俺が幼なじみであることを、わすれていた。さらに、となりには、婚約者の同僚の先生までいて………
文字数 22,614
最終更新日 2021.03.19
登録日 2019.01.02
まさか自分が生きる時代に侵略戦争が始まるとは思わなかった。悔しく、悲しく、もどかしい気持ちをぶつけたくて書きました。
文字数 793
最終更新日 2022.03.28
登録日 2022.03.28
