「木」の検索結果
全体で10,617件見つかりました。
月曜日の早朝、私は車に轢かれた。相手は中型のワンボックスカー。
出勤前に自治庁舎に出す国からの支援金の書類を郵便ポストに出そうと思っていたのだった。
私は横断歩道の向こう側にある郵便ポストに青になった瞬間、走った。
その時、何故か右手に止まっていたその車が急発進した。私の足を巻き込みながら三メートル程、前進した。
救急車、パトカーを呼ぶべきだったのだろうが、呼ぶ気力、意識がなくなり、仰向けになって倒れてしまった。
次に意識を回復したのは、救急隊の大きな呼び掛け声だった。
「高本さん、意識戻りましたね、失礼して財布見させてもらいました。大学病院二つ診察券を持ってらっしゃいました。今、どちらにも連絡入れています。ちょっと待ってて下さい」
サイレンの音が鳴り響く。
時間が過ぎる。随分と明るい室内だ、この救急車は。
「受け入れ病院は東邦大学総合病院!」
「一件だけ電話をする事が出来ますよ!はい」とスマート端末と財布を手渡された。
この時間、会社の上司には繋がらない。警備室なら繋がるはずと私は閃いた。警備担当に事故の事、大学総合病院で救急治療がいる事、定時になったら上司に伝言して欲しいと伝え、端末を切った。
「何故一件だけなんだ?」私は聴いた。
「それがこう言う状況下では一番効率がいいんだ。安心してほしい、足の痛みはないのか?」
「ああ、不思議とあまり痛みはないが、重く鈍い感覚はある」小声で私は救急隊の一人に伝えた。
「両足は応急処置で簡易ギブスをしているから。病院到着まで四十分見込んでる」その一人の救急隊員が説明した。
救急車の内部の異様な程、空間の白く明るい内部は二つの眼球に痺れを与えそっと瞼を閉じた。暫くして私は眠りについた。
乗ってるストレッチャーが、ガタッと横揺れした時、目が覚めた。
「高本さん、病院着きました。ストレッチャー降ろします」
後部ドアが開き、数人がストレッチャーを車内から引っ張り出して、私は病院の救急の入口に連れて行かれた。
廊下を走らせている時、呼吸器マスクを口元に着けられた。暫く後、私の意識は徐々に遠のいていく途中、手術のサインを求められ、私は誓約書にサインした。これが後に病院との軋轢を生んでしまう。
長い病院の廊下をストレッチャーで運ばれて行く感覚だけを残して、私の一抹の不安を残して、私の意識はなくなっていった。
次に意識を取り戻した時は、狭い個室の病室にいた。私の身体のほとんどは布団で覆われていた。
前に聞いた事がある。病院の個室に入院したら退院の時、法外な差額ベッド代を請求される事を。急に不安になってきて、ナースコールボタンを押した。
暫く待ったが反応がないので、もう一度押した。焦りながら。すると扉が二回開く音がした。この個室は二重扉になっている!
若いパンツスタイルの女の看護師が入ってきた。
文字数 14,241
最終更新日 2024.11.11
登録日 2024.11.02
あらすじ
〈前作のあらすじ〉
国立◯×大学医学部医学科に通う田中聡子と鈴木絢斗(けんと)。2人は仲睦まじいカップルだった。
そんな折、橘悠介の横槍により絶交状態へ。
そんな橘に聡子は反発していたが、彼の内面に触れ、徐々に態度を軟化させていく。
一方の橘も軽い気持ちから一転、聡子への想いを深めていった。
すったもんだの末、3人はそれぞれ別れを決断、別々の道を行くことを決断した。
ーーーーそしてその後、絢斗は新しい彼女ができ、橘は改めて聡子に交際を申し込んだのだった。
ーーー
今回は、その1年後のお話です。
田中聡子
国立◯×大学医学部医学科4年生。努力家。
橘悠介
国立◯×大学医学部医学科6年生。ミスター医学部コンテストを2連覇した記録の持ち主。
鈴木絢斗
聡子の同級生。元カレ。法学部の彼女ができたらしい。
吉田直樹
聡子と絢斗の同級生。天真爛漫。
文字数 50,482
最終更新日 2025.03.14
登録日 2025.03.01
サルナ王国の王女アマリリスは、平和協定の証として、平野のエルデニ族の族長、ナランに嫁ぐことになった。
彼女の夢は、汚い蛮族にめちゃくちゃに犯されること。期待を込めて嫁いできたのに、全然手を出してこないんですけど⁉︎
※他のサイトにも掲載しています
文字数 7,993
最終更新日 2025.09.21
登録日 2025.09.21
「ヘイ、カードショップという根暗オタクの巣窟を更なる暗黒空間に染めかねん勢いで暗い顔してるそこの君、ツラ貸しな」
「初対面で偏見まみれの喧嘩売ってきた!?」
特に人生における目的も目標も無く、趣味のカードゲーム――アニメやゲーム、漫画作品が多数参戦しているキャラクターTCG『クロスフェイヴ』を友人と遊びながらダラダラとした毎日を過ごす大学生、木曾川在寿は、ある日付き合っている彼女が浮気している様子を目撃し、問いただそうとしたところ「そもそもカードゲームが趣味の奴とかキモいのよ」とごもっとも(諸説あります)なことを言われてこっぴどくフラれてしまう。
そんなことがあり、意気消沈状態な在寿に声を掛けたのは、見た目こそ美人だが性格に難のありそうな一人の少女、藍葉瑠璃だった。
「その『クロスフェイヴ』ってカードゲーム、私に教えてよ」
人生観を変えられたとまでいうレベルで好きな作品『魔法学園アステ☆リスク』がクロフェイに参戦したことをキッカケにこのゲームを始めようと思った彼女は、たまたまクロフェイのコーナーにいた在寿に声を掛けたのだという。
そして2人の交流は始まる。 ルール説明、デッキ構築、ショップ大会デビュー、推し作品談義……。
あと地方都市なのでデッキ構築のためのカードを集めるのに通販が必須なことと、大型大会が地元で開催されないことと、推しアニメのイベントが関東でばかり開催されることへの憤りと――クロスフェイヴというキャラクターTCGを取り巻く環境を通じて、顔は良いが性格は最悪の友人や現役女子高生コスプレイヤーなどを巻き込み、彼らの世界は少しずつ広がっていく。
※カードゲームの話というよりはカードゲーマー共の話です。世界の危機とか陰謀渦巻く世界大会とかそういうのは起こりません。
文字数 50,499
最終更新日 2025.12.30
登録日 2025.12.10
格ゲー持論を盛り込んで書いてます。
魔王のモデルが分かれば1流ベガ立ち勢
現代の高校生・澤田 八雲は、クラスメイトたちと共に異世界マリアールへと召喚される。隣のクラスのリーダー格・加納 裕介が「平均ステータス21」という破格の数値を持つ"勇者"として持て囃される一方で、八雲に与えられたのは、平均的なステータスと、一見使い道が不明なパッシブスキル『An equal match(対等な対決)』だった。
「スペックが同じなら、負ける要素はない」
八雲は、勇者がその高い能力に溺れ、中身のない無双を楽しんでいる裏で、あえて格上の騎士たちを相手に「泥臭い試行錯誤」を繰り返し、異世界の戦闘ロジックを次々と解体(ハック)していく。相手の瞬き、呼吸、視線の誘導――。積み上げた「情報の糸」が一本に繋がった時、八雲は勇者・加納を「対等な土俵」へと引きずり下ろす。
聖剣を振るう勇者の顎を、ただの木刀と「読み」の左フックが砕く時、異世界の住人たちは知ることになる。本当の脅威は、最強のステータスを持つ者ではなく、「勝利への最短経路を理詰めで構築できる男」であることを
文字数 10,310
最終更新日 2026.05.05
登録日 2026.05.04
彼女の人生は、そこで終わるはずだった。
しかし再び目を開けたとき、彼女は見覚えのある古い家の玄関にうずくまっていた。誰かが優しく頭を撫で、聞き覚えのある名前を呼んでいる。彼女は犬になっていた。そして鳥になり、牛になり、木になり、狐になり、猫になり、猿になり、まだ言葉を覚えていない赤ん坊になった。八つの命をひとつずつ終え、そのたびに次の命で目を覚ます。
なぜこんなことが起きているのか、いつ終わるのか、彼女にはわからない。ただひとつわかるのは、どの転生も、生きている間は決して向き合おうとしなかった問いを、彼女に突きつけてくるということだ——
生きるとは、一体どういうことなのか。
そして彼女は、最後の死を迎えたあと、すべてが始まる前の場所へと戻り、その答えをこの目で見ることになる。
文字数 20,621
最終更新日 2026.08.29
登録日 2026.08.25
この世には人間達が住む世界の他にもう一つの「世界」がある。
魔力を持たない人間が住む世界「一世界」。そして、高度な技術と魔力を持つ異界「二世界」。
昭和29年。
復興と経済回復で活気を取り戻した東京の街中に一風変わった事務所がある。
東都立日ノ守会談館──そこは、一世界で起きる不可思議な依頼を受け持つ相談所。
会談館の所長 鐸木 燎平は二世界から来た陰陽師。彼は5年前に相談所を設立し戦時中に出会った人間の少年 一郎と共に、世の中に起きる奇妙で摩訶不思議な事件に挑む。
二世界の陰陽師と人間の少年が織り成す怪奇探偵奇譚が幕を開ける─
文字数 226,694
最終更新日 2023.12.21
登録日 2023.12.21
まえがき
特殊詐欺のニュースを見ると、大抵こんな反応ではないだろうか?
「なんでこんなにテレビでやってるのに騙されるんだろうね」
どこか遠い世界。
自分とは関係ない世界。
だけどその世界はもし自分に起こったら。
そんな話がこれから始まる。
俺の名前は大翔(ひろと) 24歳。
親がどんな想いで付けたか知らないが、仕事は何をやっても嫌になって長続きしない。お金は一ミリも貯まらない。彼女もできない。
大きく羽ばたくどころか、地べたを這う虫けらみたいなもんだ。
こんなどうしようもない俺だが、ばあちゃんだけは可愛がってくれた。
「ひろとはかわいい!きっとイケメンになるわ」と幼かった俺に唯一褒めてくれた存在だ。
そんなばあちゃんが、うちの母親とそりが合わず同居を解消。自分から出ていくと小さな借家に一人引っ越してしまった。
両親はそれにも関わらず喧嘩ばかり。俺の存在なんて気にもしていない。
こんな家いやだ!たまらずばあちゃんの家に行くと、
「よく来てくれたね、嬉しいねえ」
としわくちゃの顔で出迎えてくれた。
「ちょっとこれを」
おばあちゃんはタンスの中から鍵のかかった木箱を取り出し
「これはねぇ、ばあちゃんの大切な宝物」
中には、俺がばあちゃんと一緒に写った赤ちゃんから小学生くらいの頃までの写真を貼ったアルバムがあった。
「ひろとにこれを」そう言って渡されたのは、その木箱を開ける鍵だった。
「ばあちゃんが死んだらね、これを形見にしておくれ」そう言うばあちゃんに
「縁起でもねえこと言うな、まだまだ長生きしてもらわな」そう言って鍵を手に足早に家に帰った。
母親からは「またあんなとこ行って!」と悪態をつかれたが、完全に無視をした。
そんなある日、俺の携帯に一本の電話がかかってきた。
文字数 4,030
最終更新日 2019.07.09
登録日 2019.07.09
取り立てて特徴のないごくふつうの中学二年生、神条 時雨馬。数日前に両親を不慮の交通事故で亡くした、そんな彼の前に現れたのは、一振りの日本刀を携えた、長身にして豊満なバストを持つ女子高生だった。
鬼守 蘭風と名乗るその少女は、時雨馬の身を守るために山深い「鬼神の里」からやってきたのだという。蘭風の温和にして柔らかな笑顔に、時雨馬は両親を失った悲しみがしだいに解きほぐされていくのを感じていた。
その日からはじまった、古い木造アパートの一室での二人の同棲生活。かいがいしく時雨馬の世話をする、蘭風の母性あふれる姿に、幼なじみのクラスメイト・丸川 春希は気が気ではない。そんななか、妖しい眼差しを持ったふたつの影が二人を狙う。
そして明かされる、時雨馬に隠された力の秘密とは——?
肩の力を抜いて読める、学園アクションラブコメディーです。バスト99センチのJカップJK、蘭風によるちょっとエッチなドキドキおもてなしに、どっぷり癒されてください!
登録日 2021.01.09
【2023/07/30完結】
ケチでイヤミで腹黒くてでもとってもカワイイ新名古屋系巫女ヒロイン降臨!
なんでもします、すぐします!
尾張犬山から京へとやってきた巫女、宇津美ゆさは、新選組のあまりの評判の悪さに業を煮やし、親戚の土方歳三を言いくるめるようにして強引によろず課を発足させる。
霊感体質のゆさはつぎつぎに難題を持ち込むし、お守り役に抜擢された杉原結之介はお転婆なゆさにふりまわされっぱなし。
クソ真面目なもと江戸町奉行与力や口先だけの軽薄男に陰気な陰陽師くずれ、しまいには謎の韓流変身ヒロインまでくわわるしまつ。
はてさて、いかがあいなりますやら。
この作品はフィクションです。実在の人物、地名、団体名とは関係ありません。
登録日 2023.07.31
異世界に転生したロボット工学オタクのカイト。
授かったのは「F級」と呼ばれる、最弱の念動術。
──だが、それは最高の“ワイヤレスアクチュエーター”だった。
歯車、てこ、滑車。前世で培った機械工学の知識で
微小な念動力を巨大な力に変換する「機巧技術」を開発。
木製の試作機構から始まり、やがて巨大な機巧騎士(ギア・ナイト)を作り上げる。
魔法が支配する世界に、機械で革命を起こす。
仲間と共に、最弱から最強へ──これは歯車仕掛けの逆転戦記である。
文字数 154,583
最終更新日 2025.12.12
登録日 2025.07.26
3年前の10月31日ハロウィーンの夜、渋谷で軽自動車の下敷きになって殺された娘の敵討ちを誓った
北見は、自衛隊「別班」の班長であった立場を生かし、娘に痴漢をしたり盗撮をしたり、或いは軽自動車を
横倒しにしたりした連中の監視を続けていた。
ここ数年間反省もせず性懲りもなくハロウィーンの夜に乱痴気騒ぎを起こしていた彼等を、祖父の形見の軍刀で切って捨てようとした時、別班の部下であり娘の約者者だった松木に翻意するよう促される。
松木は北見同様旧陸軍の軍装の仮装をしており、その外に小銃を構えた一個小隊の軍装の集団があった。
そこへ未来から来た日本防衛軍の岸本と言う男が現れる。
果たして彼等の運命と、娘の奈津子の仇討ちは・・・・・。
文字数 19,452
最終更新日 2020.04.08
登録日 2020.01.15