偏見 小説一覧
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13件
1
「あいつは丈夫だけが取り柄だからな」と言う夫には愛想が尽きましたので離縁します
オリディアの実家のドラクナール伯爵である父は亡くなった嫡男の跡を継いで領主になり殆ど領地経営が出来ない領主で、母がそれに変わって家を切り盛りしていた。オリディアは子供の頃から母に手伝いをして実務を教わり十三歳の時に母が亡くなると父はオリディアに領地経営を押し付けた。
執務を娘に押し付けながら父は自分の愛人だった女と再婚。すでに愛人との間には一つ違いの異母妹のエミリアがいた。
オリディアはドラクナール伯爵家の事を一手に任され働き蜂のように働かされた。
学園に行けなかったのはオリディアの引く血のせいだ。母はこの大陸の最大の国ルトニア帝国の分家になる国アルノール公国の王族。彼らは竜人の血を引く竜族だ。竜族は魔力を持ち人々から尊敬される存在だが人族で魔力も持たないブラトア国の人々は多くの国から崇拝され魔力を持つ竜族を妬んでいた。
それなのに母がどうして父と結婚したのかは彼が番だったからだ。
母はブラトア国に大使として来て父のディオン・ドラクナール伯爵と出会う。人間である父は母が番とは認識出来なかったが母は結婚を迫った。アルノール公国にはブラトア国が必要とする魔石がたくさん採れるので祖父は父との結婚を決めたが父は母が魔力を持っているのが我慢できないと言って母は魔力の源になる竜核を取り魔力を失わせた。ルノアール大公は怒りを買い当てにしていた魔石の取引は取りやめになったが二人は結婚し生まれたのがオリディアだ。彼女は母の容姿を受け継ぎ銀色の髪、紫色の瞳を持って生まれた。その色はブラトア国民が嫌う色だった。
オリディアは表舞台に出る事はなかったが彼女がルノアール公国と縁続きで役に立つと思われロードナート侯爵家から婚姻の話が来た。
ロードナート侯爵家は国でも有数な運送業の商会を持っていて魔石を取り扱っていて父の代になって家計が厳しくなっていた父はすぐにオリディアをロードナート侯爵家に嫁がせる事を決めた。
ロードナート侯爵家も先代の事業失敗で莫大な借金があって慢性的な借金返済と領地経営の問題を抱えていたが、夫のボルターはすでに財務局で働いており結婚後も仕事を辞める気はなかった。父が亡くなり急遽領主になったものの借金塗れの領地には嫌気がさしていてオリディアと結婚すれば面倒な仕事を頼めると結婚しただけでオリディアの事は便利な道具くらいにしか思っていなかった。
2
男女について考える(ほとんど憶測と偏見とヒステリー)
私は生物学も心理学も学んでいない、ただの学のない女だ。ついでに恋愛経験もない、さらには友達もいない。告白されたこともないし当然したこともない。そんなわけでこの連載は、浅い知識と経験から「なんとなく思ったこと」を感情的に書き連ねるだけのものになる。読んでも何の学びもなく、不快になるだけなのでご注意を。(※LGBTQについては分からないので、基本的に古い価値観オンリーで書きます。)
3
私を欠陥品と呼ぶ執事長が鬱陶しいので、侯爵夫人として排除することにしました
「欠陥品に払う敬意など無い」
結婚後もそう言って嫌がらせを続けるのは、侯爵家の執事長。
どうやら私は、幼少期の病が原因で、未だに“子を産めない欠陥品”扱いされているらしい。
……でも。
正式に侯爵夫人となった今、その態度は見過ごせませんわね。
証拠も揃ったことですし、そろそろ排除を始めましょうか。
静かに怒る有能侯爵夫人による、理性的ざまぁ短編。
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こちらの作品は「小説家になろう」にも投稿しています。
4
血と誇り 差別と闘い続けた北海道のアイヌの若者たち。彼らは何を思い、何ものと闘ったのか。
物語の舞台は、昭和のはじめ、北海道の田舎町である幌川町。
この町に住む3人のアイヌの青年たちは、家族のため、差別のない新しい時代のためにそれぞれの道を歩み始める。
力をもって差別と闘う者、家族を養うために危険な仕事に就く者、軍隊に志願する者。
しかし、彼らが何をしようと、決して対等の存在と認められることはなかった。
それは、これまでに培われてきた日本の歴史のためなのか、人間の愚かさのためなのか。
戦争という嵐の中、命をかけて差別と闘う道を選んだ青年たちは、いったい何ものと闘ったのか。
そして、闘うことで残されたものとは何だったのか。
日本に呑み込まれたアイヌの苦闘、果たしてどれだけの人が知っているだろうか。
5
詩集-心の嗚咽、偏見の叫び
生きているかぎり、人と関わっていく限り、人は悩み苦悩していくものです。
私はもう耐えることができないので、私の思いを詩に込めさせていただきました。
6
めがね村のラガンくん
めがねをかけていない人間はいない。
7
男性同性愛者について
男性同性愛者について個人的に目から鱗だった話
8
サリジナ辺境伯邸のバケモノ
高嶺の花として扱われ、誰も近寄ってこないレティシアに、結婚の話が舞い込んだ。相手は、五回の結婚がすべて破綻した伯爵で、彼の領地には、バケモノがいると言う。
※一部差別的な表現が出てきます。
※一度過去に削除しました。再投稿作品です。申し訳ございません!
※外部サイトにも改稿前の作品を掲載しています。
9
【短編小説】様々な病を抱えた友人達
僕は病気こそ違うけれど、同じ病院に通っている仲間が男女共に数人いる。男性の名前は|権藤啓介《ごんどうけいすけ》、五十五歳。双極性障害を患っている。古い一軒家に一人で住んでおり、生活保護を受けていて、精神科にかかっている。両親は交通事故で既に他界している。婚姻歴はあるものの、離婚をしてしまい子どもはいない。仕事もしていない。二十代から四十代くらいまでは、トラックの運転手をしていたらしい。
10
色眼鏡はほどほどに
はろはろみんな~!
大人気配信者のちるちょこちゃんだよ☆
ちるちょこちゃんは女の子らしいものが大好き!
好きなタイプは男らしい人!
え? 令和なのに「女らしい」「男らしい」なんてダメ?
それ、なんで?
11
吸血鬼ちゅるる
吸血鬼は人間の血を吸い、吸われた者は下僕となる。太陽の光を浴びると燃えて灰になる。白木の杭で心臓を突き刺されると絶命してしまう。銀製の物で受傷すると大ダメージを負い、銀製の刃物で首を切り落とされると絶命してしまう。コウモリとオオカミとネズミに変身可能。クロスとニンニクが苦手。中が赤くフワフワの棺桶で眠る。鏡に映らない。そして、基本的には不老不死の怪異。
↑
だ、そうで。
が、しかし。
吸血鬼なる怪異の者が実在するとして、これ等の全て一切合切が偏見であったとするなら。さて、どうだろうか?
見た、聞いた、触れた、考えた、思った、感じた、この内のどれか一つだけの情報で、たった一つだけで、そうに違いないと決めつけ、確認もせず何故か確信しているという事はないだろうか。そしてそれが間違っていると、言ってくれなければ判らないと言い訳して逃げたり、それでもそうに違いないと認めずにいたりしてはいないだろうか。勝手に決めつけたその偏見は誤解を生み、誤解は争いを招く。もしかしたら、この世の中にはそのような事がとても多いのではないでしょうか。争いという無惨は戦争という凄惨にまでその被害を拡大し、憎しみを増し、悲しみを残して次の世代へと受け継がれていく。笑顔のままでいられたかもしれないのに、傷つかずに済んだかもしれないのに、歴史に影を記しながら時間をすごすのだ。
偏見なき世の中。
偏見なき世界。
個々がそれぞれに自分自身の欲望で他者を傷つけるという行為を恥じた時、慎んだ時、悔やんだ時、きっとその環境は穏やかで、和やかな、楽しい時間となって笑顔を共有している筈だ。そんな時代など、儚い夢でしかないのだろうか。
そんなワケで。
ここに紡がれた物語は、偏見を背負った吸血鬼と元人間の、偏見から解放されて再び偏見に見舞われるまでの、けれどたしかに幸せに満ち溢れてもいた、ほんの一部始終です。
どうか、
笑顔が心に宿りますように。
12
小河原菜摘の偏見
仕事終わりの古びた喫茶店。
そこには、かつての同級生・小河原菜摘がいた。
カフェオレを片手に、彼女は今日も言い切る。
「男ばかりの兄弟はダメ」「猫を飼う女は結婚しない」――。
舟木はそのたびに静かに反論し、
やがて彼女は「偏見だったわ」と微笑む。
何気ない会話の中に、
少しずつ滲み出す“本音”と“痛み”。
偏見をほどくたびに、二人の距離は近づいていく。
――これは、言葉を通して心がほどけていく恋の物語。
13
ダークマター~二つの記憶
50代の男性の一言がもとで女子高生の千鶴と韓国人留学生のキムジウが慰安婦問題の解決のために家族や新たな仲間たちと活動を始める。その背景にあるものの正体とは何か?なぜ、日韓関係がここまでこじれて行ったのか?その正体を知らずに活動を反対する大人たちの背景にあるものは何なのか?をそして千鶴はいつしか問題の本質に近づいて行く。
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