「闇」の検索結果
全体で4,900件見つかりました。
春の時だった。
私が、生贄に選ばれたのは…
この村では、村に娘を生贄とすることで平和が保たれていた。
そう、村の人々は長年、ずっと信じ込んでいた。
その日、儀式でも決めることなく、私が選ばれた。
理由は簡単。
私が死を恐れる・嫌がる素ぶりをみせなかったからだ。
そぶりをみせなかったからといって、私が死ぬことを恐れてなかったり、嫌がらなかったりしないわけでもないのに。
皆、この村の人は、成人前の女性は嫌がった。
村長に、
「私は嫌なんです。死にたくない。やりたいことがたくさんあるんだから!」
「わ、私、好きな人がいるので、、死ぬのは嫌です。」
「怖いよぉ。ほかのことで村のために尽くしますから。お願いです。死ぬということは、」
気が強い人も弱い人も皆嫌がっていた。
私は、そんなことを人の前で言わなかった。
こんなときでも、冷静を保ちたかった。
だからって、生贄には選ばれたくなかった。
私だって、いつか大人になって、好きな人と結婚して幸せに、暮らしてみたかった。
いろんな話を聞きたかった。
いろんな本を読みたかった。
死んで幸せにはなれない。
まっているのは暗闇と絶望。
すごく、さびしくて、こころぼそくて、すごく悲しい場所。
私が生贄になったとき、この村を巨大動物や災害などから人々を救った英雄・冷雨は、
すごく申し訳なさそうに言った。
「村のために生贄になってくれ。」
その言葉に私は首を左右に動かしたかった。
けど、ほかの人たちが嫌がっている思いを知っている。
嫌な理由を知っている。
そんな私は左右に首を、動かすことはできなかった。
震える声で、
「分かりました。」
といった。
私が犠牲になれば村は助かる。
そう分かっていても、つらいことは変わらなかった。
英雄は同情してくれた。
悲しんでくれた。
私は、そんな英雄が好きだった。
けど、今はとても残酷に思えた。
_____いけにえにされる日。
とうとう、私が生贄になる日が来てしまった。
地獄の門が開かれた気分だった。
高さがあり、奥が見えない崖から落とされる…
きっとすごく痛くて苦しく死ぬのだろう。
崖から、あと3歩行けば落ちるというところまで来てしまった。
みんなが息をのむ。
このときは、皆が悲しむのだろうか。
悲しんでくれると嬉しい。
悪女っぽいことを思ってしまう。
英雄の冷雨の顔がちらっと見えた。
その顔は悲しそうに見えた。
け
ど何もできない。
この時の英雄は無力だ。
「さあ、どうぞ神のもとへ。」
崖の奥を神と呼ぶのは娘を落とすことで、平和が保たれているからなのかもしれない。
文字数 2,489
最終更新日 2025.10.04
登録日 2025.10.03
文字数 1,803
最終更新日 2021.08.16
登録日 2021.08.16
冷徹な研究所、無機質な実験の中で芽生える、深くて不確かな絆。透は新たに任された担当「04番」の被検体、アザミ。
ただの実験体に過ぎないと思っていた透は、次第に彼女の謎に引き寄せられていく。
アザミは無表情で感情を押し殺しており、どんな質問にも無反応。彼女が何を抱えているのかは、誰にもわからない。だが、透は次第に「ただの被検体」としてではなく、彼女の内面に隠された感情を感じ取るようになる。透の興味は、アザミの冷徹さの裏に潜む深い闇と過去へと向かい、彼自身の心も変わり始める。
キャラクター紹介
透(28歳)
優しさを秘めつつも冷静で感情を表に出さない研究員。アザミの担当となり、彼女の冷徹な態度に疑問を抱くようになる。最初はただの被検体としてしか見ていなかったが、次第に彼女に興味を持ち、謎を追うようになる。彼の内面でも大きな変化が起こり、アザミとの関わりの中で成長していく。
アザミ(??歳)
研究所の「実験体04番」。冷徹で無感情、まるで感情を押し殺しているかのような少女。透が彼女の担当になってから、彼女に隠された謎や感情に触れることになる。彼女の過去は謎に包まれ、他の実験体とは一線を画す存在。
文字数 1,631
最終更新日 2025.04.06
登録日 2025.04.06
親のいいつけでかつて姉の許嫁であった年上の松岡に嫁いだ雪乃。
ほんの少しだけあった小さな期待は打ち砕かれ失意の中大切な物のために必死でもがくが、報われる事なくさらに苦しみの闇に追いやられる。
日の当たらない者は存在を声に出すことさえゆるされないのか。
※子供、妊娠に関するセンシティブな内容があります。ご注意ください。
*のつく話には暴力性の強い箇所があります。ご注意下さい。
*短編のつもりで書き始めたのですが、思った以上に長くなってしまい、長編とさせていただきます。
短編と思って読んでくださった方申し訳ありません。
文字数 117,337
最終更新日 2026.05.17
登録日 2026.02.23
渡辺宗厳は4,5日前から酷い頭痛に悩まされていた。
意識を失った宗厳は闇の中で目を覚ます。
天使でも悪魔でも無いが双方の美しさを極限まで持つ存在アフレリカに出会う。
そんなアフレリカから特別な力を貰った女の子大好き主人公は現代を思う様に生きて行く。
※この物語は全てフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません※
登録日 2019.10.17
幼馴染みの聴蝶(きちょう)と観空(みそら)には特別な力が備わる。聴蝶はろう者で真実を聞く耳をもつ。その双子の兄の観空は光の世界を見れないが,闇を見る目をもっている。2人から提供された情報をもとに失踪者の調査に乗りだした探偵の私は殺人鬼ガウジを拘束し,警察に引き渡すこととなるが……
文字数 12,078
最終更新日 2023.02.05
登録日 2023.02.05
闇に包まれた都市「影の都市」は、魔法使いや闇の生物たちが跋扈する危険な場所だった。若き魔法使いレイナは、影の都市の王である邪悪な魔術師を倒すため、秘密結社に参加する。彼女は同じ目的を持つ仲間たちと共に、闇の力に立ち向かい、都市を解放するための戦いを繰り広げる。彼らの旅は次第に過酷さを増し、レイナは自身の過去と向き合いながら、真の力を発揮していく。
文字数 43,768
最終更新日 2024.08.20
登録日 2024.07.23
美少女怪盗集団を追っていたらなぜか一味にされてしまった主人公。
脱退しようにもハートを物理的にキャッチされてしまい成す術なし。
本当は、こんなことしたくないのに……と葛藤を常に抱えながらも、今日も闇夜に紛れて品物を盗む。
いつか必ず、奪われたハートを取り返す。そう心に固く誓って……。
文字数 9,207
最終更新日 2025.05.22
登録日 2024.11.22
毎日をひたすら無気力に生きていた、17歳の東海林 香織(しょうじ かおり)。そんなある日、バーチャル世界でのバトルゲーム、「架空都市戦争(エアリアルシティ・ウォー)」の存在を知る。
胡散臭いと思いつつも、その面白さゆえにどんどんとゲームにはまっていく香織だったが、ゲームのとある秘密を知ってしまい、バーチャル世界も現実世界も何かに少しずつ侵食されていく…。
〈あいさつ〉
今作が処女作となります、ととと申します。至らない点は多々あると思いますが、楽しんで読んでいただけると幸いです。
なお、あらすじが思わせぶりですが、本格的なバトル描写はほぼ無いと思いますのでご注意ください(笑)
(基本的にブラックなファンタジー?気味のお話になるかなと思います。)
それでは、書き切れるように頑張りますのでよろしくお願いします!
文字数 1,283
最終更新日 2018.02.06
登録日 2018.02.06
近未来、世界中を覆う巨大な疑似仮想空間ネット・Ωウェブが隆盛を極め、時代はさらに最先端の仮想空間創造技術を求めていた。
そんな中、内乱の続くバタラン共和国の政治リーダーであり思想家でもあるアッシュ・コーナンウェイ・ガタナが、Ωウェブの中で殺害されるという事件が起こった。
統治補助システムであるコンピュータプログラム・ビッグマザーはこの事件を、従来の捜査体系に当てはまらないジャッジシステム案件であると判断し、その捜査権限を首都・泊居(トマリオル)の市警刑事部長岩崎寛司に委ねた。
時を同じくして保海真言は、Ωウェブの中心技術を開発した父親から奇妙な遺産を受ける事になっていた。
この遺産相続を円滑に勧める為に動員された銀甲虫の中には、保海真言が体術を学ぶ(闇の左手)における同門生・流騎冥がいた。
物語は、この三人を軸に、人園と知性を獲得したコンピュータの仮想多重人格との激しい仮想空間内バトルを中心にして展開されていく。
文字数 213,116
最終更新日 2018.09.30
登録日 2018.08.31
chatGPTとともに細かい設定を考えました。大まかな設定や主人公の能力設定は自身のイメージで作っています。
「未来の地球で、光と闇の力が交錯する中、18歳の青年が唯一無二の能力を駆使して運命に立ち向かう。彼の名は氷霧碧(ひぎりあおい)。敵対勢力『ルナティック・クラン』との壮絶な戦いが、今始まる…」
文字数 19,725
最終更新日 2025.03.10
登録日 2024.08.17
吹奏楽部のとある主人公が学校の授業は上手くやれているけど、部活は仲間はずれにされて吹きたいけど吹けなくなるそんな闇に。そんな主人公を影から支えてくれた人物が!これからの人生を大きく変えてくれるか…?変わらないのか…?
文字数 885
最終更新日 2018.07.19
登録日 2018.07.19
王都の商人マットソンの屋敷で下働きをしていたフランシス・セーデン(フラン)は、国の秘宝である「導きの石」が下した神託によって王弟ステファン・ラーゲルレーヴの住む暗黒城に連れていかれる。黒髪のアルファであるステファンは「闇の魔王」と恐れられる強大な魔力の持ち主だ。金色の髪のオメガであるフランはステファンの生贄にされたのだった。
ところが連れていかれた先でのフランの生活は穏やかなものだった。少しわかりにくいところもあるが、ステファンは優しい男で、唯一の側近であるレンナルトとともにフランを甘やかす。食べることもままならず、ろくに字も読めなかったフランに、美味しい食事を与え、教育を施し、自分で考えることの大切さを教えた。フランは徐々に賢く健康な少年に成長していった。
初めてのヒートを通過し、フランの中にステファンへの恋情が生まれる。同時に国の中央に蔓延る悪の存在が明らかになり始め、ステファンはある決意のもとに行動を起こすのだが……。
王族として生まれ、誰よりも強い力を持ちながら不遇の日々を送ってきたステファンと、最も低い身分に生まれ、弱く小さく何も持たないフラン。
豊かさの中で少しずつ腐りかけていたボーデン王国を救うのは……。
まったり溺愛系の予定がなぜか内政物になりそうです(内政物が好き)。
もしよければお付き合いよろしくお願いいたします。
※ 表紙は「かんたん表紙メーカー」様で作りました。
文字数 107,445
最終更新日 2021.09.29
登録日 2021.03.07
「人生なんていいことない」
どっちに向いたって、前に進んだ気がしない。
やる気を出したら悪い方に向かう。
社会はいつだって理不尽だ。
それぞれの闇にそれぞれの物語を。
文字数 12,516
最終更新日 2023.01.04
登録日 2022.11.20
中央大陸にある帝国『鳳』王朝。建国以来、ずっと戦乱からは遠ざかり、都『玄曜』は繁栄の極みにあった。
そんな都に住む少女灰簾(カイレン)は少年の格好で使用人として奉公する日々。その人生が大きく変わるのは、美しき主人翔極(ショウゴク)に仕えたことがすべての始まりだった。翔極(ショウゴク)は歴史を研究することを、日々の楽しみにしていた。そして、翔極(ショウゴク)は灰簾(カイレン)のある才能に気づくこととなる。その才能を活かして二人はこの国の歴史の謎に挑むこととなった――
※ノベルアッププラスさまでも連載しています。
※挿絵はAI作成です。
『鳳』王朝、そしてそれに先んずる中央大陸王朝二千年の歴史の光と闇に――
文字数 17,525
最終更新日 2024.08.25
登録日 2024.08.11