「店」の検索結果
全体で6,968件見つかりました。
雪が降り、そして止み、また降り、風に流され、そして、また、止む。
その宿は特急停車駅から送迎バスで一時間半ほど、ネット上では温泉と山菜が客人を迎える宿、という惹句で紹介されていたが、実際に泊まってみると、それ以外のものは特になく、客の存在に一喜一憂せず、静かに温泉宿として数十年以上の時間をやり過ごすかのように佇んでいた。
とりあえずの一泊で部屋を取ったが、想定以上の大雪が降り積もり、このあたりの公共交通機関はほぼ動かなくなってしまった。
旧交の仲間と酒を呑もうかと土日にかけて松本まで足を伸ばし、月曜の朝に間に合えばいいからと夕方まで遊んでいたところに大雪のニュースでにわかに騒がしくなった。急な仕事もあるわけでもなしと、チャットで職場に事情を投げ、雪に阻まれ帰れなくなった旨を伝え、ひとまずは月曜の有給を申請している。
日曜の夜から大雪でバスが動かないとのニュースが流れていたのは知っているが、ここまで積もるのは近年ではあまり聞かないのだという。
雪も誤算だったが、誤算の上乗せは、うかつに移動したことだった。
電車に乗って少しでも東京に近づこうとしたのが良くなかった。普段は客に優しさを見せない鉄道会社が、こういうときに限り安全に考慮し始め、計画的に運転を中止するという決断をしたのだった。
しかも、寝てれば着くだろうと車両の端の席で深く寝てしまっていたのもあり、気付いたときには、電車は止まり、車掌に起こされ雪だらけのホームに放り出された。
駅舎からも出るように言われ、渋々駅を出る。
大雪とは言え、まだ日が暮れるのには早く夕方と言うよりは昼下がりに近い時間帯なのに薄暗い。少しは人が居るだろうと思っていたが、人影はほとんどなく、駅前商店街らしきシャッターの並びの景観が閑散というか殺風景というか、この世から人が消えてしまったのではないかと妙な心配をしてしまうような景色だけがあった。
かろうじて一台、温泉宿の送迎バスがあった。
文字数 7,050
最終更新日 2023.04.09
登録日 2023.04.09
擬態が得意なちょっとお嬢様な書店員、篠宮日和。日々、趣味のオタ活に勤しんでいると実家から突然呼び出されていきなりお見合いに連れてこられた。お相手の人はイケメンなキャリアの警察官。エリート街道まっしぐらな人がなんで私とお見合い?そして相手から契約結婚を持ち込まれる。日和はその話に乗るのだけれど…。
文字数 2,709
最終更新日 2018.10.23
登録日 2018.10.07
もののけ達の居るところ
レンタル有り第4回ほっこり・じんわり大賞『大賞』受賞
美大を卒業後、希望の就職先へと勤めて好きな仕事をこなしているのに、突如、ストレス性の鬱と診断されて会社を辞めざるを得なくなってしまった主人公、瑠璃。会社を辞めて、文房具店でアルバイトを始めることとなったが、お金も無く再就職先も見つからず、今いる社宅を出て行かなくてはならず困っていた。
おまけに瑠璃は鬱と診断されてから、謎の幻聴に困っており、四苦八苦していた。
そんな時、バイト先によく来る画廊のマーケターが、担当の画家の個展をするので特別チケットを渡してくれる。美大の学生時代から憧れていたモノノケ画家と呼ばれる龍玄の個展で、瑠璃は心を躍らせながら出かけて行く。
龍玄に住み込みの手伝いをしないか誘われ、引っ越し先に困っていた瑠璃は、その仕事を引き受けることに。
✬「第4回ほっこり・じんわり大賞」大賞受賞作。
応援ありがとうございました!
文字数 275,243
最終更新日 2023.07.12
登録日 2021.07.05
あらすじ
ライゼン通りの一角にある何時も美味しい香りが漂うパン屋さん。そのお店には可愛い看板娘が一人いました。この物語はそんな彼女の人生を描いたものである。
文字数 133,951
最終更新日 2025.02.15
登録日 2024.06.03
早朝、アダムが出社すると、店内がめちゃくちゃに荒らされていた。機密書類を含む資産を盗まれたアダムは、店内に残された痕跡を元に犯人の足取りを追う。だが、彼らはただ雇われただけで、依頼人は別にいるとのことだった。アダムは正体不明の黒幕を突き止めるべく──。
登録日 2025.10.04
京都府の二寧坂と寧々の道の狭間にあるお香のお店――香隣堂には不思議な秘密がある。
予約を取る際にある言葉を伝えると《特別なお客様》として招かれ、その後、身の回りの出来事や困り事が好転するという噂だ。
東京から逃げるように京都へやってきた秋森まどかは市内へ出かけた際に体調不良になり、店員の梼木奏介に助けられ香隣堂に出会った。それがきっかけで香隣堂で働くようになるが、ある日、奏介の提案で《特別なお客様》に出すお菓子を作ってほしいと頼まれる。
戸惑いながら《特別なお客様》にお菓子をもてなし、香隣堂で出会う人たちと交流するにつれ、まどかは自信をつけていく。そんな彼女のもとに縁のある客が訪れ、穏やかな日常が一変してしまう。
それはほんの些細なすれ違いだった。置き去りにしてきた現実と対峙したとき、ようやくまどかは自分のしたいことを見つけ出す。
若い和菓子職人、愛犬を失った少女、自分の望みを叶えるためだけに訪れた男性――。
今日もまた、香隣堂には合言葉とともに予約が入る。しかし、《特別なお客様》となるための合言葉はどうやって人々に伝わっているのかは、誰も知らない。
※AIの利用
・方言の表現での補助利用
・使用ツール:恋する方便変換、LeapMe
文字数 96,968
最終更新日 2026.05.23
登録日 2026.04.28
*2021/04/29完結いたしました。改定等々しますが、ご愛好をありがとうございました!
※2020/04/26 以前の更新で琥珀の慟哭47話が、琥珀の慟哭28話と同じものでした。正しいものを掲載しました。大変ご迷惑おかけします。
※2019/10/20、【川本宝飾店】からの改題。タイトル変更しました。
思い出が見える宝石買取店
あらすじ・川本リカコは、【物に触れると過去が見える】。親から引き継いだ宝石買取店を営んでいる。そこで持ち込まれた宝石たちの過去とリカコは向き合う。
☆【アクアマリンのため息】は拙作、【黄昏の教室】の後日譚です。
☆注意☆
作品の無断転載、改変、盗用はご遠慮下さい。
著作権は当方にあります。
表紙は2018年12月16日に神戸のルミナリエを当方が撮影したものです。
イメージソング
Sia / Alive
近野淳一 / 鍵
ウェブ小説投稿サイト公開履歴
2018/09/30~2019/02/24 某小説投稿サイトに公開
2019/02/05 カクヨム 公開開始
2019/02/19 アルファポリス 公開開始
文字数 393,301
最終更新日 2021.04.16
登録日 2019.02.19
★★★第7回キャラ文芸大賞奨励賞受賞作!★★★
勤めていた会社が倒産して突然暇になった都築ましろは、先日亡くなった祖母が経営していた「寿寿亭」という定食屋の片付けをしていた。
そこへ、着流しに下駄姿の奇妙な男がぶらりとやって来る。彼はカゲロウと名乗り、どこか人を食った飄々とした態度で「一緒に店を再開せんか?」と持ちかけた。もちろん、ましろはびっくりして断ったが、その後も昭和テイストなおかっぱ少女がやって来て「おいなりさんを作れ」と無理難題を言ったり奇妙なことばかり。
何と、カゲロウの正体は昔は神様だったらしい?あやかし、おかっぱ少女は神の使いの狐で、祖母の古くからの友人と判明。足繁く通った子供時代に彼らの存在を知らなかったことを不思議に思うましろだったが、あやかしたちから店を再開して欲しいと懇願され、祖母の下で働いていた獏(人型はイケメン)を誘って、「寿寿亭」を再開することにした。
カゲロウは「用心棒」と称してカウンターに居座り、狐ことポン太(ましろ命名)は昭和ギャルに扮して接客担当、イケメンバクさんは調理の補助を担い、あやかしのサポートを受けてましろは祖母の代わりに厨房に立つことになった。
初めてだらけの仕事に戸惑うなか、人間あやかしを問わず奇妙な客がやって来る。あやかし定食屋「寿寿亭」は今日もにぎやかに営業中!
文字数 88,547
最終更新日 2024.01.27
登録日 2023.12.31
文字数 18,012
最終更新日 2024.06.12
登録日 2024.05.31
伝説のエクスカリバーを抜いたサラリーマン、津田沼。彼の正体とは??
冴えないサラリーマン津田沼とイマドキの部下吉岡。喫茶店で昼メシを食べていた時、お客様から納品クレームが発生。謝罪に行くその前に、引っこ抜いた1本の爪楊枝。それは伝説の聖剣エクスカリバーだった。運命が変わる津田沼。津田沼のことをバカにしていた吉岡も次第に態度が変わり…。現代ファンタジーを起点に、あくまでもリアルなオチでまとめた読後感スッキリのエンタメ短編です。転生モノではありません!
※この作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
文字数 4,506
最終更新日 2024.07.02
登録日 2024.07.02
経済ノワール小説「咎人」
—正義の詐欺師が裁く悪徳サラリーマンたち—
現代の東京を舞台に、企業に巣食う悪質なサラリーマンたちをターゲットに暗躍する、正義の詐欺師「咎人(とがびと)」こと神崎 誠(かんざき まこと)。彼は、かつて大手IT企業のエリートとして将来を嘱望されていたが、ある事件をきっかけに全てを失い、社会の裏側で生きることを決意する。
神崎は、法では裁けない悪を、自らの手で裁くことを誓う。その手段は、ターゲットの悪行を暴き、巧妙な詐欺を仕掛けて自滅へと追い込むこと。彼は、綿密な調査と周到な準備を行い、ターゲットの性格や弱点を徹底的に分析する。そして、彼らの欲望や保身心を利用し、自ら破滅へと向かうように仕向けるのだ。
物語は、神崎が最初のターゲットとして、クレーマー体質のサラリーマン・佐々木 勉(ささき つとむ)を選定するところから始まる。佐々木は、大手広告代理店の営業部長として、取引先を脅迫して不当な利益を得ていた。神崎は、佐々木の執拗なクレームの裏に隠された、個人的な恨みや不正な利益目的を暴き出す。そして、偽の取引を持ちかけ、佐々木を罠に誘導。佐々木は、神崎の仕掛けた罠にまんまと嵌まり、自らの不正を暴露してしまう。その結果、佐々木の悪事は会社に露見し、社会的制裁を受けることになる。
次に神崎がターゲットとするのは、DVサラリーマン・田中 健二(たなか けんじ)。田中は、家庭内で妻や子供に虐待を繰り返していた。神崎は、田中の妻と接触し、彼女を支援しながら、共に田中を懲らしめる計画を立てる。虐待の証拠を集め、田中の暴力行為を会社や社会に暴露することで、彼を社会的非難の渦に巻き込む。
さらに、自己保身に走るサラリーマン・木村 拓也(きむら たくや)も、神崎のターゲットとなる。木村は、保身のために数々の不正行為を行ってきた。神崎は、木村の情報を操作し、会社内での立場を危うくする。木村は、保身のために更なる不正に手を染め、自滅への道を辿ることになる。
物語が進むにつれて、神崎の戦いは、個人の悪徳サラリーマンを懲らしめるだけでなく、企業全体の不正構造に迫っていく。彼は、組織の内部告発者と接触し、更なる情報を得る。そして、企業を揺るがす巨大な陰謀の存在が浮上する。
神崎は、企業のトップと対峙し、正義を問う。彼は、過去のトラウマと向き合いながら、新たな決意を胸に再出発する。しかし、悪徳サラリーマンたちの背後には、更なる黒幕の存在が示唆される。
神崎の活動に共鳴する新たな仲間たちが現れ、共に、より大規模な詐欺計画を実行に移す。神崎の行動は、社会に大きな影響を与え始める。しかし、正義と悪の境界で揺れ動く神崎は、葛藤と苦悩を深めていく。
文字数 8,696
最終更新日 2025.10.09
登録日 2025.10.09
早咲謙人(はやさき・けんと)
職業は生鮮食品スーパーの農産担当者。
大手生鮮食品小売店に新卒社員として入社した謙人は、華々しく活躍し、誰よりも早く主任へ、そして誰よりも早く本社詰めのバイヤーに出世する野望を抱えていた……はずだった。
初任地の店で周囲に虐め抜かれ、心を折られるまでは。
入社して早々鬱を発症し長期休暇を取った謙人は、同期から遅れること半年、秋になってから零細店舗に再配属され、再出発(リスタート)を切ることになる。
その先で待ち受けていたのは曲者揃いのスタッフ・曲者揃いのお客さん・さらには曲者揃いの業者さんばかりで……!?
「発注は、ギャンブルです」
鉄壁の無表情・片手にはリンゴジュースの大瓶・ついたあだ名は『農産の小人』『浮沈艦隊』そして『八百屋のギャンブラー』
そんな農産主任・久遠茜(くおん・あかね)の下に配属になった謙人は、ゆっくり農産担当者として成長していくが……!?
発注台帳(サイコロ)を転がし、売上(チップ)を稼げ!
生鮮スーパー・農産担当者は今日もお店で大博打!!
文字数 1,250
最終更新日 2020.12.04
登録日 2020.12.04
かつて世界を滅ぼした災厄の男・アダムス。
長い眠りから目覚めた彼が切望したのは、世界の破壊ではなく――「人間と囲む、温かいスープ」だった。
相棒は、言葉は喋れないけれど、お金とお洒落に目がない手のひらサイズのミニチュアゴーレム。
二人は廃屋を改造し、男のロマンを詰め込んだ移動式拠点『空飛ぶワンルーム』を造り上げる。
瓦礫のジャンク街では、スライムから優しく集めた薬を自動販売機で売る。
灼熱の砂漠の街では、彷徨う骸骨達を丁寧にクロスボウで釣る。
王都では、ワンルームを「飛竜」と言い張り、飛行許可のために竜騎士の試験に挑む。
しかし、のんびり楽しい行商の旅の裏で。
徐々に明かされていく、アダムスが封印された真実の理由――。
■作品情報
状態:連載中
話数:100話以上想定。
投稿:毎日21時10分
備考:6/21現在、40話(80,000+文字)まで清書済み
※
理不尽な展開は、一切ありません。
ただのんびりと、少し変わったスローライフをお楽しみいただければ幸いです。
■世界観・検索用キーワード
【ジャンル】ダークファンタジー / スローライフ / ロードムービー
【要素】クラフト / 拠点制作 / お店経営 / 自動販売機 / 魔法・魔術
【属性】最強主人公 / 男主人公 / 人外(ゴーレム) / ほのぼの / シリアス / シュール
文字数 45,205
最終更新日 2026.07.13
登録日 2026.06.21