「天皇」の検索結果
全体で133件見つかりました。
【現代の悲劇と転生の始まり】
主人公・大島新作(おおしま しんさく)は、仕事帰りに自転車で帰宅する途中、
暗い道で「助けて」という少女の声を聞く。
声の主を探し当てた新作は、暴力を受けそうになっていた少女を救うため、
危険を承知で暴漢に立ち向かう。
必死の格闘の末、少女を救うことには成功するが──
混乱の中で暴漢に殺されてしまう。
しかし次に目を開けたとき──
彼は赤子となっていた。
若い父母、丁髷姿の父、そして与えられた名は竹千代。
新作は「異世界転生ではなく、過去の日本」へと転生したのだ。
しかもこの世界は、
戦国武将たちが“姫化”している異世界日本だった。
【織田家での人質生活と吉姫との甘い日々】
竹千代は歴史通り、織田家へ人質として送られる。
そこには、幼くして強烈なカリスマを放つ少女──
織田信長(吉姫)がいた。
吉姫は高飛車で我儘、しかし美しく、
悪役令嬢のような気品と残酷さを併せ持つ少女。
竹千代は彼女に振り回されながらも、
次第に淡い恋心を抱き、
吉姫もまた竹千代を可愛がり、甘い日々が続く。
だが歴史は残酷だった。
【人質交換と裏切り】
歴史通り、竹千代は今川家との人質交換で尾張を去ることになる。
涙する竹千代。
しかし吉姫は──
竹千代をあっさりと見切り、
天皇家の御落胤と噂される美貌の少年・木下藤吉郎(猿)のもとへ向かう。
竹千代の心は折れ、
恋と信頼のすべてが崩れ落ちる。
その瞬間、新作としての記憶が疼く。
「俺は未来を知っている。
ならば、織田と豊臣に“ざまぁ”を食らわせてやる」
竹千代は復讐を誓う。
【今川家での再出発】
今川家では、姫化した武将たちが竹千代を迎える。
特に今川義元(姫)は、織田とは違う優しさと気品を持つ少女。
竹千代は未来知識を駆使し、
今川家の軍制改革、外交、産業振興を進め、
家中で頭角を現していく。
「俺が尽くすなら、織田の姫ではなく今川の姫だ」
竹千代は義元姫のために働き、
やがて今川家の中核となる。
【歴史改変と戦国の激動】
竹千代は未来知識を使い、
桶狭間の悲劇を回避し、
今川家を大国へと押し上げる。
その一方で、
織田信長(吉姫)と木下藤吉郎(猿)は、
竹千代の台頭に焦り始める。
かつての甘い日々は遠く、
三者の関係は戦国の覇権争いへと変貌する。
文字数 153,350
最終更新日 2026.09.30
登録日 2026.08.08
「ふぅ、ん、ん〜〜〜ぃやぁ!」
「大丈夫・・・・・絶対、最後まではしないから。貴方の辛いのを取り除くだけ。だから、強張らないで・・・・・・・」
「・・・・・ほ、んと・・・・?」
その、鳥玉(ぬばたま)色の瞳は真剣で、嘘はついてない。私はその瞳を信じて良いのだろうか?
妖(あやかし)と人が住まう國━━━秀旭ノ皇國(しゅうきょくのこうこく)
表の世界を統べるのが「天皇」なら、裏の世界を統べるのが「呪術師」
そして、呪術師のトップ「壬生雀院」(みぶじゃくいん)家
その昔、都を恐怖と天災に襲わせた鬼「魔牙津」(まがつ)
その鬼を討ち滅ぼしたのが「壬生雀院」家の当主「邑雅」(むらまさ)
だが、完全に討ち滅ぼすことは出来なかった。
頭・両腕・上半身・右足・左足と切り分け、其々を封印した。だが、両腕だけは封印が出来なかった。
その為、自分の両腕を斬り落とし、魔牙津の腕を己に付け封印した。━━━━━それから、数百年
時は流れ、列強諸国に負けんじと我が国、秀旭ノ皇國は鎖国を辞め、西洋の国と文化を受け入れ、取り入れる。
我が国の文化と西洋の文化が入り乱れる時代
一つの家は新たな当主を決めようとしていた。その家は「壬生雀院」家
当主の血を引く子供は妾の子も全て呼ばれ、儀式に参加する。
だが、その当主は殆どが本妻の子が当主になる。稀に、妾の子がなる場合もある。
そして、今代・・・・・・すべての子が儀式に参加したが、当主にはなれなかった。
その時、一人の幼子と芸者が現れる。その、幼子は無理矢理、儀式に参加させられ、当主に選ばれた。
だが、そこからがその幼子の酷く残酷な生活の始まりだった。
大まかなあらすじ
※花と蜜 主人公と相手との出会い。無理矢理に参加させられた夜会で、相手の征一郎と出会う主人公の朔耶。自分達の住む國を恐怖に落としかねない出来事が、とある夜会で行われているとの事で、征一郎と協力し解決していく話。
※潮騒に戻る 一枚の葉書から始まる物語。葉書の内容にあるような旅館に向かい、旅館に起こる怪奇現象を解決する話。
※事の起こり 物語のすべての始まり。謎に包まれた壬生雀院家の秘密が徐々に解き明かされる話。
小説家になろうでも連載してます。
文字数 422,937
最終更新日 2026.10.11
登録日 2025.10.16
召喚獣。
それは向こう側とされる所から、10歳を迎えた日本人の子供の下に召喚されるモンスターのことである。
初代天皇・神武天皇が日本を建国した際に書かれた絵画には彼は金鵄と呼ばれる金色に輝く鵄(とび)と契約したのが原初となっている。
そして、縄文、弥生、古墳、飛鳥、平安、戦国時代から近代から今に至るまで、時代を動かしてきた人物の側には確かに召喚獣は介在していた。
また、奇妙な事に、日本国に限り、齢10歳を迎えた日本在住の日本人にのみ体のどこかから多種多様な紋章が発現し、当人が念じると任意の場所から召喚陣が現れ、人ならざるモンスターを召喚される。
そして、彼らモンスターは主人である当人や心を許した者に対して忠実であった。
そのため、古来の日本から、彼ら召喚獣は農耕、治水、土木、科学技術、エネルギー、政治、経済、金融、戦争など国家の基盤となる柱から、ありとあらゆる分野において、今日に至るまで日本国とアジアの繁栄に寄与してきた。
そして、建国から今まで、国益の基盤たる彼ら数万種類以上をも及ぶ召喚獣を取り締まり管理し、2600年以上と脈々と受け継がれてきた名誉ある国家職がーーーーー国家召喚獣管理官である。
文字数 255,255
最終更新日 2026.10.10
登録日 2025.12.26
稀な長い銀髪を持つ緑翠(りょくすい)は、花街のとある廓の楼主として有名だ。希望する妖に教養を与え、芸者として育て、良き身請け先を探して嫁がせてやる。それが、天皇にも認められた緑翠の表家業である。
妖の世界に迷い込んだニンゲンを保護し、芸者の世話係として働かせることが、緑翠の裏家業だ。ニンゲンは、この世界で簡単には生きていけない。基本的に、ニンゲンは格下、奴隷と見なされ、妖力に当てられ気絶してしまえば、その身体に鬱憤を吐き出され、処理される。
緑翠は、久々ニンゲンを見つけ普段通り保護したのだが、その瞳が生き別れた姉と重なった。本来であれば、芸者の世話係をさせる以外に選択肢はない。自らの興味で世界を渡ってきた少女にそれをさせたくなかった緑翠は、ニンゲンの少女に翠月(すいげつ)と名を与え、自らが暮らす宮に囲った。緑翠の廓で、例外として芸者をやっているニンゲンの少年、天月(てんづき)と引き会わせ、翠月も芸者見習いとして稽古につかせる。
翠月は、天月や先輩芸者、御客と親しくなるうちに、なぜ妖の緑翠は、人間である翠月に近づくのだろうかと、疑問に思うようになる。妖の世界で人間が生き残る方法を知れば知るほど、仕事として緑翠に守られているのだと実感する。
廓の楼主である緑翠は、他の芸者の成長や稼ぎについても考えなければならない。翠月を贔屓するわけにはいかない。周囲は、翠月がニンゲンで、守るべき対象だから近くに置いていると納得していたが、時が経ち、それだけではないことに感づく者も出てきた。
緑翠にも、ようやく重い腰を上げる時期が来たようだ。姉の命がもう長くないから会いに来いと、実家から便りが届いた。これで、姉を追い込み、緑翠が背負った一族との因縁を切り、翠月を迎え入れる準備を進められる。
*
ヒロイン(翠月)を大事にしたいあまり、悩みすぎて苦しむヒーロー(緑翠)を書いたつもりです。
時代は特に想定しておらず、ざっくりごちゃ混ぜ、詰め込み和風・中華風なご都合設定になっています。
語感で選んでいる単語も多いため、本来とは異なった意味で使用している場合があります。
また、未成年・無理矢理・男同士・複数などのRシーンが含まれます。ご注意ください。
物語の中心に近いところにBL要素がありますが、主人公の指向とは異なります。
ムーンライトノベルズにも掲載しています。
文字数 346,572
最終更新日 2025.11.15
登録日 2023.03.01
2543年、日本医師財団大隈誠により開発されたありとあらゆる病いを治す薬大隈完全治癒予防薬通称「フルドラグ」
この薬は後遺症無く全ての病気を治すとして総理大臣、及び天皇陛下から直接発表された。
この薬が完全に治癒すると確証付けられたのは実験を行なった被験者3852名全員のガン、及び不治の病と言われた狂犬病、エイズ、プリオン病などの病気全てに完治という確認がされたこと、そしてこの薬には病気を治癒するのみでなく完璧なまでの予防にもなるとわかり国により激安の価格で日本人の約86%にも及ぶ人々に配られた。
しかし、薬が配られた約1ヶ月後この薬には致命的な後遺症が存在するということが発覚した。症状は薬を使用した全ての人間に確認され、さらにその症状を持つものから生まれた子供たちにも確認されることがわかり直ちに製造及び売買が禁止される。
その症状の名は『異能力』である。
文字数 11,955
最終更新日 2018.02.25
登録日 2018.02.18
四国八十八ヶ所と天皇
この話は手書きで記載した原稿用紙を
元にPDF化し、テキスト化をしているため
誤字脱字が発生しやすい場合があります。
適宜なおしています。
文字数 2,078
最終更新日 2025.10.13
登録日 2025.10.13
昭和六十三年夏の物語。
バブルの狂乱に沸く新宿。地上では実体のない豊かさが謳歌される中、路地裏の地下二階にあるバー『残り火』には、時代の濁流に取り残された「敗者」たちが身を寄せていた。
五十を過ぎた肉体を安酒と煙草で浄化しながら生きる娼婦・麗子。
バーのマスター、極道の矜持を捨てきれない元ヤクザ、転落したエリート…本作は、華やかな繁栄の裏側で、酒とヤニの匂いに包まれながら、不器用な人生と尊厳を描くハードボイルド・レクイエムである。
再開発の足音や天皇崩御という時代の終焉が迫る中、彼らは二万円の情事や安酒一杯の礼儀に、生きるための唯一の証を見出す。
効率と成功が全てを支配する世界で、あえて「無様な生存確認」を繰り返す彼らの姿は、失われゆく昭和の情念を鮮烈に浮き彫りにする。
酒の苦味と紫煙の向こう側に泥臭くも美しい人間の本質を刻み込んだ、大人のための残酷で優しい物語。
新宿・地下二階、昭和の残り火ブルース外伝。
文字数 10,414
最終更新日 2026.09.22
登録日 2026.09.05
9世紀末 日本にて
平安京に遷都し100年過ぎ。
平安遷都を行った桓武天皇の孫、高望王。
またの名を平高望。
華やかなりし京の都を離れ、広大な平野広がる坂東の地に降り立った。
そこは人が行きかう都と比するもはばかられる、見渡す限りの河川と湿地。
高望は随行してきた息子たちとともに関東をいちから開発しここに勢力を広げていく。
坂東平氏の始まりである。
※不定期更新です。
文字数 3,412
最終更新日 2020.06.08
登録日 2020.06.02
ここは、正史ではない、戦国ファンタジーifなので、正史上にも存在した人物については、背景はある程度そのままですが、かなり歪んでいます。また、ファンタジー系の亜人が正史上の人物と被ったりしますので、正史のキャラ好きの方は、避けた方が良いかも知れません。
覚悟はありますか。
ひとつの流れが、鬼や土蜘蛛、狐狸といったあやかし達の流れである。彼らは亜人と呼ばれ、同じ地域に住みながら異なる種族というイメージがあった。あやかしの力を持つ彼らは、戦争という極限状態の中で、頭角を表し、時には地侍から地頭と呼ばれるようになった者達もいた。また、獣道を駆けて、闇に潜み、忍びや乱波といった者達になったものもあった。結果として、古来より混血も進み、人と変わらぬ姿を持つ者や、異形の姿を持つ者も多く、良いにつけ悪いにつけ、様々な軋轢の原因ともなっていた。
古き時代から、室町までの流れは、中央権力の象徴である、天皇家にしても、将軍家にしても、権威によって、統治能力を維持していた時代であった。この統治能力は、家と領地を保護するというものである。南北朝より始まり、室町の流れの中で、中央の統治能力は徐々に低下し、嘉吉の乱(1441)で生じた将軍義教暗殺は、権威失墜の象徴とも言える事件であった。
つまりは、当時の体制として、家の相続と守護といった役職の相続は別であった。関白が藤原の流れから選ばれるとしても、それは明文化されているわけではなく、今までの権力闘争の流れの中で勝ち得た権利に過ぎなかった。
中央の役目とは、権益が守護や地頭について回るとした場合、彼らの利害関係を調整することであり、この役目が果たせなければ、地方政治の安定は得られなくなる。結果としては、地域での政治闘争がそのまま地域紛争となり、軍事闘争となり、戦争という形で表面化することとなる。これが、「戦国時代」である。
応仁の乱(1467?-1477?)といった将軍家や管領家の家督争いが、中央の調整機能を麻痺させ、自己修復を困難にしたに過ぎないということとなります。
そんな時代のこと
遠江の井伊家に、一人の#鬼っ娘__おにっこ__#が生まれた。名を「とわ」と付けられた。鎌倉以来、嫡子相続を基本とする武家では、女であっても相続人である。そして、月日は流れる。紅き髪に白い肌、六尺を超える巨躯の女武将となった。
文字数 16,694
最終更新日 2018.09.04
登録日 2018.07.29
中大兄皇子と中臣鎌足による古代律令制度への政治改革、大化の改新。乙巳の変前夜から近江大津宮遷都までを辿る古代飛鳥の物語。
――馬が足りない。兵が足りない。なにもかも、戦のためのものが全て足りない。
飛鳥の宮廷で中臣鎌子が受け取った葛城王の木簡にはただそれだけが書かれていた。唐と新羅の連合軍によって滅亡が目前に迫る百済。その百済からの援軍要請を満たすための数千騎が揃わない。百済が完全に滅亡すれば唐は一気に倭国に攻めてくるだろう。だがその唐の軍勢を迎え撃つだけの戦力を倭国は未だ備えていなかった。古代に起きた国家存亡の危機がどのように回避されたのか、中大兄皇子と中臣鎌足の視点から描く古代飛鳥の歴史物語。
主要な登場人物:
葛城王(かつらぎおう)……中大兄皇子または葛城皇子。のちの天智天皇、中臣鎌子(なかとみ かまこ)……中臣鎌足。藤原氏の始祖。王族の祭祀を司る中臣連を出自とする
文字数 225,503
最終更新日 2024.10.14
登録日 2024.05.27
まつろわぬ民と天皇家が率いる朝廷軍の戦いが終わり、平安の世が訪れた倭ノ国。
倭ノ国では、稀に生まれつき白い頭髪や皮膚を持った人間――白人が生まれるが、災いをもたらす存在として断罪されることが定めとなっている。
しかし、倭ノ国・予波ノ島を治める美弥藤家の側室の娘・青は秘密裏に白人の少年・東を匿っていた。
常人には見ることのできない世界と繋がれる能力――巫覡の才を持つ東は、自分の命を助けてくれた青のために能力を使うが思わぬ事故が起きてしまう。自分の能力のせいで幾人もの命を奪ってしまった現実を受け入れることができない東は怯えていた。
そのとき、現れたのは――。
文字数 67,857
最終更新日 2023.08.04
登録日 2023.04.17
地方の伝説を勉強しており、気になりましたので、その地域に向かい、地図や地域の古い名称、伝説を調べたものです。
小千(おち)とは、伊予国朝倉(いよのくにあさくら)の小千郡(おちのこおり)……現在の愛媛県今治市朝倉(えひめけんいまばりしあさくら)。
この地域を治める一族は、苗字も小千(おち)、その後越智と名乗るようになります。
この越智の姓は子孫が別れていくうちに、大三島の大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)の神職、大祝(おおほうり)家、伊予松山の河野家、村上水軍の村上家に分派していきます。
本格的にかければと思っています。
・・・・・・・・・・・・・
斉明天皇(さいめいてんのう)7年1月6日(西暦661年2月10日)……難波津(なにわづ)から船隊が出港した。
目的は、筑紫(ちくし)。
筑紫の朝倉橘広庭宮(あさくらのたちばなのひろにわのみや)への長旅である。
途中、伊予の大山祇神社に現在国宝の禽獣葡萄鏡(きんじゅうぶどうきょう)を奉納し、伊予の熟田津に降り、石湯行宮(いわゆのかりみや)に滞在して伊予の湯に入ったとの伝承があります。
伊予からはいつ旅だったかの日付はないものの、3月25日現在の博多の近くの磐瀬行宮(いわせのかりみや)に入り、5月9日に朝倉橘広庭宮に入ったとありますが、その後、7月24日に崩御。
当時、斉明天皇……姫天皇(ひめのすめらみこと)は68歳。
老齢の姫天皇は寒い冬、船から海を見つめていた。
自分の命が尽きるのが早いのか、何故、遠い筑紫までこの老婆を連れて行く息子がいるのだろう……と。
しかし、姫天皇が途中立ち寄った伊予にも、朝倉宮と呼ばれた場所があり伝承が残っていた……。
通説ではなく、地方に残る伝説にて、斉明天皇の晩年を書ききろうと思っています。
伝説に残るお話が一粒の夢になりますように……。
文字数 29,146
最終更新日 2020.01.03
登録日 2017.05.20
「鏡」を祭祀する伊勢神宮の初代斎宮・大和姫(倭姫命)と「剣」の心を持った大和建(日本武尊)、そして三世紀半ばから5世紀初頭まで生きた武内宿禰の三人を軸に、天界・人界を巻き込んだ日本の歴史を描く。
【第一部 乱始変局篇】
浮気性な父親である大和の大王・大帯彦(景行天皇)が原因で、小碓は同母兄の大碓を殺めてしまう。その頃、播磨(巴利国)と讃岐(狗奴国)の争いに筑紫の女王・甕依姫(卑弥呼)の死をきっかけに、倭国では天界・人界を巻き込んだ大変動が起きる。
【第二部 陰陽干犯篇】
大帯彦の息子の一人である大枝王は異母妹の銀王と恋人になるが、王族では最初になる兄妹婚に反対の声が根強かった。その反対派の代表が、太子・若帯彦の側近である武内宿禰であった。
登録日 2017.09.16
第二子出産を間近に控える後朱雀(ごすざく)天皇中宮嫄子(げんし)を猛り狂った烏の群れが襲撃する。中宮暗殺を画策する事件は頻発していた。物語を友として自邸でひきこもり生活を送ってきた中年変態女の私――菅原望子(すがわらのみつるこ)は御所にあがり,中宮御娘の祐子(ゆうし)内親王に仕えていたが,落雷騒ぎのさなか無数の官人官女の失神する異様な光景を目のあたりにする。憔悴しきった兄定義(さだよし)を介助しながら現れた関白左大臣藤原頼通(ふじわらのよりみち)の内覧足柄(あしがら)に避難するよう急かされるものの,内親王が私を追ってくる――モノガタリヒメ,月へ帰らないで! 方々に損傷の生じる御殿が倒壊し内裏は炎上する……。不器用な中年女が世俗の波に抗いつつも兄や友に救われながら不如意の現実に順応しようとする平安スペクタクル――
文字数 64,507
最終更新日 2025.03.31
登録日 2025.02.09
「私は染まらぬ。蘇我にも、物部にも──」
飛鳥時代。
敏達天皇の子である押坂彦人大兄皇子と、その舎人である迹見赤檮の短編です。
蘇我と物部の対立の中で、赤檮は物部守屋の右腕であった中臣勝海を暗殺します。それをきっかけに、赤檮を手放すことを決めた彦人の物語です。
※友人と30分縛りをした時の作品で、お題であった「山」「秋」に沿って書きました。そのため、秋の山が舞台となっていますが、実際に赤檮が勝海を殺したのは旧暦の夏四月とされています(日本書紀より)
※実在した人物とは全く関係ありません。あくまでフィクションです。
文字数 3,486
最終更新日 2021.05.04
登録日 2020.09.26
壇ノ浦で平家滅亡で終幕となった。ただ、宵闇日本では、滅び方が異なります。壇ノ浦で平家滅亡したものの、安徳天皇や三種の神器などは、京洛へと帰還して、安徳天皇は、退位の後に、伊豆三嶋大社へ配流となっております。
伊豆という国にも、惜しまれつつ亡くなった、平清盛が嫡男重盛の子の宗実が伊豆介として赴任しておりました。嫡男重盛が病に倒れた後、清盛が三歳に遡って、藤原経宗の猶子としていた。
そんな、平重盛の末子、宗実と日本のリアルチート代表、源為朝と九州平忠国が娘、白縫姫の嫡女、一姫が婚姻の契りを交した後の物語でございます。
文字数 23,522
最終更新日 2017.05.05
登録日 2017.04.29
日本の古代史は改竄された。
いや、正史「日本書紀」は、史実を覆い隠すために作られたと言ってもいい。
ただ、そもそも「歴史」というものは、そのようにしてできるものかもしれないのだが。
ーー崇峻天皇は暗殺された。
ーー崇峻崩御に伴う「殯」の儀式を行わず、死後すぐに赤坂天王山古墳に埋葬された。
正史、日本書紀はそのように書く。
しかし、それが真実である可能性は、10パーセントもあろうか。
むしろ、「殯」がなかったのだから、天皇ではなかった。
すなわち、即位すらしていなかった、と考えるほうが自然ではないのか。
その議論で、鍵となるのは泊瀬部皇子=崇峻天皇の「生年」であろう。
他方、崇峻天皇の第一皇子、蜂子皇子はどうだ。
崇峻天皇の崩御後、皇子は都を逃れ、出羽に赴いた、という伝説が残り、その後1400年、その蜂子皇子が開祖とされる羽黒信仰は脈々と続いてきた。
日本書紀にこそ書かれてはいないが、蜂子皇子伝説が史実である可能性は決して低くないだろう。
そして、蜂子皇子の母である、小手姫の伝説はどうか。
なぜ、587年に福島県の女神山で亡くなったという伝説が残るのか。
日本書紀が、崇峻天皇の崩御年とする、592年よりも、5年も前である。
謎は深まるばかりである。
読み解いても、日本の古代史は、決して真実を教えてはくれない。
数々の記録、伝承の断片をつなぎ、蜂子皇子にまつわる逸話に、一つの流れを持たせるために、筆者はこの物語を編んだ。
なお、この作品で、出羽三部作は完結する。
文字数 87,203
最終更新日 2019.04.30
登録日 2019.04.08