「増し」の検索結果
全体で299件見つかりました。
姥捨山には立ち入ってはならぬ。昔からの言い伝えだ。なぜならその山には山姥と山爺がおり、立ち入った人間の臓器を喰らい尽くしている為だ。
鬼化した山姥を鬼姥といい、凶暴かつ残忍で、見てしまっては最後、執拗にまで追いかけられ殺されてしまうらしい。しかし、実際には見た人はいない。それは見た人全員食べられてしまったからだ。
そしてこの話は令和現在ではすっかり伝説化してしまっているという訳だ。
万が一にも貴方がこの山に立ち入ってしまったとしたら、唯一助かる方法があるのでお教えしよう。それは、フジツルと空木のある場所を見つけることだ。山姥と山爺はこの2つの木が成るところには立ち入ることができないのだ(古記より)。
また、山姥1体いる山には1000体程の山爺が存在するという一説がある。実際に目にしたことはないが、これらに見つかってしまった場合はもう命を諦める他ないだろう。
この伝説において各地で諸説あるが、中には生贄を供え、神として山姥を祀ることで山の怒りを鎮めている地域などもある。そしてその地域の地元住民は決してその山には近づくことはしない。そうすることで人間と山姥の棲家は分たれていたのだ。
しかし、一度山に入ると帰ってこれないのにこのような古記があるというのも不可解なものだ。しかし、逆に恐怖を駆り立てられ信憑性というものが増してくるというものだ。
そして時は2024年、あるニュースが話題となる。昨年からの東京での行方不明者の数が急速に増えて来ているというニュースだ。どこからの情報かは不明だが、一部のSNS界隈では、鬼化した山姥による仕業ではないかという話で持ちきりになっていた。「山姥、ついに山を出るw」、「山姥って本当にいるの?ウケるww」、「山爺っていうのもいるらしい、呼び名おもろ草」、「鬼化した山姥で鬼姥きばだな」等々。
その中でも「多摩川から東京目指してるんじゃないか?」という想定コメがダントツ人気だった。SNS平和ボケした人間達が呑気に日常を送っている現在、山姥の鬼の手がひっそりと人間社会に差し迫ろうとしていた。
しかし、そんな平和ボケの中でも、鬼姥と対峙しようという一部の組織がが存在していたのだった。
果たして人間vs鬼姥の闘いはどうなっていくのか?
文字数 33,948
最終更新日 2023.05.07
登録日 2023.04.06
世界は 大地 大海 大天 大窟に分かれ バランスを保ちながら成り立っていた。
幾千の時を経て、大窟の魔物は力を増し、大地を踏み鳴らし海を荒らした。
大天の女神達は、地球から異世界人を呼び、常人ならざる力を与える事で世界のバランスを保とうとしたーー。
異世界人がチート能力を持ち、次々と召喚される世界。
力を持った人間の傍若無人ぶりに困り果てた王は、初代異世界人(ジャンパー)であり、前世界で教員だった陸月(むつき)に、ジャンパー達にこの世界での生き方や常識を教えるように命ずる。
文字数 3,855
最終更新日 2022.08.05
登録日 2022.01.20
高校生の朔那には昔から頻繁に見る夢があった。その記憶の中にいる二人は酷く傷ついた男女の二人。夢の中の男の人はいつも泣いていた。愛おしそうに女性を抱きながら泣く彼の涙をぬぐってあげる前に、いつも夢は覚めてしまう。手をのばせば、消えてしまう。そんな夢を頻繁にみるようになったある日、朔那が住む村で神隠しが起こっていることを知る。神隠しなんてただの与太話だと思っていた朔那だったが、学校からの帰り道に自分が神隠しにあってしまう!目覚めた場所は見慣れない場所で、異形まで現れる始末。そんな異形に襲われそうになっていた朔那を助けたのは鬼狩りを知ていたという夕霧と牟義と名乗る兄弟だった。そんな二人に連れられ鬼狩りの里に身を寄せることになった朔那。そこで鬼と言われる存在が恐れられていることを知る。そんなある日、水浴びに出かけた朔那は一匹の鬼と出会う。その鬼は夕霧達から聞いていた鬼とは大きく異なっていて普通の人に見えた。その鬼に会った日から、朔那は彼が忘れられなくなり、こっそりと水浴びに通うようになる。次第に距離が縮まる二人だったが、二人の想いとは裏腹に人と鬼との争いは激しさを増していく。
高校生の時に書き出したお話です。ちょっと暗めのお話かも?
文字数 5,004
最終更新日 2020.04.15
登録日 2020.04.13
ヤクザの家に生まれた義景(14歳)は、物心をついた頃から子守役の城塚(31歳)に恋心を抱いている。けれどその気持ちが成長するにつれマイノリティだと自覚した義景はその気持ちを押し殺していた。が、終業式の日にクラスメイトから迫られたのをきっかけに、城塚への気持ちが更に増してしまう。そんな夏休みの1日目、義景は城塚に足の爪を切って貰っていたが、深爪して指先から血が出てしまう。その指を城塚に舐められてしまい・・・
文字数 10,242
最終更新日 2016.08.22
登録日 2016.08.22
地獄への道は、善意や悪意で舗装されているのでは無い。
安易な選択をする事こそが地獄への道に足を踏み入れる事なのだ。
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」に同じモノを投稿しています。
文字数 4,030
最終更新日 2021.04.21
登録日 2021.04.19
最新のテクノロジー《イーロン》によって、世界から称賛を勝ち得る筈だった近未来の日本。
しかし、イーロンの開発が仇花となり、日本を取り巻く状況は緊張と混迷の度合いを増していた。
北海道・名寄第一高校3年の弓野祥吾と結花の兄妹は、残り1ヵ月余りとなった高校生活を、普段と変わらぬ日常と、ささやかな想いと共に過ごしていたが、雪の舞うバレンタインの朝、突如所属不明のMPG(マシンド・パンツァー・グレネーダー)部隊の襲撃を受ける。
自衛隊は、駐屯地配備の第一世代MPGシェムカで反撃に出るも、敵の周到な作戦の前に、なす術もなくほぼ壊滅状態に陥ってしまう。
敵の攻撃目標は民間人にも及び、美しかった故郷は煉獄の焔に焼かれ地獄と化していった……
見知った顔が次々と斃れていく中、祥吾は結花の協力の元、父が極秘裏に開発した新型MPGエイシュアを駆って、敵MPG部隊と交戦。祥吾は初めての実戦にも関わらず、エイシュアの圧倒的な性能と打撃力によって、辛くも襲撃部隊を退けた。
だが、喪ったものは余りに大きく、悲嘆に暮れる祥吾だったが、その眼前にエイシュアの奇跡が起こった……
イーロンを狙う敵の真意とは何か?
祥吾は大切な人たちを守るべく、エイシュアと共に東京へ旅立つ。
しかし、渦巻く陰謀は日本を未曽有の危機へと陥れ、戦火は急速に拡大していく。
愛憎、焦燥、悲哀、慟哭……各々の想いが交錯する中、運命の焔に翻弄される6人の若者達。
人々の想いを乗せてエイシュアが東京の空に舞い上がる時、『鋼鉄の雪』が舞い降りる……
登録日 2018.09.15
題名通りふっと思いついたショートストーリーです。
気軽に読んでいただければと思います。
登場するキャラクターは毎回変わります。
お話はほろ苦からお砂糖増し増しまで
お砂糖増し増しがあるためRつけました。
文字数 11,421
最終更新日 2018.11.23
登録日 2018.02.27
ルーナ・アレキサンドライトは普通の人間ではない。最凶の吸血鬼と最強無敵の魔法使いの娘である。
吸血鬼の血を持つにも拘らず、なに不自由なく普通に暮らしていた。
日本にやって来ておおよそ一年。なんやかんやルーナは高校二年生になっていた。先日の事件を何とか退き力のほとんどを尽くしたルーナだったがそんなルーナの周りには以前にも増して不可解な妖怪絡みの事件が舞い込む。
これはそんな彼女達の日常を描く非日常譚。
※こちらの作品はカクヨムにて投稿中の小説、「吸血鬼さんは日常を生きたい。」の内容や設定を変更した続編になります。カクヨム版を御拝読していなくても楽しめる仕様にしていきたいと考えております。
また本作品はフィクションです。
実在する人物、地名、団体、事件等には一切関係ありません。
文字数 57,335
最終更新日 2021.10.14
登録日 2021.06.05
約700年前、突如現れた魔物により世界は一度支配された。壮絶な戦いの末に人類は生存領域を八都市にまで縮小することで平穏を得ることが出来た。
しかし近年、魔物の勢いが増している。先の暗黒時代が訪れようとしているのかもしれない。
人類は再び勝利を掴むことが出来るのか…はたまた人類の最後を描いた「Last Record」となるのか…物語の果てにあるものとは…?
初投稿作品です。投稿ペースはかなりゆっくりになると思います。
誤字脱字などありましたら教えていただけると幸いです。また改稿などにより内容などが変わる可能性がありますご了承ください。
文字数 2,260
最終更新日 2022.08.17
登録日 2022.08.17