「ゆら」の検索結果
全体で325件見つかりました。
気まぐれに彼の部屋に転がり込む彼女と、迎え入れ続ける彼。恋人ではないけれど、どこか帰る場所のような関係。言葉にしない想いが、少しずつ積もっていく物語。
文字数 3,164
最終更新日 2025.05.27
登録日 2025.05.19
理由なんて、
はっきりしていなかった。
ただ、隣にいるだけじゃ足りなくて、
「いていい」じゃなく
「いてほしい」と言われたかった。
生まれた時から、
私たちは近すぎた。
母親どうしが幼なじみで、
家族ぐるみで、
いつも同じ景色の中にいた。
互いに手を伸ばして
一緒にいたわけじゃない。
気づいたら、隣にいた。
選択じゃなく、配置みたいな関係。
それが、
ずっと続くものだと、
どこかで思っていた。
成長するにつれて、
身体も、心も、
少しずつ形を変えていく。
誰かに見られること。
誰かに触れられること。
誰かに選ばれること。
そのたび、
私は初めて知る感情を
あなたに重ねていった。
でも、
あなたはいつも一歩遅れていた。
近いのに、遠い。
触れそうで、触れられない。
「幼なじみだから」
その言葉は、
守りでもあり、
逃げ道でもあった。
私は、
あなたの一番でいたかった。
でも同時に、
あなたの世界を壊す勇気もなかった。
だから、
選ばれない場所に
自分から立った。
応援するふりをして、
相談に乗るふりをして、
安全な距離を保ちながら、
心だけを削っていった。
恋だったのか、
情だったのか。
あの頃は、
名前をつけるには若くて、幼かった。
ただ一つ、
確かなことがある。
私は、
あなたに愛されたかった。
これは、
運命の話じゃない。
何度も間違えて、
それでも選び直した、
私たちの話だ。
文字数 6,194
最終更新日 2026.01.09
登録日 2026.01.09
主人公・高木由良(たかぎゆら)は大学の2回生。祖父が始め、今は叔父が経営する酒屋でバイトをしていた。
得意先である大衆食堂かがみには、入口が2つある。
赤い暖簾の引き戸からは人間のお客さん。そして藍色の暖簾がかかった引き戸からは、妖怪のお客さんがやってくる。
各務覚(かがみさとる)は先代が残した献立を手に一人厨房に立っている。由良は覚の料理を目当てに、今日も配達と称して店を訪れるのだった。
文字数 18,673
最終更新日 2022.06.07
登録日 2022.01.23
私、園原ひなりは中学一年生になったばかり!
新しい生活にワクワクしてるけど、幼なじみの瑞希との関係がギクシャクしてるのが、悩みのタネ。
瑞希はすっごく心配症で、何かあるとすぐに私の所へ飛んでくる。
もう中学生だし、瑞希のお世話にならなくても大丈夫!!
……なんだけど。
瑞希の過保護の原因は、小学一年生の頃に私が行方不明になったことみたい。
行方不明になった時のことは、あまりよく覚えてない。
だけど、不思議な音が聞こえてきて、光る渦に入ったことは記憶にある。
あれは一体何だったんだろう?
もしかして、異世界への入り口? それとも、妖怪世界へ続く渦?
もう一回、あの渦に入って正体を確かめてみたい!
そう思ってたら、あの不思議な音が聞こえてきた!
だけど、瑞希は渦に飛び込むのは大反対。
ケンカしてたら、未来から来たという謎の男子が現れて……?
文字数 60,017
最終更新日 2023.08.18
登録日 2023.07.28
砂塵が舞い上がる荒野。灼熱の太陽の下、クライはへたり込んだ。汗でびっしょりのシャツは、まるで砂漠の蜃気楼のようにゆらめいている。
「もう無理…こんな危険な仕事やめたい。ゲロ吐きそう…」
クライの呟きは、吹き荒れる風の音に掻き消されそうになる。彼の傍らには、幼馴染のレオンとリリアが立っている。レオンは、両手に巨大な斧を構え、筋肉隆々の腕を誇示するかのようにポーズをとる。リリアは、きらびやかな魔法杖を優雅に構え、どこかうっとりとした表情をしている。
「おう、わかった。つまり俺達が強くなってお前の分まで戦えばいいんだな、いいハンデだ」レオンは、豪快に笑った。
「安心してね、クライちゃん。ちゃんと私達が守ってあげるから」リリアは、優しい笑顔でクライを見つめる。
クライは、二人の言葉に少しだけ安堵を感じた。しかし、同時に疑問が湧き上がった。
「いや、ちょっと待って…ハンデって…?」
レオンとリリアは、クライの言葉に理解を示すどころか、さらに得意げな笑みを浮かべた。
「だって、クライは何もできないじゃないか。俺達がいるからこそ、お前は生きていけるんだ」レオンは、クライの肩を力強く叩...
文字数 1,621
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.09.01
ギルド『サクラ騎士団』は、とある共通点を持った人達が集まる場所である――。
MMORPG『MoonCanvas』を始めたばかりの剣士のエク(枝口幸太郎)は、同じギルド『サクラ騎士団』に所属する錬金術師のシャーラ(谷山紀美)、獣戦士のガミィー(島崎ゆら)、魔法使いのリー(望月里香子)達と共に、ゲームの世界で冒険を繰り広げていた。
彼等は皆、東桜高校に通う高校生。エクは、ギルドの、高校の仲間と、少しずつ交流を深めていくのだが……。
ゲーム × 日常 の交錯物語っ! 始まります!
登録日 2016.01.07
星のない夜を君は見つめている
レンタル有り旧題:僕らは星と海から泳ぎ出す
高校2年生の森岡瑞希は、精神疾患を抱える母親とふたりで暮らしていること以外、いたって普通の男子高校生だ。
ある日、瑞希は母親の付き添いで行った精神科で同じクラスの問題児、榊ゆらと遭遇する。学校行事はことごとく欠席、授業中は惰眠を貪る最悪な授業態度のくせに、なぜかいつも定期考査で学年1位になる彼女。精神科での遭遇をきっかけに、瑞希はゆらに興味を持つようになり――。
「わたしね、18歳までに死ななきゃいけないんだ」
ゆらと接するうちに見えてきた、彼女の過去と秘密。
瑞希の思いとは裏腹に、18歳の春は来る。
※この作品はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
文字数 125,984
最終更新日 2025.07.09
登録日 2024.07.08
文字数 1,142
最終更新日 2025.08.10
登録日 2025.08.02
文字数 13,490
最終更新日 2021.04.26
登録日 2021.04.13
実家の和菓子屋内の甘味処で働く梅津あやめは、和菓子屋梅津を懇意にしている茶道傍系の次期家元・白木院瑞貴と幼馴染み。瑞貴は日頃から中性的な扮装を好んでおり、あやめ自身も瑞貴のことを何でも話せる女友達のように感じていた。ある年の冬、和菓子屋一番の繁忙期お正月の直前に束の間の休暇を父親から与えられたあやめは外出先で瑞貴と遭遇する。他愛もない世間話を交わしてると、ふと目にした水族館のクリスマス特別展示の広告に話題が及ぶ。が、瑞貴はこれまで水族館に行ったことがないらしい。せっかくだし一緒に行ってみようと誘うあやめだったけれど、淡い光しかない展示場の中で思わぬ展開に――?
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【(ナイトランタン様)姫初め2022】参加作品です。
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◎全7話
◎作中に出てくる企業名、施設・地域名、登場人物が持つ知識等は創作上のフィクションです
※作者が読みたいだけの性癖を詰め込んだ三人称一元視点習作です
※表紙はpixabay様よりお借りし、SS表紙メーカー様にて加工しております
文字数 29,044
最終更新日 2022.01.11
登録日 2022.01.08
占い師から『貴女はカッパと恋に落ちます』と予言され『カッパなんてことがあるか』と憤慨していた矢先、友人に彼氏が出来て予定していた旅行をキャンセルされた里緒奈。
しょうがないので一人で旅行へ行ったら予言通りカッパ登場。
しかしこのカッパ、意外とイケメンなのだった。
カッパと焼酎飲んでDVD観たり、川で泳ぎを教えてもらったり、バーベキューしたり、ハンモックゆらゆらさせて星空を見ているうちに『カッパいいかも』と思い始める。
カッパの空気読めない友達(カッパ)も集まってきて、麻雀やったり、楽しいです。
夏なのでお祭りも行きます。
カッパなんだよね……とモヤモヤしながら楽しんで頂けたら嬉しいです。
文字数 12,061
最終更新日 2019.12.02
登録日 2019.11.30
文字数 96,251
最終更新日 2024.01.06
登録日 2019.08.08
町々を放浪して芸を売る踊り屋。彼らを束ねるのは鬼であり、舞手でもある律(りつ)だ。踊屋の座長である律は、江戸に向かう途中の木賃宿で下働きの女、由良(ゆら)に出会う。彼女は内気で、自信なさげで、律にとって苦手な女だったのだが――。 由良との出会いはやがて、八代将軍、徳川吉宗を巻き込む大騒動となり……!? わがままで高慢な律と、引っ込み思案で臆病な由良が紡ぐ、お江戸妖怪ファンタジー。
登録日 2019.04.19