「歌」の検索結果
全体で4,915件見つかりました。
《あの有名な「茶色の小瓶」という歌、あなたは憶えていますか?》
《これはその歌をモチーフにした、不思議な物語です。》
ある日少年は唯一の肉親であり、大好きだった爺様を亡くした。
それを機に、その爺様に「大きくなったら譲る」と言われていた『茶色の小瓶』を手にする。
生きていく為にと田舎を出て、大きな隣街で子供の頃から修行の日々……。
形見となった『茶色の小瓶』を手放さず、爺様に話しかけるような気持ちで少年はいつも大事に磨き続けるのだった。
だが修行先の飯屋にてそこの娘と恋仲になり、その娘が成人すると結婚を決意するようになる。
子供の頃からの生まれ故郷に店を出すという夢を叶える為、田舎に連れて行くことを悩みもしたが……。
文字数 3,773
最終更新日 2021.05.28
登録日 2021.05.28
ある火曜日の朝,ソプラノのソリストだった少女は,声を失った。
前兆はなかった。
ただ,口を開いたとき,音のない空気だけが喉を通り抜けた。
心因性失声という診断を,彼女は穏やかに受け取った。
泣かなかった。
怒らなかった。
その代わり,伴奏者としてピアノの前に座ることを,自ら申し出た。
歌えないからこそ,見えるものがある。
息を吸う前の沈黙,肺が膨らむ気配,制服の胸元が微かに擦れる音。
合唱部員たちの声の裏側を,彼女は鍵盤を押しながら,皮膚で聴いている。
廊下を必ず一度振り返るアルトの澪,楽譜を議論で埋め尽くす部長の遥。
彼女たちの呼吸から,生活と感情を読み取りながら,主人公は音楽室の放課後をひとつひとつ,積み重ねていく。
声がなくても,届くことがある。
楽譜の余白に書いた一文が,指揮棒の一拍が,鍵盤の一音が,言葉になる。
歌えない少女が,休符の中に見つけた,静かで確かな充足の物語。
文字数 35,128
最終更新日 2026.05.03
登録日 2026.03.29
それは、ビタリーがまだ少年だった頃の記憶。
※2020.5.11~2020.5.12 に書いたものです。
※自作小説『奇跡の歌姫』に関連する作品ですが、本編との関わりはそれほど強くないので、別物として読んでいただくことが可能です。
文字数 7,841
最終更新日 2020.12.14
登録日 2020.12.13
この世のありとあらゆる【不運】を配合し、焙煎させて粉砕し、抽出したものをさらに濃くしたような不運を経験し、最終的にしょーもない死を遂げてしまった主人公、タカシ。
神様はそんなタカシに一抹のお詫びを込めて、古今東西ありとあらゆる最強スキルを地獄の特訓の末に身につけさせた。
「もはや人の身で、そなたに勝る人間はおらぬだろう。……たぶんね。(はぁと」
「ハァハァ……じ、ジジイが。いまさら可愛い子ぶってんじゃ――あああああああああああああ!!(転生)」
神は一方的にそう告げると、剣と魔法が支配するファンタジー世界へタカシを強制的に転生させた。
どうせなら、と第二の人生を、おお手を振って謳歌しようとするタカシ。
しかし、その転生先は腹を刺し貫かれ、死んでいたアルバイト女騎士のルーシー。
タカシは激痛を我慢しつつ、とりあえず周りにいた敵を殲滅したものの、気が付くと体の持ち主であるルーシーもヒトダマとなって復活していた。
『ちょっと! ねえ! わたしの体、返してくださいよ! わたしのですよ、わたしの! ていうか、あなた誰ですか? ……あれ? 返事がない? おーい、聞こえてますかー?』
「チッ……、またあとでな」
『ああ! いま舌打ちしましたね!? 聞きましたよ、聞いちゃいましたよ! しっかりと! あーあ、怒っちゃったもんね。怒っちゃったんですよ! わたし! おこ! ぷんぷん!』
「(なんだこいつ。無視しよ、無視)」
周りの環境に翻弄されながらも、持ち前の最強スキルと汗と涙、その他いろいろな液体を垂れ流しながら頑張る、ドタバタサクセスストーリー。
文字数 364,004
最終更新日 2018.07.03
登録日 2018.03.04
「魂を入れ替える商売」がある――
不登校になり、暴言と暴力を繰り返す息子をどうにかしたい。追い詰められた母親は、藁にもすがる思いで奇妙な店を訪れる。手渡されたのは、息子の魂を入れ替えるという不思議な壺でーー
サイコホラー短編集です。
文字数 6,843
最終更新日 2025.01.23
登録日 2025.01.23
「いたよね? たしかに、そこに——でも、」
——彼がいなければ、楽しい高校生活はなかった。
高校生活の記憶を振り返る主人公。同じメンバー、同じ教室、同じ日常。
そこに突如現れた転入生・鈴木くんは、平凡で目立たない存在だった。
だが、彼の些細な行動が、クラスの雰囲気を少しずつ変えていく。
一体感が生まれ、誰もが笑い合い、青春を謳歌できた——
そんな充実した高校生活の裏に、確かに彼は「いた」はずだった。
でも卒業後、誰も彼の名前を思い出せない。顔も、写真も――
これは、**記憶と存在の境界を問いかける、静かな“怪異”**の物語。
文字数 4,070
最終更新日 2025.05.19
登録日 2025.05.19
文字数 12,788
最終更新日 2019.04.17
登録日 2019.04.17
マリーン=ミルポット公爵令息は、いつも俯いて無口で陰気な令息だった。そんな婚約者に嫌気がさした王太子リチャードは、マリーンを婚約破棄し、美しい歌声を奏でる宰相の息子のビビアン=グレイシャス侯爵令息を新しい婚約者に指名する。
昔、自分が好きになった綺麗な歌声の男の子。それはきっと、ビビアンに違いないと思いながら。
だが、婚約破棄をした時。マリーンにかけられていた魔法が解ける。
R18に変えました。
文字数 15,153
最終更新日 2022.01.24
登録日 2022.01.20
私は疲れていた。。。
二児の母であるマキは、ワンオペ育児に疲れて二人の娘達(あかね2才とひより1才)を両手に抱いたまま駅の階段から落ちた、、、
もうダメだ!!と思ったら娘達を抱いたまま知らない世界、、とても緑が豊富な大草原にいた。
こんな何も知らない世界で娘達とどうやって生きていこう。
よくみると見たことある看板や街の名前が、、ここは娘達が寝た後コツコツと楽しんでいたゲームの世界、エターナルトゥルーというRPGのスマホゲームの世界。
私、なんでここに来てしまったの!?
マキと娘達のこれからどうなる??
文字数 25,076
最終更新日 2024.07.06
登録日 2023.05.09
岡本美鈴と塚田宏治は幼馴染で親友同士、文芸部室を秘密基地に青春を謳歌していた。なつやすみ直前、塚田が女子から手紙を渡される。ラブレターだと勘違いした美鈴は、塚田に恋の練習をしようと持ちかけた……。
両片思いをこじらせたまま、演劇部との合同合宿に参加するふたり。文芸部と演劇部、双方のプライドを懸けた麻雀が始まった。美鈴と塚田が賭けるのは、隠したつもりの恋心。はたして恋と勝負の行方は……?
※純愛両思いハッピーエンドです。
※キスとハグの直接的な描写があります。
※自転車のふたりのりなど、軽微な法令等違反行為の描写があります。
※他サイトにも投稿しています。
文字数 14,417
最終更新日 2024.02.22
登録日 2024.02.21
相羽紗良は小さなころから自分が人と違うことに気が付いていた。
仲間外れにされるのが嫌でそのことをあまり知られないようにしていた。
常に目立つことはせず、友達と言えば幼馴染が一人。
無意識に自分の感情を抑え、することと言えば知りたいという気持ちを誰にも知られること無く満たすことのできる本を読むこと。
そして時々本に書いてあることが本当か、身近なものを確かめてみること。
なんでもできるということは、何も目標となるものがない。
ただ、普通に生きていけるだけで良いと思っていた。
そんな風に生きてきた紗良に転機が訪れる。
偶然母親に付き合って見たアイドルグループのライブで、そのステージに、歌声に、アイドルそのものに心を奪われ、もっと知りたいという気持ちが抑えきれなくなり、自分の知りたいことを知るために積極的に紗良は動き始める。
アイドルになろうとするその気持ちは紗良にとって新鮮で、そこは初めて知ることばかりだった。
そして、その場所には自分が特別だと思わなくてもいい仲間ができる。
紗良は仲間の悩みや問題を抱える仲間の支えになれるように時には全力を出し、考え、動く。
周りも紗良の存在を認め、自分自身も少しずつ何かが変わっていく。
初めはなりたいよりもただ知りたいだけだったアイドルに、自然と自分がなっていく。
人付き合いが苦手なのにアイドルになってしまった紗良のアイドルにありがちな日常を描いた物語。
※この物語はフィクションです。実在する人物・団体・事件等とは一切関係がありません。
文字数 129,998
最終更新日 2024.04.21
登録日 2024.04.06
歌がヘタじゃ、チャペル・クワイア(聖歌隊)になれないの?
シエラ・クロウは、憧れの聖歌隊、メイトリアール教会の聖歌隊に入りたくて、一ヶ月もの長い旅をして来た。そして期待に胸をふくらませて、入隊を希望したのだが、あっさりと断られた。その主な原因は、今まで一度も歌のレッスンを受けた事がなかったからだ。追い返されて、がっくりと来たシエラ、けれどもあきらめず、歌のレッスンを受けるべく、ホースウエストの山奥まで行って、小さな音楽教室を見つけた。そこでシエラは地獄のレッスンを受ける事になるのだが、この先生、実はとんでもない偉大な人で、かつてはパミネのパルシアで歌うほどの名の知れた大物、少し前まで、一流大学で声楽科の先生をしていたというのだから驚き。しかし当時先生は、優等生なんだけど型にハマりきった学生たちに、頭に来て、みんなの楽譜を破り捨てた。これが原因で大学とケンカ、音楽の世界から完全に引退していた。そんな時、偶然、発声法なんてまるでない、心のゆくままに歌うシエラに会って、その隠れた才能を見抜き、先生、この少女なら声楽界に新しい旋風を巻き起こせると、もう一度音楽の世界に戻る決心をした。ところが彼女の元同僚、バレンタイン・ウッドが、いちいち二人の邪魔をして来て、うまく行きかけていたシエラの聖歌隊入隊の話も白紙となった。後がなくなったシエラとジャネット、この後二人は、とんでもない秘策に出て、宿敵バレンタインの鼻を明かす事となる。
文字数 349,586
最終更新日 2023.12.31
登録日 2019.01.02