「傘」の検索結果
全体で529件見つかりました。
12月23日。あたしは人助けをして、トラックに跳ねられた。
目を覚ますと〝12月1日〟……そこで粉雪の夜、傘を差しのべてくれた少年・セツと、再会をする。
「ユキちゃんは、すごく優しい」
噴水広場でのおしゃべりが、日に日にぬくもりを帯びる。
さてさて。あたしが助けたヘタレ大学生・楓にも、何やら事情がおありのようで。
「ユキさんは、俺のっ、お師匠様だ!」
バカ弟子とのさわがしい日々にも、こんにちは。
それぞれが想いを募らせる中――〝悪魔〟は嗤う。
きみと出逢い、恋し恋され、悩み惑い、幸せを知る。
これはあたしたちの、ちょっぴり不思議な、冬恋物語。
文字数 98,223
最終更新日 2023.04.06
登録日 2023.04.02
30歳、広告代理店の主任・安藤理玖。
仕事は真面目に、私生活は質素に。美人系と言われても、恋愛はもう卒業した。
──そう、あの過去の失恋以来、自分の心は二度と動かないと決めていた。
そんな理玖の前に現れたのは、地方支社から異動してきた新入部下、中村大樹(25)。
高身長、高スペック、爽やかイケメン……だけど妙に距離が近い。
「主任って、本当に綺麗ですね」
「僕だけが気づいてるって、ちょっと嬉しいんです」
冗談でしょ。部下だし、年下だし──
なのに、毎日まっすぐに“推し活”みたいな視線で見つめられて、
いつの間にか平穏だったはずの心がざわつきはじめる。
手が触れたとき、雨の日の相合い傘、
ふと見せる優しい笑顔──
「安藤主任が笑ってくれれば、それでいいんです」
「でも…もし、少しでも僕を見てくれるなら──もっと、近づきたい」
これは恋?それともただの憧れ?
諦めたはずの心が、また熱を持ちはじめる。
文字数 65,861
最終更新日 2025.04.26
登録日 2025.04.06
今年が裸の大将と呼ばれる放浪画家『山下清』の生誕100年になるが、この小説の登場人物は同姓同名なだけで、本人ではありません。似たような人だと思ってくれると助かります。
♦︎あらすじ♦︎
白いランニングシャツに薄茶色の半ズボン、黒い鼻緒の二枚歯の下駄をカランコロンと鳴らして、山下清は田舎道を歩いていた。目的地は決めていない。目的地は突然決まるものだ。
田舎道で出会った農家のおじいさんに、山の中にある白鳥が立ち寄るという秘境の湖を教えられて、清は喜んで山登りを始めた。
山の湖から流れる川を目印に進んでいくが、途中で急な雨に襲われてしまった。山の天気は変わりやすいから仕方ない。その結果、複数の川が出現してしまい、清は山で遭難する事になってしまった。もちろん初めての遭難ではない。冷静に対処する事が出来る。
まずはリュックサックから水筒を取り出して、飲み水を確保した。次に食糧になりそうな青いとんがり幻覚キノコを数本採取した。食べても死なない弱めの毒キノコだ。よく焼けば大丈夫だと清は判断した。
だが、よく焼いても駄目な物は駄目だ。清は幻覚状態になってしまった。雨が降る中を赤い傘を差して、湖を目指して、なんとなく見える気がする道を歩き出した。もちろん幻の道で、湖には絶対に辿り着けない。
でも、洞窟に辿り着いてしまった。その洞窟に入ると、麦わら帽子を被った骸骨を見つけた。骸骨の側には虫網と虫カゴがあり、虫カゴにはカブト虫の残骸が入っていた。虫取りに来て、遭難した人間で間違いない。未来の清の姿だ。
幻覚状態の優しい清は骸骨に紅白饅頭の絵を渡して、マッチを線香代わりに供養した。そのマッチの明かりで、清は洞窟の奥に白い雲のようなものを見た。骸骨から麦わら帽子と虫網を借りて、清は洞窟の奥を目指した。そして、長く白い雲を通り抜けて、清は異世界にやって来てしまった。
文字数 90,143
最終更新日 2022.09.27
登録日 2022.08.31
それはまだ空に龍が飛んでいた頃でも、戦国動乱の真っ只中でもない、退屈なくらい平和な時代。
どこにでもいるフツーの女子中学生・安土ツルギの前に、戦国の解像度が高すぎる一般通過侍・リョーマが現れた!
「俺の傘、知らねえか?」
刀に嫌われた(?)この侍、無駄に主人公属性が強すぎる————!!
剣道に意味を見いだせなくなっていたツルギは、リョーマに振り回されながら「好き」を見つけ直していく。
友情あり! バトルあり! 飛ぶやつあり!?
これは、まぐれとまぐれが重なって「まぐれじゃなくなる」までの物語。
ドタバタチャンバラ学園コメディ、いざ開幕!
文字数 11,602
最終更新日 2025.02.03
登録日 2025.02.03
ほんのりSF、不定形攻(猫型、人型)、宇宙人×地球人。
「私は貴方の恋人です」
「違うよ。俺とお前は寄生種と宿主だよ」
ヒトならざる『それ』は俺に向けた前足らしきものをくたりと床に伸ばし、ごろりと寝転がってグロロロ、と叩き潰されたような声を上げた。
※小説の文章をコピーして無断で使用したり、登場人物名を版権キャラクターに置き換えた二次創作小説への転用は一部分であってもお断りします。
無断使用を発見した場合には、警告をおこなった上で、悪質な場合は法的措置をとる場合があります。
自サイト:
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誤字脱字報告フォーム:
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文字数 3,785
最終更新日 2019.08.19
登録日 2019.08.19
東京都内に佇む古びた喫茶店「月灯り」。そこでアルバイトする高校2年生・七瀬結月は、ある雨の夜、閉店直前に突然現れた黒い傘をさした美少年・黒羽零と出会う。冷たい声で「熱いコーヒーを」と頼む彼だが、目には不思議な優しさが宿っていた。結月が手作りの看板コーヒー「ひかりの滴」を出すと、零は唐突に「俺は死神。この店は死にたい人が集まる場所で、お前のコーヒーが彼らの最後の願いを叶える鍵になる」と告げ、手から光る黒い「死のカード」を取り出す——。
それから毎晩、零が「月灯り」に訪れるようになる。結月は彼と共に、心を閉ざした人々の話を聞き、「最後のコーヒー」を作り続ける。最初のゲストは友達と喧嘩した同級生・沢田美羽で、「最後に謝りたい」という願いを伝える。コーヒーを飲んだ美羽は友達と和解し、後には店の常連客として結月を支えるようになる。だが死神には「人間に感情を持ってはいけない」という掟があり、零は結月への思いを抑えられながらも、「感情を持つと罰が降る」と警告する。
中盤になると、新しい設定「死神の期限」が明かされる——人間との絆が深まるほど、死神の存在が薄れていくのだ。結月が勉強のために塾に通うようになると、零は夜遅くまで店で待ってくれ、二人の距離は徐々に近づく。だが赤い髪と赤いドレスの死神・紅葉が現れ、「掟を破れば二人共滅びる」と脅す。さらに仕事に疲れた会社員・白鳥莉子が「生きる意味を教えて」と結月自身に願いを伝え、結月は自分自身の迷いに直面する。やがて零が結月を守るために一時的に姿を消し、その隙に結月は「零がいないと店がつまらない」と、自分の思いに気づく。二人が初めて手を握る瞬間、零の体が半透明になり——罰が始まった。
終盤では紅葉が零の生前の記憶を結月に見せ、彼が結月の祖母の友人だった事実が明かされる。結月は「零と一緒に生きたい」と願いを込めて、自分用の「最後のコーヒー」を作る。その時、死神の世界の管理者が現れ、「願いを叶える代わりに、結月が死神になるか、零が人間に戻るか選ぶ」と迫る。零は「自分が人間に戻ると、結月の記憶が消える」と知り苦しむが、結月は「記憶が消えても必ずまた会える」と信じ、零に「人間に戻って」と選ぶ。数ヶ月後、新しい転校生として零が結月のクラスに現れ、「コーヒー、熱いのを作ってくれる?」と微笑む——二人の新しい始まりが幕を開ける。
文字数 30,706
最終更新日 2026.03.28
登録日 2025.12.07
恋を知らない十七歳、鹿野百合。ある雨の日、濡れた制服姿でバスの停留所に立っていると、学ランを着た謎の少年に傘を借りる。少しづつ惹かれていく百合だったが……。
▼作者コメ
特別なことは何一つないけれど、当たり前だった日常。みなさんが経験したことのあるような淡い恋愛を書ければなと思います。見守っていただけると幸いです。
文字数 3,501
最終更新日 2021.03.02
登録日 2021.02.28
ロザリンド・メイアは、王妃教育とやらの一環として、王妃の主催する慈善事業に、婚約披露の翌日参加する。
そこで失敗して、危うく王妃に保持していた巨大な傘を当ててしまうところをカリスト・サムディオという少年に助けられる。
助けられた返礼のため、貧民街に赴いたロザリンドが見たものは。
この作品は拙作「王妃様、残念でしたっ!」と密接に関連しています。
具体的には、「王妃様、残念でしたっ!」で登場した化粧品の工房の立ち上げ、マジック・アイテムを贈られる人物などを扱う作品です。
色々思うところあって、その辺を分割して別作品にしています。
「王妃様、残念でしたっ!」を読まなくとも理解してもらえるよう書くつもりです。
もし不明なことがあれば、お気軽に質問して下さい。
文字数 143,442
最終更新日 2023.10.08
登録日 2022.04.08
雨の日に見た女の子は、ひどく怯えた様子で座り込んでいた。
だから僕は傘を差した。
気が向いたら他の短編も書きます。
一先ずはこれだけで。
文字数 1,876
最終更新日 2023.05.22
登録日 2023.05.22
全9話。犬にトラウマ持ちの俳優攻め×犬[白ポメ]になれる一族の世話好き受け。
大学生の戌澄は、犬の魂を持っている。人とは別に犬の姿を持つ一族の一員で、平凡な人間の姿とは印象が真逆な、白いポメラニアンが戌澄のもう一つの姿だ。
普段はポメラニアンの姿を生かし、動物プロダクションでタレントとしてアルバイトをしている。ある日、その所属プロダクションに対し、俳優の尾上からとある依頼が持ち込まれる。
犬に対してトラウマがある尾上は、撮影の為に犬に慣れたいらしい。仕事を持ちかけられた戌澄は、犬の姿で尾上に協力することになった。
※小説の文章をコピーして無断で使用したり、登場人物名を版権キャラクターに置き換えた二次創作小説への転用は一部分であってもお断りします。
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文字数 46,908
最終更新日 2023.06.05
登録日 2023.06.05
妖怪に愛されまくっている少女、彩傘蕾《あやがさ・つぼみ》はある日、異世界へと転移されてしまう。
凶暴な魔物や盗賊などが蔓延る過酷な世界を生きるというのは至難の業……と思われたが、そうでもなかった。
地球で仲良くなった最強の妖怪たちを呼び出し、したいことを全力でする彼女の気ままな異世界スローライフが始まる! ……かと思いきや?
文字数 32,537
最終更新日 2025.04.06
登録日 2025.04.02
小学生の頃、無性に鍵が欲しかった。何故かと言われると答えに詰まるが、今思い返してみると「カッコいいから」だ。鈍い金属の歪な輝きと、鍵一つで開けられない扉を開けることができる、なんとも不思議な物。更に輪をかけるように、決まって女子生徒の胸元からするりと取り出す魔法の物。性の芽生えはまだなかったが、予想だにしないところから出てくるものに対して憧れを持った。
しかし、中には例外もいる。後から分かったことなのだが、こやつらを「鍵っ子」と言うらしい。「鍵っ子」の子は両親共働きなせいで、彼ら彼女ら自身余り良くは思ってなかったそうなのだが、僕にとってはとても眩しく見えた。
「鍵っ子なんて良いもんじゃないよ。家に帰っても誰もいないし。」
とある友達がそう呟いた。確かに彼は毎日のように放課後遅くまで遊んでいた。
「ほう、鍵っ子には鍵っ子の悩みがあるのか。体験してみたい。」
小学生の僕にはそう解釈してしまった。早速母親におねだりをする。
「鍵が欲しい」
「なんで」
「ドアを開けたい」
「私が家にいるじゃない」
「違うんだよ、自分の力でこう……開けたいんだよ!!」
「いや、鍵無くしたらシャレになんないし」
「無くさないから」
「へぇ〜、この前トイレでカバン忘れてゲーム●ーイアドバンス無くしたの誰だっけ??」
「あ、あれは取るやつがいかんたい!」
「忘れなきゃとられなかったのでは?」
「ぐぬぬ」
こうして第一次鍵おねだり作戦は失敗したのである。
数年後、鍵のことをすっかり忘れた僕は意気揚々と家に帰った。すると母が
「ほら、6年生になったから『鍵』、無くさないようにね!」
「あ………ああああああ、鍵が……鍵が手に入ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「無くしたら小遣い一生抜きだからね!!」
「はい!お母た……ま……?このひとつだけ水色の物体は??」
「あぁ、鍵穴二つあるでしょ!普通のやつが上で、水色の奴が下ね!分かりやすいでしょ!!」
「Nooooo!!!!!! な、なんなんだこのかっちょ悪いのは!恥ずかしくて友達に自慢できん!(今は区別しやすくて重宝してます)」
「少し高かったんだから〜(ドヤッ)」
「何故……何故大人はいつも余計なことをするんだ……パンツ裏に名前を書えたり、傘がダサかったり、雨の日に長靴用意したり、鉛筆一本一本名前を書いたり、消しゴムの裏に名前を書えたり、進研●ミの答えを隠したり……(今となってはいい思い出です。名前を書くことは所有物としての証なので、親が正しい)」
ここから僕の鍵とゲートの日々が始まる事を、未来の僕以外知らなかった……
文字数 3,747
最終更新日 2021.09.03
登録日 2021.08.07
傘を忘れて待ちぼうけの僕。
そんな僕を見つけた彼女がやってきて。
雨の日を題材に少しだけドキドキするような話を書いてみました。
文字数 1,152
最終更新日 2022.06.16
登録日 2022.06.16
文字数 1,358
最終更新日 2026.01.31
登録日 2026.01.31
「――なにをしてるんだ?」
問いかけられて振り返る。
誰もいないはずの中庭に和服姿の青年が立っていた。新月の晩、姿を見せない月の代わりといわんばかりに輝く満天の星空の下、和傘をさした青年はにこやかに笑う。
「……なにも」
声をかけられた幼い少女は短く答える。
知らない人と言葉を交わしてはいけないと両親から強く言われていたことを思い出し、慌てて、自分の手で口を隠した。
……おに。
あやかしの存在を知っていた。
しかし、初めて目にした鬼の青年は美しく、すぐに逃げられなかった。
……こわくない?
鬼は恐ろしい存在だと聞かされてきた。
しかし、目の前にいる青年から悪意は感じない。
それどころか、少女の好意的な視線を向けていた。
「そうか。お前の名前は?」
「いわない」
「変なことを言うなぁ。自分の名前を知らないわけじゃないだろ?」
青年は笑う。
それに対し、少女は警戒をしていた。
……にげなきゃ。
頭の中ではわかっている。
しかし、少女は鬼の青年を見入ってしまった。人とは異なる美しい見た目とは違う豪快な笑い方をする青年に、心が惹かれてしまう。
一目惚れだった。
四歳の少女の初恋だった。
――これは、あやかしに恋をした少女の話。
文字数 8,657
最終更新日 2025.02.04
登録日 2024.12.30
男顔の美形女官・楊銀月(よう ぎんげつ)は降りしきる雨の中、女顔の美しい宦官・遠宇文(えん うぶん)に傘を貸した。
それがすべての始まりとも知らずに……。
実は宇文の正体は女性が苦手な皇帝・星翔鳳(せい しょうほう)。銀月の優しさに心を射貫かれた翔鳳は、珍しくも彼女を妃に迎えようと決意する。
だが、銀月は後宮妃殺人の冤罪を着せられ捕らえられていた。
罪人は妃にはなれない――その掟のため、翔鳳は銀月の無実を証明しようと動き出す。
彼が頼ったのは頭の切れる妃、後宮第一位の愼央花(しん おうか)。
この妃、天衣無縫で突然歌い出す音痴の天女にして、しかも翔鳳の実母だった!
無実の美形女官・銀月、天才だが自由奔放な天女・央花、そして銀月に夢中な美麗皇帝・翔鳳が挑む、中華後宮風ミステリー。
*中華風です。なんちゃって中華です。中華ふんわり設定です。
*途中かなりのコメディ描写があります。
*お気に入り登録、いいねを本当にどうもありがとうございます!励みになります!嬉しいです!
文字数 120,222
最終更新日 2025.02.23
登録日 2024.12.28